JPS6112969B2 - - Google Patents

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JPS6112969B2
JPS6112969B2 JP53125163A JP12516378A JPS6112969B2 JP S6112969 B2 JPS6112969 B2 JP S6112969B2 JP 53125163 A JP53125163 A JP 53125163A JP 12516378 A JP12516378 A JP 12516378A JP S6112969 B2 JPS6112969 B2 JP S6112969B2
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JP
Japan
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weight
layer
refractory
mesh
magnesia
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JP53125163A
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JPS5554519A (en
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Yoshihiro Hayashi
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Aikoh Co Ltd
Original Assignee
Aikoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to BR7905182A priority patent/BR7905182A/pt
Priority to DE2933143A priority patent/DE2933143C2/de
Priority to AT0560879A priority patent/AT369789B/de
Priority to AU50122/79A priority patent/AU515871B2/en
Priority to ES483563A priority patent/ES483563A1/es
Priority to GB7929405A priority patent/GB2028987B/en
Priority to IT09518/79A priority patent/IT1203270B/it
Priority to LU81627A priority patent/LU81627A1/xx
Priority to FR7921526A priority patent/FR2434868A1/fr
Priority to NL7906470A priority patent/NL7906470A/nl
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Publication of JPS6112969B2 publication Critical patent/JPS6112969B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶鋼、溶銑などの溶融金属の精錬を目
的として、溶融金属中に酸素、窒素、アルゴンま
たはこれらと脱硫剤、脱酸剤、造滓剤などの固形
精錬剤との混合物を吹込むためのランスパイプお
よびこのランスパイプを使用した溶融金属の前記
気体または混合物による吹錬方法に関するもので
ある。
従来より溶解炉、取鍋あるいはタンデイツシユ
の中の溶融金属に酸素、窒素またはアルゴンなど
を吹込むための鋼管からなるランスパイプの消耗
を少なくするために、鋼管の外周に、あるいはそ
の内面にも耐火物被覆を施したものが開発されて
おり、鋼管またはアルミニウムを浸透拡散せしめ
た鋼管に、定形耐火物を被せたもの、それらの内
外面に耐火粘土と煉瓦粉および耐火粘土とコーク
ス粉のそれぞれ混合物を1層または2層被覆せし
めたもの、それらの外面に支え金を附して不定形
耐火物を被覆せしめたもの、それらに金属フアイ
バー、鋼線片などを混入せしめた不定形耐火物を
被覆せしめたもの、それらに、ステンレス鋼製の
網を円筒状にして埋込んだ不定形耐火物を被覆し
てものなどがあり、それぞれ実績を挙げている
が、それらは耐火物被覆の耐熱衝撃性が不足であ
つたり、それを補なうために重量が過大になるな
どの欠点があり、且つ、高温における機械的強度
と耐スラグ溶損性の不足のために、溶鋼中に気体
を吹込むときに発生する短周期の衝撃的な振動に
より剥離して耐火物被覆の効果を失つたり、使用
後の冷却中に剥離してその後の用をなさなくなる
などの欠点がある。したがつて、これらを用いる
溶鋼の気体吹錬作業においても、途中でランスパ
イプを補給乃至交換したり、次ぎの吹錬のために
必ず新品を用意しなければならないとの煩雑さが
ある。しかして、これらの欠点を解消するため
に、アルミニウムを浸透拡散せしめた鋼管に石綿
紐を捲きつけ、それに高耐火度の酸化物、耐火粘
土および水硝子水溶液の混錬物を附着せしめたも
の(特公昭(48−27045)が開発されているが、
石綿の耐火度の不足、石綿加工品に含まれる多量
の有機物(接着剤)に基づく使用時の激しい気体
発生に加えて、水硝子を含むための前記高耐火度
物質の融点の低下に対して考慮が払われていない
ために、上述の欠点を解消するに至つていないの
が現状である。
本発明はかゝる欠点を解消した、すなわち、軽
量で耐熱衝撃性に富み、使用時の加熱による発生
気体の少ない耐火性、耐スラグ溶損性、溶融金属
との非反応性をも充分に備えて、溶融金属中に気
体を吹込むときに生ずる短周期の振動に基づく衝
撃的な繰返し応力に耐えて、消耗が少なく、且
つ、繰返し使用が可能なランスパイプと、かゝる
ランスパイプを使用して、操業が途中でランスパ
イプを補給または交換することなくなし得る、溶
融金属の気体または気体と固体の混合物による吹
錬方法を提供するものである。
すなわち、本発明は第1にかゝるランスパイプ
は鋼管、あるいは内面または内外面にアルミニウ
ム、クロム、けい素、チタンまたはジルコニウム
を浸透拡散せしめた鋼管、またはそれらの内面に
耐火物皮膜を施した鋼管の外周に、高耐火度の耐
火繊維製の糸,紐,テープまたは布、耐火性骨材
および耐火性結合材として水性シリカゾルから構
成される第1層耐火物と耐火性骨材と水性シリカ
ゾルで構成される第2層耐火物からなるものであ
る。また、その第2のランスパイプは、上記第1
のランスパイプの最外層に低耐火度の無機繊維、
無機骨材および無機結合材から構成される第3層
被覆物を設けたものである。
本発明の第1のランスパイプにかゝる技術思想
の1つは、第1層を構成する耐火物において、上
述の3種類の高耐火性材料を組合せることにあ
り、耐火繊維あるいはそれと耐火性結合材との組
合せにおける耐スラグ溶損性の不足を耐火性骨材
が補ない、耐火性骨材と耐火性結合材との組合せ
における耐熱衝撃性、耐機械的衝撃性、断熱性の
不足は耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布に補
なわしめて高耐火度をもつ強靭な断熱層を形成せ
しめて、鋼管の溶融温度以上のスラグを被覆する
鋼浴への気体吹込みにも耐えしめることであり、
これに加えて、この第1層の外面に、それに含ま
れる耐火繊維の作用を借りて、耐火性骨材を耐火
性結合材により含浸・附着せしめた第2層の薄層
を設けて、第1層への溶融スラグの浸透を抑止す
ることである。また、その別の1つは前記3種類
の材料が混合・接触して、鋼浴温度において融体
が出現しないように選んだことで、こゝに使用す
る耐火性結合材による結合以外の結合、すなわ
ち、融体出現により発生する結合力に基づく加
熱・冷却時の膨張・収縮割れに感受性の発生を防
ぐこと、その他の1つは耐火性骨材にマグネシア
または必ずマグネシアを混合したものを用い、耐
スラグ溶損性を向上せしめたことである。しかし
て前記第2層が溶融スラグと接触してこれを含浸
し、該スラグと反応し固化せしめて結合力のある
層を形成せしめて、ランスパイプの先端からの気
体吹出しに基づく衝撃的な振動に耐えしめる作用
効果を得せしめることも重要な技術思想の1つで
あり、スラグを含浸したこの層は使用後の冷却ま
たは次回の使用における昇温で剥離することもあ
るが、使用状況から明白なようにこの領域は短い
ので、有効である。また第2のランスパイプ、す
なわち、第3層の設定にかゝる技術思想は、それ
により第2層の表面を溶融スラグとの濡れ性を良
好ならしめて、前述の第2層の作用効果をより向
上せんとするものである。
本発明の第1のランスパイプの第1層に使用す
る耐火性骨材はマグネシアか、またはマグネシア
とアルミナ、イツトリア、クロミア、ジルコニ
ア、ハフニア、ランタノイド元素の酸化物から選
ばれる1種または2種以上の単一酸化物との混合
物か、またはマグネシアとアルミナ、イツトリ
ア、クロミア、シリカ、シルコニア、ハフニア、
マグネシア、ランタノイド元素の酸化物の中の2
種類以上を含む1種または2種以上の複合酸化物
との混合物が耐スラグ溶損性の賦与と膨張・収縮
割れ感受性の非発生のために適し、前記混合物に
おける混合比において、マグネシアを20重量%以
上とすることで目的が達せられる。また、それら
と耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布との適当
な附着形態を与えるために、その粒度分布は−10
メツシユで、−200メツシユおよび28〜200メツシ
ユをそれぞれ15重量%以上含むことを要し、マグ
ネシア以外の前記単一または複合酸化物は粒度に
より異種のものであつてもよい。その耐火性結合
材として選んだ水性シリカゾルは含有するけい素
化合物をSiO2としたシリカ換算固形分を5〜40
重量%含有するものが適し、マグネシアとの混合
による急速なゲル化を防止するためゾル安定剤と
して、例えば含窒素水溶性有機化合物を添加する
か、または添加したものでなければならない。ま
た、その耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布
は、アルミナとシリカを主成分とする繊維、アル
ミナとシリカを主成分としクロミアを有効成分と
して含む繊維、アルミナ繊維、ジルコニア繊維の
1種または2種以上からなる自然状態における直
径または厚さが0.5〜15mmのもので、その引張り
強さを補なうために有機繊維もしくは金属線を混
入したものでもよく、布は織布、フエルトを問わ
ず、また多重層を形成させる場合には層毎に異
種・異形態のものを用いてもよい。しかして、上
述のアルミナ・シリカ系繊維は前述の技術思想を
達するために、アルミナを45重量%以上含むもの
でなければならない。その第2層に使用する耐火
性骨材と水性シリカゾルは第1層に使用するもの
と同等である。
第1層および第2層に使用する材料のすべて
を、上記第1のランスパイプに用いたものと同等
とする本発明の第2のランスパイプの第3層に使
用する材料は、粒度を−28メツシユとするけい
素、アルミニウム、鉄、カルシウム、マグネシウ
ム、ナトリウム、カリウムの酸化物、弗化物の中
の2種以上を含む天然または合成の鉱物質または
産業廃棄物のまたは2種以上の無機物質30〜60重
量%、硝子繊維、鉱滓綿または岩綿30〜60重量%
と、残部の灼熱したときの固形分5〜40重量%を
含む水性シリカゾル、ナトリウム、カリウムのけ
い酸水溶液またはアンモニウム、アルミニウムの
りん酸水溶液とする無機結合材である、前記無機
物質において産業廃棄物である高炉滓、電炉滓な
どは、その使用目的から好適であり、フライアツ
シユも使用できる。また、こゝにおける水性シリ
カゾルは第1層または第2層に使用したものと同
等で、前記無機物質が水と混合して塩基性水溶液
を作る物質であるときは、急速にゲル化するの
で、ゾル安定剤を使用することも同等であり、こ
の場合は前記低耐火度の無機物質および繊維物質
と接触して耐火度が下がるので、その目的を達す
ることができる。
以上の材料において、第1層を使用する耐火性
骨材の粒度分布は、前記3種類の材料の組合せに
よる前述の作用効果を賦与するための要件であ
り、水性シリカゾルが輸送媒体となつて、−200メ
ツシユの粒子の大部分は耐火繊維製の糸,紐,テ
ープまたは布を構成する単繊維に附着し、28〜
200メツシユの粒子はその間隙を埋める如く附着
し、それらの余剰分と粗粒とが外層を形成してそ
の目的を達せしめるものであり、同じく、水性シ
リカゾルのシリカ換算固形分は、前記ゾル安定剤
の添加により40重量%まで含めることができ、含
有量が高いほど強固な結合力が生ずるが、本発明
のランスパイプでは5重量%以上でその目的を達
することができる。第2層に使用する耐火性骨材
の粒度分布を第1層のそれと同等としたことは、
それが第1層に含浸する部分を含んで所謂別層と
ならない連続した強固な層を形成させるためのも
のである。また第2のランスパイプの第3層に使
用する無機物質の粒度分布は、こゝに使用する繊
維を無秩序な配列で含んで強靭な層を形成させる
ためもので、28メツシユより粗いものは乾燥後、
脱落する虞れがあるので混合せしめない。
かくの如き材料を用いてなる本発明の第1のラ
ンスパイプの構成は、鋼管、アルミニウム、クロ
ム、けい素、チタンを浸透拡散せしめた鋼管また
はこれら内面にアルミナ、シリカ、水硝子よりな
る耐火物皮膜を有する管の外周に、第1層を(イ)耐
火性骨材40〜90重量%と残部の水性シリカゾルと
を泥漿状乃至糊状に混練して、予め巻かれた耐火
繊維製の糸,紐,テープまたは布に含浸・附着せ
しめた層を1重たは2重以上に施して、(ロ)同様な
混合比で混練した耐火性骨材と水性シリカゾルの
泥漿状混練物を含浸・附着せしめた耐火繊維製の
糸,紐,テープまたは布を巻いてなる層を1重ま
たは2重以上に施して、(ハ)施工後自然乾燥せしめ
た上記2者の外周から水性シリカゾルを含浸せし
めて、または(ホ)合成の粒度分布および耐火性骨材
と水性シリカゾルの混合比を前述の範囲内になる
如くして、−200メツシユの耐火性骨材と水性シリ
カゾルとを泥漿状乃至糊状に混練物を含浸せしめ
た耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布に巻きつ
けて、湿潤状態中に28〜200メツシユの耐火性骨
材を附着せしめた層を1重または2重以上に施し
て形成せしめ、その上に第2層を第1層に用いた
ものと同等の耐火性骨材と水性シリカゾルの混練
物を含浸・附着せしめて厚さ0.2〜3mmの層とし
て形成せしめた後、400〜500Kで0.5hr以上加熱
乾燥せしめた厚さ2〜15mmの耐火物被覆を施して
なるものである。しかして、上述における第2層
の形成は第1層の最終層を形成する耐火繊維製の
紐,テープまたは布に含浸せしめる前記混練物を
粘稠な混漿状として、含浸・附着量を多くした余
剰分を以つて形成せしめてもよい。また、その第
2のランスパイプの構成は、上述の如くして構成
せしめる第1のランスパイプの第2層を形成せし
めた加熱乾燥前の状態で、その上に第3層として
高炉滓その他の前記無機物質30〜60重量%、鉱滓
綿その他の前記無機繊維30〜60重量%および残部
のけい酸ソーダその他の前記無機結合材からなる
泥漿状乃至糊状混練物を附着せしめて厚さ0.2〜
3mmの層を形成せしめた後、400〜500Kで0.5hr
以上乾燥せしめた厚さ2〜15mmの耐火物被覆を施
してなるものである。しかして、以上における第
1層、第2層および第3層を形成させるために用
いる前記泥漿状乃至糊状混練物において、それら
にセルローズグリコール酸ソーダ(CMC)、ポリ
アクリル酸ソーダ、メチルセルローズ、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレンオキシド、澱粉、糊
精、カゼイン、アラビアゴムなどの有機物を添加
することは、それらの有する増粘、分散、結合の
諸作用のために、前記混練物の塗布性・附着性の
向上、泥漿状混練物における耐火性骨材の沈澱分
離の防止および急速乾燥時のひび割れの発生防止
などの勝れた効果があり、その添加量は水性シリ
カゾル100重量部に対して0.3〜5重量部が適当で
ある。
以上の構成の実施態様を含めた本発明の第1ラ
ンスパイプは第1層の前述の相互作用による常温
から使用温度以上に亘る高度の強靭性、耐火性、
耐スラグ溶損性、断熱性と第2層の前述の溶融ス
ラグを利用した高温強度、耐スラグ溶損性の補強
により、また、第2のランスパイプは前記第2層
の外周に施した低耐火度の被覆層の存在が第2層
の作用効果を増強して気体吹込みにおける溶鋼へ
の長時間の浸漬に耐え、繰返し使用が可能で、且
つ、軽量に基づく良好な作業性を与へるものであ
る。
また、本発明の第1および第2の溶融金属の吹
練方法の構成は、それぞれ本発明の第1および第
2のランスパイプを使用した溶融金属中に酸素、
窒素、アルゴンまたはそれらと固形精錬剤との混
合物を吹込む方法であり、溶融金属中に酸素を吹
込む場合は管をアルミニウム、クロム、けい素、
チタンまたはジルコニウムを浸透拡散せしめて耐
酸化性を賦与した鋼管、もしくは鋼管または上記
耐酸化性処理を施した鋼管の内面に耐火物皮膜を
有するものを使用することが望ましい。
かくの如くしてなる本発明の1および第2の溶
融金属の吹錬方法は、使用するランスパイプの低
消耗速度と繰返し使用が可能であることのため
に、吹錬中にランスパイプの交換もしくは継ぎ足
しを必要としないばかりでなく、新品を多く準備
することも無用であるので、軽量であることと相
俟つて安定な該操業を与えるものである。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 1 内外面にアルミニウムを0.3mm浸透拡散せしめ
た外径21.2mm、肉厚2.5mm、長さ5.5mmの鋼管(JIS
G STK41)の外周に一端120mmを残して、合成
化学繊維で補強された、アルミナおよそ60重量%
とシリカおよそ40重量%とを主成分とする、耐火
繊維製の自然状態における直径が4mmの紐に、マ
グネシア30重量%および尖晶石残部からなる耐火
性骨材6重量部と灼熱したときの固形分25重量%
を含むゾル安定化水性シリカゾル1重量部との泥
漿状混練物を含浸・附着せしめて、およそ20kPa
の張力を加えて層毎に逆方向(右巻、左巻)に3
重に巻きつけて第1層となし、この上にマグネシ
ア70重量%と尖晶石30重量%とからなる耐火性骨
材8重量部、第1層に用いたと同等の水性シリカ
ゾル1重量部およびセルローズグリコール酸ソー
ダ5重量%水溶液1重量部からなる糊状混練物を
1mmの厚さに含浸附着せしめ、第2層として、厚
さ8mmの耐火物被覆を形成せしめた。
こゝにおける第1層のマグネシアおよび尖晶石
の粒度分布は何れも20〜28メツシユ20重量%、28
〜100メツシユ20重量部、100〜200メツシユ25重
量部、−200メツシユ330重量部および残部10〜20
メツシユのものを、第2層の同材料のそれは28〜
48メツシユ25重量部、48〜100メツシユ35重量
部、および残部100〜200メツシユのものを使用
し、また3重とした第1層を構成する各層は層毎
に10minの送風強制乾燥を行つた。
製造の最終工程においてのみ500K、0.5hrの加
熱乾燥を行なつたこのランスパイプをJIS G
SKS4を溶製する30ton電弧炉の酸素吹精に、酸素
流量20Nm2/min、吹精時間10minの条件で使用
した。該ランスパイプの平均消耗速度は1回の酸
素吹精による消耗が平均1.2mであり、低消耗速
度とそれに基づくランスパイプの不交換のため良
好な吹精作業条件が得られた。
実施例 2 実施例1におけると同等の鋼管の外周に一端
120mmを残して、同じく同等の耐火繊維製の紐
に、−200メツシユのマグネシアとジルコンフラワ
ー(−325メツシユのZrSiO4)5重量部と実施例
1に用いたと同等の水性シリカゾルとの泥漿状混
練物を含浸せしめて、およそ10kPaの張力に下に
巻きつけ、直ちに65メツシユのマグネシアとジル
コンサンドとの混合物を振掛けて附着せしめ
10minの送風強制乾燥をした層を3重として第1
層とし、この上に実施例1と同等の材料配合によ
り厚さ1mmの第2層を形成せしめ、さらにこの上
に28メツシユ、65メツシユおよび150メツシユを
ほぼ等量に含む粒度分布のシリカをおよそ90重量
%を含み不純物の主成分をアルミナ、酸化鉄とし
て含む低品位の珪砂70重量%と綿状鉱滓綿、15重
量%と残部の20重量%のけい酸ソーダと5重量%
のセルローズグリコール酸ソーダを含む水溶液と
の糊状混練物により厚さ1mmの第3層を形成せし
めた。厚さ12mmの耐火物被覆層を形成せしめた。
第1層および第2層のマグネシアとジルコンとの
混合物のマグネシアの混合比は50重量%である。
製造の最終工程においてのみ500K、0.5hrの加
熱乾燥を行なつたこのランスパイプをSUS304を
溶製する30ton電弧炉の酸素吹錬に酸素流量25N
m3/min、吹錬時間15minの条件で使用し、実施
例1におけると同様のランスパイプ消耗速度と吹
錬作業状況を得た。
実施例 3 外径34.0mm肉厚3.2mm長さ2.7mmの鋼管の先端200
mmを残してステンレス鋼線で補強された、アルミ
ナ、シリカそれぞれおよそ50重量%を主成分とす
る耐火繊維製の自然状態における直径が4mmの紐
に、実施例2におけると同等の材料および施工法
により第1層および第2層を形成せしめ、
500K、1hrの加熱乾燥を行なつた、厚さ15mmの耐
火物被覆を有するランスパイプとした。
このランスパイプを、100ton取鍋中の1650〜
1750Kの溶銑浴に2m浸漬して15min、窒素によ
り炭化カルシウムを吹込む脱硫操作に使用して、
30回の耐用回数を得た。また使用方法において
は、軽量のためにランスパイプの取鍋への取つけ
が容易になり、作業コストを低減し得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 管の外周に、第1層として粒度が−10メツシ
    ユで、−200メツシユおよび28〜200メツシユをそ
    れぞれ15重量%以上を含む粒度分布のマグネシア
    またはマグネシアとアルミナ、イツトリア、クロ
    ミア、ジルコニア、ハフニア、ランタノイド元素
    の酸化物から選ばれる1種または2種以上の単一
    酸化物、またはこれらにマグネシアおよびシリカ
    を加えた複合酸化物から選ばれる1種または2種
    以上との混合物とする耐火性骨材40〜90重量%
    と、残部のシリカ換算固形分5〜40重量%を含む
    水性シリカゾルとを含浸・附着した自然状態にお
    ける直径または厚さが0.5〜15mmのジルコニア繊
    維、アルミナ繊維またはアルミナを45重量%以上
    含み、残部の主成分をシリカとする繊維状物質か
    らなる耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布が1
    重または2重以上に巻かれてなる耐火物を、第2
    層として第1層の上にそれと同等の耐火性骨材40
    〜90重量%と残部の同じく同等の水性シリカゾル
    とからなる厚さ0.2〜3mmの耐火物を附着させ、
    加熱乾燥せしめた厚さ2〜15mmの耐火物被覆を有
    するランスパイプ。 2 管の外周に、第1層として粒度が−10メツシ
    ユで、−200メツシユおよび28〜200メツシユをそ
    れぞれ15重量%以上含む粒度分布のマグネシアま
    たはマグネシアとアルミナ、イツトリア、クロミ
    ア、ジルコニア、ハフニア、ランタノイド元素の
    酸化物から選ばれる1種または2種以上の単一酸
    化物、またはこれらにマグネシアおよびシリカを
    加えた複合酸化物から選ばれる1種または2種以
    上との混合物とする耐火性骨材40〜90重量%と、
    残部のシリカ換算固形分5〜40重量%を含む水性
    シリカゾルとを含浸・附着した自然状態における
    直径または厚さが0.5〜15mmのジルコニア繊維、
    アルミナ繊維またはアルミナを45重量%以上含
    み、残部の主成分をシリカとする繊維状物質から
    なる耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布が1重
    または2重または2重以上に巻かれてなる耐火物
    を、第2層として第1層の上にそれと同等の耐火
    性骨材40〜90重量%と残部の同じく同等の水性シ
    リカゾルとからなる厚さ0.2〜3mmの耐火物を、
    第3層として−28メツシユのけい素、アルミニウ
    ム、鉄、カルシウム、マグネシウム、ナトリウ
    ム、カリウムの酸化物、弗化物の2種以上を含
    む、天然、合成または産業廃棄物の1種または2
    種以上の無機物質30〜60重量%と、硝子繊維、鉱
    滓綿または岩綿30〜60重量%、残部の灼熱したと
    きの固形分5〜40重量%を含む水性シリカゾル、
    ナトリウム、カリウムのけい酸塩水溶液またはア
    ンモニウム、アルミニウムのりん酸塩水溶液とか
    らなる厚さ0.2〜3mmの耐火物を第2層の上に附
    着させ、加熱乾燥せしめた耐火物被覆を有するラ
    ンスパイプ。 3 管を鋼管とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載のランスパイプ。 4 管をアルミニウム、クロム、けい素、チタン
    またはジルコニウムを浸透拡散せしめた鋼管とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のラン
    スパイプ。 5 管をその内面に耐火物皮膜を有する鋼管とす
    る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または
    第4項記載のランスパイプ。 6 管の外周に、第1層として粒度が−10メツシ
    ユで、−200メツシユおよび28〜200メツシユをそ
    れぞれ15重量%以上を含む粒度分布のマグネシア
    またはマグネシアとアルミナ、イツトリア、クロ
    ミア、ジルコニア、ハフニア、ランタノイド元素
    の酸化物から選ばれる1種または2種以上の単一
    酸化物、またはこれらにマグネシアおよびシリカ
    を加えた複合酸化物から選ばれる1種または2種
    以上との混合物とする耐火性骨材40〜90重量%
    と、残部のシリカ換算固形分5〜40重量%を含む
    水性シリカゾルとを含浸・附着した自然状態にお
    ける直径または厚さが0.5〜15mmのジルコニア繊
    維、アルミナ繊維またはアルミナを45重量%以上
    含み、残部の主成分をシリカとする繊維状物質か
    らなる耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布が1
    重または2重以上に巻かれてなる耐火物を、第2
    層として第1層の上にそれと同等の耐火性骨材40
    〜90重量%と残部の同じく同等の水性シリカゾル
    とからなる厚さ0.2〜3mmの耐火物を附着させ、
    加熱乾燥せしめた厚さ2〜15mmの耐火物被覆を有
    するランスパイプを用いて、溶融金属中に酸素、
    窒素、アルゴンまたはこれら固形精錬剤との混合
    物を吹込む溶融金属の吹錬方法。 7 管の外周に、第1層として粒度が−10メツシ
    ユで、−200メツシユおよび28〜200メツシユをそ
    れぞれ15重量%以上含む粒度分布のマグネシアま
    たはマグネシアとアルミナ、イツトリア、クロミ
    ア、ジルコニア、ハフニア、ランタノイド元素の
    酸化物から選ばれる1種または2種以上の単一酸
    化物、またはこれらにマグネシアおよびシリカを
    加えた複合酸化物から選ばれる1種または2種以
    上との混合物とする耐火性骨材40〜90重量%と、
    残部のシリカ換算固形分5〜40重量%を含む水性
    シリカゾルとを含浸・附着した自然状態における
    直径または厚さが0.5〜15mmのジルコニア繊維、
    アルミナ繊維またはアルミナを45重量%以上含
    み、残部の主成分をシリカとする繊維状物質から
    なる耐火繊維製の糸,紐,テープまたは布が1重
    または2重以上に巻かれてなる耐火物を、第2層
    として第1層の上にそれと同等の耐火性骨材40〜
    90重量%と残部の同じく同等の水性シリカゾルと
    からなる厚さ0.2〜3mmの耐火物を、第3層とし
    て−28メツシユのけい素、アルミニウム、鉄、カ
    ルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム
    の酸化物の2種以上を含む、天然、合成または産
    業廃棄物の1種または2種以上の無機物質30〜60
    重量%と、硝子繊維、鉱滓綿または岩綿30〜60重
    量%と、残部の灼熱したときの固形分5〜40重量
    %を含む水性シリカゾル、ナトリウム、カリウム
    のけい酸塩水溶液またはアンモニウム、アルミニ
    ウムのりん酸塩水溶液とからなる厚さ0.2〜3mm
    の耐火物を第2層の上に附着させ、加熱乾燥せし
    めた耐火物被覆を有するランスパイプを用いて、
    溶融金属中に、酸素、窒素、アルゴンまたはこれ
    らと固形精錬剤との混合物を吹込む溶融金属の吹
    錬方法。
JP12516378A 1978-08-28 1978-10-13 Lance pipe and molten metal blowing method Granted JPS5554519A (en)

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