JPS61113640A - フエノ−ル樹脂成形材料 - Google Patents
フエノ−ル樹脂成形材料Info
- Publication number
- JPS61113640A JPS61113640A JP23333284A JP23333284A JPS61113640A JP S61113640 A JPS61113640 A JP S61113640A JP 23333284 A JP23333284 A JP 23333284A JP 23333284 A JP23333284 A JP 23333284A JP S61113640 A JPS61113640 A JP S61113640A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenolic resin
- glucoside
- molding material
- molding compound
- filler
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、成形における熱安定性、計量安定性および流
動性に優れたフェノール樹脂成形材料に関する。
動性に優れたフェノール樹脂成形材料に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
一般に熱硬化性樹脂成形材料は、射出成形機のシリンダ
ー内では安定で、金型内では急速に化学反応を起こして
、硬化することが必要である。
ー内では安定で、金型内では急速に化学反応を起こして
、硬化することが必要である。
しかしながら、フェノール樹脂成形材料は、シリンダー
内を可塑化温度(90〜110℃)に保った場合でも硬
化反応が進行するために、シリンダー内での滞留時間が
長いと射出重量のばらつき(以下計量安定性という)や
、シリンダーヘッドでの硬化等のトラブルの原因となる
。 特に、インサート金具を用いる成形では成形サイク
ルが長くなるので、成形材料のシリンダー内での熱安定
性が重要である。 またハイオルソノボラック等を用い
た速硬化性材料は、金型内での硬化時間は短縮できるが
シリンダー内での熱安定性が低下する。
内を可塑化温度(90〜110℃)に保った場合でも硬
化反応が進行するために、シリンダー内での滞留時間が
長いと射出重量のばらつき(以下計量安定性という)や
、シリンダーヘッドでの硬化等のトラブルの原因となる
。 特に、インサート金具を用いる成形では成形サイク
ルが長くなるので、成形材料のシリンダー内での熱安定
性が重要である。 またハイオルソノボラック等を用い
た速硬化性材料は、金型内での硬化時間は短縮できるが
シリンダー内での熱安定性が低下する。
フルフラール、アニリン、C1BP等通常用いられてい
る可塑剤を使用することによって、シリンダー内の熱安
定性は改良できるが、計量安定性には効果がなく、金型
内での硬化反応は逆にこれを抑、制してしまう傾向があ
る。 また一部のものは、成形品表面に曇りを生じる等
の不具合な点が多かった。
る可塑剤を使用することによって、シリンダー内の熱安
定性は改良できるが、計量安定性には効果がなく、金型
内での硬化反応は逆にこれを抑、制してしまう傾向があ
る。 また一部のものは、成形品表面に曇りを生じる等
の不具合な点が多かった。
[発明の目的]
本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたもので、
シリンダー内の熱安定性、計量安定性および流動性に優
れた、射出成形に好適なフェノール樹脂成形材料を提供
しようとするものである。
シリンダー内の熱安定性、計量安定性および流動性に優
れた、射出成形に好適なフェノール樹脂成形材料を提供
しようとするものである。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究を進め
た結果、グルコシド系可塑剤を配合すれば、前記目的を
達成する成形材料が得られることを見いだしたものであ
る。
た結果、グルコシド系可塑剤を配合すれば、前記目的を
達成する成形材料が得られることを見いだしたものであ
る。
即ち、本発明は、フェノール樹脂、硬化剤、充−填材お
よびグルコシド系可塑剤を含有させたことを特徴とする
フェノール樹脂成形材料である。
よびグルコシド系可塑剤を含有させたことを特徴とする
フェノール樹脂成形材料である。
本発明に用いるフェノール樹脂としては、ノボラック型
又はレゾール型のいずれでもよく、一般に市販されてい
るフェノール樹脂が使用される。
又はレゾール型のいずれでもよく、一般に市販されてい
るフェノール樹脂が使用される。
例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラッ
ク樹脂、tert−ブチルフェノールノボラック1ll
li、ノニルフェノールノボラック樹脂等のノボラック
型フェノール樹脂、同じ原料のレゾール型フェノール樹
脂等が挙げられ、これらは単独又は混合して使用される
。
ク樹脂、tert−ブチルフェノールノボラック1ll
li、ノニルフェノールノボラック樹脂等のノボラック
型フェノール樹脂、同じ原料のレゾール型フェノール樹
脂等が挙げられ、これらは単独又は混合して使用される
。
本発明に用いる硬化剤、充填材は、フェノール樹脂に対
し一般に使用されているbので特に制限されることはな
い。
し一般に使用されているbので特に制限されることはな
い。
本発明に用いるグルコシド系可塑剤としては、アルコー
ルグルコシド、フェノールグルコシド、ニトリルグルコ
シド、チオグルコシド、リグニングルコシド等が挙げら
れ、好ましくは次式に示すアルキルグルコシド類がよい
。
ルグルコシド、フェノールグルコシド、ニトリルグルコ
シド、チオグルコシド、リグニングルコシド等が挙げら
れ、好ましくは次式に示すアルキルグルコシド類がよい
。
(式中、RはCnH2ne、nは0以上の整数をそれぞ
れ表す)゛ アルキルグルコシドは、グルコース水溶液にアルコール
とHCIを加えて温めることによって得られる。 グル
コシド系可塑剤の配合量は、成形材料に対して0.01
〜b ある。 配合量が0.01重巾%未満では成形時に滑性
不足となり、その結果シリンダー内での発熱が激しく、
安定した成形ができなくなる。 また15重量%を超え
ると逆に滑性過剰となり、その結果シリンダー内で材料
が溶融しにくく成形不能となり、更には電気特性が低下
して好ましくない。
れ表す)゛ アルキルグルコシドは、グルコース水溶液にアルコール
とHCIを加えて温めることによって得られる。 グル
コシド系可塑剤の配合量は、成形材料に対して0.01
〜b ある。 配合量が0.01重巾%未満では成形時に滑性
不足となり、その結果シリンダー内での発熱が激しく、
安定した成形ができなくなる。 また15重量%を超え
ると逆に滑性過剰となり、その結果シリンダー内で材料
が溶融しにくく成形不能となり、更には電気特性が低下
して好ましくない。
従って上記範囲がよく、より好ましくは0.1〜10重
量%である。
量%である。
以上の記載から明らかなように本発明のフェノール樹脂
成形材料は、グルコシド系可塑剤を配合することによっ
て、従来の機械的、電気的特性を維持し、外観をそこな
わずにシリンダー内の熱安定性、計量安定性および流動
性を改良した成形材料である。
成形材料は、グルコシド系可塑剤を配合することによっ
て、従来の機械的、電気的特性を維持し、外観をそこな
わずにシリンダー内の熱安定性、計量安定性および流動
性を改良した成形材料である。
[発明の実施例]
次に本発明の実施例について説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。
の実施例に限定されるものではない。
以下「%」とあるのは「重量%」を意味する。
実施例 1
フェノールノボラック樹11143.5%、ヘキサミン
6.5%、木粉39%、炭酸カルシウム6.5%、消石
灰1.3%、ステアリン酸亜鉛0.6%、α−グルコシ
ド1.3%、およびスピリットブラック 1.3%を配
合し、熱ロールで混線後、粉砕してフェノール樹脂成形
材料を製造した。
6.5%、木粉39%、炭酸カルシウム6.5%、消石
灰1.3%、ステアリン酸亜鉛0.6%、α−グルコシ
ド1.3%、およびスピリットブラック 1.3%を配
合し、熱ロールで混線後、粉砕してフェノール樹脂成形
材料を製造した。
実施例 2
フェノールノボラック樹脂43.8%、ヘキサミン6.
6%、木粉39.5%、炭酸カルシウム6.6%、消石
灰1.3%、ステアリン酸亜鉛0.9%、およびスピリ
ットブラック 1.3%を配合し、熱ロールで混線後粉
砕したものにメチル−α−グルコシド0.5%を添加し
てフェノール樹脂成形材料を製造した。
6%、木粉39.5%、炭酸カルシウム6.6%、消石
灰1.3%、ステアリン酸亜鉛0.9%、およびスピリ
ットブラック 1.3%を配合し、熱ロールで混線後粉
砕したものにメチル−α−グルコシド0.5%を添加し
てフェノール樹脂成形材料を製造した。
実施V!43
実!I!例1のフェノールノボラック樹脂の代わりにハ
イオルソフェノールノボラック樹脂を用いた以外は実施
例1と同一にしてフェノール樹脂成形材料を製造した。
イオルソフェノールノボラック樹脂を用いた以外は実施
例1と同一にしてフェノール樹脂成形材料を製造した。
実施例4
フェノールレゾール樹脂53.2%、木粉32.0%、
タルク10.6%、消石灰1.6%、ステアリン11%
、およびスピリットブラック 1.6%を配合し、熱ロ
ールで混線後、粉砕したものにメチル−β−グルコシド
0.5%を添加してフェノール樹脂成形材料を製造した
。
タルク10.6%、消石灰1.6%、ステアリン11%
、およびスピリットブラック 1.6%を配合し、熱ロ
ールで混線後、粉砕したものにメチル−β−グルコシド
0.5%を添加してフェノール樹脂成形材料を製造した
。
実施例 5
実施例4のメチル−β−グルコシドの配合量0.5%の
代わりに4.0%を配合した以外は実施例4と同一にし
てフェノール樹脂成形材料を製造した。
代わりに4.0%を配合した以外は実施例4と同一にし
てフェノール樹脂成形材料を製造した。
比較例 1
実施例2においてメチル−α−グルコシドの代わりにス
テアリンU O,S%を配合した以外は実施例2と同一
に処理してフェノール樹脂成形材料を製造した。
テアリンU O,S%を配合した以外は実施例2と同一
に処理してフェノール樹脂成形材料を製造した。
比較例 2
実施例3においてα−グルコシドの代わりにステアリン
酸亜鉛1.3%を配合した以外は実施例3と同一に処理
してフェノール樹脂成形材料を製造した。
酸亜鉛1.3%を配合した以外は実施例3と同一に処理
してフェノール樹脂成形材料を製造した。
実施例および比較例で得られたフェノール樹脂成形材料
について、それぞれ計量安定性、硬化時間、絶縁抵抗、
曲げ強さ、および外観の試験を行った。 その結果を第
1表に示した。
について、それぞれ計量安定性、硬化時間、絶縁抵抗、
曲げ強さ、および外観の試験を行った。 その結果を第
1表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フェノール樹脂、硬化剤、充填材およびグルコシド
系可塑剤を含有させたことを特徴とするフェノール樹脂
成形材料。 2 グルコシド系可塑剤が成形材料に対して0.01〜
15重量%含有することを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のフェノール樹脂成形材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23333284A JPS61113640A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | フエノ−ル樹脂成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23333284A JPS61113640A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | フエノ−ル樹脂成形材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61113640A true JPS61113640A (ja) | 1986-05-31 |
Family
ID=16953484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23333284A Pending JPS61113640A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | フエノ−ル樹脂成形材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61113640A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013770A (ja) * | 1973-05-05 | 1975-02-13 |
-
1984
- 1984-11-07 JP JP23333284A patent/JPS61113640A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013770A (ja) * | 1973-05-05 | 1975-02-13 |
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