JPS6111238Y2 - - Google Patents

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JPS6111238Y2
JPS6111238Y2 JP15012083U JP15012083U JPS6111238Y2 JP S6111238 Y2 JPS6111238 Y2 JP S6111238Y2 JP 15012083 U JP15012083 U JP 15012083U JP 15012083 U JP15012083 U JP 15012083U JP S6111238 Y2 JPS6111238 Y2 JP S6111238Y2
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JP
Japan
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oil
ring body
yarn
cylindrical ring
thread
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JP15012083U
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JPS6056768U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紡積の精紡、撚糸等に用いられる紡積
用給油式バルーンコントロールリングの改良に関
するものである。
従来、紡積において使用される給油式バルーン
コントロールリング1は第1図イ,ロに示すよう
に、円筒環体2と機台への取着部材3とを溶接に
より一体に固着して形成されていた。
取着部材3には給油槽4が設けられ、上記給油
槽4から導油糸5により、円筒環体2に形成され
た導油口6からバルーンコントロールリング1の
内周面に油を供給していた。
しかし、上記バルーンコントロールリングは紡
出糸を環体内に導く導糸口が設けられていないた
め、糸の仕掛り時および糸切れを起した場合の糸
継ぎ時に糸を環体の下方から上方に向けて導き入
れなければならず、糸継ぎ動作が不便で、作業性
が悪いという欠点があつた。また、導油口が環体
の一部にしか設けられていないため、環体内周面
への油のまわりが悪く、糸毛羽、溶融糸を発生し
たり、糸切れの原因となつていた。
本考案は上記欠点を除去するためになされたも
のである。
以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
第2図イおよびロに示すように、バルーンコン
トロールリング7は円筒環体8と取着部材3とか
ら構成されている。取着部材3は円筒環体8に溶
接、接着等の接合手段により一体的に固着されて
いる。
円筒環体8には略全周にわたつてその上面に貯
油溝9が設けられており、必要に応じて蓋10が
配置される。
また、円筒環体8には円筒環体8の中心および
取着部材3の略中央を通る軸線より前面より見て
右側(S撚りの場合)又は左側(Z撚りの場合)
で、軸線からの距離Hが円筒環体8の外径の半径
Rに対し、0.35R〜0.45Rの位置で、外径線と交
差する位置に、糸の摺動方向(矢印C)に向け、
角度αが5゜〜15゜となるように傾斜する導糸口
11を形成する。(図面はS撚りを示す) なお導糸口11は円筒環体8の取着部材3を取
り付けた位置に略対向する位置に設けられ、その
間隔tは0.5mm〜3mmとしてもよいが、使用上は
1mm〜2mmが好ましいものである。
さらに、上記実施例は純鉄粉を用いた焼結金属
を示したが、合金鋼粉を用いた焼結金属製でもよ
く、いずれの場合も油の供給を必要とする環体内
周面を除く、外周面および下面に封孔処理を施す
ことにより、油の漏れを防止できる。また、焼結
金属に限らず肌焼鋼、炭素工具鋼等の金属を用い
ることができるが、この場合は貯油槽9から円筒
環体8の内周面に向けて貫通する複数個の給油孔
を略等間隔に設けるものである。もちろんこの場
合給油孔に給油糸を配置することもある。
なお、導糸口11の位置を0.35R〜0.45Rとし
たのは糸継ぎ時の作業性が最も良好であるためで
あり、導糸口11の角度αを5゜〜15゜としたの
は5゜未満であると切断部における円筒環体の端
部に喰い違いが発生し、糸切れの原因となり、15
゜を超えると端部に角が発生しやすく糸切れの原
因となると共に糸の導入が困難となり、糸継ぎの
作業性が悪くなる。また、導糸口11の間隔が狭
いと糸継ぎの作業性が悪くなり、広いと糸切れ、
溶融糸の発生の原因となる。
本考案の紡積用バルーンコントロールリングは
上記構成としたので、糸の仕掛り時および糸継ぎ
の作業性が極めて良好となり、生産性を大巾に向
上するとともに、導糸口における糸の通過が極め
てスムースであるため、糸切れ、糸毛羽、溶融糸
の発生が全く発生せず、品質の良い糸の紡出が可
能となる等その実用的効果は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバルーンコントロールリングを
示し、イは平面図、ロはイにおけるA−A線断面
図、第2図は本考案の紡積用バルーンコントロー
ルリングの一実施例を示し、イは平面図、ロはイ
におけるB−B線断面図である。 1,7……バルーンコントロールリング、2,
8……円筒環体、3……取着部材、4……給油
槽、5……導油糸、6……導油口、9……貯油
溝、10……蓋、11……導糸口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属又は焼結金属から成り、糸と接触する内周
    面に油出機構を有するバルーンコントロールリン
    グにおいて、円筒環体の上面の略全周にわたり貯
    油溝を設け、かつ円筒環体の取着部材に対向した
    位置で、円筒環体の軸線からの距離Hが0.35R〜
    0.45Rの位置に、角度αが5゜〜15゜となるよう
    導糸口を形成したことを特徴とする紡積用給油式
    バルーンコントロールリング。
JP15012083U 1983-09-27 1983-09-27 紡績用給油式バル−ンコントロ−ルリング Granted JPS6056768U (ja)

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JP15012083U JPS6056768U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 紡績用給油式バル−ンコントロ−ルリング

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JP15012083U JPS6056768U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 紡績用給油式バル−ンコントロ−ルリング

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Publication Number Publication Date
JPS6056768U JPS6056768U (ja) 1985-04-20
JPS6111238Y2 true JPS6111238Y2 (ja) 1986-04-09

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JP15012083U Granted JPS6056768U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 紡績用給油式バル−ンコントロ−ルリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012026052A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Sakaue Weaving Co Led ヤーンガイド及び緯糸供給装置

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JPS6056768U (ja) 1985-04-20

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