JPS61112878A - サ−モスタツトミキシングバルブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は高度に温度制御された給水を要求される給水系
に特に有用なサーモスタットミキシングバルブに関する
。

（技術的背景） 従来のサーモスタットミキシングバルブは混合水の温度
を感知する感温体として、ワックスエレメント・、ある
いはバイメタルを用いており、混合水の温度変化に伴な
って膨張・収縮する感温体の動きを利用して、水弁と湯
弁の開度比を調整し、混合水温度を制御するものである
。また、混合水の温度設定は、温度調整用のハンドル等
にて水弁と湯弁の開度比を調整すると共に、感温体を所
定の位置へ移動させることにより行うものである。

しかし、上述したミキシングバルブは、いくつかの問題
点を具有する。

第１の問題点は、使用中に他の場所にて湯を使用すると
、それに伴なって生じる湯圧変動によって混合水温度が
変化し、その温度変化が変化温度にほぼ安定した時の温
度差すなわち残留偏差が生じる問題がある。

さらに、他の問題点として設定温度を遠隔位置から設定
操作できないことや、設定温度の操作を面倒なハンドル
操作、或いはレバー操作をしなければならない問題があ
る。

そこで、上述した問題を解決する為に、混合水温度を感
温センサーで電気信号に変換し、この電気信号を制御部
を通じて作動信号として駆動部に送り、駆動部を作動さ
せて水弁および／又は湯弁の開度比を調整し、混合水温
度を設定温度に自動制御可能にさせたサーモスタットミ
キシングバルブが開発されている。

このサーモスタットミキシングバルブは、水流路途中に
水弁を、湯流路途中に湯弁を夫々備え、この水弁および
／又は湯弁に双方の弁の開度比を可変可能なモーターを
有する駆動部を接続し、水流路および湯流路が連通して
いる混合水流路に路内の混合水温度に感応してその感知
温度を電気信号に変換する感温センサーを備え、この感
温センサーを前記駆動部と、感温センサーから受けた電
気信号を電気的に設定可能な設定温度と比較して、設定
温度と同温度に水弁と湯弁の開度比を調整する作動信号
を駆動部に送り作動制御可能な制御部で連絡して構成し
たことを特徴とするものである。

上記したサーモスタットミキシングバルブは、水弁及び
湯弁の開度比を、感温センサー−制御部−駆動部を電気
的に連係した構成を用いて調整せしめるものなので、湯
圧変動が起きる前と後での残留偏差がなく、Ｓ温の変化
に対する応答性も極めて良好であるから、混合水を設定
温度に安定させて給水できる。且つ又、制御部と感温セ
ンサー及び駆動部との間は電気的に連絡されているので
、制御部だけを遠隔位置に写すこともでき、また、設定
温度を簡単な押しボタン操作にてデジタル表示を視認し
ながら設定することも可能である。

しかし、上述したサーモスタットミキシングバルブは多
くの利点を持つ一方、駆動部のモーターや制御部を作動
させるための電源が必要であるために、ミキシングバル
ブを水気の多い浴室などに設置する場合などには、ミキ
シングバルブへの電気配線が原因となる漏電事故が起き
る可能性が高い。

本発明は前記したミキシングバルブが具有する漏電問題
を解決することが目的である。

（技術的課題） 前記した漏電問題は、電源となる家庭用交流電源を水気
の多い浴室などの壁を経てミキシングバルブ内まで引入
れること、そして、家庭用交流電源の電力が比較的大き
い為に危険度が高いことが主因となるものである。

本発明の技術的課題は、電源から制御部間で起きる漏電
の可能性を最小限に押え、且つ、万一漏電が生じた際の
危険度を支障がない程度まで低下させることである。

（問題点を解決する為の手段） 上述した問題点を解決する為に講する本発明の手段は、
水流路に設けられ電気的に作動する水弁と、湯流路に設
けられ電気的に作動する湯弁と、前記水弁及び湯弁を駆
動させるモーターを有した駆動部と、前記水流路及び湯
流路における水弁及び湯弁の二次側と連絡する混合流路
にあって、混合水の温度を検出し、水温検出信号を出力
する水温センサーと、この水温センサーからの水温検出
信号を受け、その検出温度と設定温度とを比較判定し、
水弁及び湯弁の開度比を調整する制御部とを備え、前記
水弁及び湯弁を水流路及び湯流路に対し、Ｏリングを介
して回動可能に装着すると共に、前記制御部に接続する
電源を電池としたものである。

（作用） 水流路と湯流路に０リングを介して回動可能に装着され
る水弁及び湯弁は、上記０リングが装着部の部材との間
で線接触することにより、回動抵抗が減少する。

また、制御部に接続される電池は、前記制御部に必要な
電力（感電しても人体に影響がない程度の電力）を供給
する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の基本構成を示しており、サーモスタッ
トミキシングバルブＡは、水流路１途中に水弁２を、湯
流路３途中に湯弁４を夫々備え、この水弁２および湯弁
４に双方の弁の開度比を可変可能なモーターを有する駆
動部５を接続し、水流路１および湯流路３が連通してい
る混合水流路７には路内の混合水温度に感応してその感
知温度を電気信号に変換する感温センサー８を備え、こ
の感温センサー８を駆動部５と、感温センサー８から受
けた電気信号を電気的に設定可能な設定温度と比較・し
て、設定温度と同温度に水弁２と湯弁４の開度比を調整
する作動信号を駆動部５に送り作動制御する制御部９で
連絡し、その制御部９に駆動部５のモーターと制御部９
自体を作動させるための電池１０を接続する。

第２乃至第５図は具体的な一実施例を示している。

バルブ本体Ａ＋内に形成される水流路１の途中には水弁
２が、また、湯流路３の途中には湯弁４が夫々鉛直状に
且つ回動可能に設けられる。

この水弁２及び湯弁４は夫々、−側周面に切欠状口１１
．１３を開口させると共に、他側周面に周設した嵌合溝
にＯリング１６を並列させて嵌着してなり、水流路１及
び湯流路３の途中に設けた装着穴にＯリング１６側を嵌
合支持させて回動自在に成し、且つ上記切欠状口１１゜
１３を両流路１，３の２次側に開設した弁座孔１２．１
４と重合させて、両弁２．４が回動した際に上記切欠状
口１１．１３の開口率が変化する様に成す。

両弁体２．４はバルブ本体Ａ１に固定して設けた駆動部
５によって駆動される。

この駆動部５はモーター６の駆動力を減速門構を介して
前記両弁２，４のＯリング１６側端部に接続される回動
軸１５に出力し、一方の弁が他方の弁の開口率が増大成
いは減少する様に回動を制御して、両弁の開度比を調整
し、混合水流路７に流入する水と湯との比率、すなわち
混合水温度を調整可能にしている。

尚、上記した水弁２及び湯弁４は、装着穴にＯリング１
６を介して嵌合支持せしめたもので、回動の際にはＯリ
ング１６と装着穴周面とが線接触して滑動するので回動
抵抗が小さく、小さな力にて回動させることが出来るも
のである。

水流路１と湯流路３が合流する混合水流路７途中には感
温センサー８が備えられており、この感温センサー８は
同流路７を通る混合水温度に感応して、その感知温度を
電気信号に変換すると共に同電気信号を制御部９に送り
得るように制御部９と結線して連絡している。

制御部９は？！源である電池１０から電力を受けて作動
し、駆動部５．５と結線して連絡している。この制御部
９は感温センサー８からの電気信号を受けて、設定温度
と比較して、設定温度と同温度に水弁２と湯弁４の開度
比を調整する作動信号を駆動部に送り、再駆動部５を通
じて水弁２および湯弁４の開度比を調整して、混合水温
度を設定温度に自動制御可能にしている。

また制御部９は電気的に設定可能な設定温度に対応して
、その設定温度のための作動信号を再駆動部５に送り、
再駆動部５を通じて水弁２および湯弁４の開度比を調整
可能にしてあり、且つまた、給水・止水および給水量の
ための作動信号を再駆動部５に送り、再駆動部５を通じ
て水弁２および湯弁４を開閉および所望の開度に制御可
能にしている。

この制御部９における混合水温度の温度３Ω定と、給水
・止水および給水量の操作はダイヤルを回したり或いは
押しボタンを押すこと等の操作で電気的に処理可能にし
ている。

これにより、混合水流路７を通過する混合水温度は設定
温度に自動制御され、且つその給水・止水および給水量
を押しボタン等のタッチ操作で制御可能である。

第５図は、本実施例のサーモスタットミキシングバルブ
の混合水流路７に切換弁を介してカランとシャワーを接
続させて成る設置状態を示す図であり、前述した水流路
１及び湯流路３に付設する水弁２．及び湯弁４．駆動部
５．制御部９．感温センサー８．及び電池１０などの構
成部材は本体カバー１７の内部に収められており、特に
、交換する必要の有る電池１０は本体カバー１７の側面
の防水！２０を取り外すことにより容易に交換出来る様
に成したものである。

なお、電池１０は使い捨ての乾電池或いは充電式のもの
を使用し、定期的に交換する。

航配本体カバー１７は、内部の水密を保って上記の電池
１０及び制御部９などの電気系部材を水気から守り、且
つ、その上面には制御部９に通じる操作パネル部１８を
設は構成るものである。このパネル部１８は、防水措置
を施したものであり、湯温を表示する表示部や開閉ボタ
ン、シャワー−カランの切替ボタン、水と温水の選択ボ
タン、湯温設定ボタン及び各機能の警告ランプなどが整
然と配設され、使用者はこのパネル部１８のボタンを軽
く押すだけで所望の温度で安定した湯水が得られる。

また、上記の電源と制御部９の間にタイマー１９を付設
することによって、予めセットした温度の温水を所望の
時間に浴槽などに吐水させることもできる。第５図に示
したタイマー１９は着脱可能なものである。

（効果） 本発明は叙上の如き構成であるから次に列記する効果を
秦する。

■万一漏電が生じた際にも、電源である電池の起電力は
小さいものなので安全である。

■制御部に接続する電源を電池としたので、ミキシング
パルプ内に引入れる配線が不要となり、同配線を原因と
する漏電がなくなる。

■水弁及び湯弁を０リングを介して回動可能に装着した
ので、両弁の回動抵抗を小さくでき、電池の小さな電力
でも十分に作動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成図、第２図は本発明を実施し
たサーモスタットミキシングバルブを示す一部切欠正面
図、第３図は第２図の■−■轢断面図、第４図は第２図
のＩＶ　−ＩＶ線断面図、第５図はサーモスタットミキ
シングバルブを設置した状態を示す斜視図である。 図中、Ａ１　：バルブ本体、１：水流路、２：水弁、３
：湯流路、４：湯弁、５：駆動部、６：モーター、７：
混合水流路、８；感温センサー。 ９：制御部、１０：電池、１６：Ｏリング。 １７：本体カバー。 特許出願人　　　東陶別器株式会社 第１図 第３図 手続ネ甫正＠） （特許庁審査官　　　　　　　　　　　　　　殿）１．
１Ｊ件の表示 昭和５９年特　許　願第２３５７６９号２、発明の名称 サーモスタットミキシングバルブ ３、補正をする者 事件との関係　　　　　特　許　出　願　人氏名（名称
＞　　　　　（ＡＯ８）東陶機器株式会社４、代理人 住　所　　東京都文京区白山５丁目１４番７号６、補正
の対象 （１）明細書の発明の詳細な説明の欄 ７、補正の内容 （１）明［１書第４頁１６行目「・・・に写す」を「・
・・に移す」に補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水流路に設けられ電気的に作動する水弁と、湯流路に設
   けられ電気的に作動する湯弁と、前記水弁及び湯弁を駆
   動させるモーターを有した駆動部と、前記水流路及び湯
   流路における水弁及び湯弁の二次側と連絡する混合水流
   路にあって、混合水の温度を検出し、水温検出信号を出
   力する感温センサーと、この感温センサーからの水温検
   出信号を受け、その検出温度と設定温度とを比較判定し
   、水弁及び湯弁の開度比を調整する制御部とを備え、前
   記水弁及び湯弁を水流路及び湯流路に対し、Ｏリングを
   介して回動可能に装着すると共に、前記制御部に接続す
   る電源を電池としたサーモスタットミキシングバルブ。