JPS61124901A - 色分解フイルタ−の製造方法 - Google Patents
色分解フイルタ−の製造方法Info
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- JPS61124901A JPS61124901A JP59247400A JP24740084A JPS61124901A JP S61124901 A JPS61124901 A JP S61124901A JP 59247400 A JP59247400 A JP 59247400A JP 24740084 A JP24740084 A JP 24740084A JP S61124901 A JPS61124901 A JP S61124901A
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- layer
- color separation
- filter
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はVTRなどのカラーテレビカメラの心臓部に用
いられるCCD (電荷結合型素子)に代表される固体
撮像素子用色分解フィルターに関する。
いられるCCD (電荷結合型素子)に代表される固体
撮像素子用色分解フィルターに関する。
具体的には色分解フィルター層を直接固体撮像素子の受
光部の上に設けるタイプにおいてフィルター層の裏面に
無機化合物膜を反射防止膜とじて形成させる事を特徴と
する固体撮像素子用色分解フィルターの製造方法に関す
る。
光部の上に設けるタイプにおいてフィルター層の裏面に
無機化合物膜を反射防止膜とじて形成させる事を特徴と
する固体撮像素子用色分解フィルターの製造方法に関す
る。
〈従来の技術〉
第4図と従来の固体撮像素子用色分解フィルタ輝
−の例を示す様式断面図を示し、第5図に従来の色分解
フィルターを固体撮像装置に組み込んだ際の様子を示す
。
フィルターを固体撮像装置に組み込んだ際の様子を示す
。
これによれば、固体撮像素子(6)の受光部(上面)に
フィルター層(3)を接して色分解フィルター(1)が
接着剤層(7)を介して貼り合わされている。固体撮像
素子(6)からは導線(9)およびリードフレーム(8
)ヲ経由して固体撮像素子パッケージの外部へ画像に関
する電気信号を伝えられるように構成されている。この
固体撮像装置(5)にはカメラのレンズ系(図示せず)
を通過した光線が封止ガラス板a〔を通り色分解フィル
ター(1)へ入射(1すするものであるが従来の色分解
フィルターはガラス透明基板(2)の片側(入射光とは
逆側)にフィルター層が形成されているだけでフィルタ
ー層の奥面はガラス透明基板(21そのものであった。
フィルター層(3)を接して色分解フィルター(1)が
接着剤層(7)を介して貼り合わされている。固体撮像
素子(6)からは導線(9)およびリードフレーム(8
)ヲ経由して固体撮像素子パッケージの外部へ画像に関
する電気信号を伝えられるように構成されている。この
固体撮像装置(5)にはカメラのレンズ系(図示せず)
を通過した光線が封止ガラス板a〔を通り色分解フィル
ター(1)へ入射(1すするものであるが従来の色分解
フィルターはガラス透明基板(2)の片側(入射光とは
逆側)にフィルター層が形成されているだけでフィルタ
ー層の奥面はガラス透明基板(21そのものであった。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上記のように、従来の色分解フィルター(1)は第4図
のような構成をしているため色分解フィルター(1)へ
到達する入射光αBの一部分はガラス透明基板(2)上
で反射01シてしまい、フィルター層(3)もしくは固
体撮像素子(6)に達する有効な光量を下げる結果とな
っていた。
のような構成をしているため色分解フィルター(1)へ
到達する入射光αBの一部分はガラス透明基板(2)上
で反射01シてしまい、フィルター層(3)もしくは固
体撮像素子(6)に達する有効な光量を下げる結果とな
っていた。
色分解フィルター(1)に使用されるガラスの材質は石
英ガラス、低膨張ガラス、硼珪酸塩系ガラスまたはソー
ダライムガラス等を代表とする通常ガラスが用いられる
が、たとえば、o、5鎮厚の硼珪酸塩系ガラスの場合、
両面で8.2%程度の反射があり、有効な光の損失につ
ながっていた。
英ガラス、低膨張ガラス、硼珪酸塩系ガラスまたはソー
ダライムガラス等を代表とする通常ガラスが用いられる
が、たとえば、o、5鎮厚の硼珪酸塩系ガラスの場合、
両面で8.2%程度の反射があり、有効な光の損失につ
ながっていた。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明は以上のような欠点を改良すべくできるだけ反射
率の低い色分解フィルター−の製造方法を提供するもの
である。具体的にはフィルター層の反対面に反射防止層
として真空蒸着法やスパッター蒸着あるいはイオンブレ
ーティング法等の真空雰囲気下で蒸着することから得ら
れる無機化合物膜を形成させる事を特徴とする。
率の低い色分解フィルター−の製造方法を提供するもの
である。具体的にはフィルター層の反対面に反射防止層
として真空蒸着法やスパッター蒸着あるいはイオンブレ
ーティング法等の真空雰囲気下で蒸着することから得ら
れる無機化合物膜を形成させる事を特徴とする。
ここで本発明の製造方法によって得られる色分解用カラ
ーフィルター〇一実施例を第1図に従って詳細に説明す
る。
ーフィルター〇一実施例を第1図に従って詳細に説明す
る。
まず、ガラス透明基板(2)は前記したように05〜1
. Ortea程度の厚みを有し材質としては石英ガラ
ス、低膨張ガラス、硼珪酸塩系ガラス、またはソーダラ
イムガラス等を代表とする通常ガラスが用いられる。こ
のようなガラス透明基板(2)の片面に、色分解用のフ
ィルター層(3)が設けられる。該フィルター層(3)
は特公昭52−17375号公報や特公昭52−173
76号公報において公知のようにゼラチン、低分子量ゼ
ラチン、グリユー、カゼイン等の水溶性樹脂の感光材料
が光硬化した薄膜を染料にて染色した有機樹脂系のフィ
ルター層があるがそのほかT i 02〜5iftに例
示されるような高屈折基の薄膜と低屈折率の薄膜を互(
・違いに10〜20層程度積層してなる無機の干渉フィ
ルター層も当然採用できる。
. Ortea程度の厚みを有し材質としては石英ガラ
ス、低膨張ガラス、硼珪酸塩系ガラス、またはソーダラ
イムガラス等を代表とする通常ガラスが用いられる。こ
のようなガラス透明基板(2)の片面に、色分解用のフ
ィルター層(3)が設けられる。該フィルター層(3)
は特公昭52−17375号公報や特公昭52−173
76号公報において公知のようにゼラチン、低分子量ゼ
ラチン、グリユー、カゼイン等の水溶性樹脂の感光材料
が光硬化した薄膜を染料にて染色した有機樹脂系のフィ
ルター層があるがそのほかT i 02〜5iftに例
示されるような高屈折基の薄膜と低屈折率の薄膜を互(
・違いに10〜20層程度積層してなる無機の干渉フィ
ルター層も当然採用できる。
フィルター層(3)はその厚さは10μ程度もしくはそ
れ以下であり、第1図ではその厚みを透明基板(2)と
比べて非常に誇張して画かれている。しかも、第1図か
らは明らかでないが所望の色数、例えば、シアン、イエ
ローの2色あるいは赤、緑、青等の3色が所望のパター
ンすなわち、固体撮像素子の受光部の形状に対応して設
けられているものである。
れ以下であり、第1図ではその厚みを透明基板(2)と
比べて非常に誇張して画かれている。しかも、第1図か
らは明らかでないが所望の色数、例えば、シアン、イエ
ローの2色あるいは赤、緑、青等の3色が所望のパター
ンすなわち、固体撮像素子の受光部の形状に対応して設
けられているものである。
多くの場合、透明基板(2)の片面には色分解用のフィ
ルター層(3)のみならずフィルター層(3)の表面を
保護するためのオーバーコートl1lilが付加されて
いたり、あるいは各色のフィルター層の間隙や周辺に光
速光層が設けられているものであり、フィルター層(3
)と透明基板(2)のみからなる色分解フィルターとい
うものは例が少ない。しかしながらフィルター層(3)
についてこのような付加的要素は従来公知のものであり
1本発明はこれら従来公知の色分解フィルターの全てに
ついてあてはまるものである事は言うまでもない。また
側面に遮光層と称する有機物質あるいは金属膜がコーテ
ィングされているものもあり、第1図忙は示して(・な
いが、これらも本発明の色分解フィルターに含める事が
出来る。
ルター層(3)のみならずフィルター層(3)の表面を
保護するためのオーバーコートl1lilが付加されて
いたり、あるいは各色のフィルター層の間隙や周辺に光
速光層が設けられているものであり、フィルター層(3
)と透明基板(2)のみからなる色分解フィルターとい
うものは例が少ない。しかしながらフィルター層(3)
についてこのような付加的要素は従来公知のものであり
1本発明はこれら従来公知の色分解フィルターの全てに
ついてあてはまるものである事は言うまでもない。また
側面に遮光層と称する有機物質あるいは金属膜がコーテ
ィングされているものもあり、第1図忙は示して(・な
いが、これらも本発明の色分解フィルターに含める事が
出来る。
このような第1図に示す色分解フィルターの裏面には無
機化合物膜が真空蒸着法にて反射防止層(4)として設
けられている。この薄膜の材質はフッ化マグネシウム(
MgF2)二酸化ケイ素(S102)アルミナ(Alt
Os )、酸化チタン(TIO2)、酸化ジルコニウ
ム(ZrO,)等から選ばれる。これらは透明基板(2
)の屈折率や望まれる反射防止層から適当なものが選ば
れるが、単体であっても、何種類か組み合わせても良い
。
機化合物膜が真空蒸着法にて反射防止層(4)として設
けられている。この薄膜の材質はフッ化マグネシウム(
MgF2)二酸化ケイ素(S102)アルミナ(Alt
Os )、酸化チタン(TIO2)、酸化ジルコニウ
ム(ZrO,)等から選ばれる。これらは透明基板(2
)の屈折率や望まれる反射防止層から適当なものが選ば
れるが、単体であっても、何種類か組み合わせても良い
。
本発明の固体撮像素子用色分解フィルターの製造方法を
工程順に示す図面の第5図(at〜(d)に基いて以下
詳細に説明する。
工程順に示す図面の第5図(at〜(d)に基いて以下
詳細に説明する。
第6図(alに示すように固体撮像素子用色分解フィル
ターは「多面付け」と称してフィルター製造段階では一
枚の犬ぎな透明基板(2a)の上面に色分解用のフィル
ター層(3a)を多数形成する工程がある。そして保護
膜(13を施す。この保護膜(131は、反射防止層を
形成するときの汚れ防止や〕イルターを1個毎に断裁す
る際の断裁用冷却液や発生するガラスくずによりフィル
ター層(3)が汚染されるのを防いでいるものである。
ターは「多面付け」と称してフィルター製造段階では一
枚の犬ぎな透明基板(2a)の上面に色分解用のフィル
ター層(3a)を多数形成する工程がある。そして保護
膜(13を施す。この保護膜(131は、反射防止層を
形成するときの汚れ防止や〕イルターを1個毎に断裁す
る際の断裁用冷却液や発生するガラスくずによりフィル
ター層(3)が汚染されるのを防いでいるものである。
しかしこの保護膜0Jは、真空雰囲気のもとで蒸着して
反射防止層を形成するとぎクリーン度の高い雰囲気で行
なう場合は必要でなく、断裁時にのみ必要となる。この
場合、保護膜(131を施す工程は反射防止層を形成さ
せた後になる。
反射防止層を形成するとぎクリーン度の高い雰囲気で行
なう場合は必要でなく、断裁時にのみ必要となる。この
場合、保護膜(131を施す工程は反射防止層を形成さ
せた後になる。
第3図(blは反射防止層(4a)を形成させた図であ
る。反射防止層(4a)の形成は真空蒸着法スパッター
蒸着法、イオンブレーティング法から選択して行なう。
る。反射防止層(4a)の形成は真空蒸着法スパッター
蒸着法、イオンブレーティング法から選択して行なう。
フィルター層(3)がゼラチン、グリユーカゼイン等の
水溶性樹脂の感光材料が光硬化した薄膜を染料にて染色
した有機樹脂系である場合、耐熱温度が150℃以下の
ため、単層反射防止膜として最適なフッ化マグナシウム
(MgF2)は蒸着時に300℃以上の温度がかかるた
め不適当であり、この場合、二酸化ケイ素(SiO2)
、アルミナ(A1203)、酸化チタン(TiO2)、
酸化ジルコニウム(Zr02)などの材料の組み合せす
なわち、多層反射防止膜を施す事になる。
水溶性樹脂の感光材料が光硬化した薄膜を染料にて染色
した有機樹脂系である場合、耐熱温度が150℃以下の
ため、単層反射防止膜として最適なフッ化マグナシウム
(MgF2)は蒸着時に300℃以上の温度がかかるた
め不適当であり、この場合、二酸化ケイ素(SiO2)
、アルミナ(A1203)、酸化チタン(TiO2)、
酸化ジルコニウム(Zr02)などの材料の組み合せす
なわち、多層反射防止膜を施す事になる。
いずれにしろ、これらの材料は、電子ビーム加熱方式あ
るいは抵抗加熱方式により、真空度10−2〜10
torrの雰囲気中を蒸発する事になり。
るいは抵抗加熱方式により、真空度10−2〜10
torrの雰囲気中を蒸発する事になり。
10〜100順程度離れたところに位置する被蒸着材料
(ガラス面)に堆積するわけである。
(ガラス面)に堆積するわけである。
膜厚の管理は光学系モニターで行ない所定の膜厚になる
まで蒸着を何回と繰り返すわけである。
まで蒸着を何回と繰り返すわけである。
耐熱性のある無機干渉フィルターの場合は、前記したよ
うに高熱のかかるフッ化マグネシウム(MgFz)単層
、のものが使え便利である。また、第5図(a)′→(
blのように、ガラス透明基板(2a)の片面に反射防
止層(4a)を予め形成させその後にフィルター層(5
a)を形成させるプロセスでは、上記のフッ化マグネシ
ウム(MgF2)も使う事が出来るわけである。
うに高熱のかかるフッ化マグネシウム(MgFz)単層
、のものが使え便利である。また、第5図(a)′→(
blのように、ガラス透明基板(2a)の片面に反射防
止層(4a)を予め形成させその後にフィルター層(5
a)を形成させるプロセスでは、上記のフッ化マグネシ
ウム(MgF2)も使う事が出来るわけである。
多層膜の場合、中位の屈折率の蒸着物質が必要であるが
、耐久性のよい安定な物質がないため、このうちの一層
を酸化チタン(TiOz ) /二酸化ケイ#(SiO
t ) /酸化チタン(TiO2)に代表される三層の
耐久性の良い等両膜におぎかえる事ができる。
、耐久性のよい安定な物質がないため、このうちの一層
を酸化チタン(TiOz ) /二酸化ケイ#(SiO
t ) /酸化チタン(TiO2)に代表される三層の
耐久性の良い等両膜におぎかえる事ができる。
以上のようにフィルター層(3)の裏面に反射防止層(
4)が形成された多面付は固体撮像素子用色分解フィル
ターを次に1個毎に断裁を行なう。
4)が形成された多面付は固体撮像素子用色分解フィル
ターを次に1個毎に断裁を行なう。
前記したように、色分解フィルター層(3)の上に烹
はウレタン系樹脂あるいは塩ピ壽樹脂から成る保護膜α
Jを断裁用冷却液や断裁時に発生するガラスくずにより
フィルター層(3)が汚染されるのを防ぐ目的でコーテ
ィングする。また、下面すなわち、反射防止層(4)側
には例えば粘着層α滲を有する塩化ビニル樹脂フィルム
等の伸張性フィルム膜(15を貼着する。第6図(C)
はダイシング装置等で各色分解フィルター層(3a)の
間に断裁溝(161が形成された状態である。
Jを断裁用冷却液や断裁時に発生するガラスくずにより
フィルター層(3)が汚染されるのを防ぐ目的でコーテ
ィングする。また、下面すなわち、反射防止層(4)側
には例えば粘着層α滲を有する塩化ビニル樹脂フィルム
等の伸張性フィルム膜(15を貼着する。第6図(C)
はダイシング装置等で各色分解フィルター層(3a)の
間に断裁溝(161が形成された状態である。
この後、粘着層を有する伸張性フィルム膜(15)から
個々の色分解フィルター(1)を剥離し、しかる後。
個々の色分解フィルター(1)を剥離し、しかる後。
セロテープなど粘着性を有するテープにて保護膜031
から剥せば第3図(dlに示すように個々に分離独立し
た色分解フィルター(1)であってフィルター層(3)
の裏面には真空蒸着法にて反射防止層(4)が形成され
たものが得られる。
から剥せば第3図(dlに示すように個々に分離独立し
た色分解フィルター(1)であってフィルター層(3)
の裏面には真空蒸着法にて反射防止層(4)が形成され
たものが得られる。
〈作用〉
ガラスの反射防止膜は単層反射防止膜を例にとって述べ
ると次の二つの条件を満たしたとぎ反射がゼロになると
されている。
ると次の二つの条件を満たしたとぎ反射がゼロになると
されている。
n=5 ・・・n:薄膜屈折率 ngニガラス下地屈
折高nd=λ/4・・・d:膜厚 λ:波 長蒸
着物質とし℃は屈折寵が安定し、耐久性のすぐれるもの
が求められるが、フッ化マグネシウム(rt:1.38
)が最適である。
折高nd=λ/4・・・d:膜厚 λ:波 長蒸
着物質とし℃は屈折寵が安定し、耐久性のすぐれるもの
が求められるが、フッ化マグネシウム(rt:1.38
)が最適である。
また二層膜はndの値がλ/4−λ/4型、λ/4−λ
/2型、多層膜においてはλ/4−λ/4型、λ/4−
λ/2−λ/4 型などの組合せが光の干渉を打ち消す
構成モあり1反射光を抑えその結果、透過光が増すよう
になる。
/2型、多層膜においてはλ/4−λ/4型、λ/4−
λ/2−λ/4 型などの組合せが光の干渉を打ち消す
構成モあり1反射光を抑えその結果、透過光が増すよう
になる。
本発明の固体撮像素子用色分解フィルターのように片面
に反射防止膜を形成させた場合でも、0.5馴厚の硼硅
酸環系ガラスの場合、理論的に片面で4.1%程度カッ
トでき、反対側のフィルター層に到達する透過光の量が
増すようになる。
に反射防止膜を形成させた場合でも、0.5馴厚の硼硅
酸環系ガラスの場合、理論的に片面で4.1%程度カッ
トでき、反対側のフィルター層に到達する透過光の量が
増すようになる。
〈実施例1〉
厚さ0.5鵡、直径5 iltcHの硼硅酸環系ガラス
(ショット社、テンパックス・・・屈折率nd(波長5
87.86nm)=1.47187、ηe(546,o
7nm)=1.47358. Tl1(365,01
nm)=1.48901)からなる透明基板上に1辺約
10Hの角形フィルター層を公知の方法にて24個多面
付けしたものに対して、表面フィルター側に易剥離性塗
膜となるコート材[東洋インキ製造■ウレタン系樹脂P
u −805−294Jな塗布して乾燥し保護膜とした
。
(ショット社、テンパックス・・・屈折率nd(波長5
87.86nm)=1.47187、ηe(546,o
7nm)=1.47358. Tl1(365,01
nm)=1.48901)からなる透明基板上に1辺約
10Hの角形フィルター層を公知の方法にて24個多面
付けしたものに対して、表面フィルター側に易剥離性塗
膜となるコート材[東洋インキ製造■ウレタン系樹脂P
u −805−294Jな塗布して乾燥し保護膜とした
。
この後、真空薄膜形成装置(真空蒸着機、真空器械工業
■製CES−3)に上記サンプルをフィルター層とは反
対のガラス面を蒸発源に対向させ50枚セットした。ま
ず真空度を2X10 torにし、・・ロゲンランプ
にてガラス透明基板を約100℃に加熱した後波長(−
X)が440 nmの領域でガラス基板の屈折率(rl
)x膜厚(d)=λ/4になるような等両膜を形成さ
せた。等両膜は酸化チタン(TiO2)/二酸化ケイ素
(S102)/酸化チタン(Ti02)の三層からなり
、それぞれ、54秒、27秒、47秒の時間だけ蒸着し
た。次に同じ真空槽で酸化チタン(T + 02 )
ヲnd =λ/2となるように5分12秒かけて電子ビ
ーム加熱方式の真空蒸着を行ない、さらに二酸化ケイ系
(SiQ )をλ/4となるように56秒かけて蒸着な
行なった。
■製CES−3)に上記サンプルをフィルター層とは反
対のガラス面を蒸発源に対向させ50枚セットした。ま
ず真空度を2X10 torにし、・・ロゲンランプ
にてガラス透明基板を約100℃に加熱した後波長(−
X)が440 nmの領域でガラス基板の屈折率(rl
)x膜厚(d)=λ/4になるような等両膜を形成さ
せた。等両膜は酸化チタン(TiO2)/二酸化ケイ素
(S102)/酸化チタン(Ti02)の三層からなり
、それぞれ、54秒、27秒、47秒の時間だけ蒸着し
た。次に同じ真空槽で酸化チタン(T + 02 )
ヲnd =λ/2となるように5分12秒かけて電子ビ
ーム加熱方式の真空蒸着を行ない、さらに二酸化ケイ系
(SiQ )をλ/4となるように56秒かけて蒸着な
行なった。
蒸着の後、伸張性のポリ塩化ビニルフィルムの片面に粘
着層を設けた伸張性テープ5PV−224(日東電工■
商品名)と透明基板の下面(反射防止層が形成された面
)とを貼り合せた。この後、600メツシユのレジンブ
レードを用いた断裁機により表面より断裁溝を入れ前記
の伸張性テープの端部な引張り第3図(c)の状態とし
た。
着層を設けた伸張性テープ5PV−224(日東電工■
商品名)と透明基板の下面(反射防止層が形成された面
)とを貼り合せた。この後、600メツシユのレジンブ
レードを用いた断裁機により表面より断裁溝を入れ前記
の伸張性テープの端部な引張り第3図(c)の状態とし
た。
この後、色分解フィルターの裏面に付着していた伸張性
テープ及び表面の保護膜な剥離する事により、フィルタ
ー層とは反対面に反射防止層が形成された固体撮像素子
用色分解フィルターが得られた。この色分解フィルター
は第6図のグラフ図に示すように、従来の反射防止層が
形成されていないものと比べると日立自記分光光度計5
40で測定して可視光領域(400〜7oonm)で従
来のものが両面で8.2〜8.3%の反射率があったも
のが水沫では4.2〜5.1%に下がり、その結果、フ
ィルター層に到達する光が3〜4%ぐらい増加し光をよ
り有効利用する事が出来るようになった、〈実施例2〉 厚さ1.Qa、直径41nchの硼硅酸環系ガラス(シ
wット社、テンパックス・・・屈折率n−d (波長
587、86 nm ) = 1.4718、He(5
a6.07nm)= 1.47558、nl(365,
01nm)=1.48901 )からなる透明基板に真
空蒸着法でフッ化マグネシウム(’MgF’、)を形成
させた。
テープ及び表面の保護膜な剥離する事により、フィルタ
ー層とは反対面に反射防止層が形成された固体撮像素子
用色分解フィルターが得られた。この色分解フィルター
は第6図のグラフ図に示すように、従来の反射防止層が
形成されていないものと比べると日立自記分光光度計5
40で測定して可視光領域(400〜7oonm)で従
来のものが両面で8.2〜8.3%の反射率があったも
のが水沫では4.2〜5.1%に下がり、その結果、フ
ィルター層に到達する光が3〜4%ぐらい増加し光をよ
り有効利用する事が出来るようになった、〈実施例2〉 厚さ1.Qa、直径41nchの硼硅酸環系ガラス(シ
wット社、テンパックス・・・屈折率n−d (波長
587、86 nm ) = 1.4718、He(5
a6.07nm)= 1.47558、nl(365,
01nm)=1.48901 )からなる透明基板に真
空蒸着法でフッ化マグネシウム(’MgF’、)を形成
させた。
装置は真空器械工業(樽製のCES−5を用〜・。
上記ガラス透明基板を40個セットしまず真空度を2X
10−’torrにした後透明基板を赤外線ヒーターを
用い350℃に加熱した。蒸発リース内にフッ化マクネ
シウム(MgFt 99.9%ペレット10φ×イ:フ
ルウチ化学■製)を入れ電子ビーム加熱方式により蒸発
させた。波長(λ)が570nmのとil”ld=λ/
4になるように2分25秒蒸着し反射防止膜を形成した
。
10−’torrにした後透明基板を赤外線ヒーターを
用い350℃に加熱した。蒸発リース内にフッ化マクネ
シウム(MgFt 99.9%ペレット10φ×イ:フ
ルウチ化学■製)を入れ電子ビーム加熱方式により蒸発
させた。波長(λ)が570nmのとil”ld=λ/
4になるように2分25秒蒸着し反射防止膜を形成した
。
この後、1辺約101+ORの角形のフィルター層を公
知の方法にて42個多面付けしたものに対して表面フィ
ルター側に易剥離性塗膜となるコート材「シリテクト■
:米国コントライン社製商品名」を塗布して乾燥し保護
膜とした。また、伸張性のポリ塩化ビニルフィルムの片
面に粘着層を設けた伸張性テープ5PV−224(日東
電工■商品名)と透明基板の下面(反射防止層h′−形
成された面)とを貼り合せた。この後、600メツシユ
のレジングレードを用いた断裁機により1表面より断裁
溝を入れ前記の伸張性テープの端部を引張り第3図[c
lの状態とした。
知の方法にて42個多面付けしたものに対して表面フィ
ルター側に易剥離性塗膜となるコート材「シリテクト■
:米国コントライン社製商品名」を塗布して乾燥し保護
膜とした。また、伸張性のポリ塩化ビニルフィルムの片
面に粘着層を設けた伸張性テープ5PV−224(日東
電工■商品名)と透明基板の下面(反射防止層h′−形
成された面)とを貼り合せた。この後、600メツシユ
のレジングレードを用いた断裁機により1表面より断裁
溝を入れ前記の伸張性テープの端部を引張り第3図[c
lの状態とした。
この後、色分解フィルターの裏面に付着していた伸張性
テープ及び表面の保護膜を剥離する事によりフィルター
層とは反対面に反射防止層が形成された固体撮像素子用
色分解フィルターが得られた。
テープ及び表面の保護膜を剥離する事によりフィルター
層とは反対面に反射防止層が形成された固体撮像素子用
色分解フィルターが得られた。
この色分解フィルターは第7図のグラフ図に示すように
その反射惠を測定(日立自記分光光度計340)すると
従来のものが両面で13〜77%あったものが、水沫で
は可視光の長波長側(500〜700 nm)で6.2
〜65%に下がりその結果この波長領域でフィルター層
に到達する光が少なくとも約1%ぐらい増加し光をより
有効利用する事が出来るようになった。
その反射惠を測定(日立自記分光光度計340)すると
従来のものが両面で13〜77%あったものが、水沫で
は可視光の長波長側(500〜700 nm)で6.2
〜65%に下がりその結果この波長領域でフィルター層
に到達する光が少なくとも約1%ぐらい増加し光をより
有効利用する事が出来るようになった。
〈発明の効果〉
以上説明し・址よ5に≠発明め合分解つ(ルターはフィ
ルター層と反対面に反射防止層が形成されている事でレ
ンズを通ってくる光の反射を抑える事が出来、いままで
反射していた1〜4%ぐらいの光量をフィルター層まで
到達させるようになり光を有効利用する事が出来るよう
になった。
ルター層と反対面に反射防止層が形成されている事でレ
ンズを通ってくる光の反射を抑える事が出来、いままで
反射していた1〜4%ぐらいの光量をフィルター層まで
到達させるようになり光を有効利用する事が出来るよう
になった。
反射防止率は、各波長で多少異なるが、これは、色分解
フィルターの各色の分光特性曲線の許容範囲の入るもの
で影響はほとんどない。
フィルターの各色の分光特性曲線の許容範囲の入るもの
で影響はほとんどない。
したがって、第2図に示すように、本発明による固体撮
像素子用色分解フィルターを固体撮鐵装置に組み入れた
場合、図から明らかのように、反射防止層が色分解フィ
ルターの入射光at>側に付いているため、出来るだけ
反射光(12+を抑える事が出来るわけである。
像素子用色分解フィルターを固体撮鐵装置に組み入れた
場合、図から明らかのように、反射防止層が色分解フィ
ルターの入射光at>側に付いているため、出来るだけ
反射光(12+を抑える事が出来るわけである。
したがって、フィルター層に到達する光量が増すわけで
従来よりより感度の高い固体撮隙装置を供給できるよう
になる。この事は、VTRなどのカラーテレビカメラ業
界に与える影響は犬のものがある。
従来よりより感度の高い固体撮隙装置を供給できるよう
になる。この事は、VTRなどのカラーテレビカメラ業
界に与える影響は犬のものがある。
第1図は、本発明による固体撮像素子用色分解フィルタ
ーの一実施例を示す模式断面図である。 第2図は、本発明による色分解フィルターを固体撮隙装
置に組み込んだ際の様子を示す説明図である。 第3図(at〜(diは、本発明による色分解フィルタ
ーの製造方法の一例を工程順に示す説明図である。 第4図は、従来の固体撮像素子用色分解フィルターの一
例を示す模式断面図である。 第5図は、従来の色分解フィルターを固体撒帥装置に組
み込んだ際の様子を示す説明図である。 第6図は、実施例1により反射防止膜を設けた透明基板
の光反射率と従来の透明基板の光反射率とを比較するグ
ラフ図である。 第7図は、実施例2により反射防止膜を設けた透明基板
の光反射率と従来の透明基板の光反射率とを比較するグ
ラフ図である。
ーの一実施例を示す模式断面図である。 第2図は、本発明による色分解フィルターを固体撮隙装
置に組み込んだ際の様子を示す説明図である。 第3図(at〜(diは、本発明による色分解フィルタ
ーの製造方法の一例を工程順に示す説明図である。 第4図は、従来の固体撮像素子用色分解フィルターの一
例を示す模式断面図である。 第5図は、従来の色分解フィルターを固体撒帥装置に組
み込んだ際の様子を示す説明図である。 第6図は、実施例1により反射防止膜を設けた透明基板
の光反射率と従来の透明基板の光反射率とを比較するグ
ラフ図である。 第7図は、実施例2により反射防止膜を設けた透明基板
の光反射率と従来の透明基板の光反射率とを比較するグ
ラフ図である。
Claims (1)
- ガラス透明基板(2)の片面に少なくとも色分解用フ
ィルター層(3)を所定の色数で所望のパターン状に形
成させる前あるいは後にフィルター層の反対面へ無機化
合物を真空雰囲気下で蒸着して得られる反射防止層(4
)を形成させる事を特徴とする色分解フィルター(1)
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59247400A JPS61124901A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 色分解フイルタ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59247400A JPS61124901A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 色分解フイルタ−の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124901A true JPS61124901A (ja) | 1986-06-12 |
Family
ID=17162864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59247400A Pending JPS61124901A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 色分解フイルタ−の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61124901A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6372096A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-01 | 株式会社日立ホームテック | 高周波加熱装置 |
JPS6372097A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-01 | 株式会社日立ホームテック | 高周波加熱装置 |
JP2001060679A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-03-06 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | 光学層を含む半導体イメージセンサ |
JP2005322695A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Fujitsu Ltd | 撮像用装置とその製造方法とカメラモジュール |
KR100755232B1 (ko) | 2006-04-27 | 2007-09-05 | (주)해빛정보 | 필름-필터 분리 장치 및 그 방법 |
JP2008177362A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体撮像装置およびカメラ |
US7986018B2 (en) | 2006-10-23 | 2011-07-26 | Sony Corporation | Solid-state imaging device |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP59247400A patent/JPS61124901A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6372096A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-01 | 株式会社日立ホームテック | 高周波加熱装置 |
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JP2001060679A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-03-06 | Hyundai Electronics Ind Co Ltd | 光学層を含む半導体イメージセンサ |
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US7986018B2 (en) | 2006-10-23 | 2011-07-26 | Sony Corporation | Solid-state imaging device |
US8969987B2 (en) | 2006-10-23 | 2015-03-03 | Sony Corporation | Solid-state imaging device |
JP2008177362A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体撮像装置およびカメラ |
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