JPS6111569B2 - - Google Patents

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JPS6111569B2
JPS6111569B2 JP11403682A JP11403682A JPS6111569B2 JP S6111569 B2 JPS6111569 B2 JP S6111569B2 JP 11403682 A JP11403682 A JP 11403682A JP 11403682 A JP11403682 A JP 11403682A JP S6111569 B2 JPS6111569 B2 JP S6111569B2
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JP
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JP11403682A
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JPS596828A (ja
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Jiro Saito
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は押出し方式による麺類製造装置の改良
に関するものである。
押出し方式で製造される麺類としてはマカロ
ニ、スパゲツテイ等の他に、澱粉あるいは穀粉を
糊化または半糊化して押出した、春雨、ビーフ
ン、澱粉麺等もある。この様な押出し方式によつ
て麺類を製造する製麺装置としては、細部に於て
種々の特徴を有するものではあるが、基本的には
第1図に示すような構造のものが一般的であつ
た。
同図に於て、1はスリーブ、2はスクリユー、
3はケーシング、4は錘体、5はノズル体であ
る。スリーブ1は図示を省略したホツパに連通し
ており、スクリユー2はこのスリーブ1内に挿入
されて、ホツパより供給される製麺原料をスリー
ブ1の排出口11の方向へ移送させるものであ
る。ケーシング3はこのスリーブ1の排出口11
に取付けられており、この排出口11に連続した
先細りの円錘形内壁面31で形成される両端開口
の空洞を備えている。錘体4はこのスリーブ1の
空洞内に挿入され、その外壁面41が前記スリー
ブ1の内壁面31と平行な円錐台形状をなしてお
り、スクリユー2の先端に固着されている。ノズ
ル体5は前記ケーシング3の先端開口部32を覆
う様に取付けられており、前面のノズル板51に
は多数の押出孔52があけられている。また、ス
クリユー2は図示を省略した調節機構によつて矢
印Aで示す軸方向に移動可能となつており、これ
によつて錘体4の位置を調節できるようになつて
いる。
この様に構成された麺類製造装置によれば、以
下のプロセスによつて麺類が製造される。
先ず、ホツパに穀粉、水、その他の添加物を混
合した製麺原料を投入する。この製麺原料はホツ
パからスリーブ1内へ入り、スクリユー2によつ
てその排出口11の方向へ移送される。製麺原料
はこの移送中にスクリユー2によつてよく混合さ
れ、こね合されてドウとなる。このドウはケーシ
ング3の内壁面31と錘体4の外壁面41とがつ
くる空隙を通つてノズル体5内に入り、ノズル板
51の押出孔52から装置外に連続した麺線形状
で押出される。この時、装置内では前記スクリユ
ー2による移送によつて生じた高圧によつてドウ
は発熱し、その澱粉質がα化する。従つて、押出
された麺は糊化あるいは半糊化され、乾燥して製
品となる。
ここで、この様な麺類製造装置を用いてα化麺
を製造する場合、その運転条件の設定は製品の品
質に重大な影響を与える。即ち、ドウが過度に熱
せられた場合、ノズル板51の押出孔52から押
出される麺には水ぶくれ様の泡が多数生じ、麺線
同志も接触するとすぐに接着して塊状となり全く
商品となり得ないものとなつてしまう。また、ド
ウの温度が充分に昇がらないと製品の表面があれ
てつやがなくなり、その上、折損しやすく、茄で
た時にとろけるようになつてこれもまた商品とし
て通用しないものとなつてしまう。そして、その
最適の運転条件は極めて狭いものとなつているた
め、均一な性質のα化麺を得ることは、この最適
な運転条件を早く発見してそれをいかに持続する
かという点にかかつている。
しかしながら、この運転条件は、原料の品質、
その配合比、水の量および温度、さらには目的製
品の形状等、各種の要因ならびにその組合せによ
つて微妙に変化するものである。また、運転条件
の設定は、図示を省略した調整機構によつてスク
リユー2を矢印Aで示す方向に移動させ、錘体4
の位置を調節することによつて行つている。即
ち、錘体4の位置を調節することによつて錘体4
の外壁体41とケーシング3の内壁面31との間
隙を変化させ、これによつてドウの流量、さらに
はこのドウに加わる圧力を調節し、ドウの温度を
調整するものである。従つて、最適な運転条件の
発見には熟練した作業員の技術とカンにたよらざ
るを得ない状況があつた。その上、この最適運転
条件は、装置の稼動中絶えず変動するものである
ため、最適な運転条件を早急に設定すること自体
難しいこの装置を、操業中その運転条件を安定に
維持するためには、作業員に極めて大きな緊張を
長時間継続的に強いるものであつた。
本発明はこの様な欠点を解決するためになされ
たもので、操業中、最適な運転条件を安定に維持
してゆくための重要な要因の1つとして、ケーシ
ングの内壁面と錘体の外壁面とが形成する間隙の
形状があることを発見し、完成したものであつ
て、その要旨とするところは、ホツパと、このホ
ツパに連通するスリーブと、このスリーブ内に挿
入されて、ホツパより供給される製麺原料をスリ
ーブの排出口の方向へ移送するスクリユーと、ス
リーブの排出口に取付けられ、先細りの円錘形の
内壁面で形成される空洞を有するケーシングと、
スクリユーの先端に固着されてケーシングの空洞
内に挿入された錘体と、ケーシングの先端に取付
けられて多数の押出孔を有するノズル体を備えて
成る麺類の製造装置において、錘体が先端より所
定の位置までその直径をケーシングの空洞内壁面
の傾斜と等しい増加率で増加させてゆく等傾斜部
分と、これにひき続いて、その直径を前述のもの
より小さな増加率で増加させてゆく異傾斜部分と
を備えていることを特徴とする麺類製造装置に存
する。以下図面に示す実態様に従つて詳細に説明
する。
第2図は本発明の一実態様の要部を示す断面図
である。同図に於て、1はスリーブ、2はスクリ
ユー、3はケーシング、5はノズル体であつて、
第1図に示す従来のものと同等のものである。ま
た、4は錘体であつて、第3図にその詳細を示す
様に、その外壁面41の傾斜が一様でない点で第
1図に示す従来のものと異なつている。即ち、先
端より長さlの区間は、その直径が同図に二点鎖
線で示すケーシング3の内壁面31の傾斜と等し
い増加率で増加してゆく等傾斜部分42となつて
おり、この等傾斜部分にひき続いて、その直径が
前述のそれよりも小さな一定の増加率で増加して
ゆく異傾斜部分43となつている。これによつ
て、ケーシング3の内壁面31と錘体4の異傾斜
部分43とは角度θをもつて対向することとな
る。
この様に構成された麺類製造装置に図示を省略
したホツパより投入された製麺原料はスクリユー
2によつてスリーブ1内の移送中に混合されこね
られてドウとなる。このドウはケーシング3の内
壁面31と錘体4の外壁面41とが形成する間隙
を通過してノズル体5に入る間にα化される。こ
こでその間隙は前述の如く、等傾斜部分42に至
るまでの間、ドウの進行方向に向つて一定の角度
θを保つて漸次狭つてゆく。従つて、ドウには、
この間隙に入る時に大きな圧力が加わり、さら
に、この間隙通過中にも、異傾斜部分43に対応
する所では、この間隙の狭りと直径の減少に相応
した圧力が、また等傾斜部分42に対応する所で
は、直径の減少に相応した圧力が加わる。ドウは
この間隙からノズル体5の中に送られ、ノズル板
51の押出孔52から装置外に連続した麺線形状
で押出される。この間、ドウはその時々の圧力に
よつて発熱しα化されるものであり、その最適条
件の初期設定は従来のそれと同じく錘体を矢印A
方向に調整することによつて行う。
ここで、このケーシング3の内壁面31と錘体
4の外壁面41の異傾斜部分43とがなす角θ
は、3゜〜25゜の間に設定することが必要であ
る。即ち、角θが3゜未満の場合には第1図に示
す従来のものと同様に、運転条件の変動が製品の
品質に与える影響を押えることができず、また25
゜を越した場合には、加圧、加熱効果が不均一と
なつて、品質にムラが生じやすくなる。従つて、
この角θを3゜〜25゜の範囲内で設定してはじめ
て、運転中に多少の条件変化があつても出来上る
麺製品の品質を均一に保つことができるようにな
り、とりわけ、この角θを8゜〜15゜の範囲に設
定した場合にはその効果が顕著なものとなる。
ここで、この角θの設定に際しては、錘体4の
スクリユー2に接続されている側の直径はどの位
置に於ても常に先端側の直径よりも小であつては
ならず、そうでない場合には加圧、加熱のムラか
ら製品の品質を均一に保つのがむずかしくなる。
さらに、出来上つた麺製品の品質を常に均一に保
持しておくためには、等傾斜部分42の長さlも
微妙に影響を与えるものであつて、この部分の長
さlを錘体4の全体Lの1/2あるいはそれ以下に
した場合著しい効果を生ずる。
以上、第2図および第3図に示す実施態様によ
つて詳細に説明したが、本発明はこの実施態様に
のみ限定されるものではなく、種々のバリエーシ
ヨンを含むものである。即ち、錘体4の異傾斜部
分43は第3図に示すそれの如く必ずしも直線的
に変化してゆくもののみではなく、第4図に示す
如く曲線的に変化してゆくものであつても良い。
この場合、その直径の増加率は錘体4のスクリユ
ー2に接続されている側の方が漸次小さくなるよ
うに設定されている。さらに、第3図および第4
図に示す錘体4はその外壁面41が平滑なもので
あつたが、第5図に示す様にスクリユー2に接続
されている側から先端方向に向けて、楔状の切欠
溝44を設けることによつて、ドウの加圧、加熱
のより一層の均一化がはかれる。
以上詳細に説明した様に、本発明の麺類製造装
置によれば、原料の種類、品質、および配合比、
水の量および温度、さらには目的製品の形状等の
諸条件に対応して常に安定な条件下で操業を続け
ることができ、とくに操業中の条件変化によつて
出来上る麺類の品質が影響を受けることが少く、
従つて、操業の安定化のために熟練した作業員の
技術とカンにたよる部分が減るばかりか、常時装
置を監視している必要が無くなるため、作業員に
極度の緊張を長時間継続的に強いることがなくな
り、大幅な省力化、経済化がはかれる。また、本
発明の麺類製造装置によれば均一なα化が可能と
なるため、従来押出し方式によつては製造が困難
だとされて来たそば粉を多く含む原料からの製麺
も可能となり、押出し麺とよばれている麺類の範
囲を拡大するものである。
実施例 1 第2図にその要部を示す押出し方式の麺類製造
装置(θ=8゜、l/L=1/4)を用いて次の
原料配合により製麺を行つた。
小麦粉(強力粉) 100重量部 澱 粉 25 そば粉 40 水(ボーメ4度の食塩水として) 80 得られた製品は、光沢のある均一にα化の進ん
だものであつて、操業中、運転条件に特別の注意
を払うことなく、一定の品質の麺を製造すること
ができた。
実施例 2 実施例1と同様に設定した麺類製造装置によつ
て、そば粉のみを原料に用いて製麺を行つた。
操業中特に運転条件の変動を監視し続けること
なく運転した結果、一定品質の麺を得ることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の押出し方式による麺類製造装置
の要部を示す断面図、第2図は本発明の実施態様
の要部を示す断面図、第3図ないし第5図はそれ
に用いる錘体の一例を示す図である。 1……スリーブ、2……スクリユー、3……ケ
ーシング、4……錘体、5……ノズル体、11…
…排出口、31……内壁面、41……外壁面、4
2……等傾斜部分、43……異傾斜部分、51…
…ノズル板、52……押出孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ホツパと、このホツパに連通するスリーブ
    と、このスリーブ内に挿入されて、ホツパより供
    給される製麺原料をスリーブの排出口の方向へ移
    送するスクリユーと、スリーブの排出口に取付け
    られ、先細りの円錐形の内壁面で形成される空洞
    を有するケーシングと、スクリユーの先端に固着
    されてケーシングの空洞内に挿入された錘体と、
    ケーシング先端に取付けられて多数の押出孔を有
    するノズル体を備えて成る麺類の製造装置におい
    て、錘体が先端より所定の位置までその直径をケ
    ーシングの空洞内壁面の傾斜と等しい増加率で増
    加させてゆく等傾斜部分と、これにひき続いて、
    その直径を前述のものより小さな増加率で増加さ
    せてゆく異傾斜部分とを備えていることを特徴と
    する麺類製造装置。 2 錘体の異傾斜部分の増加率が一定であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の麺類製
    造装置。 3 錘体の異傾斜部分とケーシングの空洞内壁面
    とのなす角を8゜〜15゜の間に設定したことを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の麺類製造装
    置。 4 錘体の等傾斜部分の長さを錘体の全体の長さ
    の1/2弱としたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の麺類
    製造装置。
JP11403682A 1982-07-02 1982-07-02 麺類製造装置 Granted JPS596828A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11403682A JPS596828A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 麺類製造装置

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JP11403682A JPS596828A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 麺類製造装置

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JPS596828A JPS596828A (ja) 1984-01-13
JPS6111569B2 true JPS6111569B2 (ja) 1986-04-03

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JP11403682A Granted JPS596828A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 麺類製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0683660B2 (ja) * 1990-05-01 1994-10-26 株式会社幸和工業 食品押出製造装置のダイ

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JPS596828A (ja) 1984-01-13

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