JPS61116000A - 食用廃油のセツケン化剤 - Google Patents

食用廃油のセツケン化剤

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JPS61116000A
JPS61116000A JP23726284A JP23726284A JPS61116000A JP S61116000 A JPS61116000 A JP S61116000A JP 23726284 A JP23726284 A JP 23726284A JP 23726284 A JP23726284 A JP 23726284A JP S61116000 A JPS61116000 A JP S61116000A
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JP
Japan
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waste oil
soap
agent
sodium
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP23726284A
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English (en)
Inventor
毛利 祐輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKIYOU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
WAKIYOU KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は食用廃油を簡単な操作でセッケンとして再利
用の途をひらくための、無機弱酸の強アルカリ塩および
界面活性剤より成る食用廃油のセッケン化剤に関するも
のである。
揚げ物に使用する食用油は、家庭に於いても業務用に於
てもくり返し使用するうちに風味を損じ廃棄されること
になる。 一部には、あまシ汚なくならぬうちにいだめ
ものなどにして使い切ってしまうのがよい、という論評
もあるが、使い古しの油の中には動脈硬化その他の老化
の原因となる過酸化脂質や、発がん性が立証されている
トリプトファン分解産物などが増えている可能性があり
、必ずしも好ましいものではない。 ある調査によれば
、使い切ってしまうという家庭は全体の17%に過ぎな
い、ということである。 従って、食用廃油はやはり廃
棄の対象となるが、捨て場所や捨て方に内る厄介な廃物
である。
流しや排水溝に捨てるのは簡単であるが、排水系に詰っ
たり、環境破壊の原因となったりするので好ましくない
。 又、近年廃油処理剤と称して抱合力のある二官能性
脂質と溶融固化させる方法や多孔質のグラスチックポリ
マーに吸着させる方法の製品が市販されているが、これ
らの方法は処理剤自体も賃重な天然資源からの生産物で
あり、資源である廃油を捨てるだけの目的で別の資源を
浪責する方法であって好ましいものではない。
業務用の廃油を回収してセッケン原料とすることが古く
から行われているが採算性がわるいだめ必ずしも円滑に
運用されておらず、又家庭内廃油についても一部の啓牟
的な地域で各家庭から定期的に廃油を持寄ってセッケン
メーカーに委託し、セッケンにして再利用するという運
動が行われているが、手間がか71)るのでこの運動も
広く普及するに至っていないのが現状である。
この発明の廃油セッケン化剤は家庭主婦でも実行容易に
できる極めて簡単な作業で食用廃油をセッケンに再生し
て再利用する途をひらき、個々の発生源で処理するので
あるから集積などのわずられしさがない。 これによっ
て廃油の処理と天然資源再利用の目的が達せられるだけ
でなく、現段階では再生セッケンの評価額がこの発明に
係る処J!J 埋。価額を上廻るので、消費者に対する利益還元にもな
るのである。
以上述べたことからするに、この発明に対する要請は、
家庭の主婦にでも簡単にセッケンが作れるということで
あるが、この「簡単」という意味を分析すれば、a)短
時間でできること、b)腹雑な作業条件不要のこと、C
)複雑な計量不要のこと、d)劇毒物でないこと、など
の個別の要請が含まれている。 このうち最も重要な要
請はa)の短時間でできることである。
食用油脂は、グリセリン1分子に脂肪酸3分子が結合し
た物質であり、油脂を苛性アルカリの水溶液と共に加熱
すると加水分解して3分子のセッケンすなわち脂肪酸ア
ルカリ塩と1分子のグリセリンを生成する。 この加水
分解をなるべく短時間に完結させるためには、(1)反
応面積を広げる、(2)アルカリ濃度を上げる、(3)
アルカリを過剰に使用する、の3条件を満すことが必要
である。 発明者はこれらの条件について広汎に実験研
究を行い、たとえば廃油L OOtelを僅に20分以
内にセッケン化することができる処理剤処方に到達し、
この発明を完成した。
この発明のセッケン化剤に含まれるアルカリ成分として
は、劇物規制により5%を超える苛性アルカリは使用す
ることができず、その主体は弱酸の強アルカリ塩とする
必要があシ、オルソケイ酸のナトリウム又はカリウム塩
、メタケイ酸のナトリウム又はカリウム塩、オルソアル
ミン酸のナトリウム塩又はカリウム塩が例示される。
油脂の加水分解を促進させるための条件(1)の反応面
積の広大は、油脂をあらかじめ反応液中に乳化分散させ
ておくことによシ達せられ、これはこの発明のセッケン
化剤中に界面活性剤を配合することにより達せられる。
 界面活性剤としては、油脂を乳化するものであればい
かなる系でもよいが、反応系が強アルカリ性である所か
ら陰イオン界面活性剤が最も適しておシ、アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、
アルファオレフィンスルホン !し キ ル ス ル ホ ン酸 す ト リ ウ ム
 、  ア !し キ ルエ ー テ ル硫酸ナトリウ
ム、脂肪酸アルカノールアミド等を例示することができ
る。 これらは単独で用いてもよく、2種以上混合して
使用してもよい。 セッケン化過程中に生成するセッケ
ンはそれ自体が油脂を乳化させる力があるので、上に述
べた界面活性剤は初期乳化を分担するだけの量で足り、
油脂の種類によって異るが、1〜15%の配合量で充分
である。 従って、この発明のセッケン化剤の残余を占
める無機弱酸の強アルカリ塩の配合量は85〜99%と
なる。
食用廃油をこの発明のセッケン化剤で処理して得たセッ
ケンは、グリセリン、若干量の過剰アルカリ分ならびに
若干量の残存水分を含む固型セッケンであるが、油臭は
全くなく、いわゆるセッケン芳香を呈し、洗浄力は極め
て強力であり、食器洗剤或は衣料洗剤として充分に使用
できるものであった。
次に、この発明の食用廃油のセッケン化剤の好ましい配
合例を実施例により説明する。
実施例 1、 第1表に掲げる処方のセッケン他剤試料を混合調製し、
廃油100g、試料80fおよび水251を混合して加
熱反応させた結果を第1表として示す。
この結果界面活性剤がケン化反応を促進することは明ら
かである。
実施例2、 メタケイ酸ナトリウム92%、水酸化カリウム4%及び
アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム4%を均一に
混合してセッケン他剤試料とし、廃油100g、試料8
0yと、第2表に掲げる量の水を混合して加熱反応させ
た結果を第2表に示。
す。
この結果は、実験煮、2−1を除き他は全てセッケン化
反応は完結しているが、系に添加する水の量は反応の遅
速、ならびに得られた生成物の状態に関係し、実験点、
2−2〜2−3の間に至適量のあることを示している。
実施例3、 オルソケイ酸ナトリウム97%とアルファオレフィンス
ルホン酸ナトリウム3%とt 均−K 混合してセッケ
ン他剤試料とし、廃油10oy、水50fと、第3表に
掲げる量の試料とを加熱反応させた結果を第3表に示す
廃油100 fの脂肪酸当量は0.348.、、試料の
当量は11当9−一4−に)eqであるから反応系中の
アルカリの魔油に対する当量比は3−1から3−3の順
に夫々]、、17.1.95.2.74でちゃ、理論的
には回れもアルカリ過剰であるが、反応を完結させるた
めには、1.2倍当量比以上のアルカリが必要である。
実施例4、 第4表に掲げる処方のセッケン他剤試料を調製し、廃油
xool、試料50p及び水5’09を混合して加熱反
応させた結果を第4表として示す。
この実施例の弱酸の強アルカリ塩は何れもセッケン化剤
のアルカリ成分として有用であることを示したが、中で
もオルソケイ酸ナトリウムはすぐれて有用である。
実施例5、 オルソケイ酸ナトリウム97%と、第5表に掲げる界面
活性剤3%とを均一に混合してセッケン他剤試料とし、
廃油100 f、試料50f及び水50fを混合して加
熱反応させた結果を第5表として示す。
この結果、界面活性剤配合は何れも有用であるが、中で
も陰イオン界面活性剤であるアルファオレフィンヌルホ
ン酸ナトリウム並にラウリル硫酸ナトリウムが反応前の
乳化状態も良好であシ、又反応所要時間も短かく、すぐ
れて有用であることを示した。
実施例6、 オルソ、ケイ酸ナトリウム97%とアルファオレフィン
スルホン酸ナトリウム3%とを均一に混合してセッケン
他剤試料とし、第6表に掲げる各種の廃油100f、試
料501及び水50gを混合して加熱反応させた結果を
第6表に示す。
その結果、廃油の種類によりケン化反応に若干の遅速は
あるが、何れも良好なセッケン化成績を示し、該セッケ
ン化剤の有用性を示しだ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機弱酸の強アルカリ塩および界面活性剤よりな
    る食用廃油のセッケン化剤。
  2. (2)無機弱酸の強アルカリ塩の含量が85〜99重量
    %、界面活性剤の含量が1〜15重量%であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載した食用廃油のセ
    ッケン化剤。
JP23726284A 1984-11-09 1984-11-09 食用廃油のセツケン化剤 Pending JPS61116000A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62295999A (ja) * 1986-06-14 1987-12-23 ミマス油脂化学株式会社 廃油処理用組成物
WO1999045086A1 (fr) * 1998-03-06 1999-09-10 Hakugen Co., Ltd. Agent traitant pour des huiles
US6653355B1 (en) 1999-03-03 2003-11-25 Hakugen Co., Ltd. Treating agent for oil

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