JPS61112891A

JPS61112891A - 断熱被覆管

Info

Publication number: JPS61112891A
Application number: JP23442884A
Authority: JP
Inventors: 亨黒沢; 博中島; 靖彦伊藤
Original assignee: Hitachi Cable Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd
Priority date: 1984-11-07
Filing date: 1984-11-07
Publication date: 1986-05-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の背景と目的〕本発明は、給湯もしくは冷暖房の配管系に用いられる断
熱被覆管の改良に関するものである。

従来、例えば温水暖房システムの配管系としては、ボイ
ラなどの熱源機と放熱器などの端末機器との間に、温水
を循環させるために鋼管などからなる２本の導管を被覆
材で被覆しだ二連の断熱被覆管が用いられている〇第３図の（イ）、（ロ）、（ハ）はそれぞれ従来の断熱
被覆管の断面図である。図において、１ａ、１ｂは導管
、２ａ、２ｂは低発泡ポリエチレンからなる断熱材層、
３は保護層である。（イ）は、導管ｌ　ａＸｌ　ｂのそ
れぞれの外周に断熱材層２ａ１２ｂがそれぞれ被覆され
、断熱材層２ａ、２ｂ、Ｏ外周に保護層３が被覆され一
体化されている。（ロ）は導管１ａ、１ｂの外周に断熱
材層２ａが一体に被覆され断熱材層２ａの外周に保護層
３が被覆されている。（ハ）は（ロ）と同様に導管１ａ
、１ｂの外周に断熱材層２ａが一体に被覆され、そして
、（ロ）の断熱材層２がひようたん形に形成されている
のに対し、外形が角形に形成されている点のみが異なっ
ている。この種の断熱被覆管はコンパクトであるため施
工が容易であり、建築物への納まりもよいが、導管から
周囲への放熱ロスが大きいと云う問題がある。

一方、放熱ロスを小さくするために断熱をよくする工夫
をしたものを使用されているが、これらは断熱層の厚さ
が厚く外形寸法が大きくなシ施工性が悪くなる。これら
の欠点を無くすために第４図に示すように、比較的熱伝
導率の悪い空気を断熱層とする断熱被覆管も使用されて
いる。第４図（イ）は横断面図、（ロ）は（イ）の被覆
の一部を切り欠いて示した説明図である。図において、
スペーサ４を相互間に介在し並列に配列された導管１ａ
、ｌｂの周囲には低熱輻射率を有する物質のテープ１３
を所定のピンチで密着状に巻回し、その周囲に合成樹脂
の線状体からなるスペーサ５が所定ピッチで巻回されて
いる。このスペーサ５の周囲にはテープ１３と同種のテ
ープ１４が巻回され長円形断面をもったコア７を構成し
ている。コア７はコルゲート加工された長円形の波付管
８中に緩く挿入されている。この断熱被覆管においては
、テープ１３とテープ１４との間に空気層１２を形成し
ているが、空気を断熱層とするため、その断熱性能には
限界がある。

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、断熱性
能を向上することができて放熱ロスを減少できる断熱被
覆管を提供することを目的としたものである。

〔発明の概要〕

本発明の断熱被覆管は、導管の外周に断熱構造部材が設
けられておシ、上記断熱構造部材に、上記導管の外周に
スペーサを介在し連続して設けられた空隙層と、該空隙
層内に充填された空気より熱伝導率が小さい気体と、該
空隙層の外側を被覆するように形成された合成樹脂波付
管とを設けたものである。

〔実施例〕

以下本発明の断熱被覆管を実施例を用い、従来と同部品
は同符号で示し第１図により説明する。

第１図（イ）は縦断面図、（ロ）は（イ）の横断平面図
である。

図において、導管ｌａ、ｌｂは、相互の間に薄く、かつ
、耐熱性のある合成樹脂製のテープからなるスペーサ４
ケ介して並列に配列された状態で、外周に低熱輻射率を
有する物質からなるスペーサ５が所定のピッチで巻回さ
れている。スペーサ５が巻回された外周には金属箔をラ
ミネートした合成樹脂チューブ６が被装されて長円形断
面を有するコア７が形成されている。コア７は、管壁を
コルゲート加工した。例えばポリエチレン製可撓管から
なる断面が長円形の合成樹脂波付管８に緩く嵌挿されて
いる。コア７内には導管１ａ、ｌｂの外周に空隙層１５
が形成されている。

断熱被覆管を施工後、端末にシールキャンプ９を取シ付
は導管１ａ、ｌｂとろう付は等により接着固定し、合成
樹脂チェープロとシールキャップ９とをバンド１０によ
り締結している。そして、シールキャップ９のノズル１
１より真空ポンプで脱気後、合成樹脂チェープロ内に、
フレオンおよび炭酸ガス等の空気より熱伝導率の小さな
気体を封入する。そして、長期間使用し微小なガスリー
クがあって断熱性能が低下しても定期的にガスをチャー
ジすることにより断熱性能を維持できる。

尚、実際に封入する気体は、飽和蒸気圧の関係から限定
され、フロンＲ−１２、Ｒ１１３及びこれらのガスの混
合冷媒となる。

このように本実施例の断熱被覆管は、導管の外周に断熱
構造材が設けられ、この断熱構造材は、導管外周にスペ
ーサを介在し連続するように空隙層が形成されておシ、
この空隙層内に空気より熱伝導率が小さい気体を封入し
構成されているので、断熱性能を向上でき放熱ロスを減
少できる。

第２図は他の実施例を示し、上記実施例と異なるところ
は、上記実施例は空隙層１５の外周側を合成樹脂チュー
ブ６により形成しているのに対し、本実施例は波付管８
により形成している点である。

即ち、本実施例は、封入ガスのシールを、金属箔をラミ
ネートした合成樹脂管をコルゲート加工して行なってい
る。本実施例も上記実施例と同様の作用効果を有する。

同、導管の周囲に空隙を設ける方法は、エンボス加工、
スペーサ凹凸加工等様々の方法により可能である。

〔発明の効果〕

以上記述した如く本発明の断熱被覆管は、断熱性能を向
上できて放熱ロスを減少できる効果を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明の断熱被覆管の実施例の縦断面図
、（ロ）は（イ）の横断平面図、第２図は本発明の断熱
被覆管の他の実施例の縦断面図、第３図（イ）、（ロ）
、什→、第４図（イ）はそれぞれ従来の断熱被覆管の横
断面図、第４図仲）は第４図（イ）の被覆の一部を切欠
いて示した説明図である。１ａｓｌｂ・・・４管、５・・・スペーサ、６・・・合
成樹脂チューブ、８・・・波付管、１５・・・空隙層。第１　昭第２１第　３　口（イ）　　　　　　　　　　　　　　　（ｏ）　　　　
　　　　　　　　　　（・＼）算４　口

Claims

【特許請求の範囲】

（１）導管の外周に断熱構造部材が設けられてなるもの
において、上記断熱構造部材に、上記導管の外周にスペ
ーサを介在し連続して設けられた空隙層と、該空隙層内
に充填された空気より熱伝導率が小さい気体と、該空隙
層の外側を被覆するように形成された合成樹脂波付管と
が設けられていることを特徴とする断熱被覆管。
（２）上記導管が２本並設されている外周にそれぞれ上
記空隙層及び上記合成樹脂波付管とが一体に形成されて
いる特許請求の範囲第１項記載の断熱被覆管。
（３）上記空隙層が、上記導管の外周に低熱輻射率を有
する物質からなるスペーサが巻回され該スペーサが巻回
された外周に金属箔をラミネートした合成樹脂チューブ
を被装し形成されている特許請求の範囲第１項記載の断
熱被覆管。
（４）上記空隙層が、上記導管の外周に低熱輻射率を有
する物質からなるスペーサが巻回され該スペーサが巻回
された外周に上記合成樹脂波付管が被覆し形成されてい
る特許請求の範囲第１項記載の断熱被覆管。
（５）上記空隙層に充填された気体に、フロンＲ−１２
，Ｒ１１３及びこれらの混合冷媒が用いられている特許
請求の範囲第１項記載の断熱被覆管。