JPS61113573A - 歩行ロボツト - Google Patents

歩行ロボツト

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JPS61113573A
JPS61113573A JP59236511A JP23651184A JPS61113573A JP S61113573 A JPS61113573 A JP S61113573A JP 59236511 A JP59236511 A JP 59236511A JP 23651184 A JP23651184 A JP 23651184A JP S61113573 A JPS61113573 A JP S61113573A
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leg
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legs
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rotary disk
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D57/00Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track
    • B62D57/02Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は左右一対の脚を順次互い違いに持ち上げ1なが
ら、歩行動作をなす1歩行ロボットに関する。    
  。
〔従来技術及びその問題点〕
本発明者はすでに特願昭56−142139号及び特願
昭57−168195号として歩行ロボットを提案して
、いる、これは、回転モーメントの極めて大なるコマ(
回転盤)をその軸が垂直になるように設けたものである
。そして、高速で回転する回転盤の安定性を利用し、左
右一対の脚を順次駆動、して歩行面を歩行するものであ
る。ところが、この歩行ロボットは構造が比竺的複雑と
なるのでその簡素化が望まれると共に、操縦安定性のさ
らによいものが望まれていた。
そこで、本発明者はさらに、特願昭59−0651F7
3号奪提案し、回転盤の回転軸がほぼ水平に位置する歩
行ロボットを提案し、その解決を図った。
しかしながら、この新たな提案の歩行ロボットにはその
歩行速度を変えたり、歩行の姿勢を変えるのが面倒であ
った。
〔発明の概要〕
そこで、本発明者は種々の実験研究の結果、さらに前記
した本発明者による出願の特願昭59−065163号
を改良した歩行ロボットを提供することを目的とし、そ
のためこの発明では脚下端に俯仰手段9と自転駆動手段
1oとを設け、上記の問題点を解決したものである。
その要旨とするところは次の通りである。
即ち、慣性モーメントの大なる回転盤3の回転軸が通常
の歩行状態でほぼ水平になるようにロボット本体1にそ
の回転軸2を枢着する。そして、互いに離間して一対の
脚4.5をロボット本体1に取付ける。さらに、少なく
とも一つの脚に脚非接地手段6を設け、それにより互い
l       に一方の前記脚4又は5のみを歩行面
から離反させ得るものとする。さらに、ロボット本体1
が各脚4及び5のまわりに回転自在となるように脚自体
に本体回動手段7を設ける。それと共に、夫々の脚4下
端に直交方向転倒防止手段8を設け、ロボット本体1が
回転軸2に直交する方向へ転倒することを防止する。さ
らに、脚下端に俯仰手段9を設け、それにより回転軸2
が脚下端を中心に上下方向に俯仰し得るように構成する
。そして、脚下端に自転駆動手段10を設け、脚下端の
垂直軸回りに該脚を自転駆動させることとしたものであ
る。
〔発明の実施例〕
次に図面に基づいて本発明の一実施例につき説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す一部縦断面図であり
、第2図は同右側面略図である。
第1図から明らかなように、ロボット本体1内に慣性モ
ーメントの大なる回転盤3が内装され、通常の歩行状態
でその軸が水平に位置されるように枢着されている。そ
して、ロボット本      。
体lに設けられたモータ15によりベルト16を介し、
その回転盤3と一体をなす回転軸2が高速で回転するよ
うに構成されている。
なお、このモータ15の始動前にあるいは始動と共に、
回転軸2の先端に駆゛動力の大なるモータの軸を連結し
、予めこの軸2を高速回転することにより、モータ15
には回転盤3の各種抵抗分だけエネルギーを補給するよ
うに構成してもよい。そのためにこの実施例では回転軸
2の一端部を突設し、他のモータ軸に着脱自在に連結で
きるようにしている。
次に、ロボット本体1の両側面には夫々連結板38が突
設固定されている。そして、この連結板38に夫々脚4
及び5が固定□されている0次に、この脚4及び5内に
は夫々脚非接地手段6が内装されている。即ち、膨剤の
モータ15aの回転力により歯車17及び18を介しそ
ネジシャフト12が回転する。すると、それに螺合する
伸縮部21がネジシャフト12及びガイニド棒13に案
内されて上下動するものである。次に、脚4及び5の夫
々の下端には、俯仰手段9が設けられている。
即ち、伸縮部21の下端がビン39を介し接続片41に
連結され、このビン39を中心として回転盤3の回転軸
2が上下方向に俯仰自在に構成されている。そして、接
続片41が本体回動手段7であるベアリング11により
その軸線回りに回動自在に設けられている。そして、脚
下端は円盤状の脚端盤14により構成され、その脚端盤
がある程度の面積を有するため、ロボット本体1が回転
軸2に直交する方向へ転倒することを防止している。即
ち、この脚端盤14自体がロボットの直交方向転倒防止
手段8を構成する。
□さらに、接続片41の外周には歯車17が設けられ、
それが駆動モータ15bの歯車18に噛合されている。
そして、このモータ15bにより脚を脚下端の垂直軸回
りに自転駆動し得るように構成している。即ち、このモ
ータ15bが自転駆動手段10を構成する。又、この自
転駆動手段を構成するモータ15b及び非接地手段6を
構成する他のモータ15aは共に、無線操縦により又は
有線或いは内装された制御装置のプログラムにより正転
及び逆転並びに停止の各状態に制御される。
〔作 用〕
次に、上記実施例の作用につき説明する。
先ず、回転盤3を出力トルクの大なる別の駆動モータに
よりその回転軸2を高速回転した後に、モータ15を回
転し、それにより軸受けその他の損失分のエネルギーを
供給する。なお、実験によれば、図示しない強力のモー
タで回転盤3を高速で回転させ、その強力モータとの連
結を断つとそのままの状態で回転盤3は15分はど回転
しつづける。しかも、その回転エネルギーのみによりは
じめの3分程、ロボットの姿勢制御が可能であった。従
って、適宜外部から回転盤3を駆動すれば、内装用のモ
ータ15を取付けなくともよい、而して、第2図の如く
回転盤3を同図において左回転し、一方の脚5を持ち上
げると、本ロボットは矢印方向即ち、第2図において左
から右に前進する。この原理を第3図1       
において説明する。
回転盤3が角速度ωaで第3図矢印の如く回転するとき
回転軸2の両端が上下方向に傾くようにモーメントMを
加えるとする。すると回転軸2はそのモーメントMの方
向に傾くことなく、それと直交する水平面内で矢印Bの
如く回転しだす。即ち、ジャイロ(コマ)の性質により
モーメントMが加わると、それに直交してB方向へ歳差
運動を起こすものである。このとき歳差運動の角速度を
ωとすれば、モーメントMとの間に次の関係が成立する
。即ち、 M=1×ωa×ωとなる。
(北都・長板共著(理工学社発行)の基礎工業力学9−
34頁記載) ここにおいて、■は回転盤3の主慣性モーメントである
。従って、モーメントMが大になればなるほど歳差運動
の角速度ωは速くなる。そこて、次に第4図の、ような
状態で前記の歳差運動を考えると、同図では回転I13
の支持軸20の一端が脚4に上下動自在に支持されてい
るから、回転盤3の自重によりモーメントが働いて軸2
0パの自由端は第4図の矢印の如く右方向に回転しだす
。このことは第5図に、示すL字状の脚の場合であって
も全く同様である。
而して、この実施例の歩行ロボットは第4.図。
第5図における原理を利用したものである。即ち、第2
図の如く一方の脚4を持ち上げると、第4図、第5図に
示すような歳差運動が生じ、ロボット本体1は接地側の
脚4の回りを比較的ゆっくり回転しだす、そこで、ロボ
ット本体1が接地脚4の回りをある角度回転したところ
で持ち上げられていた脚5を引き伸ばして接地させる。
それと共に、他方の脚4を相対的に持ち上げる。すると
、今度は第3図の原理図においてモーメントMが逆向き
に働くことになり、回転軸2は第3図のω方向とは逆向
きに回転しだす。従って、今度は他方の脚5を中心とし
てロボット本体1が前の場合とは逆向きに回転しだす、
よって、交互に一対の脚を接地させる度にロボット本体
1は逆方向に体をねじりながら前進する。この歩行の状
態を表したのが第6図である。
第6図は各地点において、夫々接地している足を網目状
の斜線のO印で示し、持ち上げられている位置の足を鎖
線のOで示したものである。
先ず、第6図においてa、bの状態では両脚共に接地し
ている。このときロボット本体lは直立したままの状態
を維持する。次に、第2図の如く脚5を持ち上げると、
脚5はaの状態から31の位置を通り、Cの位置まで、
接地脚すの回、りに回転する。そこで、今度は脚5をC
の位置で接地させ、脚4を持ち上げる。すると、脚4は
bの状態からblを通り、dの位置まで点Cの回りに回
転する。そこで、次に脚4を伸ばし脚5を持ち上げる。
このようにして、両脚をe、  fの位置に接地させ、
次に脚4を比較的長い時間持ち上げたままにする。する
と、持ち上げられた脚4はeを中心としてその持ち上げ
時間だけ回転する。そして、持ち上げ時間を長くすれば
、より多く回転することになるす脚4はfl、g、gl
を通り、hの状態まで回転することができる。即ち、ロ
ボット本体1は向きを左回りに回転させたことになる。
さらに脚4を持ち上げれば、一回転することも或いは多
数回転することもできる。
次に、この実施例の姿勢制御につき説明する。
この実施例では、脚端盤14に固定されたモータ15b
により脚下端を駆動することにより、ロボットは第1図
の如く接地脚側に傾いたり、或いはそれと逆側に傾いた
りすることができ、重心の移動が可能となる。このこと
を第4図及び第5図に基づいて説明する。
先ず、第4図において回転盤3が支持軸の回りに自由に
回転していたとする。すると、前記した如くこの軸の自
由端を回転盤3の自重によりモーメントMが作用し、回
転盤は水平面内でB方向へ歳差運動を起こし、モーメン
トMの加えられた方向へは傾かない。このととは、歳差
運動が起こるとジャイロモーメントが発生し、そのジャ
イロモーメントが自重に基づくモーメ長       
ントMと逆向きに作用し、それら二つのモーメントが互
いに釣り合っていることを意味する。
即ち、歳差運動は自由端を上方へ持ち上げる反力を発生
させる。従って、さらに進めてこの歳差運動を助長する
ようにB方向へ回転駆動させれば、その駆動力に基づく
新たなジャイロモーメントが加わり、自重によるモーメ
ントMに打ち勝って左上がりに傾斜する。この第4図で
は軸の一端に枢着点が設けられているが、第5図の如く
軸が5字状に折り曲げられ、その下端が枢着されていて
も同様である。この第5図のように下端が枢着された場
合には脚4が傾斜するため、回転盤3の重心の移動が第
4図の場合より太き(なるので、後述するように姿勢制
御が容易となる。
以上のことから明らかなように、第1図において駆動モ
ーター5bにより脚の下端を歳差運動方向に回動させれ
ば、ロボットは水平位置から第1図の如く傾斜する―そ
れにより、ロボットの重心が脚4側に移動する。すると
、自重に基1′ づくモーメントが減少するため、ロボットの歳差運動の
速度が遅くなる。さらに、駆動モータ15bを加速させ
ることにより、ロボットの重心を脚端ff114の中心
上に完全に一致させることができる。それにより、歳差
運動が停止し、ロボットは一本立ちの状態で静止するこ
とができる。
なお、このモータ15bに一方向クラッチを内装し、前
記と逆方向へは空回りするように構成しておいてもよい
。その場合にはロボット自ら起こす歳差運動をモータ1
5bが拘束することはない。或いは、モータの電源がO
FFのときには該モータのロータが自由に回動できるよ
うに構成しておいてもよい。そして、モータ15bで脚
を歳差運動方向と逆向きの回転をも与え得ることにより
第1図のように傾斜したロボットをもとに復帰させるこ
ともできる。なお、このようなロボットはロボット本体
1と脚4.5との間に角度センサーを備え付けるとこに
よりそのセンサーの信号とプログラム信号とを比較して
ロボットの傾斜角度を一定の値に自動制御することもで
きる。
次に、第7図、第8図は本発明の第2実施例O脚の・自
転駆動手段10を示すものであり、脚4及び5の下端に
夫々設けられる。この実施例では脚の下端面には第8図
の如(4つの車輪40がその軸を放射方向に位置して設
けられている。
そして、対角線上にある一対の車輪40がベベルギア−
42を介し、モータ15bに連結されている。
従って、一対の車輪はその軸が互いに逆方向に回転し、
その結果、脚め中心を通る垂直軸l(第7図)を中心と
して回転することになる。このことは第1図において、
モータ15bにより脚4を垂直軸回りに回転させるのと
同様の作用をなす。それにより、ロボットを第1図のよ
うに右側に傾斜させたり、或いは逆に左側に傾斜させた
りすることができることは第7図及び第8図の第2実施
例であっても同じである。なお、第7図及び第8図の実
施例においては4つの車輪40が本体回動手段7を構成
する。即ち、モータ15bに電源が供給されていないフ
リーの状態において、ロボットの重心が接地側の脚の中
心上にない場合に、そのロボットは接地側の脚の垂直軸
lの回りを前記した理由により自由に歳差運動をし、そ
の脚が車輪40と共に回転するものである。従って、第
1図における本体回動手段7がベアリング11で構成さ
れているのに対し、第7図及び第8図の実施例では車輪
40によりそれが構成されている。
次に、第9図及び第10図は脚の自転駆動手段10及び
本体回動手段7の第3実施例であり、本体回動手段7は
3つのキャスターからなり、その軸が自由に方向を変え
られる車輪40を夫々有する。そして、一つのキャスタ
ーのみにモータ15bが設けられ、それが自転駆動手段
9を構成する。即ち、モータ15bに電源が供給されて
いないときには、ロボットの歳差運動によりそれが垂直
軸lの回りに歳差運動をし、接地面上を車輪40が自由
に回転することになる。そこで、このような状態のとき
モータ15bを車輪40の回転している方向に駆動させ
れば、歳差運動が助1・        長され、ロボ
ットはその姿勢を変えることになる。
これらの作用を本発明者は第12図に示す実験装置によ
り確認した。
即ち、11014を逆り字状に形成し、その下端をビン
39による俯仰手段9で構成し、脚下端にキャスター4
0を3つ互いに離間して設けた。そして、脚4′の他端
に回転盤支持枠を取付け、該支持枠に回転i3をベアリ
ング11を介して枢着する。そして、比較的高速回転す
る図示しないハンドモータの軸先端にカップリングを取
付け、このカップリングにより回転軸3を比較的高速に
回転させた。そして、そのカンプリングを取り外し、回
転盤3をそのフライホイル効果により回転させておいた
。かかる状態で脚4の傾斜角を適宜にし、軸線iよりも
重心Gを第12図の如(左寄りに位置させてみた。する
と、この実験装置は垂直軸lを中心にキャスタ40によ
り歳差運動に基づく回転を始めた。そこで、脚端盤40
を実験者が歳差運動方向に掘めてわずか回転するように
加速度をつけると、回転盤3は垂直       1′
軸!側に移動した。これは、脚端盤14に歳差運動方向
の力を加えることにより回転盤3にジャイロモーメント
が加ねうたからである。この一端盤14に実験者が手で
加えた力を本゛発明の各実施例ではモータ15bにより
加えて姿勢制御を行うものである。次に、脚端盤14を
歳差運動方向とは逆方向に手で加速してみた。すると、
回転盤3は垂直軸lから離れ、歳差運動の速度が速くな
った。これは、重心が左に移動することにより、歳差運
動の基となろモーメントが増加し赳からである0次に第
12図の状態においてゆっくりと回転盤3が歳差運動を
起こしているとき、実験者が脚端盤14を紙面の表面か
ら裏面方向に押してみた。すると、脚端盤14の動きは
カーブを描いて走行した。これは、実験者の直線方向の
力と歳差運動による垂直軸4回りの回転力とが合成され
たからである。従って、第9図、第10図の実施例にお
いてモータ15bの車輪40の方向を図示しない適宜な
装置により制御すれば、ロボットにこのようなカーブを
描くローラスケート運動を行わせることができる。
次に第13図及び第14図はロボットの脚非接地手段6
がリンク機構により構成されたものである。即ち、脚が
第14図の如く平行リンク機構で夫々構成される。そし
て、その平行リンク機構が第13mのモータ15aによ
り円盤24を介し、上下方向に移動できるように構成す
るともに、その脚が前後方向にも移動できるようにする
。しかしながら、脚の下端は平行リンク機構により常に
水平に維持されるように構成されている。
これらの作用につき詳説すると、次の通りである。
第13図においてロボット本体1とモータ支持枠22と
が一体に固定され、そこに脚非接地手段6たるモータ1
5aが設けられ=いる。そして、該モー’l 15 a
の軸20に円盤24が固定されている。
さらに、円盤24の周縁部にビン39を介して第2平行
リンク19が枢着されている。そして、このリンク19
の揺動により脚4が人間の歩行動作に近似した動きをな
すものである。なお、第14図においては脚4のみをよ
り詳細に記したが、脚5についても同様に構成されてい
る。そして、脚4及び5の下端には夫々前後一対の車輪
40が設けられ、それが本体回動手段7を構成すると同
時に俯仰手段9をも構成する。それと共に、前後に離間
した車輪40により回転軸2に直交する方向の転倒を防
止する直交方向転倒防止手段8をも兼用するものである
そこで、本体回動手vIt7及び自転駆動手段10その
他の作用につき説明すると次の通りである。
先ずモータ15bに電源を加えないフリーの状態におい
て、第13図の如く脚5を持ち上げる。
すると、同図においてロボットの重心を通る垂線が脚4
の中心よりわずかに左側にずれているため、脚4の下端
が車輪40で構成されているため左に傾くことができる
が、それが回転しているため、左に傾くことなく、回転
盤3には比較的わずかの下向きのモーメントが加わり、
それに比例して極めてゆっくりと歳差運動を起こす。
)       その歳差運動の回転中心はβで示す垂
直軸である。しかしながら、この歳差運動は前記した如
くその速度が極めて小さいため、殆どそれを考慮するこ
となく、モータ15aを駆動すれば脚4゜5自体の歩行
動作を安定して行うことができる。
なお、ロボットを積極的にいずれかの側に傾斜させたい
場合には、モータ15bを駆動することにより、車輪4
0を適宜な方向に回転させ、前記した歳差運動を助長し
り、抑制したりすることによりロボットの姿勢を俯抑さ
せることができる。
次に第15図は第13図の変形例であり、前記実施例と
異なる点は、脚の下部を構成する平行リンクがロボット
本体の中心線上に折れ曲がっているものである。これに
より、ロボットの重心を車輪40の真上に容易に位置さ
せることができる。すると、ロボットはいずれの方向へ
も歳差運動をすることなく、安定してその状態を維持す
ることができる。かかる状態で脚の先端が垂直面内で円
周を描くようにモータtSaにより回動させれば、極め
て安定した歩行動作をさせる      豐“ことがで
きるものである、そして、(−の構成要件は第13図の
それと代わりはない。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の歩行ロボット
は次の構成を有する。
即ち、慣性モーメントの大なる回転盤3の回転軸が通常
の歩行状態でほぼ水平になるようにロボット本体1にそ
の回転軸2を枢着する。そして、互いに離間して一対の
脚4.5をロボット本体1に取付ける。さらに、少なく
とも一つの脚に脚非接地手段6を設け、それにより互い
に一方の前記脚4又は5のみを歩行面から離反させ得る
ものとする。さらに、ロボット本体1が各脚4及び5の
まわりに回転自在となるように脚自体に本体回動手段7
を設ける。それと共に、夫々の脚4下端に直交方向転倒
防止手段8を設け、ロボット本体1が回転軸2に直交す
る方向へ転倒することを防止する。さらに、脚下端に俯
仰手段9を設け、それにより回転軸2が脚下端部を中心
に上下方向に俯抑し得るように構成する。そして、脚下
端に自転駆動手段10を設け、脚下端の垂直軸回りに該
脚を自転駆動させることとしたものである。
本発明の歩行ロボットは以上のような構成からなり、次
の効果を有する。
(1)  本歩行ロボットは回転盤3の回転軸2が歩行
中にほぼ水平に位置されるから、一方の脚を持ち上げた
とき該脚の方へ転倒することが回転盤3の歳差運動によ
り阻止される。それと共に、回転盤3に直交する方向へ
の転倒は各脚の下端に設けた直交方向転倒防止手段8に
より阻止される。さらに、脚下端に自転駆動手IItl
Oが設けられ、脚下端の垂直軸回りに該脚を自転駆動さ
せ得るから、片足立ちしたときこの駆動手段lOを働か
せることによりロボットの重心を自由に移動させること
ができる。即ち、片足立ちしているとき回転盤3が歳差
運動している方向に自転駆動手段10を駆動させれば、
回転盤3にジャイロモーメントが作用し、ロボットの重
心は接地側の脚に近づき、歳差運動の速度が弱まる。こ
れは、重心が脚部に近づくことにより、回転盤3に加わ
る下方へのモーメントが減少する結果、歳差運動を起こ
す原因となるモーメントが少なくなるためである。そし
て、ロボット本体の姿勢は脚下端に設けた俯仰手段9に
より接地側に第1図の如く次第に傾斜する。逆に、回転
盤3の歳差運動と逆方向に自転駆動手段10を作用させ
たとすれば、ロボットは第1図と逆方向に傾斜する。
これらの結果、自転駆動手段10及び俯仰手段9により
ロボットの姿勢を制御し、安定した歩行を確保し得る効
果がある。
(2)  又、自転駆動手段10により第1図の如(ロ
ボットを接地脚側に傾斜してその重心を接地脚の中心に
位置させれば、そのまま一本立ちさせた状態で歳差運動
も起こすことな(静止させ得る効果がある。即ち、歩行
ロボットに1       一本足立ちの妙技をさせる
ことができる。それと共に、ロボットの状態を接地脚側
に傾斜することにより、他方の脚をより高(持ち上げ高
い階段等を昇らせることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す一部縦断両立面図、
第2図は同右側面図、第3図〜第6図は本歩行ロボット
の原理を説明する説明図、第7図は本発明の第2実施例
の脚部を示す要部立面図、第8図は同底面図、第9図は
本発明の第3実施例の脚部を示す要部立面図、第10図
は同底面図、第11図はこの第3実施例の全体的説明図
、第12図はこの発明の効果を実験的に確認するための
実験装置の立面図、第13図は本発明の第4実施例の一
部縦断両立面図、第14図は第13図のA−A矢視断面
図、第15図は本発明の第5実施例の一部縦断両立面図
。 1・・・ロボット本体  2・・・回転軸3・・・回転
盤     4.5・・・脚6・・・脚非接地手段  
7・・・本体回動手段8・・・直交方向転倒防止手段 9・・・俯仰手段 10・・・自転駆動手段  11・・・ベアリング12
・・・ネジシャフト  13−・・ガイド棒14・・・
脚端盤     t S−・・モータ16・・・ベルト
     17.18・・・歯車19・・・第2平行リ
ンク 20・・・軸21−・・伸縮部     22−
・・モータ支持枠23・・・電源      24・・
・円盤38・・・結合板     39・軸ピン40・
・・車輪      41・・・接続片42・・・ベベ
ルギア 代理人 弁理士 窪 1)卓 美 第9図    第7図 第12図   第11図 、第13図 A(−1 : A、−1 第14図 β

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ロボット本体(1)と、通常の歩行時に回転軸(2)が
    ほぼ水平になるように前記本体(1)に枢着された慣性
    モーメントの大なる回転盤(3)と、互いに離間し前記
    本体(1)に取付けられた一対の脚(4)(5)と、一
    方の前記脚(4)又は(5)のみを歩行面から離反させ
    るように少なくとも一つの脚に設けた脚非接地手段(6
    )と、前記本体(1)が各脚のまわりに回転自在となる
    ように脚(4)、(5)自体に設けた本体回動手段(7
    )と、前記回転軸(3)に直交する方向への転倒を防止
    するため夫々の脚下端に設けた直交方向転倒防止手段(
    8)と、前記回転軸(2)が脚下端部を中心に上下に俯
    仰し得るように前記脚下端に設けた俯仰手段(9)と、
    脚下端に設けられ、脚下端の垂直軸まわりに該脚を自転
    駆動させる自転駆動手段(10)と、を具備する歩行ロ
    ボット。
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