JPS61123742A - 電子式燃料噴射制御装置 - Google Patents
電子式燃料噴射制御装置Info
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- JPS61123742A JPS61123742A JP24546084A JP24546084A JPS61123742A JP S61123742 A JPS61123742 A JP S61123742A JP 24546084 A JP24546084 A JP 24546084A JP 24546084 A JP24546084 A JP 24546084A JP S61123742 A JPS61123742 A JP S61123742A
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- Japan
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- fuel injection
- voltage
- microprocessor
- internal combustion
- combustion engine
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
11L1乱
[産業上の利用分野]
本発明は電子式燃料噴射制御装置に関し、詳しくは、内
燃機関の始動時の電源電圧低下に際しても、好適な燃料
噴射制御を実現する電子式燃料噴射制御装置に関する。
燃機関の始動時の電源電圧低下に際しても、好適な燃料
噴射制御を実現する電子式燃料噴射制御装置に関する。
[従来の技術]
近年、内燃機関制御の電子制御化が進み、内燃機関に供
給される燃料量を内燃機関の運転条件に基づし)、てマ
イクロコンピュータ辷より算出し、燃料噴射弁の開弁時
間を制御することによってコントロールする電子式燃料
噴射制御装置(EFI)が広く普及している。こうした
電子式燃料噴射制御装置においては、燃料噴射時間等を
算出するマイクロコンピュータの動作が当然正常でなけ
ればならないが、電子機器である為、電源電圧変動の影
響を蒙ることを免れない。特に始動時にはスタータとい
う大きな負荷を駆動する為に、電源電圧はかなり低下す
ることがあり、電源であるバッテリが弱ってきている時
や低温時等には、マイクロコンピュータの作動を保証す
ることができない電圧まで低下することもあった。
給される燃料量を内燃機関の運転条件に基づし)、てマ
イクロコンピュータ辷より算出し、燃料噴射弁の開弁時
間を制御することによってコントロールする電子式燃料
噴射制御装置(EFI)が広く普及している。こうした
電子式燃料噴射制御装置においては、燃料噴射時間等を
算出するマイクロコンピュータの動作が当然正常でなけ
ればならないが、電子機器である為、電源電圧変動の影
響を蒙ることを免れない。特に始動時にはスタータとい
う大きな負荷を駆動する為に、電源電圧はかなり低下す
ることがあり、電源であるバッテリが弱ってきている時
や低温時等には、マイクロコンピュータの作動を保証す
ることができない電圧まで低下することもあった。
そこで従来の電子式燃料噴射制御装置を搭載した内燃機
関においては、この電子式燃料噴射制御装置とは別に、
低電圧時にも安定に動作する別系統の燃料噴射弁(スタ
ートインジェクタ、STJ’)を吸気管に設け、バイメ
タルを用いたタイムスイッチ(TZS)と組合せ、始動
時に一定時間、確実に燃料噴射を行なわせようとするも
のや、始動時燃料噴射時間を予め記憶するバックアップ
手段を設け、電源電圧が所定電圧以下となった時、マイ
クロプロセッサの演算結果に替えてこのバックアップ手
段の出力を用いて燃料噴射を行なわせるもの(特開昭5
8−217737号公報の「内燃エンジンの燃料噴射制
御装置」)など種々の考案が提案されている。
関においては、この電子式燃料噴射制御装置とは別に、
低電圧時にも安定に動作する別系統の燃料噴射弁(スタ
ートインジェクタ、STJ’)を吸気管に設け、バイメ
タルを用いたタイムスイッチ(TZS)と組合せ、始動
時に一定時間、確実に燃料噴射を行なわせようとするも
のや、始動時燃料噴射時間を予め記憶するバックアップ
手段を設け、電源電圧が所定電圧以下となった時、マイ
クロプロセッサの演算結果に替えてこのバックアップ手
段の出力を用いて燃料噴射を行なわせるもの(特開昭5
8−217737号公報の「内燃エンジンの燃料噴射制
御装置」)など種々の考案が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点1
かかる従来技術を背景として、本発明が解決しようとす
る問題は以下の点にある。
る問題は以下の点にある。
(1)始動時の燃料噴射制御にスタートインジェクタ(
STJ)を用いると、通常の燃料噴射を行なう系統とは
別系統の電気的及び燃料の系統を用意してやらねばなら
ず、装置の構成が複雑になり、全体として信頼性が低下
すると共に、製造工程が増え、コストも高騰するという
問題があった。
STJ)を用いると、通常の燃料噴射を行なう系統とは
別系統の電気的及び燃料の系統を用意してやらねばなら
ず、装置の構成が複雑になり、全体として信頼性が低下
すると共に、製造工程が増え、コストも高騰するという
問題があった。
この問題はバックアップ手段を設けて、マイクロプロセ
ッサの演算出力の正しさが保証されない場合には、バッ
クアップ手段の出力により燃料噴射を行なうよう構成し
た場合も同様である。
ッサの演算出力の正しさが保証されない場合には、バッ
クアップ手段の出力により燃料噴射を行なうよう構成し
た場合も同様である。
(2)スタータにとって内燃機関のいずれか一つの気筒
が圧縮行程後期にある場合が最大負荷となるため、内燃
amの始動時には、バッテリ電圧はこれに応じて脈動す
る。従って、マイクロプロセッサにとっては、常に正常
に動作できる電圧かあるいは正常作動不可能な電圧かと
いった状態になるのではなく、脈動に応じて、正常に動
作できる電圧範囲とそうでない電圧範囲とを繰返す場合
がある。この結果、一旦、正常な動作の保証されない電
圧となってマイクロコンピュータ全体にリセットがかか
ると、電源電圧が正常に復したとしてもマイクロコンピ
ュータはそのたびにイニシャル処理からプログラムを開
始することになる。イニシャル処理では、内燃機関の回
転数や冷却水の水温など種々の運転条件を読込み、燃料
噴射量を演算し、イニシャル処理後、ようやく燃料噴射
を行なうことになるが、再び電源電圧が低下して、燃料
噴射に至る以前に、あるいは燃料噴射中に゛、再度リセ
ットがかかつてしまい、結局、始動時に必要な燃料噴射
量の確保が行なえないという問題を招致することがある
。
が圧縮行程後期にある場合が最大負荷となるため、内燃
amの始動時には、バッテリ電圧はこれに応じて脈動す
る。従って、マイクロプロセッサにとっては、常に正常
に動作できる電圧かあるいは正常作動不可能な電圧かと
いった状態になるのではなく、脈動に応じて、正常に動
作できる電圧範囲とそうでない電圧範囲とを繰返す場合
がある。この結果、一旦、正常な動作の保証されない電
圧となってマイクロコンピュータ全体にリセットがかか
ると、電源電圧が正常に復したとしてもマイクロコンピ
ュータはそのたびにイニシャル処理からプログラムを開
始することになる。イニシャル処理では、内燃機関の回
転数や冷却水の水温など種々の運転条件を読込み、燃料
噴射量を演算し、イニシャル処理後、ようやく燃料噴射
を行なうことになるが、再び電源電圧が低下して、燃料
噴射に至る以前に、あるいは燃料噴射中に゛、再度リセ
ットがかかつてしまい、結局、始動時に必要な燃料噴射
量の確保が行なえないという問題を招致することがある
。
又、電源電圧がスパイク的な変動を引き起こして乱高下
した結果、燃料噴射は噴射中に中断されてしまうことが
あるが、中断後、再び最初から燃料噴射が実行されてし
まうので、燃料噴射量が過剰となるという問題が生じる
ことも考えられた。
した結果、燃料噴射は噴射中に中断されてしまうことが
あるが、中断後、再び最初から燃料噴射が実行されてし
まうので、燃料噴射量が過剰となるという問題が生じる
ことも考えられた。
(3)この問題に対処する為に、バックアップされたメ
モリに実施された燃料噴射の時間などを記憶しておく手
法も考えられるが、電圧低下やノイズ等に起因してマイ
クロプロセッサが暴走し・た場合にはデータが書き直さ
れてしまうことがあり、かえって誤作動を沼来すること
も考えられ、完全な解決とはならなかった。
モリに実施された燃料噴射の時間などを記憶しておく手
法も考えられるが、電圧低下やノイズ等に起因してマイ
クロプロセッサが暴走し・た場合にはデータが書き直さ
れてしまうことがあり、かえって誤作動を沼来すること
も考えられ、完全な解決とはならなかった。
そこで本発明は、上記(1)ないしく3)の問照点を解
決し、簡易な構成で始動時に好適な燃料噴射制御を行な
い得る電子式燃料噴射制御装置を提供することを目的と
する。
決し、簡易な構成で始動時に好適な燃料噴射制御を行な
い得る電子式燃料噴射制御装置を提供することを目的と
する。
1L1L
[問題点を解決するための手段]
かかる目的を実現すべく、上記の問題点を解決するため
にとられた手段は、第1図に示すように、次の構成を要
旨としている。
にとられた手段は、第1図に示すように、次の構成を要
旨としている。
即ち、内燃機関M1の運転条件を検出する運転条件検出
手段M2と、 該内燃機関M1に燃料噴射を行なう燃料噴射手段M3と
、 少なくとも始動時の燃料噴射に関する情報を記憶する一
時記憶手段M4とマイクロプロセッサM5とを備え、該
マイクロプロセッサM5が、前記一時記憶手段M4に記
憶された前記情報と前記検出された内燃ll関M1の運
転条件とに基づき、燃料量tJ4mを算出し、前記燃料
噴射手段M3を制御して、内燃機関M1の回転に同期し
た主燃料噴射を行なう燃料噴射制御手段M6と、 を備えた電子式燃料噴射制御装置において、電IIN電
圧の状態を監視する電源電圧監視手段M7と、 該電源電圧監視手段M7が、前記マイクロプロセッサM
5の動作を保証する所定の電圧以下さなったことを検出
した時、前記一時記憶手段M4の内容を書き換えること
を禁止する書換禁止手段M8と、 を備えると共に、 前記燃料噴射制御手段M6が、前記内燃機関M1の始動
際に、前記監視された電源電圧が前記所定の電圧以下か
ら該所定の電圧以上に復する時、前記マイクロプロセッ
サM5によって、所定量の非同期な始動時燃料噴射を実
行すると共に、該始動時燃料噴射の途中で電源電圧が前
記所定の電圧以下となった時には該燃料噴射を中止し、
該噴射された燃料量を一時記憶手段M4に記憶し、直模
に実行される非同期な始動時燃料噴射において、マイク
ロプロセッサM5により前記記憶された燃料量を差引い
て該燃料噴射を実行するよう構成されたことを特徴とす
る電子式燃料噴射制御装置の構成がそれである。
手段M2と、 該内燃機関M1に燃料噴射を行なう燃料噴射手段M3と
、 少なくとも始動時の燃料噴射に関する情報を記憶する一
時記憶手段M4とマイクロプロセッサM5とを備え、該
マイクロプロセッサM5が、前記一時記憶手段M4に記
憶された前記情報と前記検出された内燃ll関M1の運
転条件とに基づき、燃料量tJ4mを算出し、前記燃料
噴射手段M3を制御して、内燃機関M1の回転に同期し
た主燃料噴射を行なう燃料噴射制御手段M6と、 を備えた電子式燃料噴射制御装置において、電IIN電
圧の状態を監視する電源電圧監視手段M7と、 該電源電圧監視手段M7が、前記マイクロプロセッサM
5の動作を保証する所定の電圧以下さなったことを検出
した時、前記一時記憶手段M4の内容を書き換えること
を禁止する書換禁止手段M8と、 を備えると共に、 前記燃料噴射制御手段M6が、前記内燃機関M1の始動
際に、前記監視された電源電圧が前記所定の電圧以下か
ら該所定の電圧以上に復する時、前記マイクロプロセッ
サM5によって、所定量の非同期な始動時燃料噴射を実
行すると共に、該始動時燃料噴射の途中で電源電圧が前
記所定の電圧以下となった時には該燃料噴射を中止し、
該噴射された燃料量を一時記憶手段M4に記憶し、直模
に実行される非同期な始動時燃料噴射において、マイク
ロプロセッサM5により前記記憶された燃料量を差引い
て該燃料噴射を実行するよう構成されたことを特徴とす
る電子式燃料噴射制御装置の構成がそれである。
ここで運転条件検出手段M2は、内燃機関M1の種々の
運転条件、例えば内燃機関M1の回転数Neや冷却水の
水温T tnv、あるいは吸入空気量Qやその温度Th
a等を検出するものであって、使用する内燃機関の制御
上の要求から必要なものだけを用いれば良い。
運転条件、例えば内燃機関M1の回転数Neや冷却水の
水温T tnv、あるいは吸入空気量Qやその温度Th
a等を検出するものであって、使用する内燃機関の制御
上の要求から必要なものだけを用いれば良い。
マイクロプロセッサM5と一時記憶手段M4とを備えた
燃料噴射制御手段M6は、1チツプ又は数個の素子から
なる周知のマイクロコンピュータによって実現され、上
記マイクロプロセッサM5、一時記憶手段M4以外に、
制御上の必要に応じてアナログ°あるいはディジタルの
入・出力ボート、タイマ、カウンタ等を含む構成が考え
られる。マイクロプロセッサM5は演算やデータの授受
等を司るものであって、中央処理装置(CPLI)とも
呼ばれるが、通常、上述の運転条件検出手段M2によっ
て検出された内燃n関M1の運転条件と、一時記憶手段
M4に記憶された燃料噴射に関する情報とから、実施す
べき燃料噴射量等を算出し、燃料噴射手段M3、例えば
電磁式燃料噴射弁を閤・閉弁して、燃料噴射を制御する
ものである。本発明では、マイクロプロセッサM5は内
燃機関M1の回転に同期して行なわれる上記の主燃料噴
射とは別に、始動時固有の非同期な燃料噴射制御をも司
るよう構成されている。一時記憶手段M4に保存された
情報を用いて行なわれる非同期な始動時燃料噴射の制御
については、[作用]の項で説明する。一方、一時記憶
手段M4は一時的にデータを記憶し、マイクロプロセッ
サM5によるデータの書込み・読みだしに供されるもの
であって、本発明においては、マイクロプロセッサM5
によって行なわれる始動時の燃料噴射に関する情報が書
込まれ、記憶されるものである。例えば0MO8型のス
タティックRAM等を用いることができ、数ボルトから
数+ボルトといった広い電圧範囲で内容を保持すること
ができるものも存在する。
燃料噴射制御手段M6は、1チツプ又は数個の素子から
なる周知のマイクロコンピュータによって実現され、上
記マイクロプロセッサM5、一時記憶手段M4以外に、
制御上の必要に応じてアナログ°あるいはディジタルの
入・出力ボート、タイマ、カウンタ等を含む構成が考え
られる。マイクロプロセッサM5は演算やデータの授受
等を司るものであって、中央処理装置(CPLI)とも
呼ばれるが、通常、上述の運転条件検出手段M2によっ
て検出された内燃n関M1の運転条件と、一時記憶手段
M4に記憶された燃料噴射に関する情報とから、実施す
べき燃料噴射量等を算出し、燃料噴射手段M3、例えば
電磁式燃料噴射弁を閤・閉弁して、燃料噴射を制御する
ものである。本発明では、マイクロプロセッサM5は内
燃機関M1の回転に同期して行なわれる上記の主燃料噴
射とは別に、始動時固有の非同期な燃料噴射制御をも司
るよう構成されている。一時記憶手段M4に保存された
情報を用いて行なわれる非同期な始動時燃料噴射の制御
については、[作用]の項で説明する。一方、一時記憶
手段M4は一時的にデータを記憶し、マイクロプロセッ
サM5によるデータの書込み・読みだしに供されるもの
であって、本発明においては、マイクロプロセッサM5
によって行なわれる始動時の燃料噴射に関する情報が書
込まれ、記憶されるものである。例えば0MO8型のス
タティックRAM等を用いることができ、数ボルトから
数+ボルトといった広い電圧範囲で内容を保持すること
ができるものも存在する。
電源電圧監視手段M7は、燃料噴射制御手段M6に供給
される電源電圧を監視するものであって、予め設定され
た種々の電圧、例えばマイクロプロセッサM5の動作を
ここまでは保証するという所定電圧やマイクロプロセッ
サM5の動作の再開をこの電圧ならば保証するという所
定電圧などを検出し、後述の書換禁止手段M8や燃料噴
射制御手段M6等に出力するよう構成される。
される電源電圧を監視するものであって、予め設定され
た種々の電圧、例えばマイクロプロセッサM5の動作を
ここまでは保証するという所定電圧やマイクロプロセッ
サM5の動作の再開をこの電圧ならば保証するという所
定電圧などを検出し、後述の書換禁止手段M8や燃料噴
射制御手段M6等に出力するよう構成される。
書換禁止手段M8は、前述した如(、電源電圧がマイク
ロプロセッサM5の動作をここまでは保証するという所
定電圧以下になった時、一時記憶手段M4の内容の書換
を禁止するものであって、マイクロプロセッサM5の暴
走やデータ授受におけるピット落ちといった問題から一
時記憶手段M4の内容を保護するものである。具体的な
構成は一時記憶手段M4の態様にもよるが、一時記憶手
段M4の書込み制御信号線をアクティブとしないような
回路構成等がとられる。
ロプロセッサM5の動作をここまでは保証するという所
定電圧以下になった時、一時記憶手段M4の内容の書換
を禁止するものであって、マイクロプロセッサM5の暴
走やデータ授受におけるピット落ちといった問題から一
時記憶手段M4の内容を保護するものである。具体的な
構成は一時記憶手段M4の態様にもよるが、一時記憶手
段M4の書込み制御信号線をアクティブとしないような
回路構成等がとられる。
[作用]
上記構成を有する本発明の電子式燃料噴射制御装置は、
燃料噴射制御手段M6のマイクロプロセッサM5が正常
に作動し得る電源電圧が確保されているか否かを電源電
圧監視手段M7によって検出し、その電圧以下では書換
禁止手段M8によって一時記憶手段M4の内容を書き換
えることを禁止している。しかも、マイクロプロセッサ
M5Jfi正常に動作しえる電圧後する毎に、燃料噴射
制御手段M6は非同期な始動時燃料噴射をこのマイクロ
プロセッサM5によって実行すると共に、この始動時燃
料噴射の途中で電源電圧が上記所定の電圧以下となった
時には該燃料噴射を中止し、中止するまでに噴射された
燃料量を一時記憶手段M4に記憶し、この直後に実行さ
れる非同期な始動時燃料噴射において、マイクロプロセ
ッサM5により前記記憶された燃料量を差引いて該燃料
噴射を実行する。
燃料噴射制御手段M6のマイクロプロセッサM5が正常
に作動し得る電源電圧が確保されているか否かを電源電
圧監視手段M7によって検出し、その電圧以下では書換
禁止手段M8によって一時記憶手段M4の内容を書き換
えることを禁止している。しかも、マイクロプロセッサ
M5Jfi正常に動作しえる電圧後する毎に、燃料噴射
制御手段M6は非同期な始動時燃料噴射をこのマイクロ
プロセッサM5によって実行すると共に、この始動時燃
料噴射の途中で電源電圧が上記所定の電圧以下となった
時には該燃料噴射を中止し、中止するまでに噴射された
燃料量を一時記憶手段M4に記憶し、この直後に実行さ
れる非同期な始動時燃料噴射において、マイクロプロセ
ッサM5により前記記憶された燃料量を差引いて該燃料
噴射を実行する。
従って、始動時にスタータ等の負荷によって、電源電圧
がマイクロプロセッサM5の動作を保証する所定の電圧
を跨いで脈動する場合でも、電源電圧がこの電圧以下か
ら、以上に復すれば直ちに、マイクロプロセッサM5は
非同期な始動時燃料噴射を行なう上、この非同期な燃料
噴射の途中で電[1i圧が上記所定の電圧を横切ってス
パイク的な変動を示した場合にも、一時記憶手段M4に
保存された燃料噴射量を用いて、適正な燃料噴射量の非
同期な始動時燃料噴射を行なう。
がマイクロプロセッサM5の動作を保証する所定の電圧
を跨いで脈動する場合でも、電源電圧がこの電圧以下か
ら、以上に復すれば直ちに、マイクロプロセッサM5は
非同期な始動時燃料噴射を行なう上、この非同期な燃料
噴射の途中で電[1i圧が上記所定の電圧を横切ってス
パイク的な変動を示した場合にも、一時記憶手段M4に
保存された燃料噴射量を用いて、適正な燃料噴射量の非
同期な始動時燃料噴射を行なう。
[実施例]
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第2図は本発明一実施例としての内燃III関とその周
辺装置との概略構成を示す概略構成図、第3図は燃料噴
射制御手段としての電子制御回路の構成を示すブロック
図、である。
辺装置との概略構成を示す概略構成図、第3図は燃料噴
射制御手段としての電子制御回路の構成を示すブロック
図、である。
図において、1は4サイクル4気筒の内燃機関、2は燃
料噴射制御手段としての電子制御回路、3は電源として
のバッテリ、である。内燃機関1の吸気管4には、上流
からエアクリーナ5.エアフロメータ7、吸気温センサ
9.スロットルバルブ11、アイドルスイッチ12等が
配設され、吸入空気は分岐管15に設けられた燃料噴射
手段としての電磁式燃料噴射弁17より噴射された燃料
と共に混合気となって図示しないシリンダに吸入される
。一方、内燃機関1の排気管19には排気組成中の酸素
濃度を検出する02センサ21が設けられている。
料噴射制御手段としての電子制御回路、3は電源として
のバッテリ、である。内燃機関1の吸気管4には、上流
からエアクリーナ5.エアフロメータ7、吸気温センサ
9.スロットルバルブ11、アイドルスイッチ12等が
配設され、吸入空気は分岐管15に設けられた燃料噴射
手段としての電磁式燃料噴射弁17より噴射された燃料
と共に混合気となって図示しないシリンダに吸入される
。一方、内燃機関1の排気管19には排気組成中の酸素
濃度を検出する02センサ21が設けられている。
更に、23はイグナイタ、25はイグナイタ23に発生
する高電圧を内燃機関1のクランクシャフト27の回転
に同期して各気筒の図示しない点火プラグに分配するデ
ィストリビュータであって、ディストリビュータ25は
内燃ta関1の気筒判別信号G1及び回転数信号Neと
を生成する。また29はバッテリ3を電子制御回路2に
接続するイグニッションスイッチ、31はイグニッショ
ンスイッチ29と一部連動してスタータモータ32をオ
ン・オフするスタータスイッチ、33は内燃機関1の冷
却水の水温Thwを検出する水温センサ、である。
する高電圧を内燃機関1のクランクシャフト27の回転
に同期して各気筒の図示しない点火プラグに分配するデ
ィストリビュータであって、ディストリビュータ25は
内燃ta関1の気筒判別信号G1及び回転数信号Neと
を生成する。また29はバッテリ3を電子制御回路2に
接続するイグニッションスイッチ、31はイグニッショ
ンスイッチ29と一部連動してスタータモータ32をオ
ン・オフするスタータスイッチ、33は内燃機関1の冷
却水の水温Thwを検出する水温センサ、である。
電子制御回路2は、マイクロコンピュータ50を核とし
て、アナログ入力回路52.A/D変挽回路53.ディ
ジタル入力回路54.バックアップ回路56.信号切換
回路58.If源回路60゜出力信号バッフ762.6
3から構成される装置電子制御回路2のアナログ入力回
路52は、エアフロメータ7からの信号としての吸入空
気量Us1水瀉水温サ33からの信号としての内燃l1
lll11の冷却水温T hw、吸気温センサ9からの
信号としての吸気HA T ha、バッテリ3の電圧+
B、を入力し、これらの信号は次段のA/D変換回路5
3によって順次A/D変換され、マイクロコンピュータ
50に取り込まれる。
て、アナログ入力回路52.A/D変挽回路53.ディ
ジタル入力回路54.バックアップ回路56.信号切換
回路58.If源回路60゜出力信号バッフ762.6
3から構成される装置電子制御回路2のアナログ入力回
路52は、エアフロメータ7からの信号としての吸入空
気量Us1水瀉水温サ33からの信号としての内燃l1
lll11の冷却水温T hw、吸気温センサ9からの
信号としての吸気HA T ha、バッテリ3の電圧+
B、を入力し、これらの信号は次段のA/D変換回路5
3によって順次A/D変換され、マイクロコンピュータ
50に取り込まれる。
一方、ディジタル入力回路54は、ディストリビュータ
25の生成する気筒判別信@G1と回転数信号N6.0
2センサ21からの信号としてのリーン・リッチ信号O
x、スロットルバルブ11が全閉であることを示すアイ
ドルスイッチ12からの信@1dle、スタータスイッ
チ31の状態を示す信号STA、を入力し、マイクロコ
ンピュータ50とバックアップ回路56に出力する。
25の生成する気筒判別信@G1と回転数信号N6.0
2センサ21からの信号としてのリーン・リッチ信号O
x、スロットルバルブ11が全閉であることを示すアイ
ドルスイッチ12からの信@1dle、スタータスイッ
チ31の状態を示す信号STA、を入力し、マイクロコ
ンピュータ50とバックアップ回路56に出力する。
電源回路60はイグニッションスイッチ29を介してバ
ッテリ電圧+8を、又、イグニッションスイッチ29を
介することなくバックアップ用の電圧B attを入力
して、マイクロコンピュータ50に供給される定電圧V
subとその他の回路に供給されるもうひとつの定電
圧Vcとを生成する。
ッテリ電圧+8を、又、イグニッションスイッチ29を
介することなくバックアップ用の電圧B attを入力
して、マイクロコンピュータ50に供給される定電圧V
subとその他の回路に供給されるもうひとつの定電
圧Vcとを生成する。
このほか、電源回路60は、定電圧V subの電圧を
監視して信号W1を生成したり、マイクロコンピュータ
50よりマイクロコンピュータ5oが正常に作動してい
ることをソフトウェアにより報知するウォッチドッグク
リア信号wdc等に基づいて、゛マイクロコンピュータ
5oのイニシャル信号汀百を生成する電源シーケンスと
しての動作も行なうが、これについては後述する。
監視して信号W1を生成したり、マイクロコンピュータ
50よりマイクロコンピュータ5oが正常に作動してい
ることをソフトウェアにより報知するウォッチドッグク
リア信号wdc等に基づいて、゛マイクロコンピュータ
5oのイニシャル信号汀百を生成する電源シーケンスと
しての動作も行なうが、これについては後述する。
マイクロコンピュータ50 j、を第4図に示す如く、
ひとつのチップ内に周知のマイクロプロセッサ(MPt
J)70.ROM71.RAM73.入力ポードア4.
出カポードア6、クロック発生回路78、共通バス79
等を集積した1チツプマイクロコンピユータであって、
特に本実施例ではアドレスデコーダ81.R−8フリツ
プ70ツブ82゜インバータ83.ゲート付バスドライ
バ84からなるwi信号検出回路86をも内蔵している
。尚、クロック発生回路78は外付の水晶振動子88を
得て、MPLI70のf¥1!ll基本夕aツクを生成
する他、後述する4 1318c毎の割込を起動する信
号を発生する。
ひとつのチップ内に周知のマイクロプロセッサ(MPt
J)70.ROM71.RAM73.入力ポードア4.
出カポードア6、クロック発生回路78、共通バス79
等を集積した1チツプマイクロコンピユータであって、
特に本実施例ではアドレスデコーダ81.R−8フリツ
プ70ツブ82゜インバータ83.ゲート付バスドライ
バ84からなるwi信号検出回路86をも内蔵している
。尚、クロック発生回路78は外付の水晶振動子88を
得て、MPLI70のf¥1!ll基本夕aツクを生成
する他、後述する4 1318c毎の割込を起動する信
号を発生する。
マイクロプロセッサ70は入力ポードア4を介し内燃機
関1の運転条件を読みこみ、内燃機関1の点火時期や燃
料噴tsm及び噴射タイミングを演算する。そして、出
力ポードア6を介してA/D変換回路53のIII m
(l @の他に、バックアップ回路56に点火時期制
御信号1gを、信号切換回路58に燃料噴射制御信号τ
1.τ2を、電源回路60にウォッチドッグクリア信号
wdcを、各々出力する。ここで燃料噴射制御信号τ1
は内燃機関1の回転に同期して出力される通常の主燃料
噴射を制御する信号であり、燃料噴射制御信号τ2は本
発明において行なわれる始動時燃料噴射を制御する信号
である。燃料噴射制御信号τ2の取扱いについては後に
フローチャートに依拠し、詳細に説明する。
関1の運転条件を読みこみ、内燃機関1の点火時期や燃
料噴tsm及び噴射タイミングを演算する。そして、出
力ポードア6を介してA/D変換回路53のIII m
(l @の他に、バックアップ回路56に点火時期制
御信号1gを、信号切換回路58に燃料噴射制御信号τ
1.τ2を、電源回路60にウォッチドッグクリア信号
wdcを、各々出力する。ここで燃料噴射制御信号τ1
は内燃機関1の回転に同期して出力される通常の主燃料
噴射を制御する信号であり、燃料噴射制御信号τ2は本
発明において行なわれる始動時燃料噴射を制御する信号
である。燃料噴射制御信号τ2の取扱いについては後に
フローチャートに依拠し、詳細に説明する。
バックアップ回路56はマイクロコンピュータ50が正
常に作動しなくなった時に、その制御を補う為の回路で
あって、次のように働く。マイクロコンピュータ50は
マイクロプロセッサ70に司られて、内燃機関1の運転
中であれば始動中であるか否かにかかわらず、点火時期
制御信号°1gを内燃機関1の回転数Neによって定ま
る所定の間隔をおいて出力している。従って、点火時期
制・御信号igが所定期間を越えて出力されなくなった
時にはマイクロコンピュータ50は異常であると判断し
、気筒判別信号G1と回転数信号N13とから予め定め
られたタイミングで点火信号IGtをバッフ762を介
してイグナイタ23へ出力する。
常に作動しなくなった時に、その制御を補う為の回路で
あって、次のように働く。マイクロコンピュータ50は
マイクロプロセッサ70に司られて、内燃機関1の運転
中であれば始動中であるか否かにかかわらず、点火時期
制御信号°1gを内燃機関1の回転数Neによって定ま
る所定の間隔をおいて出力している。従って、点火時期
制・御信号igが所定期間を越えて出力されなくなった
時にはマイクロコンピュータ50は異常であると判断し
、気筒判別信号G1と回転数信号N13とから予め定め
られたタイミングで点火信号IGtをバッフ762を介
してイグナイタ23へ出力する。
と同時に、所定の燃料噴射量制御信号τ3をマイクロコ
ンピュータ50が異常であることを示す信号failと
共に信号切換回路58に出力する。
ンピュータ50が異常であることを示す信号failと
共に信号切換回路58に出力する。
信号切換回路58は、通常マイクロコンピュータ50の
出力する燃料噴射制御信号τ1.τ2を入力して、バッ
フ763を介して電磁式燃料噴射弁17を開閉する燃料
噴射信号τpを出力しているが、バックアップ回路56
がマイクロコンピュータ50の異常を検出して信号fa
ilを出力すると、上記の燃料噴射制御信号で1.τ2
に替えて、バックアップ回路50の出力する燃料噴射制
御信号τ3によって電磁式燃料噴射弁17をIIJ御す
るよう構成されている。信号切換回路58を公知の論理
ゲートによって構成した一例を第5図に示す。
出力する燃料噴射制御信号τ1.τ2を入力して、バッ
フ763を介して電磁式燃料噴射弁17を開閉する燃料
噴射信号τpを出力しているが、バックアップ回路56
がマイクロコンピュータ50の異常を検出して信号fa
ilを出力すると、上記の燃料噴射制御信号で1.τ2
に替えて、バックアップ回路50の出力する燃料噴射制
御信号τ3によって電磁式燃料噴射弁17をIIJ御す
るよう構成されている。信号切換回路58を公知の論理
ゲートによって構成した一例を第5図に示す。
以上の構成において行なわれる内燃機fl11の制御の
一例を第6図のタイムチャートに示した。
一例を第6図のタイムチャートに示した。
次に第7図の回路図に拠って電源回路60の構成及び機
能について説明すると共に、マイクロコンピュータ50
内のwi信号検出回路86の働きについても述べ、本発
明の電源監視手段、書換禁止手段の一例に言及する。
能について説明すると共に、マイクロコンピュータ50
内のwi信号検出回路86の働きについても述べ、本発
明の電源監視手段、書換禁止手段の一例に言及する。
第7図に示す如く、電源回路60はマイクロコンピュー
タ50に供給される定電圧Vsubとマイクロコンピュ
ータ50以外の回路に供給される定電圧Vcとを生成す
る定電圧出力部93、定電圧Vs%jbの電圧を監視す
るwi信号出力部95、マイクロコンピュータ50のウ
ォッチドッグクリア信@wdcと共働してイニシャル信
号1nitを生成するイニシャル信号発生回路97、か
ら構成されている。
タ50に供給される定電圧Vsubとマイクロコンピュ
ータ50以外の回路に供給される定電圧Vcとを生成す
る定電圧出力部93、定電圧Vs%jbの電圧を監視す
るwi信号出力部95、マイクロコンピュータ50のウ
ォッチドッグクリア信@wdcと共働してイニシャル信
号1nitを生成するイニシャル信号発生回路97、か
ら構成されている。
定電圧出力部93は、バッテリ電圧+8を電源として定
電圧Vcを生成するレギュレータ101と、イグニッシ
ョンスイッチ29を介さないバッテリ電圧B attを
電圧源として定電圧Vsubを生成するレギュレータ1
02とから構成されている。
電圧Vcを生成するレギュレータ101と、イグニッシ
ョンスイッチ29を介さないバッテリ電圧B attを
電圧源として定電圧Vsubを生成するレギュレータ1
02とから構成されている。
W1信号出力部95は、オペアンプOP1に拳って、内
部に形成された基準電圧Vdlを用いて定電圧V su
bの電圧を監視する回路であり、抵抗器R11、R12
,R13による分圧によって形成されたヒステリシスを
利用して、定電圧V subが判定電圧■2以下となっ
た時にその出力信号w1をロウアクティブとし、電圧■
2より高い判定電圧11以上となった時にハイレベルに
するよう構成されている。ここに、判定電圧V2はこの
電圧まではマイクロコンピュータ50内のMPL170
にとって自身の動作が正常なものであると判断できると
いう電圧として設定されており、一方、判定電圧V1は
4の電圧以上であればMP(J70自身が燃料噴射等の
制御を正常に再開させられると自ら判断できる電圧とし
て設定されており、両者にリステリシス電圧(ΔV)を
もたせることによって境界付近での動作上のチャタリン
グ等の発生を防止している。尚、定電圧化されている電
圧Vsubが変動するのは、バッテリ3の電圧B at
tがレギュレータ102の能力を越えて低下することに
よって生じる。
部に形成された基準電圧Vdlを用いて定電圧V su
bの電圧を監視する回路であり、抵抗器R11、R12
,R13による分圧によって形成されたヒステリシスを
利用して、定電圧V subが判定電圧■2以下となっ
た時にその出力信号w1をロウアクティブとし、電圧■
2より高い判定電圧11以上となった時にハイレベルに
するよう構成されている。ここに、判定電圧V2はこの
電圧まではマイクロコンピュータ50内のMPL170
にとって自身の動作が正常なものであると判断できると
いう電圧として設定されており、一方、判定電圧V1は
4の電圧以上であればMP(J70自身が燃料噴射等の
制御を正常に再開させられると自ら判断できる電圧とし
て設定されており、両者にリステリシス電圧(ΔV)を
もたせることによって境界付近での動作上のチャタリン
グ等の発生を防止している。尚、定電圧化されている電
圧Vsubが変動するのは、バッテリ3の電圧B at
tがレギュレータ102の能力を越えて低下することに
よって生じる。
イニシャル信号発生回路97は、マイクロコンピュータ
50の入・出力信号を説明した所で触れたように、MP
LI70が電源電圧の低下やノイズ等に起因して暴走し
た場合、あるいは定電圧VsubがもはやMPU70の
動作が全く期待できない電圧まで低下した時、イニシャ
ル信号百貨を出力してマイクロコンピュータ50を停止
させるものであって、電子制御回路2のパワーオン時の
イニシャル信号発生も兼ねている。
50の入・出力信号を説明した所で触れたように、MP
LI70が電源電圧の低下やノイズ等に起因して暴走し
た場合、あるいは定電圧VsubがもはやMPU70の
動作が全く期待できない電圧まで低下した時、イニシャ
ル信号百貨を出力してマイクロコンピュータ50を停止
させるものであって、電子制御回路2のパワーオン時の
イニシャル信号発生も兼ねている。
上述のW1信号出力部95の出力信号iはマイクロコン
ピュータ50内のwi信号検出回路86のR−Sフリッ
プフロップ82のS端子につながれている。インバータ
83の出力は通常ハイレベルなので、信号W1が一旦、
ロウアクティブとなると、R−Sフリップフロップ82
はセットされ、その出力Qはロウレベル(信号Oに対応
)に、セットされる。MPU70はW1信号検出回路8
6に設定されたアドレスを出力し、アドレスデコーダ8
1を介してゲート付バスドライバ84を開き、R−Sフ
リップ70ツブ82の出力Qの状態を読み込むことがで
きるが、これとは別に、アドレスデコーダ81を介して
R−8フリツプ70ツブ82めR端子にデータを書き込
むこともできる。R−Sフリップフロップ82の真理値
表は次の如くであここでQn−1とは出力QがR,S端
子の状態が変化したひとつ前の時点での状態を維持する
ことを示している。従って、一旦信号1がロウレベルと
なると、MPLJ70がwi信号検出回路86にレベル
1を書き込んでも、出力Qの状態はロウレベルのままで
ある。しかしながら、定電圧V subが判定電圧71
以上となって信号W1がハイレベルとなると、MPLJ
70からの書き込み動作によって、出力Qの状態は反転
し、ハイレベルとなる。尚、MPU70が読み書きする
wi信号検出回路86のアドレスを、以下Wlボートと
呼ぶ。
ピュータ50内のwi信号検出回路86のR−Sフリッ
プフロップ82のS端子につながれている。インバータ
83の出力は通常ハイレベルなので、信号W1が一旦、
ロウアクティブとなると、R−Sフリップフロップ82
はセットされ、その出力Qはロウレベル(信号Oに対応
)に、セットされる。MPU70はW1信号検出回路8
6に設定されたアドレスを出力し、アドレスデコーダ8
1を介してゲート付バスドライバ84を開き、R−Sフ
リップ70ツブ82の出力Qの状態を読み込むことがで
きるが、これとは別に、アドレスデコーダ81を介して
R−8フリツプ70ツブ82めR端子にデータを書き込
むこともできる。R−Sフリップフロップ82の真理値
表は次の如くであここでQn−1とは出力QがR,S端
子の状態が変化したひとつ前の時点での状態を維持する
ことを示している。従って、一旦信号1がロウレベルと
なると、MPLJ70がwi信号検出回路86にレベル
1を書き込んでも、出力Qの状態はロウレベルのままで
ある。しかしながら、定電圧V subが判定電圧71
以上となって信号W1がハイレベルとなると、MPLJ
70からの書き込み動作によって、出力Qの状態は反転
し、ハイレベルとなる。尚、MPU70が読み書きする
wi信号検出回路86のアドレスを、以下Wlボートと
呼ぶ。
R−8フリツプフロツプ82の出力QはRAM73に出
力されており、この信号QがロウレベルとなるとRAM
73内の書き込み信号線は不活性化され、RAM73へ
のデータの書き込みは一切行なえない構成となっている
。これは、RAM73内のデータ書き込み制御信号線W
Eはロウアクティブ(ロウレベルの時、書き込み可)で
あることから、第8図に一例を示すように、信号Qがロ
ウレベルとなった時、RAM73の書き込み端子R/W
をその電源電圧VCと等しくしておくような構成により
容易に実現される。
力されており、この信号QがロウレベルとなるとRAM
73内の書き込み信号線は不活性化され、RAM73へ
のデータの書き込みは一切行なえない構成となっている
。これは、RAM73内のデータ書き込み制御信号線W
Eはロウアクティブ(ロウレベルの時、書き込み可)で
あることから、第8図に一例を示すように、信号Qがロ
ウレベルとなった時、RAM73の書き込み端子R/W
をその電源電圧VCと等しくしておくような構成により
容易に実現される。
以上のハードウェアの構成を有する本実施例の電子式燃
料噴射制御装置2においてマイクロコンピュータ50の
MPL170が行なう処理について、第9図のフローチ
ャートに依拠して説明する。MPIJ70は、第9図の
フローチャートに示す割込ルーチン(41se(j毎に
起動される)を始動時燃料噴射の制御として繰返し実行
している。まず、各ステップでの処理について説明する
。
料噴射制御装置2においてマイクロコンピュータ50の
MPL170が行なう処理について、第9図のフローチ
ャートに依拠して説明する。MPIJ70は、第9図の
フローチャートに示す割込ルーチン(41se(j毎に
起動される)を始動時燃料噴射の制御として繰返し実行
している。まず、各ステップでの処理について説明する
。
ステップ200:スタータ32が駆動されているか否か
を信号STAの状態により判断する。
を信号STAの状態により判断する。
ステップ210.220:WIボート、即ちwi信号検
出回路86に値1を書き込む処理を行なう。
出回路86に値1を書き込む処理を行なう。
ステップ230.240:Wlボートの値が1であるか
否かの判断を行なう。
否かの判断を行なう。
ステップ250:変数CTIMEの値がt2以上である
か否かの判断を行なう。
か否かの判断を行なう。
ステップ260:変数0丁IMEの値が【2未満である
か否かの判断を行なう。
か否かの判断を行なう。
ステップ270:変数CTIMEを値t1にセットする
処理を行なう。尚、ここで値t1はfilt2より2以
上大きな値として設定されている。
処理を行なう。尚、ここで値t1はfilt2より2以
上大きな値として設定されている。
ステップ280:カウンタとして用いられる変数CII
MEをOにセットする処理を行なう。
MEをOにセットする処理を行なう。
ステップ290;変数CTrMEを1だけインクリメン
トする処理、即ちCT IME−CT IME+1を行
なう。尚、この時変数CTIMEの値はRAM73内の
所定のエリアに格納するという 4処理も併せて行なわ
れる。
トする処理、即ちCT IME−CT IME+1を行
なう。尚、この時変数CTIMEの値はRAM73内の
所定のエリアに格納するという 4処理も併せて行なわ
れる。
ステップ300:出力する燃料噴射制御信号τ2をオン
状態に変更又は維持する処理を行なう。
状態に変更又は維持する処理を行なう。
ステップ370:出力する燃料噴射制御信号τ2をオフ
状態に変更または維持する処理を行なう。
状態に変更または維持する処理を行なう。
以上の処理・判断を行なう本割込ルーチンによる制御は
、次の順序で実行される。
、次の順序で実行される。
〈1)まずステップ200から開始されるが、イグニッ
ションスイッチ2.9をオンとしてバッテリ3の電圧+
8を電子制御回路2に供給するようにした直後には、ま
だスタータスイッチ31は開成されていないので、スタ
ータ32はオンとされておらず、ステップ200におけ
る判断はrNOJとなって、処理はステップ210へ進
む。ステップ210でWIボートに1を書込んだ後、ス
テップ270において変数CTIMEに値t1を書込み
、ステップ310において、燃料噴射制御信号τ2をオ
フ状態とし、RTNへ抜けて水割込みルーチンの最初の
実行を終了する。
ションスイッチ2.9をオンとしてバッテリ3の電圧+
8を電子制御回路2に供給するようにした直後には、ま
だスタータスイッチ31は開成されていないので、スタ
ータ32はオンとされておらず、ステップ200におけ
る判断はrNOJとなって、処理はステップ210へ進
む。ステップ210でWIボートに1を書込んだ後、ス
テップ270において変数CTIMEに値t1を書込み
、ステップ310において、燃料噴射制御信号τ2をオ
フ状態とし、RTNへ抜けて水割込みルーチンの最初の
実行を終了する。
(2)やがてスタータスイッチ31が閉成され。
るとスタータ32がバッテリ3の電力供給をうけて回転
を始め、内燃機関を駆動する。しかして水割込みルーチ
ンが起動されると、ステップ200での判断はrYEs
Jとなって処理はステップ230へ進み、Wlボート−
17の判断が行なわれる。今回の割込みルーチンの起動
に先立つ前回の処理においてWfボートには値1が書込
まれているから、スタータ32の負荷が加わったことに
よってマイクロコンピュータ50の電源である定電圧V
subが低下していなければw■ボートの値°は1のま
まであり、定電圧Vsubが判定電圧■2以下となって
いればWlボートの値は0となっている。バッテリ3の
容量に充分な余裕があり定電圧V subが低下しない
ような場合にはステップ230での判断はrYEsJと
なって処理はステップ260へ進み、CTIME<t2
の判断を行なう。
を始め、内燃機関を駆動する。しかして水割込みルーチ
ンが起動されると、ステップ200での判断はrYEs
Jとなって処理はステップ230へ進み、Wlボート−
17の判断が行なわれる。今回の割込みルーチンの起動
に先立つ前回の処理においてWfボートには値1が書込
まれているから、スタータ32の負荷が加わったことに
よってマイクロコンピュータ50の電源である定電圧V
subが低下していなければw■ボートの値°は1のま
まであり、定電圧Vsubが判定電圧■2以下となって
いればWlボートの値は0となっている。バッテリ3の
容量に充分な余裕があり定電圧V subが低下しない
ような場合にはステップ230での判断はrYEsJと
なって処理はステップ260へ進み、CTIME<t2
の判断を行なう。
変数CTIMEの値は初回の水割込みルーチンの処理に
おけるステップ270において鎖目に設定されているか
ら、ステップ260での判断は「NO」となり、処理は
ステップ310へ移行し、燃料噴射制御信号τ2をオフ
状態のままに維持してRTNへ抜け、水割込みルーチン
を終了する。
おけるステップ270において鎖目に設定されているか
ら、ステップ260での判断は「NO」となり、処理は
ステップ310へ移行し、燃料噴射制御信号τ2をオフ
状態のままに維持してRTNへ抜け、水割込みルーチン
を終了する。
(3)一方、バッテリ29が弱っているなどの理由でス
タータ32の負荷が加わった時にバッテリ29の電圧+
Bが大きく低下し、マイクロコンピュータ50への定電
圧Vsubも判定電圧■2を下回るような状態となった
場合、ステップ230での判断はrNOJ (Wlボ
ート−1は不成立)となって処理はステップ220へ進
む。ステップ220ではWIボートに値1を書込み、続
くステップ240で再びWlポートが1であるか否かの
判断を行なう。W!ボートの値は、信号wiがロウレベ
ルであればMPU70が値1を書込んでも値1に更新さ
れないので、定電圧VSubが判定電圧v2を下回り次
に判定電圧v1以上となるまではステップ240での判
断はrNOJとなり処理は既述したごとくステップ31
0−RTNと進む。
タータ32の負荷が加わった時にバッテリ29の電圧+
Bが大きく低下し、マイクロコンピュータ50への定電
圧Vsubも判定電圧■2を下回るような状態となった
場合、ステップ230での判断はrNOJ (Wlボ
ート−1は不成立)となって処理はステップ220へ進
む。ステップ220ではWIボートに値1を書込み、続
くステップ240で再びWlポートが1であるか否かの
判断を行なう。W!ボートの値は、信号wiがロウレベ
ルであればMPU70が値1を書込んでも値1に更新さ
れないので、定電圧VSubが判定電圧v2を下回り次
に判定電圧v1以上となるまではステップ240での判
断はrNOJとなり処理は既述したごとくステップ31
0−RTNと進む。
スタータ32の負荷が脈動し定電圧y subが判定電
圧■1を以上となった後では、ステップ230−ステッ
プ220の判断・処理において、WIボートの値は1と
なり、ステップ240での判断はrYEsJとなる。こ
の様子を第10図に示した。
圧■1を以上となった後では、ステップ230−ステッ
プ220の判断・処理において、WIボートの値は1と
なり、ステップ240での判断はrYEsJとなる。こ
の様子を第10図に示した。
即ち、WIボートの状態は信号W1がロウアクティブと
なった時、ロウレベルとなり、信号W1がハイレベルと
なった後の最初のMPU70によるデータ1の書込みに
よってハイレベルに復する。
なった時、ロウレベルとなり、信号W1がハイレベルと
なった後の最初のMPU70によるデータ1の書込みに
よってハイレベルに復する。
(4)ステップ240での判断がrYEsJ、即ち、W
[ボート−1となると処理はステップ250に進み、変
数CTIMEの値が12以上であるか否かの判断を行な
う。変数CTIMEの値は当初ステップ270で値t1
に設定された値のままとなっているのでステップ250
での判断はrYES」となって処理はステップ280へ
進む。ステップ280では今から非同期な始動時燃料噴
射を始めるとして、変数CTIMEの値を0にセットす
る。続くステップ300では燃料噴射制御信号τ2をオ
ン状態としRTNへ抜けて水割込みルーチンを終了する
。燃料噴射制御信号τ2の出力がオン状態となる七、電
子制御回路2の出力信号τpはアクティブとなり、M!
1式燃料噴射弁17は開弁される。
[ボート−1となると処理はステップ250に進み、変
数CTIMEの値が12以上であるか否かの判断を行な
う。変数CTIMEの値は当初ステップ270で値t1
に設定された値のままとなっているのでステップ250
での判断はrYES」となって処理はステップ280へ
進む。ステップ280では今から非同期な始動時燃料噴
射を始めるとして、変数CTIMEの値を0にセットす
る。続くステップ300では燃料噴射制御信号τ2をオ
ン状態としRTNへ抜けて水割込みルーチンを終了する
。燃料噴射制御信号τ2の出力がオン状態となる七、電
子制御回路2の出力信号τpはアクティブとなり、M!
1式燃料噴射弁17は開弁される。
(5)以上の条件で、次に水割込みルーチンが起動され
ると、定電圧v subが再び低下して判定電圧v2を
下回るまではWlボートの値は1となっていることから
、ステップ230の判断は[YESJ となり、ステッ
プ26oで変数cT IMEが値t2未満であるか否か
の判断が行なわれる。変数CTIMEの値はステップ2
80で0にセットされた後、ステップ290が実行され
るたびに1ずつインクリメントされてゆくから、この値
がt2に達するまで(ここでは50 m5ecの間)、
ステップ260での判断はrYEsJであって、引続き
ステップ290.ステップ300の処理を行い燃料噴射
制御信号τ2による非同期な燃料噴射が実行される。
ると、定電圧v subが再び低下して判定電圧v2を
下回るまではWlボートの値は1となっていることから
、ステップ230の判断は[YESJ となり、ステッ
プ26oで変数cT IMEが値t2未満であるか否か
の判断が行なわれる。変数CTIMEの値はステップ2
80で0にセットされた後、ステップ290が実行され
るたびに1ずつインクリメントされてゆくから、この値
がt2に達するまで(ここでは50 m5ecの間)、
ステップ260での判断はrYEsJであって、引続き
ステップ290.ステップ300の処理を行い燃料噴射
制御信号τ2による非同期な燃料噴射が実行される。
(6)定電圧Vsubが判定電圧v1以上である間に、
MPU70による上記の非同期な始動時燃料噴射<5O
−sec)が終了し、やがて定電圧ysubが低下し、
再び判定電圧■2以下から判定電圧■1以上に復すると
、上記(5)と同様の制御が行なわれる。
MPU70による上記の非同期な始動時燃料噴射<5O
−sec)が終了し、やがて定電圧ysubが低下し、
再び判定電圧■2以下から判定電圧■1以上に復すると
、上記(5)と同様の制御が行なわれる。
(7)ところが、上記(5)で説明した非同期な始動時
燃料噴射の実行中に、電源電圧にスパイク状の変動が生
じて定電圧V subも判定電圧V1゜v2を跨いで変
動し、非同期な始動時燃料噴射が中断されることがある
。この時Wlボートの値は零となり、非同期な始動時燃
料噴射の途中でありながら、ステップ230での判断が
「NO」となり、処理はステップ220へ移行して、ス
テップ220−ステップ240−ステップ310−RT
Nの如き流れとなる。しかして、定電圧VSUbがこの
直後に回復して判定電圧V1以上となると、Wfボート
はMPU70によって一旦書き込まれた結果(ステップ
220)その値は1となり、ステップ240で判断はr
YEsJとなってステップ250へ進む。
燃料噴射の実行中に、電源電圧にスパイク状の変動が生
じて定電圧V subも判定電圧V1゜v2を跨いで変
動し、非同期な始動時燃料噴射が中断されることがある
。この時Wlボートの値は零となり、非同期な始動時燃
料噴射の途中でありながら、ステップ230での判断が
「NO」となり、処理はステップ220へ移行して、ス
テップ220−ステップ240−ステップ310−RT
Nの如き流れとなる。しかして、定電圧VSUbがこの
直後に回復して判定電圧V1以上となると、Wfボート
はMPU70によって一旦書き込まれた結果(ステップ
220)その値は1となり、ステップ240で判断はr
YEsJとなってステップ250へ進む。
この時、変数CTIMEの値は、前回正常にステップ2
90が実行されることによりRAM73の所定のエリア
に格納された値のまま保存されていることから、ステッ
プ250での判断は「NO」、即ち変数CTIMEの値
はカウンタアップされておらず非同期な始動時燃料噴射
は途中で中断されていたとして、処理をステップ290
へ移し、以後、最前に中断された上述の(5)の制御を
継続する。
90が実行されることによりRAM73の所定のエリア
に格納された値のまま保存されていることから、ステッ
プ250での判断は「NO」、即ち変数CTIMEの値
はカウンタアップされておらず非同期な始動時燃料噴射
は途中で中断されていたとして、処理をステップ290
へ移し、以後、最前に中断された上述の(5)の制御を
継続する。
従って、非同期な始動時燃料噴射によって噴射される燃
料量は、常に、燃料噴射時間50 m5ecに相当する
量に制御され、スパイク状の電圧変動によっても過剰な
燃料量となることはない。
料量は、常に、燃料噴射時間50 m5ecに相当する
量に制御され、スパイク状の電圧変動によっても過剰な
燃料量となることはない。
以上の制御の全般に亘9て、マイクロコンピュータ50
内のRAM73は、既述した如く、定電圧V subが
判定電圧v2以下となるとその書込みを禁止し内容を保
護するように構成されており、スタータ32の負荷の変
動によってバッテリ電圧+Bが脈動しても変数CTIM
Eの値は保存されている。
内のRAM73は、既述した如く、定電圧V subが
判定電圧v2以下となるとその書込みを禁止し内容を保
護するように構成されており、スタータ32の負荷の変
動によってバッテリ電圧+Bが脈動しても変数CTIM
Eの値は保存されている。
水割込みルーチンを内燃tIi1開1の始動時に繰返し
実行することによって行なわれる非同期な始動時燃料噴
射の制御の一例を第11図のタイミングチャートに示し
た。即ち、始動時の燃料噴射は、定電圧vsubが判定
電圧■2以下となってから判定電圧71以上、に復する
毎に、変数CTIMEの値をカウンタとして用いながら
開始され(第11図区間工)、変数CTIMEの値がt
2となると、以後停止される(区間■)。こうした非同
期な始動時燃料噴射の途中で定電圧V subが低下し
燃料噴射が中断された時は、定電圧ysubが回復する
と、1回の非同期な燃料噴射量のうち残量の燃料噴射が
行なわれる(区間■)。通常の主燃料噴射はこれとは別
に行なわれており、定電圧Vsubが確立されると、通
常の燃料噴射制御によって丘なわれる(区間■)。
実行することによって行なわれる非同期な始動時燃料噴
射の制御の一例を第11図のタイミングチャートに示し
た。即ち、始動時の燃料噴射は、定電圧vsubが判定
電圧■2以下となってから判定電圧71以上、に復する
毎に、変数CTIMEの値をカウンタとして用いながら
開始され(第11図区間工)、変数CTIMEの値がt
2となると、以後停止される(区間■)。こうした非同
期な始動時燃料噴射の途中で定電圧V subが低下し
燃料噴射が中断された時は、定電圧ysubが回復する
と、1回の非同期な燃料噴射量のうち残量の燃料噴射が
行なわれる(区間■)。通常の主燃料噴射はこれとは別
に行なわれており、定電圧Vsubが確立されると、通
常の燃料噴射制御によって丘なわれる(区間■)。
以上のように構成された本実施例においては、マイクロ
プロセッサ70の電源電圧である定電圧Vsubの状態
をwi信号出力部95によって監視し、マイクロプロセ
ッサ70の動作が保証できる電圧(ここでは判定電圧V
2)を下回ったときにはRAM73の内容を保存し、マ
イクロプロセッサ70の動作の再開に問題のない電圧〈
ここでは判定電圧V1 )以上となった時にはパルス幅
5 Q m5ecの始動時固有の非同期な燃料噴射を実
行させている。従って、始動時にマイクロプロセッサ7
0の動作が保証できないような電圧の領域を含んで定電
圧y subが変動するような場合でも、判定電圧71
以上となった時には直に非同期な始動時燃料噴射が開始
されることになり、始動時の確実な燃料噴射が期待でき
、気筒への可燃混合気の吸入は確実なものとなる。しか
もRAM73内の変数CTIMEの値は保存されるので
、非同期な始動時燃料噴射の途中で定電圧V subの
変動により燃料噴射が中断した場合には、直後に定電圧
v subが回復した時に実行する非同期な始動時燃料
噴射で、残量の燃料噴射が行なわれるので、内燃機WJ
1に供給される始動時燃料噴射量がスパイク的な電源電
圧変動に起因して過剰となることもない。
プロセッサ70の電源電圧である定電圧Vsubの状態
をwi信号出力部95によって監視し、マイクロプロセ
ッサ70の動作が保証できる電圧(ここでは判定電圧V
2)を下回ったときにはRAM73の内容を保存し、マ
イクロプロセッサ70の動作の再開に問題のない電圧〈
ここでは判定電圧V1 )以上となった時にはパルス幅
5 Q m5ecの始動時固有の非同期な燃料噴射を実
行させている。従って、始動時にマイクロプロセッサ7
0の動作が保証できないような電圧の領域を含んで定電
圧y subが変動するような場合でも、判定電圧71
以上となった時には直に非同期な始動時燃料噴射が開始
されることになり、始動時の確実な燃料噴射が期待でき
、気筒への可燃混合気の吸入は確実なものとなる。しか
もRAM73内の変数CTIMEの値は保存されるので
、非同期な始動時燃料噴射の途中で定電圧V subの
変動により燃料噴射が中断した場合には、直後に定電圧
v subが回復した時に実行する非同期な始動時燃料
噴射で、残量の燃料噴射が行なわれるので、内燃機WJ
1に供給される始動時燃料噴射量がスパイク的な電源電
圧変動に起因して過剰となることもない。
又、定電圧y subが判定電圧■2よりも更に低下し
、電源回路60内の1nit信号が出力される事態とな
ってマイクロコンピュータ50がリセットされた場合で
も、定電圧V subが回復して判定電圧V1以上とな
れば、内燃機関1の回転数Neやその他のパラメータか
ら燃料噴射時間を計算して行なわれる主燃料噴射を持つ
ことなく燃料噴射制御信号τ2による非同期な始動時燃
料噴射が実行されるので、スタータ32が回転しうるよ
うな場合には、内燃機関1の各気筒への燃料の吸入を確
実ならしめることができる。
、電源回路60内の1nit信号が出力される事態とな
ってマイクロコンピュータ50がリセットされた場合で
も、定電圧V subが回復して判定電圧V1以上とな
れば、内燃機関1の回転数Neやその他のパラメータか
ら燃料噴射時間を計算して行なわれる主燃料噴射を持つ
ことなく燃料噴射制御信号τ2による非同期な始動時燃
料噴射が実行されるので、スタータ32が回転しうるよ
うな場合には、内燃機関1の各気筒への燃料の吸入を確
実ならしめることができる。
更に、本実施例では若干の電気的な回路を追加している
に過ぎず、しかも常に単一のマイクロプロセッサ70の
下で燃料噴射を制御しており、スタートインジェクタや
その燃料系統などを必要とせず、簡易な構成で確実な始
動時の燃料噴射を行なわせることができる。
に過ぎず、しかも常に単一のマイクロプロセッサ70の
下で燃料噴射を制御しており、スタートインジェクタや
その燃料系統などを必要とせず、簡易な構成で確実な始
動時の燃料噴射を行なわせることができる。
尚、本実施例では定電圧V subが常時判定電圧■2
以下となってマイクロプロセッサ70が点火時期制御信
号19を出せない状態に至った時には、バックアップ回
路56により、内燃機関1の点火時期と燃料噴射を制御
しており、スタータ32が駆動されるような電圧範囲で
の内燃機関1の始動性はほとんど完璧を期されていると
いってよい。
以下となってマイクロプロセッサ70が点火時期制御信
号19を出せない状態に至った時には、バックアップ回
路56により、内燃機関1の点火時期と燃料噴射を制御
しており、スタータ32が駆動されるような電圧範囲で
の内燃機関1の始動性はほとんど完璧を期されていると
いってよい。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
実施例に回答限定されるものではなく、例えば、書換禁
止手段として、第8図に示した構成に替えて、wi信号
検出回路86の出力信@iとイニシャル信号発生回路9
7の出力するイニシャル信号1nitとの論理和(AN
D)をマイクロコンピュータ50のイニシャル信号とし
て入力する構成をとるなど、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において、種々なる態様で実施しうろことは勿論で
ある。
実施例に回答限定されるものではなく、例えば、書換禁
止手段として、第8図に示した構成に替えて、wi信号
検出回路86の出力信@iとイニシャル信号発生回路9
7の出力するイニシャル信号1nitとの論理和(AN
D)をマイクロコンピュータ50のイニシャル信号とし
て入力する構成をとるなど、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において、種々なる態様で実施しうろことは勿論で
ある。
(7)IL
以上詳述したように、本発明の電磁式燃料噴射制御装謬
によれば、スタートインジェクタやその燃料系統などを
必要とすることなく、始動時に適正な燃料噴射を確実に
実現することができ、内燃機関1の始動性を充分に確保
することができるという優れた効果を奏する。又、構成
が簡易にできる為、装置の信頼性や製造工程の手間やコ
ストの問題等も改善される。
によれば、スタートインジェクタやその燃料系統などを
必要とすることなく、始動時に適正な燃料噴射を確実に
実現することができ、内燃機関1の始動性を充分に確保
することができるという優れた効果を奏する。又、構成
が簡易にできる為、装置の信頼性や製造工程の手間やコ
ストの問題等も改善される。
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は本発明の一実
施例としての内燃機関とその周辺装置との構成を示す概
略構成図、第3図は電子制御回路2の構成を示すブロッ
ク図、第4図はマイクロコンピュータ50の構成を示す
ブロック図、第5図は信号切換回路58の構成例を示す
論理回路図、第6図はバックアップ回路56による点火
時期と燃料噴射の制御例を示すタイミングチャート、第
7図は電源回路60の構成を示す回路図、第8図はRA
M73の書込み禁止を行なう構成の一例を示す回路図、
第9図は実施例における制御例を示す41s130割込
みルーチンのフローチャート、第10図はWlボートの
状態を説明するタイミングチャート、第11図は実施例
における燃料噴射制御の一例を示すタイミングチャート
、である。 1・・・内燃機関 2・・・電子制御回路 3・・・バッテリ 17・・・電磁式燃料噴射弁 29・・・イグニッションスイッチ 31・・・スタータスイッチ 32・・・スタータ 50・・・マイクロコンピュータ 60・・・電源回路 70・・・マイクロプロセッサ(MPLI)73・・・
RAM 82・・・R−Sフリップ70ツブ 86・・・w1信号検出回路 95・・・W1信号出力部
施例としての内燃機関とその周辺装置との構成を示す概
略構成図、第3図は電子制御回路2の構成を示すブロッ
ク図、第4図はマイクロコンピュータ50の構成を示す
ブロック図、第5図は信号切換回路58の構成例を示す
論理回路図、第6図はバックアップ回路56による点火
時期と燃料噴射の制御例を示すタイミングチャート、第
7図は電源回路60の構成を示す回路図、第8図はRA
M73の書込み禁止を行なう構成の一例を示す回路図、
第9図は実施例における制御例を示す41s130割込
みルーチンのフローチャート、第10図はWlボートの
状態を説明するタイミングチャート、第11図は実施例
における燃料噴射制御の一例を示すタイミングチャート
、である。 1・・・内燃機関 2・・・電子制御回路 3・・・バッテリ 17・・・電磁式燃料噴射弁 29・・・イグニッションスイッチ 31・・・スタータスイッチ 32・・・スタータ 50・・・マイクロコンピュータ 60・・・電源回路 70・・・マイクロプロセッサ(MPLI)73・・・
RAM 82・・・R−Sフリップ70ツブ 86・・・w1信号検出回路 95・・・W1信号出力部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の冷却水温を含む運転条件を検出する運転
条件検出手段と、 該内燃機関に燃料噴射を行なう燃料噴射手段と、少なく
とも始動時の燃料噴射に関する情報を記憶する一時記憶
手段とマイクロプロセッサとを備え、該マイクロプロセ
ッサが、前記一時記憶手段に記憶された前記情報と前記
検出された内燃機関の運転条件とに基づき、燃料噴射量
を算出し、前記燃料噴射手段を制御して、内燃機関の回
転に同期した主燃料噴射を行なう燃料噴射制御手段と、
を備えた電子式燃料噴射制御装置において、電源電圧の
状態を監視する電源電圧監視手段と、該電源電圧監視手
段が、前記マイクロプロセッサの動作を保証する所定の
電圧以下となったことを検出した時、前記一時記憶手段
の内容を書き換えることを禁止する書換禁止手段と、 を備えると共に、 前記燃料噴射制御手段が、前記内燃機関の始動際に、前
記監視された電源電圧が前記所定の電圧以下から該所定
の電圧以上に復する時、前記マイクロプロセッサによっ
て、所定量の非同期な始動時燃料噴射を実行すると共に
、該始動時燃料噴射の途中で電源電圧が前記所定の電圧
以下となった時には該燃料噴射を中止し、該噴射された
燃料量を一時記憶手段に記憶し、直後に実行される非同
期な始動時燃料噴射において、マイクロプロセッサによ
り前記記憶された燃料量を差引いて該燃料噴射を実行す
るよう構成されたことを特徴とする電子式燃料噴射制御
装置。 2 マイクロプロセッサの動作を保証する所定の電圧が
、所定のヒステリシス幅を持つ特許請求の範囲第1項記
載の電子式燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24546084A JPS61123742A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | 電子式燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24546084A JPS61123742A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | 電子式燃料噴射制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61123742A true JPS61123742A (ja) | 1986-06-11 |
JPH0588381B2 JPH0588381B2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
ID=17133988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24546084A Granted JPS61123742A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | 電子式燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61123742A (ja) |
-
1984
- 1984-11-19 JP JP24546084A patent/JPS61123742A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588381B2 (ja) | 1993-12-22 |
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