JPS6111530B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6111530B2 JPS6111530B2 JP51000870A JP87076A JPS6111530B2 JP S6111530 B2 JPS6111530 B2 JP S6111530B2 JP 51000870 A JP51000870 A JP 51000870A JP 87076 A JP87076 A JP 87076A JP S6111530 B2 JPS6111530 B2 JP S6111530B2
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- Japan
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- control device
- constant current
- current control
- converter
- pulse phase
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- Expired
Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、交直連系用の直流送電系統の保護方
式に係り、特に過電流をともなわない短絡、地絡
事故、及び転流失敗を確実に且つ簡便に検出する
方法に関する。
式に係り、特に過電流をともなわない短絡、地絡
事故、及び転流失敗を確実に且つ簡便に検出する
方法に関する。
第１図は、直流送電系統の一例を示すものであ
る。図において、１は交流系統、２は変換用変圧
器、３は直流線路、４は直流リアクトルDCL、
５は直流変流器DCCT、６１，６２はサイリスタ
バルブあるいは水銀整流器よりなる変換器、７は
変換器の制御パルスを発生するパルス位相制御装
置、８は定電流制御回路、９は定余裕角制御回路
（あるいは定電圧制御回路）である。交流電力を
直流に変換するいわゆる順変換器側の変換器６１
は、直流電流が一定となるように定電流制御回路
８によりパルス位相が制御され、一方直流電流を
交流電力に変換するいわゆる逆変換器側の変換器
６２は定余裕角制御回路（あるいは定電圧制御回
路）９にて、点弧パルス位相が制御される。この
様に制御される直流送電系統に於いて、第２図に
示すように、事故点１０にて短絡事故あるいは地
絡事故が発生すると直流電流Idは、変換器６２を
通らず事故点で還流する。通常短絡や地絡事故が
発生すると、変換器６１の点弧位相角が事故前と
同一であれば、大きな過電流が流れるが、このよ
うに、短絡回路に直流リアクトルDCLが含まれ
ると、インダクタンスにより、電流の立上りが遅
くなる。そのため、定電流制御回路８により点弧
パルス位相が制御され、十分過電流が抑制される
ので、過電流による機器の損傷といつた問題は生
じないが、電力の輸送が行なわれないばかりか、
直流電圧が零となるので、点弧パルス位相が90゜
近くになり、交流系統より、大きな無効電力を吸
収し、交流電圧の低下等、交流系統じよう乱の原
因となる恐れがある。そのため、従来は、直流系
統の電圧を直流電圧変成器DCPTにより検出し、
その電圧低下により事故を検出していた。このよ
うな方法によれば、直流電圧変成器DCPTが故障
すれば、検出不能となり、また保護の多重化によ
る信頼度向上をはかるためには、直流電圧変成器
DCPTをさらに１台設置せねばならない。
る。図において、１は交流系統、２は変換用変圧
器、３は直流線路、４は直流リアクトルDCL、
５は直流変流器DCCT、６１，６２はサイリスタ
バルブあるいは水銀整流器よりなる変換器、７は
変換器の制御パルスを発生するパルス位相制御装
置、８は定電流制御回路、９は定余裕角制御回路
（あるいは定電圧制御回路）である。交流電力を
直流に変換するいわゆる順変換器側の変換器６１
は、直流電流が一定となるように定電流制御回路
８によりパルス位相が制御され、一方直流電流を
交流電力に変換するいわゆる逆変換器側の変換器
６２は定余裕角制御回路（あるいは定電圧制御回
路）９にて、点弧パルス位相が制御される。この
様に制御される直流送電系統に於いて、第２図に
示すように、事故点１０にて短絡事故あるいは地
絡事故が発生すると直流電流Idは、変換器６２を
通らず事故点で還流する。通常短絡や地絡事故が
発生すると、変換器６１の点弧位相角が事故前と
同一であれば、大きな過電流が流れるが、このよ
うに、短絡回路に直流リアクトルDCLが含まれ
ると、インダクタンスにより、電流の立上りが遅
くなる。そのため、定電流制御回路８により点弧
パルス位相が制御され、十分過電流が抑制される
ので、過電流による機器の損傷といつた問題は生
じないが、電力の輸送が行なわれないばかりか、
直流電圧が零となるので、点弧パルス位相が90゜
近くになり、交流系統より、大きな無効電力を吸
収し、交流電圧の低下等、交流系統じよう乱の原
因となる恐れがある。そのため、従来は、直流系
統の電圧を直流電圧変成器DCPTにより検出し、
その電圧低下により事故を検出していた。このよ
うな方法によれば、直流電圧変成器DCPTが故障
すれば、検出不能となり、また保護の多重化によ
る信頼度向上をはかるためには、直流電圧変成器
DCPTをさらに１台設置せねばならない。
本発明の目的は、直流電圧変成器DCPTをもち
いることなく、前述のような、短絡、地絡事故あ
るいは転流失敗の継続を容易に検出する方法を提
供し、事故検出能力向上させることにより直流送
電系統のより安定した運用を実現させることにあ
る。
いることなく、前述のような、短絡、地絡事故あ
るいは転流失敗の継続を容易に検出する方法を提
供し、事故検出能力向上させることにより直流送
電系統のより安定した運用を実現させることにあ
る。
第３図は、第１図に示したような制御を行なう
直流送電系統の制御特性を示すものである。横軸
に直流電流Id、縦軸に直流電圧Vdをとると、順
変換器側の制御特性は、曲線ａのようになり、一
方逆変換器側の制御特性は曲線ｂのようになり、
平常運転時はＰ点で平衡している。しかし、前述
のような短絡あるいは地絡事故が発生すると直流
電圧Vdはほぼ零となるので、順変換器側はP′点
にて平衡する。逆変換器側では、このままでは、
安定点がなくなるが、実際には、定電流制御回路
が付加されて、曲線Ｃの様な特性となつており、
P″点にて安定運転を行なう。つまり順変換器側
の電圧電流はＰ点よりP′点へ、一方逆変換器側の
電圧、電流はＰ点よりP″点へ移行する。本発明
は、Vdが零に近い値で運転される場合の点弧パ
ルス位相角は約90゜となるように制御されること
に着目し、直流短絡、地絡事故を点弧パルス位相
角により検出するものである。
直流送電系統の制御特性を示すものである。横軸
に直流電流Id、縦軸に直流電圧Vdをとると、順
変換器側の制御特性は、曲線ａのようになり、一
方逆変換器側の制御特性は曲線ｂのようになり、
平常運転時はＰ点で平衡している。しかし、前述
のような短絡あるいは地絡事故が発生すると直流
電圧Vdはほぼ零となるので、順変換器側はP′点
にて平衡する。逆変換器側では、このままでは、
安定点がなくなるが、実際には、定電流制御回路
が付加されて、曲線Ｃの様な特性となつており、
P″点にて安定運転を行なう。つまり順変換器側
の電圧電流はＰ点よりP′点へ、一方逆変換器側の
電圧、電流はＰ点よりP″点へ移行する。本発明
は、Vdが零に近い値で運転される場合の点弧パ
ルス位相角は約90゜となるように制御されること
に着目し、直流短絡、地絡事故を点弧パルス位相
角により検出するものである。
第４図は、順変換器側定電流制御回路８の出力
電圧Ecと点弧パルス位相の関係の一例を示した
ものである。通常の運転の場合、つまり第３図の
Ｐ点に相当する点がＡ点であり、事故時の運転ポ
イント、つまり第３図のP′点に相当する点が
A′点である。従つて点弧パルス位相が90゜近く
になつたことは、定電流制御回路出力電圧Ecを
監視すれば、容易に検出できる。
電圧Ecと点弧パルス位相の関係の一例を示した
ものである。通常の運転の場合、つまり第３図の
Ｐ点に相当する点がＡ点であり、事故時の運転ポ
イント、つまり第３図のP′点に相当する点が
A′点である。従つて点弧パルス位相が90゜近く
になつたことは、定電流制御回路出力電圧Ecを
監視すれば、容易に検出できる。
第５図は、その具体的検出回路の一実施例であ
る。定電流制御回路８では、直流電流Idと直流電
流設定値Ｉdpと比較しその誤差信号ａを演算増幅
器ｂにより増幅し、その出力Ｅcによりパルス位
相制御装置７のパルス位相を制御する。この出力
信号Ｅcを事故検出器１１のあらかじめ設定され
た電圧ＶU，ＶLとコンパレーターｇ１，ｇ２で比
較し、ＥcがＶUとＶLの間に入つている時、この
事故検出器１１の出力Ｃが“１”となり事故と判
定する。この時パルス位相制御回路の出力位相を
強制的に120゜程度に移相して逆変換器領域に移
行させた後、変換器を停止する等の保護動作を行
なう。
る。定電流制御回路８では、直流電流Idと直流電
流設定値Ｉdpと比較しその誤差信号ａを演算増幅
器ｂにより増幅し、その出力Ｅcによりパルス位
相制御装置７のパルス位相を制御する。この出力
信号Ｅcを事故検出器１１のあらかじめ設定され
た電圧ＶU，ＶLとコンパレーターｇ１，ｇ２で比
較し、ＥcがＶUとＶLの間に入つている時、この
事故検出器１１の出力Ｃが“１”となり事故と判
定する。この時パルス位相制御回路の出力位相を
強制的に120゜程度に移相して逆変換器領域に移
行させた後、変換器を停止する等の保護動作を行
なう。
第６図は、このような検出回路の入力電圧Ｅc
と出力Ｃの関係を示したもので、パルス位相が90
゜となる定電流制御回路の出力電圧5Vを中心に
±△Ｅの間にＥcがあれば出力が１となるように
なつている。
と出力Ｃの関係を示したもので、パルス位相が90
゜となる定電流制御回路の出力電圧5Vを中心に
±△Ｅの間にＥcがあれば出力が１となるように
なつている。
このような簡単な回路を付加することにより、
直流系統の過電流をともなわない短絡、地絡事故
を容易に検出することができる。
直流系統の過電流をともなわない短絡、地絡事故
を容易に検出することができる。
又、転流失敗が継続するような場合も、直流電
圧が低下するので順変換器側より同一の回路で容
易に検出できる。なお、変換器の起動方式とし
て、最初パルス位相角を90゜近傍の値に設定する
ものが知られている。このため、起動の当初だけ
事故検出出力Ｃにより変換器の保護動作が行われ
るのを阻止する必要がある。
圧が低下するので順変換器側より同一の回路で容
易に検出できる。なお、変換器の起動方式とし
て、最初パルス位相角を90゜近傍の値に設定する
ものが知られている。このため、起動の当初だけ
事故検出出力Ｃにより変換器の保護動作が行われ
るのを阻止する必要がある。
以上のように本発明によれば、直流電圧変成器
DCPTを用いることなく、容易に過電流をともな
わない直流短絡、地絡事故あるいは転流失敗の継
続を検出でき、無効電力の増加による交流系統へ
のじよう乱の防止、電力輸送中断の検出を確実に
行ない、直流送電系統の安定運用に大きく寄与す
ることができる。
DCPTを用いることなく、容易に過電流をともな
わない直流短絡、地絡事故あるいは転流失敗の継
続を検出でき、無効電力の増加による交流系統へ
のじよう乱の防止、電力輸送中断の検出を確実に
行ない、直流送電系統の安定運用に大きく寄与す
ることができる。
第１図、直流送電系統の概要を説明する図、第
２図、本発明の対象を説明する図、第３図、直流
送電系統の制御特性を示す図、第４図、具体的装
置の特性の一例を示す図、第５図、本発明の具体
的実施例を示す図、第６図、実施例の回路特性を
示す図。 符号の説明、５……直流変流器、６１，６２…
…変換器、７……パルス位相制御装置、８……定
電流制御回路、１１……事故検出器、ｂ……演算
増幅器、g1，g2……比較回路、ＶU，ＶL……電圧
設定器。
２図、本発明の対象を説明する図、第３図、直流
送電系統の制御特性を示す図、第４図、具体的装
置の特性の一例を示す図、第５図、本発明の具体
的実施例を示す図、第６図、実施例の回路特性を
示す図。 符号の説明、５……直流変流器、６１，６２…
…変換器、７……パルス位相制御装置、８……定
電流制御回路、１１……事故検出器、ｂ……演算
増幅器、g1，g2……比較回路、ＶU，ＶL……電圧
設定器。
Claims (1)
- １ 定電流制御装置により制御される順変換器、
常時は定電圧制御装置又は定余裕角制御装置によ
り制御され、直流線路等に故障発生して直流電圧
が低下したときは定電流制御装置により制御され
る逆変換器、これらの変換器を結合する直流線
路、該直流線路の電流を検出する直流変流器と該
直流変流器の出力と設定値との誤差信号を演算増
幅する定電流制御回路と該定電流制御回路の出力
により前記変換器のパルス位相を制御するパルス
位相制御装置を備える前記定電流制御装置とより
構成される直流送電系統において、直流線路の短
絡、地絡、あるいは転流失敗の継続によつて前記
定電流制御装置の信号がパルス位相角が90゜近傍
の値に対応するものであることを検出する故障検
出手段、該故障検出手段の出力によつて順変換器
のパルス位相を逆変換領域の値としたのち逆変換
器の保護動作を行う保護手段とを設けたことを特
徴とする直流送電系統の保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP87076A JPS5285338A (en) | 1976-01-07 | 1976-01-07 | Protection apparatus for dc transmission system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP87076A JPS5285338A (en) | 1976-01-07 | 1976-01-07 | Protection apparatus for dc transmission system |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5285338A JPS5285338A (en) | 1977-07-15 |
| JPS6111530B2 true JPS6111530B2 (ja) | 1986-04-03 |
Family
ID=11485694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP87076A Granted JPS5285338A (en) | 1976-01-07 | 1976-01-07 | Protection apparatus for dc transmission system |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5285338A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105305508A (zh) * | 2015-10-15 | 2016-02-03 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种换相失败期间触发角控制方法 |
-
1976
- 1976-01-07 JP JP87076A patent/JPS5285338A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105305508A (zh) * | 2015-10-15 | 2016-02-03 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种换相失败期间触发角控制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5285338A (en) | 1977-07-15 |
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