JPS6112545Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6112545Y2
JPS6112545Y2 JP3538979U JP3538979U JPS6112545Y2 JP S6112545 Y2 JPS6112545 Y2 JP S6112545Y2 JP 3538979 U JP3538979 U JP 3538979U JP 3538979 U JP3538979 U JP 3538979U JP S6112545 Y2 JPS6112545 Y2 JP S6112545Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid reservoir
cooler
refrigerant
freezer compartment
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3538979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55135275U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3538979U priority Critical patent/JPS6112545Y2/ja
Publication of JPS55135275U publication Critical patent/JPS55135275U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6112545Y2 publication Critical patent/JPS6112545Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二温度式の冷蔵庫に関する。
冷却温度の異なる複数の冷却器を具備した冷蔵
庫においては、近時コンデンサー側から供給する
液冷媒を液溜め器に一旦貯留し、冷媒供給制御す
べき冷却器に対しては、この液溜め器と冷却器と
の間を連結する制御用通路に設けたヒータの加熱
によりこの通路内の冷媒に気泡を発生させて冷媒
の気泡のポンプ作用により前記液溜め器内の冷媒
を供給させる構成のものが研究されている。とこ
ろがこのような構成のものにおいて液溜め器及び
前記制御用通路等に多湿外気が接触して結露,着
霜を生じたり、あるいは液溜め器及び制御用通路
が外気温の影響を受けた場合冷媒の供給制御が不
安定となり冷却器の冷却制御が確実に行なえない
等の不都合があつた。
しかも、この様な冷媒制御方式を採用した場合
には、液溜め器と制御用通路との高さ位置の相互
関係が冷媒供給の制御性能に大きな影響を与える
という事情があるため、これらの組込みにあたつ
ては正確な位置決めを要して作業上大きな問題と
なつていた。
本考案は上記事情に着目して行なつたものであ
つて、その目的は、液溜め器、制御用通路の少な
くとも一部及びヒータを断熱材中に埋設した状態
で冷凍室用冷却器と一体化して冷蔵庫本体内に設
置する構成とすることにより、液溜め器等への熱
的影響を排除して結露防止及び安定的な冷媒供給
制御を可能にすると共に、断熱材を介した一体化
構造により組立て作業性の向上を図り得る冷蔵庫
を提供するにある。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。1は外箱で、これは内部に第一の貯蔵室たる
冷凍室2と第二の貯蔵室たる冷蔵室3とを有し、
冷凍室2及び冷蔵室3の各前面にはこれを開閉す
る冷凍室扉4及び冷蔵室扉5が夫々枢設されてい
る。6は第一の冷却器たる冷凍室用冷却器で、こ
れは第3図に示すように前面及び背面を開放した
矩形箱状をなしている。7は冷凍室用冷却器6の
背方に位置させた液溜め器で、これは円筒容器状
をなし、その天井壁にはキヤピラリチユーブ8の
一端を下向きに挿入連結し且つその底壁には冷凍
室用冷却器6の入口に連結した接続パイプ9を挿
入固定している。また10は冷媒の制御用通路た
る連結パイプで、これは一端を前記液溜め器7の
底壁に上向きに挿入固定していると共に、液溜め
器7からの導出部分を略U字状に折曲した後に立
上り部10aを形成し、更に逆U字状部10bを
介して下向きに折返えしている。11は連結パイ
プ10の立上り部10a下部位に設けたヒータ
で、これは立上り部10a下部位を加熱してその
内部の冷媒中に気泡を発生させるためのものであ
る。12は第二の冷却器たる冷蔵室用冷却器で、
これを冷蔵室3内部の上部位に取付けると共に、
その冷媒の入口側に前記連結パイプ10の他端を
連結している。而して本実施例の冷凍サイクル
は、第2図に示す如く、コンプレツサー13の吐
出側をコンデンサー14及びキヤピラリチユーブ
8を順に介して液溜め器7に連結し、また液溜め
器7の内底部を接続パイプ9及び連結パイプ10
を各別に介して冷凍室用冷却器6及び冷蔵室用冷
却器12に連結し液溜め器7に溜まつた冷媒は圧
力差によつて通常冷凍室用冷却器6に流れ込むよ
う構成する。更に各冷却器6,12の冷媒出口側
をサクシヨンパイプ15によつてコンプレツサー
13の吸入側に連結している。
さて、16は例えば発泡ウレタン等の断熱材
で、これは冷凍室用冷却器6の外周壁を所定厚さ
で被覆すると共に、冷凍室用冷却器6の背方に位
置する液溜め器7,連結パイプ10の立上り部1
0a及びヒータ11を埋設している。そして、こ
の様に断熱材16により予め液溜め器7、連結パ
イプ10の立上り部10a及びヒータ11をユニ
ツト化した冷凍室用冷却器6を断熱枠17を介し
て外箱1の前面に固定し、また冷蔵室3を形成す
る冷蔵室箱18もその開口周縁部を外箱1の前面
に固定していて、断熱壁16,冷蔵室箱18及び
外箱1相互の空間には発泡ウレタン等の断熱材1
9が充填されている。従つて、液溜め器7は、冷
凍室2に対しては断熱材16により形成された所
定厚さの断熱層Aによつて断熱されると共に、外
気に対しては断熱材16,19により形成された
所定厚さの断熱層Bによつて断熱されている。2
0は冷凍室用冷却器6と冷蔵室箱18との間に設
けられた排水管、21は排水管20から流下する
水及び冷蔵室用冷却器12から滴下する水を受け
てこれを外方へ導く水受樋である。尚図示はしな
いが、冷凍室2内及び冷蔵室3内には夫々冷凍室
温検知スイツチ及び冷蔵室温検知スイツチを備
え、コンプレツサー13は冷凍室温検知スイツチ
により通断電制御し、ヒータ11は冷蔵室温検知
スイツチにより通断電制御するよう構成する。
次に上記構成の作用につき述べる。まず冷凍室
2の室温のみが設定温度以上であるとき、コンプ
レツサー13は運転状態にあるがヒータ11は断
電状態にある。即ち冷媒はコンプレツサー13,
コンデンサー14,キヤピラリチユーブ8を通過
し液溜め器7に流入する。そして冷媒は液溜め器
7内に一且貯留されると共に、接続パイプ9を通
過して冷凍室用冷却器6に連続的に供給されここ
でガス化して冷凍室2内を冷却することになる。
ところで液溜め器7に貯留した液冷媒は連結パイ
プ10内にも流入するが、連結パイプ10の逆U
字状部10bの最高部位は液溜め器7よりも高位
置にあるから連結パイプ10内の液冷媒は液溜め
器7と同一液位で止まり冷蔵室用冷却器12内へ
冷媒が流入しないため冷蔵室3は冷却されない。
次に冷凍室2及び冷蔵室3の両室温がともに設
定温度以上である場合につき述べれば、この場合
コンプレツサー13は駆動し且つヒータ11も通
電する。従つて液溜め器7の液冷媒は冷凍室用冷
却器6に供給されて冷凍室2を冷却し、同時に連
結パイプ10がヒータ11の通電により立上り部
10a下部位で加熱されるためここで冷媒に気泡
が発生しこの気泡のポンプ作用によつて液冷媒は
連結パイプ10の逆U字状部10bを乗り越えて
冷蔵室用冷却器12に供給される。従つて液溜め
器7に液冷媒を有する限り、ヒータ11の通電期
間中は液冷媒が冷凍室用冷却器6と共に冷蔵室用
冷却器12にも供給され冷凍室2及び冷蔵室3を
冷却することになる。これにより、冷蔵室3及び
冷凍室2の各室温が次第に低下し、冷蔵室3が設
定温度まで低下するとヒータ11への通電が断た
れて液溜め器7から冷凍室用冷却器6への液冷媒
の供給が停止し、次に冷凍室2も設定温度まで低
下するとコンプレツサー13が停止して一冷却サ
イクルが終了する。そして冷蔵室3及び冷凍室2
の各室温が再び上昇すると再度前記一冷却サイク
ルを繰返して、庫内を各設定温度以下に維持する
ものである。
ところで、上記冷却サイクルの作動中、液冷媒
はキヤピラリチユーブ8から液溜め器7内に吐出
され更に各冷却器6,12へ分配される間にも一
部はガス化して冷却作用を行うので、液溜め器
7,接続パイプ9及び連結パイプ10は極めて低
温となり、これらに多湿外気が接触すると結露,
着霜が生じる虞がある。従つてこれらの部分が外
気と完全に遮断していないと結露,着霜による障
害を生じたり又それを防ぐため保温ヒータ等を取
付けたりせねばならないが、本実施例においては
液溜め器7,接続パイプ9及び連結パイプ10を
断熱材16内へ埋設するようにしたので、これら
は外気と完全に遮断されて結露,着霜の虞はな
い。また外気温の影響によつて液溜め器7内及び
各パイプ9,10内の圧力が変動することもな
く、しかも冷凍室2内に対しても所定厚さの断熱
層Aを形成しているので、多量の貯蔵物を冷凍室
2内に収納して温度が上昇した場合でも、その影
響によつて液溜め器7内及び各パイプ9,10内
の圧力が変動することもなく、従つて各冷却器
6,12に安定した冷媒供給を行い得るものであ
る。
ところで、本実施例のようないわゆる気泡ポン
プ方式により冷媒の供給制御を行うものでは、液
溜め器7及び連結パイプ10の立上り部10a等
の間の高さ位置関係が適切な冷媒供給制御性能を
得る上で重要である。この点に鑑み、本実施例で
は液溜め器7、連結パイプ10の立上り部10a
及びヒータ11を断熱材16中に埋設した状態で
冷凍室用冷却器6と一体化したから、液溜め器7
と立上り部10aとの間等の位置関係を適切な状
態に維持でき、もつて冷媒供給の制御性能を十分
に高めることができる。加えて、このような一体
化構造により冷凍室用冷却器6を中心とした液溜
め器7や連結パイプ10等の配管構成を一体に取
扱うことができるようになるから、組立て作業性
が向上すると共に部品管理が楽になつて製造工程
上著しい利点がある。その他本考案は上記し且つ
図面に示す実施例に限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できるの
は勿論である。
本考案は以上説明したように、液溜め器、制御
用通路の少なくとも一部及びヒーターを断熱材中
に埋設した状態で冷却器と一体化するようにした
から、液溜め器等への結露を防止しながら冷媒供
給の安定的制御を可能にし、しかも製造作業性を
著しく向上させることができるという優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
の縦断面図、第2図は冷凍サイクル構成図、第3
図は断熱壁を除いて示す冷凍室用冷却器及び液溜
め器等の斜視図である。 図中2は冷凍室(第一の貯蔵室)、3は冷蔵室
(第二の貯蔵室)、6は冷凍室用冷却器(第一の冷
却器)、7は液溜め器、10は連結パイプ(制御
用通路)、11はヒータ、12は冷蔵室用冷却器
(第二の冷却器)、14はコンデンサー、16は断
熱材、19は断熱材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷蔵庫本体に複数の貯蔵室を設けると共に、液
    溜め器を有する冷凍サイクルを設け、前記貯蔵室
    のうちの少なくとも1つに設けられた冷却器に、
    前記液溜め器から分岐した制御用通路を介してヒ
    ータの加熱による気泡ポンプ作用により冷媒を供
    給するようにしたものにおいて、前記液溜め器、
    制御用通路の少なくとも一部及びヒータを断熱材
    中に埋設した状態で冷凍室用冷却器と一体化して
    冷蔵庫本体内に設置したことを特徴とする冷蔵
    庫。
JP3538979U 1979-03-19 1979-03-19 Expired JPS6112545Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3538979U JPS6112545Y2 (ja) 1979-03-19 1979-03-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3538979U JPS6112545Y2 (ja) 1979-03-19 1979-03-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55135275U JPS55135275U (ja) 1980-09-26
JPS6112545Y2 true JPS6112545Y2 (ja) 1986-04-18

Family

ID=28894565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3538979U Expired JPS6112545Y2 (ja) 1979-03-19 1979-03-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6112545Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55135275U (ja) 1980-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080092569A1 (en) Cooling unit with multi-parameter defrost control
EP2578970B1 (en) Refrigerator
US3261173A (en) Refrigerating apparatus
JP2007078264A (ja) 冷凍冷蔵庫
WO2023088150A1 (zh) 冰箱
JPS6112545Y2 (ja)
CN101479545B (zh) 冷却储藏库
JPS6050247B2 (ja) 冷凍装置
JP2012042140A (ja) 冷蔵庫
JP2005241139A (ja) 冷蔵庫
JP3860006B2 (ja) 冷蔵庫
WO2020107602A1 (zh) 冰箱
JPH038925Y2 (ja)
JP2002062034A (ja) 冷蔵庫
JPS6050257B2 (ja) 冷凍装置
EP4435353A1 (en) Refrigerator and refrigerator manufacturing method
CN219889920U (zh) 用于冰箱的防凝露组件和冰箱
CN220771470U (zh) 用于冷冻冷藏设备的排水管组件和冷冻冷藏设备
JPS634931Y2 (ja)
US20210207870A1 (en) Entrance refrigerator and control method thereof
JPH1082571A (ja) 冷蔵庫
JP2003130535A (ja) 冷蔵庫
US2993347A (en) Refrigerating systems
JPS621670Y2 (ja)
KR200213715Y1 (ko) 전기보일러