JPS6111641A - エンドトキシンの測定方法および装置 - Google Patents

エンドトキシンの測定方法および装置

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JPS6111641A
JPS6111641A JP13244584A JP13244584A JPS6111641A JP S6111641 A JPS6111641 A JP S6111641A JP 13244584 A JP13244584 A JP 13244584A JP 13244584 A JP13244584 A JP 13244584A JP S6111641 A JPS6111641 A JP S6111641A
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    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被検液中のエンドトキシン濃度10′)測1
定方法および測定装置に関する。更に詳細には、本発明
は、2以上の試料の透過光の変化率を並列して測定し、
一定の変化率に達する迄の時間をケル化時間として求め
ることにより、被検液中のエンドトキシン濃度を測定す
る方法およびその測定装置に関する、エンドトキシンは
、発熱性物質(パイロジエン)の代表的なものであり、
エンドトキシンが混入した血液、輸液、注射液が生体内
に注入されると強い発熱やンヨノク遅どの重篤な副作用
を引き起すことが知られている。このため、注射液等の
医薬品製造工程に於ては、原料水、洗浄水中のエンドト
キシン量を測定し、その混入を防ぐことが必要不可欠に
なっている。また、超純水製造膜の機能検査あるいは半
導体製造用洗浄水の水質検査として、エンドトキシンの
測定が広く行われるようになっている。
近年、エンドトキシンの測定法として、リムルス・アメ
ーボサイト・ライセード(カブトガニ血球抽出成分、以
下LALと略す。)がエンドトキシンと反応してゲル化
することが見出され、これを応用したエンドトキシンの
測定法が開発されている。この測定法は、試験管内で被
検液とLAL試薬を混合し、一定温度で一定時間放置し
た後、反応試験管を傾斜あるいは転倒し試料がゲル化し
ているか否かを目視で観察し、濃度既知のエンドトキシ
ン検体とLAL試薬との同様の反応結果との比較から、
被検液中のエンドトキシン陽性(+)あるいは陰性(=
)を半定量的に捉えるものである。
しかしながら、この判定方法は熟練を要すると共に、十
−判定基準が測定者の主観に依存するだめ、判定に個人
差が大きく出るという欠点がある。まだ、本ゲル化反応
に於けるゲル状態はその強度が非常に弱く、反応を一定
温度、例えば37℃に保つだめの水循環式の恒温装置の
水流による試験管の揺れ、あるいは、目視判定のために
恒温槽から取り出す際のわずかな振動等により、ゲル化
状態が崩れて測定誤差を生じることが多々あり、正確で
安定した測定値を得ることは極めて困難であった。− これに対し、最近、ゲル化(伴う試料の濁りに着目し、
試料の濁度を光学的に測定してその吸光度変化からエン
ドトキシン濃度を定量する方法が提案されている。、(
特開昭58−9050号公報、特開昭59−42451
号公報等)にれらの測定法によれば判定の客観性は向上
するが、被検液とLAL試薬のゲル化反応に数十分乃至
1時間前後を要するだめ、複数検体の測定には多大の時
間が必要であり、測定の効率は極4めて悪く、寸だ、効
率向上のため試料を移動式にして1つの吸光度測定装置
で時系列的な測定を行なおう′−と・す・名と、前述し
たゲル強度の脆弱さによりゲル化途上の試料状態を破壊
する危険性があり、何れにしても複数試料を短時間に測
定するだめの実用的な測定法とは言い難いものであった
本発明者らは、上述した如き従来法の欠点を解決すべく
鋭意研究を行い、複数の被検液中のエンドトキシン濃度
を夫々客観的かつ安定した精度で、しかも°短時間で効
率良く測定できる方法および装置を提供する本発明に到
達した。
即ち、本発明は、各々にエンドトキシンゲル化試薬を混
合した2以−ヒの被検液試料に各々光線を照射し、混合
後の透過光量の最大値と経時的に変化する透過光量との
比率を各々並列して測定し、該比率が混合時点から一定
の減少を示す時点迄を前記試料のゲル化時間として求め
、予め求めたエンドトキシン濃度と該ゲル化時間との関
係に基づいて前記2以上の被検液中のエンドトキシン濃
度を並列して求めることを特徴とするエンドトキシンの
測定方法、および2以上の試料キュベットを恒温状態で
静置する恒温槽と、該試料キュベットの透過光量を測定
する2以上の光学系と、該光学キュベツトについて任意
のタイミングで並列して透過光量の測定を行うことを特
徴とするエンドトキシンの測定装置の発明である。
本発明では、試料の透過光を測定するため、例えば第1
図に示す光学系を使用することができる。
即ち、測定用キュベット1内に保持された、被検試料と
LAL試薬とを混合した試料2に対し、光源5からの光
線が絞り3を通して照射される。試料2を通過しブこ光
線は、絞り4を通り光電検出器6で透過光量に対応する
電気量に変換される。ここで光源5は、例えばLED 
(発光ダイオード)、タングステンランプ等の発光素子
であり、光電検出器6は、例えばフォトダイオード、光
電セル等の受光素子でよい。光電検出器6で検知された
透過光ff1l(t)は、被検液とL A、 L試薬と
を混合した後の反応時間tに対して、第2図に示す様な
経時変化を示す。即ち、反応開始直後の透過光量IOか
ら始凍ってゆっくりとした透過光量の変動を示すaの段
階、次いで透過光量1 (t)が急激に減少するbの段
階、最後に1(t)がほとんど変動のない一定値を示す
Cの段階、−1以上3つの段階を経て試料はゲル化する
。本発明者等は、とのbの段階が試料内でゲル化が急速
に進行している状態であること、まだ、Cの段階に到っ
た試料が従来の目視測定でゲル化反応陽性と判定される
状態であること、更に反応開始からbの段階およびCの
段階へ到達する迄の所要時間が被検液中のエンドトキシ
ン濃度に相関す・−ることを実験的に見出し、この知見
に基づいて客観的で効率の良いエンドトキシン濃度の、
並列的な測定方法および測定装置を完成するに到った。
前述した様に、bおよびCの段階は、通常反応開始、後
、数十・分5乃−至1時間前後の時間帯にあり、試料を
1検体ずつ測定することは効率の面から実m的でない。
本発明の方法は、客観的な数値判定のできる透過光によ
る測定を効率よ〈実施するため、透過光量の最大値1m
axと経時的な透過光量I(1)の比を求めることによ
り、複数の光学系で複数の試料を並列して測定すること
を可能とした。
従来、第1図に示した光学系を複数準備し、複数の試料
を測定した場合、測定されるr(t)は各光学系、各試
料毎に全くばらばらの値を示すので、そのままでは各光
学系を等価と考えて並列測定することはできなかった。
本発明の方法では、各光学系毎の1(t)を経時測定し
、その最大値Imax即ち、Imax = Max [
1(t) )に対するI (t)の比R(t)をR(t
) = 1 (t)/ Imax  により求め、各光
学系の感度差および試料の違いによる感度差をキャンセ
ルする。R(t)は、第2図に於けるゲル化開始前のa
の段階で出現する1maX (即ち、混合した直後の試
液の揺動やノイズを除去した正しい初期透過光量)で光
学系毎の特性を補正した透過光量の比率であり、各光学
系で互換可能な量である。R(t)の経時変化は第3図
に示す様に1(1)と相似な挙動を示すが、本発明では
、ゲル化進行の段階すに閾値Rthを任意に設定しく通
常、ノイズの影響を受けず、かつ、どの検体もかかる点
ということを考慮に入れて、目視により適宜設定する。
)、反応開始からR(t)がRthに到達する迄の時間
を試料のゲル化時間TOとして検知する。従って、前述
した理由により、光学系によらぬ一定値Rthで決定さ
れる、各々の光学系の特性に左右されないTGを使って
、複数の光学系で並列してエンドトキシン濃度を測定す
ることが可能となる。壕だ、各光学系での並列測定によ
り、試料を反応の開始から測定の終了時迄静置すること
が可能となり、1つの測定系を時系列的に利用する場合
に生じていた試料の移動によるゲルの崩壊の危険性も皆
無となる。この様に、透過光量の変化を測定する複数の
光学系を等測的に取扱う方法に着目し、これをエンドト
キシンの並列した測定法に適用するという点に関して、
本発明による技術開示以前に於て言及した例は無い。
表1は、本発明の方法により、エンドトキシン濃度0.
02 ng/ml!の被検液10本について、10個の
光学系で同時に試料のゲル化反応を測定しだ結果である
。使用した試薬および測定の条件は以下の通°シである
LAL試薬: As5ociates of Cape
 Cod社製F D A ’Jファレンスにて感度検定
エントドキシy ; Escherichia col
i U K T−B株(阪犬微研)よシ精製。
FDAリファレンスにて含量検 定。
条件;上記試薬およびエンドトキシンを注射用蒸留水(
大塚製薬■製)にて溶解し、各々Q、1mlずつを直径
10+njnの試験管内で混合攪拌し透過光量の変化を
測定。
ン・人下亦 白 表1 前述した様に、透過光量そのも、のであるI (t)の
最大値Imaxは光学系毎に値が異るが、本発明の方法
による透過光量の比率R(t)は、光学系によらずほぼ
一定の値を示す。表1では、反応開始から60分後の比
率R(60)を示した。この時、Rth = 92%と
してゲル化時間TOを求めた。この結果にみる様に、本
発明に6よれば試料のゲル化判定を客観的に得るという
従来の濁度測定法の長所に加え、複数の光学系の並列測
定による判定の効率化が安定した精度の下で実現可能と
なる。
表2は、エンドトキシン濃度0.1 ng/罰、1.O
ng/me 、 10 ng/all、について各々別
の光学系10個を用いて・同時測定した結果で、同じく
光学系毎の特性はキャンセルされ安定した値を得ている
尚、使用した試薬および測定の条件は表1の場合と同様
である。
表2 寸だ、第4図は表1および表2の結果から作成したエン
ドトキシン濃度とゲル化時間Toの検量関係を作図した
ものである。
本発明の方法によれば、複数の検体のエンドトキシン濃
度を複数の光学系を使用して個人差なく、かつ再現性良
く測定することができ、しかも試料の並列測定により、
高能率で、信頼性の高い安定した測定が実施できる。因
みに、本発明の装置を使用した場合、表1および表2に
示しだ40本のデータの測定に要する時間は全部で60
分以内である。
本発明に係る装置の一例を第5図に示す。前述した測定
用キュベノ)・]を保持するキ」ベットホルダー7が1
つの装置」二に複数個設置される。各キュベットホルダ
ーには、例えば第1図で示した透過光測定光学系が1つ
のホルダーにっき1セット設置さノする。あるい(徒、
1つの光源から光ファイバーを使用して各ホルダーに光
線を照射することもできる。−1だ、各ホルダーは公知
の乾式温度制御装置により恒温状態に保たれており、試
料を分注しだキ・ベントをホルダーに十)l−した後は
、測定終了迄試料を静置状態に保持でき、ゲル状態を破
壊する振動を与える様な操作は全く必要なしで測定を行
うことができる。被検液とLAL試薬とを混合した測定
用キュベットをキュベツトホルダー7にセント後、直ち
に測定開始指示スイッチ8を押すことで該試料の測定開
始となる。その後も同様に、測定用キュベットを七ノド
するIiKスイッチ8を押してゆけば、同−装置上にセ
ントできる測定用キ・・ベント数の範囲内で、任意のタ
イミングで並列測定が可能である。第5図では、16本
の測定用キ・ベットがセット可能な例を示しているが、
本発明はこれに制限されるものではなく、制御装置の能
力に応じて可能な限り並列処理数を増やすことができる
。丑だ、測定開始指示スイッチ8を名キ・ベットホルダ
ー7毎に設置することも可能である。
また、各ギ・ベットホルダー即ち各光学系に対応して状
態表示LED9を設置することができる。
この表示にJ:す、スイッチ8を押した時点からどの光
学系が測定状態に入り、まだ、現在どの光学系が測定中
であるかを報知することができる。更に各光学系に対応
してゲル化判定表示LElDICOを設置することによ
り、各試料の陽性/陰性の判定を表示することができ、
従来の目視法と同等の結果を客観的かつ高い信頼性で報
知することができる。寸だ、ゲル化時間表示LEDII
にゲル化判定した光学系のゲル化時間T、aを表示する
と、第4図の様なエンドトキシン濃度とTOとの関係か
ら、陽性/陰性の判定だけでなくエンドトキシン濃度の
定量迄も迅速かつ高い再現性で実現することが可能にな
る。表示制御スイッチ12は、複数試料のTo光表示順
次切替えるだめのものであるが、他の表示方法、例えば
CRTディスプレイによる一括表示を行うことも可能で
ある。
第6図に、本発明の装置を実現する際の電気系の構成に
ついての一例を示す。但し、本ブロック図では、測定用
キーベントのまわりの恒温制御系は省略し、測光制御系
梼のみを示している。複数の光電検出器からの透過光量
はマルチプレクサ13によって切替えられた後、比演算
回路14によってR(t)に変換され、A/D変換器1
5に入力される。A/D変換器でデジタル量に変換され
た信号はコンビ・、−ター16によって処理されゲル化
の判定およびToの決定がなされる。これに併せて、ゲ
ル化判定表示LEDI Oやゲル化時間表示LED11
が制御される。また、測定結果をプリンター17に印字
出力することもできる。この様に、本発明は既存技術と
適宜組合せることによって、より効率のよい信頼性の高
いエンドトキンン測定装置を創り出すことができる。
以上、本発明について2.3の具体例を挙げて説明した
が、本発明はこれらの具体例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で各種の具体例に応用することができ
るものであることは云うまでもない。
本発明は上述した如く、試料の透過光量の測定によって
客観的で再現性の良い測定方法を提供するものであると
同時に、特に複数検体を測定する場合に従来の欠点であ
った測定効率の悪さ、および操作上でのゲル破壊の危険
性を解消して、信頼性の高い測定を迅速に行う方法およ
び装置を提供するものであり、医薬品製造あるいは超純
水の品質検査の分野等、斯業に貢献するところ極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は試料透過光量を測定するため光学系原理図、第
2図は試料透過光量の経時変化特性図、第3図は試料透
過光量の比率の経時変化特性図、第4図は表1および表
2の結果をもとに作成したエンドトキシン濃度とゲル化
時間の検量関係図、第5図は本発明に係る装置の斜視図
および第6図は本発明に係る装置に関する電気系のブロ
ック図である。 1・・・・測定用キュベット 2・・・・試料 3.4・・・・・絞り 5・・・・−光源 6・・・・・光電検出器  ′ 7・・・・・・キュベツトホルダー 8・・・・測定開始指示スイッチ 9・・・・・状態表示LED 10・・・・・ゲル化判定表示LED 11・・・・・・ゲル化時間表示LED12・・・・・
表示制御スイッチ 13・・・マルチプレクサ 14・・・・・比演算回路 15・・・・A/D変換器 16 、、、 、、、コンピュータ 17・・・・・プリンター 特許出願人 和光純薬工業株式会社 第1図 り 第2図 第3図 第4図 エンドトキシン濃度(rig/−) 第5図 第6図 手続補正書 昭和3−q年 11月 1日

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各々にエンドトキシンゲル化試薬を混合した2以
    上の被検液試料に各々光線を照射し、混合後の透過光量
    の最大値と経時的に変化する透過光量との比率を各々並
    列して測定し、該比率が混合時点から一定の減少を示す
    時点迄を前記試料のゲル化時間として求め、予め求めた
    エンドトキシン濃度と該ゲル化時間との関係に基づいて
    前記2以上の被検液中のエンドトキシン濃度を並列して
    求めることを特徴とするエンドトキシンの測定方法。
  2. (2)2以上の試料キュベットを恒温状態で静置する恒
    温槽と、該試料キュベットの透過光量を測定する2以上
    の光学系と、該光学系での測定開始を独立に指示する1
    以上の測定開始指示スイッチとから構成され、前記2以
    上の試料キュベットについて任意のタイミングで並列し
    て透過光量の測定を行うことを特徴とするエンドトキシ
    ンの測定装置。
  3. (3)前記2以上の光学系の動作状態を報知する2以上
    の状態表示装置を具備している、特許請求の範囲第2項
    記載のエンドトキシンの測定装置。
  4. (4)前記2以上の光学系のゲル化判定結果を報知する
    表示装置を具備している、特許請求の範囲第2項又は第
    3項記載のエンドトキシンの測定装置。
  5. (5)前記2以上の光学系のゲル化時間を報知する表示
    装置を有している、特許請求の範囲第4項記載のエンド
    トキシンの測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995014932A1 (fr) * 1993-11-22 1995-06-01 Seikagaku Corporation Procede de dosage d'une substance reagissant avec un reactif de limulus
WO2010147166A1 (ja) * 2009-06-19 2010-12-23 興和株式会社 光学的反応測定装置および光学的反応測定方法

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