JPS6113163Y2 - - Google Patents

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JPS6113163Y2
JPS6113163Y2 JP17745076U JP17745076U JPS6113163Y2 JP S6113163 Y2 JPS6113163 Y2 JP S6113163Y2 JP 17745076 U JP17745076 U JP 17745076U JP 17745076 U JP17745076 U JP 17745076U JP S6113163 Y2 JPS6113163 Y2 JP S6113163Y2
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JP
Japan
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conductor
coupling coil
welding
coupling
current
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JP17745076U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高周波パルス溶接装置に関する。
従来の高周波パルス溶接装置、例えばTIG溶接
装置は第1図に示すような構成であつた。
第1図において、1は数KHz〜数10KHzの高周
波パルスを発生する溶接主回路、2は電極3と母
材4間に数アンペアの電流(以下、ベース電流と
いう)を供給するベース回路、5はこのベース回
路から供給されるベース電流を平滑化する直流リ
アクトル、6は始動時に電極3と母材4間に数M
Hzの高周波電力を供給し電極3と母材4間にアー
クを発生させるアーク駆動回路、7は溶接の全体
を制御する制御回路、8はカツプリングコイルで
あり、トランス9によつて発生した高電圧をコン
デンサ10とギヤツプ11によつて高周波パルス
化し、その電流をこのカツプリングコイル8によ
つて溶接主回路側に伝播させて、電極3と母材4
間の空間を絶縁破壊させ、アークの発生路を形成
している。このような溶接装置において、従来、
カツプリングコイル8の構造は具体的には第4図
に示すように構成されており、12は板状の金属
例えば、銅またはアルミニウムを成形して巻回
し、この表面に絶縁膜を被覆した電線13を巻回
したものがある。
第4図の第1導体12で示すものは溶接主回路
1側に接続され、電線13はギヤツプ11および
コンデンサ10側に接続され第1図のカツプリン
グ8の部分を構成する。
これは大きな溶接電流の流れる側は太い金属の
第1導体12にする必要があり、アーク発生用の
高周波電流のみの流れる側は細い電線13でよい
からである。
このような従来の溶接装置では、カツプリング
8の第1導体12側を短縮するコンタクタの接点
14は存在しないので、高周波電流をカツプリン
グコイル8を通過させると、カツプリングコイル
8のインダクタンスによつて波形がなまつて十分
なパルスが得られなくなる。また、溶接電流がカ
ツプリングコイル8の第1導体12側を常に流れ
るため、第1導体12は太い金属でつくる必要が
あり、製作が複雑で取付スペースも広くなり、小
形化が困難であるという欠点があつた。
この考案は、かかる欠点を改善する目的でなさ
れたもので、カツプリングコイルを同軸状に配設
された第1導体と第2導体で形成したものを用い
て電磁結合の良好でかつ小形化可能なパルス溶接
装置を提案するものである。
以下、この考案の一実施例を説明する。第2図
において20は箱体に装着される直流リアクトル
21(第1図の直流リアクトル5に相当する)の
巻枠、22は巻枠20に直流リアクトル21を固
定保持する非磁性体のひも、23は巻枠20の端
面に取付台24により固定される巻枠、25は巻
枠23に巻回されるカツプリングコイル(第1図
のカツプリングコイル8に相当する)、26はカ
ツプリングコイル25を巻枠23に固定保持する
非磁性体のひも、27は巻枠23の端面に装着さ
れる複数個の金属体で、この金属体27は放電ギ
ヤツプgを介して対向配置される。また28は巻
枠23の端面に装着される抵抗である。
この構成において、直流リアクトル21の巻枠
20はカツプリングコイル25の巻枠23の取付
台となり、又、カツプリングコイル25の巻枠2
3は放電ギヤツプgを形成する金属体27、抵抗
28等の取付台に兼用され取付スペースの節減が
計られている。
なお、上記各巻枠20,23は方形状として図
示しているが丸形等の他の形状であつてもよいこ
とは勿論である。
カツプリングコイル25の詳細は第3図にその
断面図を示すように、第1導体29と第2導体3
0が絶縁物31を介して同軸状に配設され外側被
覆32で被覆された同軸ケーブルが使用されてお
り、カツプリングコイル25と直流リアクトル2
1とは、互いに磁気的影響を及ぼさないように、
第2図に示すようにコイルの軸心が直交するよう
に配設されている。
すなわち、カツプリングコイル25に電流を流
すことにより形成される磁界は第2図において横
向きとなり、直流リアクトル21に電流が流れる
ことにより形成される磁界は第2図において上下
方向となる。従つて、カツプリングコイル25に
電流が流れることにより生成された磁束により、
直流リアクトル21に電流が流れることがほとん
どなくなり、カツプリングコイル25と直流リア
クトル21との電磁的な結合がほとんどなくな
る。
このように、断面を第3図に示すように構成さ
れた同軸ケーブルを、第2図に示すように巻枠2
2にコイル状に図回巻回してカツプリングコイル
25を構成し、第2導体30に電流を流すことに
より、第2導体30と絶縁体31を介して同軸状
に配設された第1導体29に磁気誘導によるカツ
プリング作用が働き、第1導体29と第2導体3
0とがカツプリングすることになる。
従来の高周波パルス溶接機では第1図に示すよ
うにカツプリングコイル8の一方を短絡する接点
14は存在しないが、この考案に係るものは高周
波電流によつて溶接を行うものであるから、接点
14を設けなかつた場合には、その高周波電流を
カツプリングコイル8を通過させると、カツプリ
ングコイル8のインダクタンスによつて波形がな
まつて十分なパルスが得られなくなるので、接点
14を設けて、カツプリングコイル8からの高周
波高電圧になつて電極3と母材4間の絶縁が破壊
され、カツプリングコイル8の動作が終了した後
すなわち溶接時には、接点14にてカツプリング
コイル8の一方をリレー回路により短絡して、溶
接用の高周波電流が接点14を通つて流れるよう
にしている。
従つてこの考案では溶接時、溶接電流は接点1
4を通つて流れるため、カツプリングコイル8は
両方の巻線とも細いものでよくなり、カツプリン
グコイル8は両方の巻線とも細いものでよくな
り、カツプリングコイルとして同軸状の導体例え
ば同軸ケーブルやシールド線を使用できるもので
ある。
以上のようにこの考案によれば、同軸状のカツ
プリングコイルを有しているので、一次と二次の
電磁結合が良好となり高周波高電圧が効率よく電
極と母材間に印加され、性能を向上させることが
でき、またカツプリングコイルの製作が簡単でか
つ小形化できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高周波パルス溶接装置の概略回
路構成図、第2図はこの考案の要部斜視図、第3
図はカツプリングコイルの断面図、第4図は従来
のカツプリングコイルを示す斜視図である。 図に於て8はカツプリングコイル、29は第1
導体、30は第2導体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接部に高周波パルス電流を供給する溶接主回
    路、この溶接主回路に直列接続された第1導体及
    びこの第1導体と断面が同軸状に配設された第2
    導体からなるカツプリングコイル、このカツプリ
    ングコイルが巻回された巻枠、上記第1導体に並
    列接続され溶接時に短絡されるコンタクタの接点
    を備えたことを特徴とする高周波パルス溶接装
    置。
JP17745076U 1976-12-28 1976-12-28 Expired JPS6113163Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17745076U JPS6113163Y2 (ja) 1976-12-28 1976-12-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17745076U JPS6113163Y2 (ja) 1976-12-28 1976-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS5393517U JPS5393517U (ja) 1978-07-31
JPS6113163Y2 true JPS6113163Y2 (ja) 1986-04-23

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JP17745076U Expired JPS6113163Y2 (ja) 1976-12-28 1976-12-28

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JP6422185B2 (ja) * 2015-04-22 2018-11-14 株式会社ダイヘン 交流tigアーク溶接電源及び交流tigアーク溶接装置

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JPS5393517U (ja) 1978-07-31

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