JPS61117690A

JPS61117690A - 袋繰出し装置

Info

Publication number: JPS61117690A
Application number: JP23897384A
Authority: JP
Inventors: 赤根　三郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-11-12
Filing date: 1984-11-12
Publication date: 1986-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、おもに自動販売機に取付けられるもので、
ポリエチレン等の合成樹脂製の袋体を多数枚積み重ねて
貯蔵しておき、その貯蔵束より袋体を一枚あて繰出す装
置に関する。

〔発明の技術的背景〕

自動販売機で複数個の商品を購入した際に、その商品を
包装する袋が必要となるが、従来の自動販売機には包装
袋が設置されておらず不便さがあった。そこで、自動販
売機に袋が繰出されるように設備すれば都合が良くなる
が、従来こうした袋繰出し技術がなかった。

〔発明の技術的背景〕

ところで、繰出す袋は紙製のものであっても良いが、濡
れても支障のない合成樹脂製の袋が価格的にも有利であ
ることから１例えばセルフサービス方式によるスーパー
マーケットで使用されている多数枚を一束とした合成樹
脂製袋を使用する。

この種の袋体は第５図に示す如く１袋体１の０両側に提
手２，２を有し１両提手２間に舌片３を備え、舌片３に
孔４があけてあり、また舌片３の袋体１より突出部にミ
シン孔５が入れてあり、この袋体１を多数枚重ね合し、
舌片３の孔４の周縁を互いに溶着して一束に束であり、
使用時には舌片３の孔４にフック等の支片を差し通して
装束６を吊り下げておき、必要に応じて一枚あであるい
は数枚引き取ることにより、舌片３のミシン孔５で切れ
袋体１を取り出すことが出来るものである。

ところで、自動販売機に袋体が必要であれば、マーケッ
トなどと同様に前述の装束を吊り下げて置いても良いが
、商店内のように管理されていないものであるから不当
に持ち帰られることもあり、また自動販売機は屋外に設
置されていることが多く、吊り下げた袋が雨や塵埃にさ
らされて汚れてしまう問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は以上の問題から工夫したもので、貯蔵された
装束から確実に袋を繰出し得ることを目的とし、単に自
動販売機用に限ることがなく、袋体を商品として販売す
る機械などにも適用される袋体繰出し装置を提供するこ
とにある。

〔発明の概要〕

この発明による解決手段は１袋体を吊り下げて置く掛支
部と、吊り下げた袋体の下部に接する上下一対の平行し
た繰出しローラーと１両ローラー間に袋体を押圧する加
圧体とからなり、両ローラーを互いに同時に逆回転可能
に構成したもので。

即ち吊り下げた袋体の下部を加圧体で上下の両ローラー
間に圧接し、上下ローラーの回転により袋体の下部を二
つ折にして繰出すように構成したものである。

〔発明の実施例〕

図面に示す例は、既製の自動販売機の機外に取付ける形
態のものとして形成したもので１箱体の前日を蓋で扉状
に開閉されるケース７内に本装置を組み込んだもので、
ケース７内の上部に第１図と第２図に示す装束６を長さ
方向の中間部で折り曲げて引掛けておける掛支部８を設
ける。掛支部８は、丸棒杆９をその軸芯を中心にして回
転自在に架設し、丸棒杆９の長手方向の中心部に腕片１
０を下方に向けて突設し、腕片１０に袋束６の舌片３に
あけた孔４に差し通うされる支杆１１を後方に向って突
設したものである。尚１袋体には寸法の大小があるから
、支杆１１の突出位置を上下に調節できるように、腕片
１０に複数個の抜孔１２を上下に等間隔おきに並べて穿
設しである。従って第１図示の如く、装束６を丸棒杆９
に鞍掛は状に引っ掛け。

舌片３の孔４に支杆１１を通し１袋体１の下部がケース
７の前方に面して貯蔵しておくものである。

また、ケース７内の前記掛支部８の下方でケース７の蓋
となる前壁１３に近接して上下一対の繰出しローラー１
４，１５を互いに丸棒杆９と平行に軸架し、各ローラー
１４．１５の軸にそれぞれ互いに噛合する同径の歯車１
６．１７を設け、一方のローラー軸をケース７外に延長
してハンドル１８が取付けてあって、ハンドル１８を回
転することにより両ローラー１４．Ｉｓが互いに逆方向
に回転するようになっている。更に各ローラー１４．１
５の外周に複数の滑止めリング１９．２０を各ローラー
１４．１５の長手方向に等間隔おきに且つ上下のローラ
ー１４．１５に対し互いに食い違い状に配設しである。

また、ケース７の前壁１３における両ローラー１４．Ｉ
ｓ間と対応する位置に繰出口２１があけてあり、その口
２１の上縁に庇２２が突設しである。

更にケース７内に、前記両ローラー１４．１５の中間に
向って吊り下げた袋体を押圧する加圧体２３が設けてあ
って、加圧体２３は丸棒からなる重錘杆２４を、ケース
７の底面両側より起立したブラケット２５．２５にレバ
ー２６．２６を前後方向に揺動自在に枢支し、この爾レ
バー２６．２６間に架設したもので、架設された重鍾杆
２４が両ローラー１４．１５の中間に向合するように設
けたものである。また、第６図に示す如く、板バネ３０
による場合でもよく、その場合には中心部と両側部にそ
れぞれ設け、各バネの先端部が下側のローラー１５の中
心部に向って押圧せしめ、更に、中心部の板バネに重ね
て別の板バネ３１を設け、該板バネ３１の先端部を上側
のローラー１４の中心部に圧接したものである。

尚、この装置を自動販売機に取付けた場合、商品を購入
された時に繰出しローラー１４．１５が一回転されるよ
うに制御することが好しく、これを実施するため、第３
図図示の如く、下側のローラー１５の外周に外面より次
第に深くなる切欠き部２７を形成し、これに対向して切
欠き部２７内に突入するストッパー２８を備えたソレノ
イド２９を設置したもので、ソレノイド２９の励磁始動
は自動販売機の制御系によって作動するように結線され
る。前記のストッパー２８は両ローラー１４．１５の袋
体を繰出す方向への回転を阻止するもので、逆転は出来
るが袋体が繰出されないものである。

上記の実施例による装置に装束６を貯蔵してハンドル１
８を廻し両ローラー１４．１５を第４図の矢印の方向に
回転すれば、上側のローラー１４で袋体１を下方に向っ
て引き付けるため、袋体１に緊張力が与えられ、一方、
下側のローラー１５で袋体１を上方に向けて繰り上げる
結果、袋体１の下部が二つ折りに曲げられながら両ロー
ラー１４．１５間より繰出口２１に誘い出される。以後
１袋体１を引き出すことにより袋体１が舌片３より切り
取られて繰出されるものである。尚、袋体１と舌片３の
連結強度が弱ければ、ハンドルの回転によって引き千切
って取り出せるが、その連結強度が弱いと貯蔵中に切れ
て袋体が落下する恐れがあり、従って前述の如く手で引
き出すようにすることが好ましい。

また、ＷＲローラター４．１５に滑止めリング１９．２
０を食い違い状に設けた場合、滑り易い合成樹脂製の袋
体であっても確実に繰出すことが出来た。

〔発明の効果〕

この発明による袋繰出し装置は、袋体を吊り下げて貯蔵
し、袋体の下部を加圧体で上下一対のローラー間に押し
付け、両ローラーを繰出す方向に上下圧いに逆回転する
ことによって袋体を線出すものであって１袋体を吊り下
げて貯蔵することにより、その繰出し構造が簡単にしか
も確実化されるものであり、また貯蔵操作も容易になる
。更に吊り下げ袋体を上下両ローラー間に押圧して、両
ローラーを互いに逆回転して繰出すものであるから、ロ
ーラーにより袋体に緊張力と繰り上げ力が同時に与えら
れ、薄く滑り易い袋体であっても一枚あて確実に繰出さ
れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による袋繰出し装置を側面より見て示
す断面図、第２図は同じく正面より見て示す断面図、第
３図は下側の繰出しローラーの端部における断面図、第
４図は袋体の繰出し状態を示す側面図、第５図は装束を
示す斜視図、第６図は加圧体の類例を示す正面図である
。１・・・袋体、３・・・舌片、４・・・孔、６・・・装
束、７・・・ケース、８・・・掛支部、９・・・丸棒杆
、１０・・・腕片、１１・・・支杆、１４．１５・・・
繰出しローラー、　１６．１７・・・歯車。１８・・・ハンドル、　１９．２０・・・滑止めリング
、２３・・・加圧体、２４・・・重錘杆、３０，３１・
・・板バネ。

Claims

【特許請求の範囲】

袋体を吊り下げて保持する掛支部８の下方に平行した上
下一対の繰出しローラー１４、１５を互いに同時に逆転
可能に設けると共に、垂下する袋体を両ローラー１４、
１５間に向って押圧する加圧体２３を設けた袋繰出し装
置。