JPS61120705A - 木材の表面処理法 - Google Patents

木材の表面処理法

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JPS61120705A
JPS61120705A JP24201584A JP24201584A JPS61120705A JP S61120705 A JPS61120705 A JP S61120705A JP 24201584 A JP24201584 A JP 24201584A JP 24201584 A JP24201584 A JP 24201584A JP S61120705 A JPS61120705 A JP S61120705A
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JP
Japan
Prior art keywords
wood
group
compound
perfluoroorganic
compounds
Prior art date
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Pending
Application number
JP24201584A
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English (en)
Inventor
歩 安田
義弘 太田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛ 〔技術分野〕 この発明は、木材に耐汚染性を付与するのに用いられる
表面処理法に関する。
〔背景技術〕
木材に耐汚染性を付与する方法として、塗料を木材表面
に塗装する方法が広く一般に用いられている。しかしな
がら、塗装では、1a油性を付与することが困難である
ので、高い耐汚染性を付与することができないという欠
点がある。さらに、木材表面が塗膜で覆われるので、木
材の持つ吸湿性、透湿性、触感等が失われるという欠点
もある。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、木材の持つ吸湿性、透湿性、触感等を損なうこと
なく高い耐汚染性を付与することのできる木材の表面処
理法を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、この発明は、高フッ
素含有有機基を持つ化合物を含む液を木材に含浸させた
のち加熱処理する木材の表面処理法をその要旨としてい
る。以下に、この発明の詳細な説明する。
高フッ素含有有機基を持つ化合物としては、パーフルオ
ロ有機基含有ウレタン化合物、パーフルオロ有機基含有
エステル化合物、パーフルオロ有機基含有シロキサン化
合物、パーフルオロ有機基含有スルホンアミド化合物、
パーフルオロ有機基金を酸アミド化合物、パーフルオロ
有機基含有スルホン化合物、あるいはこれらの化合物に
おけるパーフルオロ有機基のフッ素原子が一部水素等に
置換されている化合物等があげられるが、高フッ素含有
有機基を多数持つものを用いるようにするのが効果の点
で好ましい。
パーフルオロ有機基含有ウレタン化合物としては、たと
えば、つぎの一般式(A)であられされるものがあげら
れる。
ただし、R1は炭素数4〜16のパーフルオロ、   
  有機基であって、直鎖状のもの(パーフルオロアル
キル基)、側鎖あるいはフェニル基を含むもの、環状の
もの等がある。R2はHあるいはアルキル基等の有機基
であって炭素数4以下のものである。Yは、1価(c=
1の場合)もしくは2価以上(Cが2以上の場合)のイ
ソシアネート化合物残基であって、1価の残基としては
、たとえば、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基等があげられる。
2価の残基としては、たとえば、つぎの弐であられされ
るものがあげられる。
(以下余白) 3価以上の残基としては、たとえば、つぎの式%式% パーフルオロ有機基含有エステル化合物としては、たと
えば、つぎの一般式(B)であられされるものがあげら
れる。
ただし、R+、Rzは、(A)式で説明したRJ2と同
じものである。R3は2価以上、R4は1価のそれぞれ
ビニル系化合物残基であって、いずれも、内部にエステ
ル結合、ケトン基、エーテル結合等を含んでもよいし、
側鎖やエール基等を含むようであってもよい。
パーフルオロ有機基含有シロキサン化合物としては、た
とえば、パーフルオロ有機基含有シランとパーフルオロ
有機基を含まないシランとの共加水分解生成物があげら
れる。この場合、パーフルオロ有機基含有シランとして
は、たとえば、つぎの式であられされるものを用いるこ
とができる。
(CF:I)zcFo(CHz)zS ic 1!(C
F3)zcFOccHz)sS 1(CHs)CIzペ
パールオロ有機基を含まないシランとしては、たとえば
、クロロシランやシランエステル(オキシアルキル基含
有シラン)等を用いることができる。クロロシランやシ
ランエステルとしては、つぎに示されるものがある。
(以下余白)  R3 Cz  Hs  O−S i −OCt  Hs(エト
キシシランエステル) パーフルオロ有機基含有シランとしては、つぎの式であ
られされるものがあげられる。ただし、式中のnは3〜
10である。
(以下余白) パーフルオロ有機基含有スルホンアミド化合物としては
、つぎの一般式(C)、  (D)であられされるもの
があげられる。
(以下余白) R1は(A)式で説明したR1 と同じである。
R5,R1,は、いずれも、2価以上の有機基であって
、直鎖状の炭素結合を含んでいてもよいしくアルキレン
基等)、エステル結合、ケトン基、エーテル結合、側鎖
やアリール基等を含むようであってもよい。
パーフルオロ有機基含有酸アミド化合物としては、つぎ
の一般式(E)、(F)であられされるものがあげられ
る。
R1は、(A)式で説明したR1 と同じであり、RS
、R’ は(C)、  (D)・弐i?説明したR’l
  R”と同じである。
パーフルオロ有機基含有スルホン化合物とじテは、つぎ
の一般式(G)であられされるものがあげられる。
R1は(A)式で説明したR1 と同じであり、R’ 
、R” は(C)、  (D) 式で説明シタR’、R
6と同じである。
以上のような高フッ素含有有機基を持つ化合物のうち少
な(とも1種を、水、有機溶媒等の液体に加えて、エマ
ルジョン系の処理液あるいは非水系の処理液(溶液)等
とする。濃度は、普通0.5〜1.0重量%程度とする
。しかし、この範囲に限定されるものではない。つぎに
、処理液に浸漬したり、スプレー法、ロールコータ法、
フローコータ法等によって処理液を塗布したりして、木
材表、     面に処理液を含浸させる。そののち、
必要に応じて木材を風乾等により乾燥させたあと、加熱
処理を行って、木材表面に高フッ素含有有機基を持つ化
合物を固定する。この化合物の固定量は重量増加率で0
.1〜1.0重量%とするのが効率よく効果を得るうえ
で好ましい。一般的な熱風乾燥機を用いた場合における
好ましい加熱処理条件は、80℃で3分間程度、100
℃で30秒間程度、180℃で20秒間程度である。こ
こで、加熱時間とは、木材を全乾まで乾燥させ、さらに
所定の加熱温度まで昇度させたのちの時間、すなわち正
味の加熱時間である。ドラムドライヤー等を用いた場合
は、一般の熱風乾燥機を用いた場合よりも加熱時間を若
干短縮することができる。
このようにして得られた木材は、高い耐汚染性を有し、
そのうえ、木材本来の吸湿性、透湿性。
触感等の風合いも有する。これはつぎのような理由によ
る。
すなわち、一般に汚染物体は、以下のメカニズムで被汚
染物体表面に吸蔵される。
■ マクロ吸蔵  (50ns+以上の粒子)■ ミク
ロ吸蔵  (50nm以下の粒子)■ クーロン力によ
る吸蔵 ■ ファン・デル・ワールス(Van der Waa
ls)力による吸蔵 ■ 表面電位(イプシロン電位、ゼータ電位)による吸
蔵 高フッ素含有有機基を持つ化合物を木材表面に含ませる
と、処理面の表面張力が低下し、木材には撥水撥油性が
付与される。そうすると、汚染物体が木材表面に接近し
にくくなるため、物体間の何らかの引力による汚染物体
の吸蔵、すなわち、前記■、■および■が抑制されるの
で、汚染防止の効果を得ることができるようになる。そ
のうえ、塗装のように塗膜により木材表面を覆うのでは
なく、高フッ素含有有機基を持つ化合物を含浸。
固定するようにしているので、木材本来の吸湿性、透湿
性、触感等の風合いも損なわれない。
つぎに、実施例について説明する。
(実施例1) つぎに示す処理剤および木材を用いて表面処理を行った
処理剤;パーフルオロアルキル基含有エステル化合物で
あって、下記の式(H)であ られされるジペンタエリスエトールジ アクリレートおよび式(I)であられ されるIH,IH,2H,2H−へブ タデカフルオロデシルアクリレートの 不飽和基間で共重合してなる共重合体 。分子量は、1000〜2000であ る。
・・・ (H) CHz =ClIC0O(GHz )z(CFz)tc
h    (1)木材:スギおよびヒノキからなる厚み
1mmのロータリ単板および厚み0.1mmのスライス
単板各2種類ずつで前処理としての熱水抽出を行ったも
の。ただし、縦横の寸法は100mmX 100mmで
ある。
前記処理剤を1.0%トリクロルエタン溶液とし、4種
類の木材のそれぞれにつき、この溶液を4gq布した。
15分間風乾したのち、80“Cで30分間乾燥し、さ
らに100 ′cで3分間熱処理を行った。得られ・た
処理木材は、いずれも、重量増加率が約1.0%であっ
た。そして、高度の撥水撥油性が付与され、その結果、
高度の耐汚染性を有していた。さらに、処理木材の耐溶
剤性をアセトン抽出により調べたが、比較的良いことも
わかった。これは、処理剤(処理ポリマー)の単量体成
分として用いたジペンタエリスリトールジアクリレート
中の水酸基が木材中の水素結合可能な基と水素結合して
いるためと考えられる。
(実施例2) つぎに示す処理剤および木材を用いて表面処理を行った
処理剤:バーフルオロアルキル基含有ウレタン化合物で
あって、下記の式(J)であ られされるトリレンジイソシアネート ゞ         2式(K)であられされるLH,
IH,2H,2H−へブタデカフルオロデ カン酸およびエチレングリコールの共 縮合体である。分子量は1.1000 0〜20000である。
CF3 (CFz)t(CHz)tcOOH・・・ (
K) 木材:実施例1と同じもの。
前記処理剤を1.0%メチルイソブチルケトン溶液とし
て用いるようにしたほかは、実施例1と同様にして処理
を行った。得られた4種類の処理木材は、いずれも、高
度の撥水↑B油性が付与され、その結果、高度の耐汚染
性を有してした。
〔発明の効果〕
この発明にかかる木材の表面処理法は、高フッ素含有有
機基を持つ化合物を含む液を木材に含浸させたのち加熱
処理するようにするので、木材の持つ吸湿性8透湿性、
触怒等を損なうことな(、高い耐汚染性を木材に付与す
ることができる。
代理人 弁理士  松 本 武 彦 手続補正書(膀 1、1q牛の耘 昭和59年特許願第242015号 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 件   所    大阪府門真市大字門真1048番地
名 称(583)松下電工株式会社 代表者  イ懐暁貨小林 郁 4、代理人 な    し に≦=−8 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)  明細書第7頁第3行に「エール基Jとあるを
、「アリール基」と訂正する。
(2)  明細書第14頁第2行ないし第3行に「ジペ
ンタエリスリトールジアクリレート」とあるを「ジペン
タエリスリトールジアクリレート」と訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高フッ素含有有機基を持つ化合物を含む液を木材
    に含浸させたのち加熱処理する木材の表面処理法。
  2. (2)高フッ素含有有機基を持つ化合物が、パーフルオ
    ロ有機基含有ウレタン化合物、パーフルオロ有機基含有
    エステル化合物、パーフルオロ有機基含有シロキサン化
    合物、パーフルオロ有機基含有スルホンアミド化合物、
    パーフルオロ有機基含有酸アミド化合物、パーフルオロ
    有機基含有スルホン化合物からなる群の中から選ばれた
    少なくとも1種である特許請求の範囲第1項記載の木材
    の表面処理法。
JP24201584A 1984-11-15 1984-11-15 木材の表面処理法 Pending JPS61120705A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4833207A (en) * 1986-12-18 1989-05-23 Kansai Paint Company, Limited Curable compositions
US6293972B1 (en) 1996-03-29 2001-09-25 Daikin Industries Ltd. Process for fluorinating cellulosic materials and fluorinated cellulosic materials
JP2009502593A (ja) * 2005-08-05 2009-01-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 木材の処理

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