JPS6111297Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 雪道に於ける主要幹線及び高速道路に於いて
は、一般車輛の高速走行もあり比較的タイヤチエ
ーンの脱落が多い。周知のとおりであるが、雪道
に於ける道路除雪はブラウ除雪車及びロータリ除
雪車による除雪工法が多く、従つて、脱落せるタ
イヤチエーンが機械の破損につながるケースが非
常に多い。

本案はこの機械の破損を防止する為のもので、
以下図面を参照しながら、本考案の一実施例を説
明する。

第１図に於いて、１はロータリ除雪車、２はロ
ータリ除雪装置である。一般に使用されているロ
ータリ除雪装置のオーガ３の翼６に第２図の如く
捕捉フツク５を取付け、雪中に脱落しているタイ
ヤチエーン等異物を当該フツク５にて捕捉し、ブ
ロワへのタイヤチエーン等異物混入を防止しよう
と構成されている。そして、この捕捉フツク５の
翼６への取付けは第２図に示す如く雪との抵抗を
減少することを目的に、当該翼６の面上に雪が流
れる方向と当該捕捉フツク５の長手方向を同一に
すると共に、当該捕捉フツク５のＶ形状の開口部
５Ａを雪の流れに相対する方向に向けて取付け、
オーガ３の矢印４への回転を利用し、捕捉フツク
５にてタイヤチエーン等異物を捕捉するよう構成
されている。また、上記翼６への捕捉フツク５の
取付方法に於いてはボルト、ナツトによる取付
け、あるいは溶接による取付け等適宜変化しうる
ものである。さらに、本願のものでは第４図の如
くブロワ７の羽根８の廻りにリング９を取付け
る。この場合、上記リング９はブロワ７の最大径
付近とし、ブロワ７に入る雪の流れを極力阻害せ
ずにタイヤチエーンの混入を防止出来る程度の幅
とする。また、リング９は第６図に示す如くブロ
ワ７の羽根８に取付けるかわりに、ブロワケース
１０に取付けても同じ効果が有り、設計上適宜変
化しうるものである。

本案のものは上述の如く構成されているから、
上記オーガ３の矢印４への回転を利用して、捕捉
フツクでタイヤチエーンなどの異物を捕捉できる
と共に、リング９をブロワ７あるいはブロワケー
ス１０に取付けてあるから、たとえ上記フツクで
捕捉できなかつた異物を、さらにこの部分で混入
を防止し、機械の破損を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の一実施例を示すもので、第１図は
一般のロータリ式除雪車の側面図、第２図はオー
ガ３に捕捉フツク５を取付けた時の正面図、第３
図は同上の要部拡大図、第４図はブロワ７の羽根
８の廻りにチエーン混入防止リング９を取付けた
ときの正面図、第５図は同上の側面図、第６図は
ブロワケース１０にチエーン混入防止リング９を
取付けたときの正面図、第７図は同上の側面図で
ある。 １……ロータリ除雪車、２……ロータリ除雪装
置、３……オーガ、４……オーガ回転方向、５…
…捕捉フツク、５Ａ……開口部、６……翼、７…
…ブロワ、８……羽根、９……リング、１０……
ブロワケース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ロータリ除雪車１及びロータリ除雪装置２から
   なる一般のロータリ式除雪車に於いて、オーガ３
   に捕捉フツク５を取付け、タイヤチエーン等異物
   を捕捉させると共に、ブロワ７の羽根８の廻りあ
   るいブロワケース１０の入口付近にタイヤチエー
   ン等異物混入防止用のリング９を取付けて、ブロ
   ワ７へのタイヤチエーン等異物の混入を防止する
   よう構成したことを特徴とするロータリ除雪車に
   於けるタイヤチエーン等の異物噛込防止装置。