JPS61128510A - 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用陽極体の製造方法Info
- Publication number
- JPS61128510A JPS61128510A JP25097684A JP25097684A JPS61128510A JP S61128510 A JPS61128510 A JP S61128510A JP 25097684 A JP25097684 A JP 25097684A JP 25097684 A JP25097684 A JP 25097684A JP S61128510 A JPS61128510 A JP S61128510A
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- JP
- Japan
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- anode body
- electrolytic capacitor
- anode
- sintered
- manufacture
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電解コンデンサ用陽極体の製造方法に関し、特
に焼結型電解コンデンサの陽極体の製造方法に関する。
に焼結型電解コンデンサの陽極体の製造方法に関する。
一般に焼結型電解コンデンサの陽極体としてはタンタル
、チタン、ニオブのようないわゆる弁作用金属の微粉末
を一定の形状に加圧成型して得られる成型体を、高温真
空中で焼結して得られる多孔質体が用いられ、この陽極
体表面を電気化学的に!i!化して誘電体酸化皮膜を形
成させた後、更にその外側に陰極層を設けてコンデンサ
を形成している。
、チタン、ニオブのようないわゆる弁作用金属の微粉末
を一定の形状に加圧成型して得られる成型体を、高温真
空中で焼結して得られる多孔質体が用いられ、この陽極
体表面を電気化学的に!i!化して誘電体酸化皮膜を形
成させた後、更にその外側に陰極層を設けてコンデンサ
を形成している。
従来、この種の成型体は、一般に第2図(a)、(b)
の如く、円柱状、角板状の外形形状で、その中心部に弁
作用金属の陽極引出し綿の一部を埋設した構造で製造さ
れている。
の如く、円柱状、角板状の外形形状で、その中心部に弁
作用金属の陽極引出し綿の一部を埋設した構造で製造さ
れている。
すなわち、これら成型体の製造は第3図(a)、Φ)に
示される如く、一定形状を有するダイスIK弁作用金浅
粉末2を充填するとともに、弁作用金属の陽極引出し綿
3の先端部を、弁作用金属粉末2中に埋め込んだ状態で
パンチ4によ)上下方向よシ加圧することKよシ行なわ
れておシ、その後この成型体を、高温真空中で焼結して
陽極体を得ている。
示される如く、一定形状を有するダイスIK弁作用金浅
粉末2を充填するとともに、弁作用金属の陽極引出し綿
3の先端部を、弁作用金属粉末2中に埋め込んだ状態で
パンチ4によ)上下方向よシ加圧することKよシ行なわ
れておシ、その後この成型体を、高温真空中で焼結して
陽極体を得ている。
このような成型体の製造方法においては、バンテ4の機
械的動きを円滑ならしめるため、ダイス1の内径とバン
チ4の外径との間に、若干の隙間を持たせる必要が有シ
、そのため成型の際に弁作用金属粉末2がダイス1とバ
ンチ4の隙間に入シ込んだ状態で加圧成型されるので第
4図(a)、(b)K示す如く、陽極体隅角部には、パ
リ状の突出部5が形成されてしまう。
械的動きを円滑ならしめるため、ダイス1の内径とバン
チ4の外径との間に、若干の隙間を持たせる必要が有シ
、そのため成型の際に弁作用金属粉末2がダイス1とバ
ンチ4の隙間に入シ込んだ状態で加圧成型されるので第
4図(a)、(b)K示す如く、陽極体隅角部には、パ
リ状の突出部5が形成されてしまう。
この突出部5は、薄く鋭利な形状である上、密度も陽極
体の他の部分と比べて低く、弁作用金属粉末同志の結合
が弱いため、この突出部5を有する陽極体を用いて製品
化した場合、振動・衝撃溝の機械的ストレスや、温度ス
トレスによる膨張・収縮によシ突出部5が損傷を受け、
それに伴い突出部5の上に形成された誘電体酸化皮膜も
損傷されるので、漏れ電流の増大や短絡などの、コンデ
ンサとしての機能を低下もしくは消失させてしまうとい
う欠点があった。
体の他の部分と比べて低く、弁作用金属粉末同志の結合
が弱いため、この突出部5を有する陽極体を用いて製品
化した場合、振動・衝撃溝の機械的ストレスや、温度ス
トレスによる膨張・収縮によシ突出部5が損傷を受け、
それに伴い突出部5の上に形成された誘電体酸化皮膜も
損傷されるので、漏れ電流の増大や短絡などの、コンデ
ンサとしての機能を低下もしくは消失させてしまうとい
う欠点があった。
本発明の目的は、かかる従来欠点を除去し、機械的・熱
的ストレスに対し安定な電解コンデンサ用陽極体の製造
方法を提供するものである。
的ストレスに対し安定な電解コンデンサ用陽極体の製造
方法を提供するものである。
すなわち本発明によれば弁作用金属粉末を加圧成型した
後、真空焼結して焼結体を形成する工程と、上記焼結体
の複数個と水とを同一の容器内に収納し、容器を回転若
しくは振動する工程を含むことを特徴とする電解コンデ
ンサ用陽極体の製造方法が得られる。
後、真空焼結して焼結体を形成する工程と、上記焼結体
の複数個と水とを同一の容器内に収納し、容器を回転若
しくは振動する工程を含むことを特徴とする電解コンデ
ンサ用陽極体の製造方法が得られる。
以下、本発明の実施例を従来例と比較して詳細に説明す
る。第3図(a)に示す構造のダイスl及びバンチ4を
有する成型装置を用い重量1gのタンタル粉末を第2図
(a)の如く円柱状に成型する。このとき陽極引出し線
として0.5φのタンタル線をタンタル粉末φに埋め込
み、直径4 mm x長さ6.5 mm 、見掛は密度
8g / cm”、陽極引出し線の埋め込み長さ5 m
m 、陽極引出し線の成型体外部への露出長さ6mmの
成型体を形成した。゛次いで、この成型体を真空焼結炉
φに入れ、温度1800℃にて30分間真壁焼結して焼
結体を得た。
る。第3図(a)に示す構造のダイスl及びバンチ4を
有する成型装置を用い重量1gのタンタル粉末を第2図
(a)の如く円柱状に成型する。このとき陽極引出し線
として0.5φのタンタル線をタンタル粉末φに埋め込
み、直径4 mm x長さ6.5 mm 、見掛は密度
8g / cm”、陽極引出し線の埋め込み長さ5 m
m 、陽極引出し線の成型体外部への露出長さ6mmの
成型体を形成した。゛次いで、この成型体を真空焼結炉
φに入れ、温度1800℃にて30分間真壁焼結して焼
結体を得た。
この様にして得られた焼結体から試料を抜き取シ、頂面
及び底面の隅角部のパリ状の突出部5の有無を観察した
結果、約6割の焼結体に厚み約0.1mm、高さ約0.
2 mmのパリ状の突出部が存在することが認められた
。仁の焼結体を従来例にそのまま陽極体として用い、電
層コンデンサ製造の公知手段によシ、その表面に誘電体
酸化皮膜及び陰極層を設けて、コンデンサ素子を形成し
、更に公知の手段による樹脂外装を行って製品化した。
及び底面の隅角部のパリ状の突出部5の有無を観察した
結果、約6割の焼結体に厚み約0.1mm、高さ約0.
2 mmのパリ状の突出部が存在することが認められた
。仁の焼結体を従来例にそのまま陽極体として用い、電
層コンデンサ製造の公知手段によシ、その表面に誘電体
酸化皮膜及び陰極層を設けて、コンデンサ素子を形成し
、更に公知の手段による樹脂外装を行って製品化した。
一方本発明実施例として、第1図に示す如くパリ状の突
出部の観察された焼結体11の500個と純水12の5
00mρとを一辺の長さが約12.5cmで、且つ内容
積2000m!tのテフロン製の容器13に収納し、容
器13を毎秒1回転の割合で5分間回転させ、容器13
内に収納した焼結体11同志を衝突・接触させてパリ状
の突出部を破砕させた後、純水にて洗浄し、乾燥したも
のを陽極体として用い、従来例と同一の製造方法にょシ
誘電体酸化皮膜、陰極層および樹脂外装を設けて製品化
した。
出部の観察された焼結体11の500個と純水12の5
00mρとを一辺の長さが約12.5cmで、且つ内容
積2000m!tのテフロン製の容器13に収納し、容
器13を毎秒1回転の割合で5分間回転させ、容器13
内に収納した焼結体11同志を衝突・接触させてパリ状
の突出部を破砕させた後、純水にて洗浄し、乾燥したも
のを陽極体として用い、従来例と同一の製造方法にょシ
誘電体酸化皮膜、陰極層および樹脂外装を設けて製品化
した。
この様にして得られた従来方法による陽極体を用いた製
品100個と、本発明による陽極体を用いた製品500
個に対し低温側−55℃30分、高温側+85℃30分
の温度サイクルを50サイクル実施したときの不良発生
数を第1表に示す。
品100個と、本発明による陽極体を用いた製品500
個に対し低温側−55℃30分、高温側+85℃30分
の温度サイクルを50サイクル実施したときの不良発生
数を第1表に示す。
第1表
また、これらの製品各30個に対し、波高値100Gの
鋸歯状衝撃を20回加えたときの不良発生数t−第2表
に示す。
鋸歯状衝撃を20回加えたときの不良発生数t−第2表
に示す。
第2表
これらの結果から本発明法による陽極体を用いたものに
おいては、従来法によるものに比べ、熱ストレスに対し
ても、機械的ストレスに対しても強固であシ安定してい
ることが明らかであるが、これは、従来法によるものの
不良品の不良箇所を詳細に解析した結果いずれの不良品
も陽極体の頂面ま九は底面の隅角部に発生したパリ状の
突出部5に誘電体酸化皮膜の損傷が観察されることから
、本発明法によるパリ状の突出部除去の効果によること
が明らかである。
おいては、従来法によるものに比べ、熱ストレスに対し
ても、機械的ストレスに対しても強固であシ安定してい
ることが明らかであるが、これは、従来法によるものの
不良品の不良箇所を詳細に解析した結果いずれの不良品
も陽極体の頂面ま九は底面の隅角部に発生したパリ状の
突出部5に誘電体酸化皮膜の損傷が観察されることから
、本発明法によるパリ状の突出部除去の効果によること
が明らかである。
以上、本発明法による陽極体を用いた電解コンデンサは
、機械的・熱的ストレスによシ損傷を受けやすい部分が
陽極体からあらかじめ除去されているので、(1)製品
化後に受ける機械的・熱的ストレスに対して、非常に強
固である。(1i)従って漏れ電流特性の劣化や、短絡
故障の発生がない、極めて信頼性の高い電解コンデンサ
を提供できるものであり、その工業的価値は大なるもの
である。
、機械的・熱的ストレスによシ損傷を受けやすい部分が
陽極体からあらかじめ除去されているので、(1)製品
化後に受ける機械的・熱的ストレスに対して、非常に強
固である。(1i)従って漏れ電流特性の劣化や、短絡
故障の発生がない、極めて信頼性の高い電解コンデンサ
を提供できるものであり、その工業的価値は大なるもの
である。
なお、本実施例においては、容器を回転せしめて焼結体
同志を衝突・接触させる場合を示したが、他の実施例と
して、容器に超音波振動等の振動を加えることによって
も達成できることはもちろんである。
同志を衝突・接触させる場合を示したが、他の実施例と
して、容器に超音波振動等の振動を加えることによって
も達成できることはもちろんである。
第1図は本発明の実施例を表わす陽極体製造方法の概念
断面図。第2図(a)、Φ)は従来の陽極体の斜視図、
第3図(a)、Φ)は従来の成型装置の主要部を示す断
面図。第4図(a)、Φ)は従来の、パリ状の突出部の
ある陽極体の断面図。 ■・・・・・・ダイス、2・・・・・・弁作用金属粉末
、3・・曲陽極引出し線、4・・曲バンチ、5・・四(
パリ状の)突出部、11・・曲焼結体、12・・曲水、
13・・曲容器。 代理人 弁理士 内 原 、、1./ブ°、J゛
・)―l 第 1 薗 (a、) <b)第2 図 熟3 図 第4 ロ
断面図。第2図(a)、Φ)は従来の陽極体の斜視図、
第3図(a)、Φ)は従来の成型装置の主要部を示す断
面図。第4図(a)、Φ)は従来の、パリ状の突出部の
ある陽極体の断面図。 ■・・・・・・ダイス、2・・・・・・弁作用金属粉末
、3・・曲陽極引出し線、4・・曲バンチ、5・・四(
パリ状の)突出部、11・・曲焼結体、12・・曲水、
13・・曲容器。 代理人 弁理士 内 原 、、1./ブ°、J゛
・)―l 第 1 薗 (a、) <b)第2 図 熟3 図 第4 ロ
Claims (1)
- 弁作用金属粉末を加圧成形した後、真空焼結して焼結体
を形成する工程と、該焼結体の複数個と水とを同一の容
器内に収納し、該容器を回転若しくは振動させる工程を
含むことを特徴とする電解コンデンサ用陽極体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25097684A JPS61128510A (ja) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25097684A JPS61128510A (ja) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61128510A true JPS61128510A (ja) | 1986-06-16 |
Family
ID=17215822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25097684A Pending JPS61128510A (ja) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61128510A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011049276A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Nichicon Corp | 固体電解コンデンサとその製造方法 |
-
1984
- 1984-11-28 JP JP25097684A patent/JPS61128510A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011049276A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Nichicon Corp | 固体電解コンデンサとその製造方法 |
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