JPS61109057A - セレンの改質法 - Google Patents
セレンの改質法Info
- Publication number
- JPS61109057A JPS61109057A JP23038284A JP23038284A JPS61109057A JP S61109057 A JPS61109057 A JP S61109057A JP 23038284 A JP23038284 A JP 23038284A JP 23038284 A JP23038284 A JP 23038284A JP S61109057 A JPS61109057 A JP S61109057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- purity
- selenium
- photoreceptor
- vacuum
- image
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/08—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電子写真感光体、撮像管、光七ンプー光電池、
整流器、読取り素子などの光導電素子の材料として用い
られるSeの改質方法に関するものである。
整流器、読取り素子などの光導電素子の材料として用い
られるSeの改質方法に関するものである。
Ssは電子写真用感光体その他の光導電素子の材料とし
て良く知られている。特に電子写真感光体や撮像管など
の材料として現在も広く利用されている材料である。ご
(一般的に用いられている電子写真法はC,F、カール
ソンの米国特許第2,297,699号に記載されてい
る。この方法ではまず光導電材料から成る感光層をコロ
ナ帯電器などζこより帯電し、次にこの感光体を像露光
して靜電潜家を形成し、その次にこの潜像の極性と逆極
性に帯電した着色粒子をこの感光体に接触させるか、あ
るいは近づけるかして静電的に付着させることによって
現像が行なわれる。
て良く知られている。特に電子写真感光体や撮像管など
の材料として現在も広く利用されている材料である。ご
(一般的に用いられている電子写真法はC,F、カール
ソンの米国特許第2,297,699号に記載されてい
る。この方法ではまず光導電材料から成る感光層をコロ
ナ帯電器などζこより帯電し、次にこの感光体を像露光
して靜電潜家を形成し、その次にこの潜像の極性と逆極
性に帯電した着色粒子をこの感光体に接触させるか、あ
るいは近づけるかして静電的に付着させることによって
現像が行なわれる。
現像されたトナー像はそのまま感光体に定着させるか、
又は別の画像支持体、例えば紙などに転写させた後に定
着させられる。トナー像の転写終了後感光体は除電され
、残存トナーも除去されて再使用される事が多い。感光
体を多数回再使用しても画質が安定するように、上記基
本プロセスの他に様々な付加的なステップが考案され、
実用に供されて来た。また上記の電子琴れる様なものが
あげられる。この方式に用いる感光体は、支持体上に感
光層、その上に透明絶縁層が順次積層された構造を持つ
。まず感光体を正又は負に帯電し、次に像露光をしなが
ら交流コロナ放電などで除電を行なう。この後感光体全
面を一様一露光すると静電コントラストが得られ、これ
を現像して可視像とする。
又は別の画像支持体、例えば紙などに転写させた後に定
着させられる。トナー像の転写終了後感光体は除電され
、残存トナーも除去されて再使用される事が多い。感光
体を多数回再使用しても画質が安定するように、上記基
本プロセスの他に様々な付加的なステップが考案され、
実用に供されて来た。また上記の電子琴れる様なものが
あげられる。この方式に用いる感光体は、支持体上に感
光層、その上に透明絶縁層が順次積層された構造を持つ
。まず感光体を正又は負に帯電し、次に像露光をしなが
ら交流コロナ放電などで除電を行なう。この後感光体全
面を一様一露光すると静電コントラストが得られ、これ
を現像して可視像とする。
この様な感光体としては大面積化が容易であることから
非晶質のSe、Siあるいはこれらと他の適当な元素(
Te、 As%Bi、 Sb、 Ge%C% H%Nな
ど)との合金がよく知られている。また非晶質ではな(
でも、微結晶粉末として用意することが出来れば、この
粉末を適当な有機又は無機の結着剤中に分散させて大面
積の感光体を容易に得ることが出来る。この様な例とし
てはZnO%CdSなどをあげることが出来る。また種
種の光導電性有機半導体もよく知られた材料である。
非晶質のSe、Siあるいはこれらと他の適当な元素(
Te、 As%Bi、 Sb、 Ge%C% H%Nな
ど)との合金がよく知られている。また非晶質ではな(
でも、微結晶粉末として用意することが出来れば、この
粉末を適当な有機又は無機の結着剤中に分散させて大面
積の感光体を容易に得ることが出来る。この様な例とし
てはZnO%CdSなどをあげることが出来る。また種
種の光導電性有機半導体もよく知られた材料である。
このような種々の材料の中でも非晶質セレンやSsを主
成分とするSs金合金電子写真技術の初期から最も使い
易い感光材料の1つとしてよ(使われて来た。この材料
の用途は単に通常の可視光による像露光を用いる電子写
真に限られず、X線用の感光材料として、あるいは半導
体レーザーの近赤外光を光源として利用した、よりイン
テリジェントでかつ小型のプロセスのための感光体とし
て幅広い応用が考えられて来た。
成分とするSs金合金電子写真技術の初期から最も使い
易い感光材料の1つとしてよ(使われて来た。この材料
の用途は単に通常の可視光による像露光を用いる電子写
真に限られず、X線用の感光材料として、あるいは半導
体レーザーの近赤外光を光源として利用した、よりイン
テリジェントでかつ小型のプロセスのための感光体とし
て幅広い応用が考えられて来た。
Seをこのような用途に用いる場合には一般99.99
%以上の高純度のものが必要である。
%以上の高純度のものが必要である。
99.9%以下の純度のものを用いたときには多くの場
合に暗抵抗の減少から来るSN比の低下や光疲労などの
現象が見られる。例えば電子写真感光体の場合には帯電
電位の低下、くり返し特性の劣化、ゴーストと呼ばれる
残像現象などが起き易くなるので通常の電子写真プロセ
スで使用する事が困難である。従ってSsの精製が必要
になる。Ssの精製法は種々提案されているが、と(一
般的な方法は以下のようなものである。すなわち、Se
は通常、銅の電解精練の際に発生する陽極スライム(陽
極泥〕や硫酸製造の際に発生するダストを原料として回
収される。
合に暗抵抗の減少から来るSN比の低下や光疲労などの
現象が見られる。例えば電子写真感光体の場合には帯電
電位の低下、くり返し特性の劣化、ゴーストと呼ばれる
残像現象などが起き易くなるので通常の電子写真プロセ
スで使用する事が困難である。従ってSsの精製が必要
になる。Ssの精製法は種々提案されているが、と(一
般的な方法は以下のようなものである。すなわち、Se
は通常、銅の電解精練の際に発生する陽極スライム(陽
極泥〕や硫酸製造の際に発生するダストを原料として回
収される。
これらのスライムやダストを一旦燃焼させて5e02と
し、これをH,Oに溶解させてSO,、Ntl(sなど
で還元すると高純度のSeが析出して来る。
し、これをH,Oに溶解させてSO,、Ntl(sなど
で還元すると高純度のSeが析出して来る。
この様な方法で不充分な場合は、得られたSeを蒸留す
る事によってさらに高純度のSeとする事が出来る。S
iなどの精製に一般に用いられているいわゆる帯域溶解
法による精製は、Ssが非常にガラス化し易い材料であ
るために、困難である。
る事によってさらに高純度のSeとする事が出来る。S
iなどの精製に一般に用いられているいわゆる帯域溶解
法による精製は、Ssが非常にガラス化し易い材料であ
るために、困難である。
ところがこの様なSeを用いた光導電素子の特性は必ず
しも完全に解明されてはおらず、時として異常とも思え
る様な性質を示すことがある。例えば電子写真用感光体
の場合には通常のカールソンプロセスでは残留電位の低
いSe感光体が、異なるプロセスの下では高い残留電位
を示したり、またあるプロセスの下では大きな光疲労を
示すのに別のプロセスの下では光疲労が小さかったりす
る。そしてこれらの性質は入手可能な最高純度のSeを
用いても、Ssの供給メーカーが異なると全く違ってい
ることがある。
しも完全に解明されてはおらず、時として異常とも思え
る様な性質を示すことがある。例えば電子写真用感光体
の場合には通常のカールソンプロセスでは残留電位の低
いSe感光体が、異なるプロセスの下では高い残留電位
を示したり、またあるプロセスの下では大きな光疲労を
示すのに別のプロセスの下では光疲労が小さかったりす
る。そしてこれらの性質は入手可能な最高純度のSeを
用いても、Ssの供給メーカーが異なると全く違ってい
ることがある。
また高純度なSeが必ずしも良い特性を示すとも限らな
い。撮像管やその他の光導電素子の場合にも疲労現象や
残像特性にS@の供給メーカーごとの差やSII!精製
の際の原因不明のロフト差が現われることがある。
い。撮像管やその他の光導電素子の場合にも疲労現象や
残像特性にS@の供給メーカーごとの差やSII!精製
の際の原因不明のロフト差が現われることがある。
このようなSeのやっかいな特性は従来多くの技術者を
悩ませて来た問題であり、電子写真感光体その他の光導
電素子の安定した生産を妨げる大きな原因となって来た
。
悩ませて来た問題であり、電子写真感光体その他の光導
電素子の安定した生産を妨げる大きな原因となって来た
。
本発明の目的は上記の様なSe又はSe合金素子の製造
安定性を向上させる事にある。
安定性を向上させる事にある。
本発明の他の目的は上記の様なSe又はSe合金素子の
光疲労現象を改善する事にある。
光疲労現象を改善する事にある。
さらに本発明の他の目的は、特にSe又はSe合金系の
電子写真感光体の残留電位を下げることtζある。
電子写真感光体の残留電位を下げることtζある。
さらに本発明の他の目的は既知の種々の電子写真プロセ
スのどのようなものの中で使用しても安定した電子写真
特性を示す様な感光体を得ることにある。
スのどのようなものの中で使用しても安定した電子写真
特性を示す様な感光体を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明者等は
従来のSs系感元体における問題点が原料Ssの中に含
まれているごく微量で検出の困難な不純物や非晶質S@
の構造欠陥に深くかかわるものであることを見出した。
従来のSs系感元体における問題点が原料Ssの中に含
まれているごく微量で検出の困難な不純物や非晶質S@
の構造欠陥に深くかかわるものであることを見出した。
そしてその様な種々の問題を解決出来る本発明の方法を
完成した。
完成した。
すなわち、本発明の目的は材料として用いる高純度Ss
としてi ppm以上1000 ppm以下、望ましく
は10 ppm以上500 ppm以下のP、As、s
b。
としてi ppm以上1000 ppm以下、望ましく
は10 ppm以上500 ppm以下のP、As、s
b。
Bi 、S、Te、Si、G@、CtL Nm、に、
I Fes Cr、ZasSn%Inの各元素のうち
1種以上を含むSsを用いる事により達成される。
I Fes Cr、ZasSn%Inの各元素のうち
1種以上を含むSsを用いる事により達成される。
本発明では前記のS@はP、 As、 Sb、 Bi、
S。
S。
Te%Si、 Ge、 Cd、 Na、K、 Fe%C
r%Zn、 Sn及びInからなる群から選ばれた少な
くとも1種の元素を1〜1000 ppm混合し、この
混合物を加熱処理及び/または真空蒸留処理することに
より得ることができる。
r%Zn、 Sn及びInからなる群から選ばれた少な
くとも1種の元素を1〜1000 ppm混合し、この
混合物を加熱処理及び/または真空蒸留処理することに
より得ることができる。
原料として用いるSeは未蒸留のものでも良いが、大き
な効果を発揮させるためには蒸留精製した純度99.9
99以上のSsを用いる事が望ましい。原料のSsと添
加する上記元素を同一の容器に定めた比率で入れ、Se
の融点以上に加熱し溶融する。容器は密閉盤のものでも
開放型のものでも良いが、どちらの場合にも溶融Seに
大気が触れて酸化しない様に適当な処置が必要である。
な効果を発揮させるためには蒸留精製した純度99.9
99以上のSsを用いる事が望ましい。原料のSsと添
加する上記元素を同一の容器に定めた比率で入れ、Se
の融点以上に加熱し溶融する。容器は密閉盤のものでも
開放型のものでも良いが、どちらの場合にも溶融Seに
大気が触れて酸化しない様に適当な処置が必要である。
このためには容器内を不活性気体で □常に満し
てお(かまたは真空にしておけば良い。
てお(かまたは真空にしておけば良い。
使用する容器はSsと反応しない材料でつ(るか、又は
少なくともSeと反応しない材料で内部をコーティング
しであるものでなければならない。
少なくともSeと反応しない材料で内部をコーティング
しであるものでなければならない。
Seと上記添加元素を混合して加熱溶融する温度及び時
間は出来た材料の電気的特性に大きく影響を与える。こ
の温度は215℃以上、望ましくは300℃以上とすべ
きであるが余り温度を上げすぎる七開放容器の場合には
Seが蒸発して失なわれる量が無視出来なくなるので注
意が必要である。加熱時間は20分以上で、望ましくは
2時間以上必要である。これは添加元素がSsと一様に
混合し、しかもそれが良(Seと反応するために必要で
ある。加熱溶融した上記Seを適当な道具により攪拌す
ると効果的である。
間は出来た材料の電気的特性に大きく影響を与える。こ
の温度は215℃以上、望ましくは300℃以上とすべ
きであるが余り温度を上げすぎる七開放容器の場合には
Seが蒸発して失なわれる量が無視出来なくなるので注
意が必要である。加熱時間は20分以上で、望ましくは
2時間以上必要である。これは添加元素がSsと一様に
混合し、しかもそれが良(Seと反応するために必要で
ある。加熱溶融した上記Seを適当な道具により攪拌す
ると効果的である。
この様にして上記元素のうち1種以上を含むSeを得た
4Lそれを適当な方法で冷却し固体とする。冷却方法と
してはガラスアンプル中に封入して自然冷却させる方法
、アンプルごと水中に投じて急冷する方法、水中に溶融
状態から滴下して粒状とする方法、M板などの上へ滴下
して冷却する方法など、広く知られた種々の方法が使用
可能である。
4Lそれを適当な方法で冷却し固体とする。冷却方法と
してはガラスアンプル中に封入して自然冷却させる方法
、アンプルごと水中に投じて急冷する方法、水中に溶融
状態から滴下して粒状とする方法、M板などの上へ滴下
して冷却する方法など、広く知られた種々の方法が使用
可能である。
こうして得たSeを用いて電子写真用の感光体や撮像管
、読取り素子などの光導電素子を作成する方法としては
、真空蒸着法が使用出来る。
、読取り素子などの光導電素子を作成する方法としては
、真空蒸着法が使用出来る。
この真空蒸着法は、本発明によって予め改質したSeを
用いて実施されるが、場合によっては真゛空蒸着の過程
中でSsを改質してもよい。
用いて実施されるが、場合によっては真゛空蒸着の過程
中でSsを改質してもよい。
すなわち、原料の高純度セレンにP%As%sb。
Bi%S、 Te 、 Si%Ge、 Cd、 Nu、
K、 F*、Cr、 Zn5Sn及びInからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の元素81〜1000 pp
m混合し、この混合物をそのまま蒸着するかあるいは加
熱処理及び/または真空蒸留処理した後蒸着して基体上
にSs薄膜を形成するようにしてもよい。
K、 F*、Cr、 Zn5Sn及びInからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の元素81〜1000 pp
m混合し、この混合物をそのまま蒸着するかあるいは加
熱処理及び/または真空蒸留処理した後蒸着して基体上
にSs薄膜を形成するようにしてもよい。
またSe/Te合金又はSe/As合金として利用する
場合には、本発明の方法で改質した蒸着量原料iこTe
及び/またはAsを添加してSe合金を形成し、このS
e合金を蒸着して基体上にSe合金薄膜を形成させれば
よい。
場合には、本発明の方法で改質した蒸着量原料iこTe
及び/またはAsを添加してSe合金を形成し、このS
e合金を蒸着して基体上にSe合金薄膜を形成させれば
よい。
上記方法によって得られたSe又はSs金合金材料とし
て電子写真感光体を作成すると特性は従来の材料を使用
した場合に較べて格段に向上する。まず光疲労が非常に
少な(なり、残像現象が起きなくなる。また残留電位が
非常に低くなる。これは米国特許2,297.699号
に見られる様のように感光体表面に透明絶縁層を持つ感
光体を使用する電子写真法において特に効果がある。
て電子写真感光体を作成すると特性は従来の材料を使用
した場合に較べて格段に向上する。まず光疲労が非常に
少な(なり、残像現象が起きなくなる。また残留電位が
非常に低くなる。これは米国特許2,297.699号
に見られる様のように感光体表面に透明絶縁層を持つ感
光体を使用する電子写真法において特に効果がある。
上記添加元素は、Se中の不純物や非晶質構造に起因す
る欠陥をつぶし、これを電気的に不活性なものにする機
能を果していると考えられる。
る欠陥をつぶし、これを電気的に不活性なものにする機
能を果していると考えられる。
次に実施例を用いて本発明の内容を具体的に説明する。
実施例1
HlS e OH溶液を5otlこより還元して得たS
eを真空蒸留法により蒸留した。このようにして得たS
eの不純物元素を分析したところ金属元素としてFe%
Mg%Coなどが含まれていたが、いずれも2 ppm
以下であった。またc、 o、czなどの軽元素も検出
限界以下で極めて微量であった。
eを真空蒸留法により蒸留した。このようにして得たS
eの不純物元素を分析したところ金属元素としてFe%
Mg%Coなどが含まれていたが、いずれも2 ppm
以下であった。またc、 o、czなどの軽元素も検出
限界以下で極めて微量であった。
この様にして得たSeに99.999%以上の純旋の粉
末状CdをSeに対するCd濃度が500 ppmとな
る様に加え、ガラスアンプル中にSeトドもに真空封入
した。このガラスアンプル中550℃で5時間加熱した
。そののちガラスアンプルを300℃の温度にまで下げ
、アンプルを割って中のS@をイオン交換水中に投じて
Cdを含むガラス状のSeを得た。
末状CdをSeに対するCd濃度が500 ppmとな
る様に加え、ガラスアンプル中にSeトドもに真空封入
した。このガラスアンプル中550℃で5時間加熱した
。そののちガラスアンプルを300℃の温度にまで下げ
、アンプルを割って中のS@をイオン交換水中に投じて
Cdを含むガラス状のSeを得た。
このSsを用い、真空蒸着法によりU基板上にSe膜を
30μmの厚さに形成した。この時の真空度は2.6X
10 Pm、蒸着時の基板温度は80℃である。M基板
表面は完全に脱脂した鏡面状のものを用い、表面を約1
0 Paでイオンボンバードメント(空気を使用)しな
がら酸化させた。
30μmの厚さに形成した。この時の真空度は2.6X
10 Pm、蒸着時の基板温度は80℃である。M基板
表面は完全に脱脂した鏡面状のものを用い、表面を約1
0 Paでイオンボンバードメント(空気を使用)しな
がら酸化させた。
得られた非晶質Se膜は電子写真特性試験機にかけ、そ
の電子写真特性をテストした。プロセスとしては通常の
カールソンプロセスにより帯電、露光、除電をくり返し
、帯電電位、感度及び残留電位のくり返し特性を自動的
に測定した0 結果を表1に示す。500 ppmの・Cdを添加しな
いSe (他の処理は全く同一)と比較して帯!電位、
残留電位ともにサイクル変化が少ないことがわかる。又
感度の変化も少なく安定している。
の電子写真特性をテストした。プロセスとしては通常の
カールソンプロセスにより帯電、露光、除電をくり返し
、帯電電位、感度及び残留電位のくり返し特性を自動的
に測定した0 結果を表1に示す。500 ppmの・Cdを添加しな
いSe (他の処理は全く同一)と比較して帯!電位、
残留電位ともにサイクル変化が少ないことがわかる。又
感度の変化も少なく安定している。
実施例2
実施例と同一の方法によって真空蒸留また純度99.9
99%以上のSsを原材料として用意した。これに不純
物元素を濃度5’Oppmになる様に加え、Ntガス中
で550℃にて10時間加熱攪拌した。不純物としては
Fe%Sl、Cr、 Te%sb。
99%以上のSsを原材料として用意した。これに不純
物元素を濃度5’Oppmになる様に加え、Ntガス中
で550℃にて10時間加熱攪拌した。不純物としては
Fe%Sl、Cr、 Te%sb。
zn%S%Na%As、Geを用いた。こうして得られ
たS@をイオン交換水中に投じてCdを含むガラス状の
Seを得た。
たS@をイオン交換水中に投じてCdを含むガラス状の
Seを得た。
これらのSsを用い、実施例1と同様の真空蒸着法によ
り円筒形のMパイプ表面にSe膜を50μmの厚さに形
成した。次にこのSs層表面にポリウレタン樹脂(関西
ペイント、レタン]をスプレー塗布し、40℃にて16
時間乾燥して透明な絶縁層を形成した。透明絶縁層の厚
さは8μmである。この感光体を用いて、米国特許3.
041,167号に記載されている、帯電1全面一様露
光、逆極性帯電、像露光及び現像の各過程をこの順に含
む電子写真プロセスにより画像形成を行なった。連続;
ピー200枚目での画質評価結果を表2に示す。
り円筒形のMパイプ表面にSe膜を50μmの厚さに形
成した。次にこのSs層表面にポリウレタン樹脂(関西
ペイント、レタン]をスプレー塗布し、40℃にて16
時間乾燥して透明な絶縁層を形成した。透明絶縁層の厚
さは8μmである。この感光体を用いて、米国特許3.
041,167号に記載されている、帯電1全面一様露
光、逆極性帯電、像露光及び現像の各過程をこの順に含
む電子写真プロセスにより画像形成を行なった。連続;
ピー200枚目での画質評価結果を表2に示す。
画像濃度が充分数れるものから◎、○、Δ、×の順に画
像濃度が下がっている。また下地部の汚れは◎、○、Δ
、Xの順にひど(なっている。
像濃度が下がっている。また下地部の汚れは◎、○、Δ
、Xの順にひど(なっている。
この結果によれば本発明の方法で改質したSsが良い画
質を与えることが明らかである。特にこの電子写真プロ
セスでは下地部の汚れが軽減される事がわかる。
質を与えることが明らかである。特にこの電子写真プロ
セスでは下地部の汚れが軽減される事がわかる。
手続補正書
昭和60年7月l 日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、高純度セレンにP、As、Sb、Bi、S、Te、
Si、Ge、Cd、Na、K、Fe、Cr、Zn、Sn
及びInからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素
を1〜1000ppm混合し、この混合物を加熱処理及
び/または真空蒸留処理することを特徴とするセレンの
改質法。 2、高純度セレンが純度99.99%以上の高純度セレ
ンであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
セレンの改質法。 3、加熱処理が不活性気体中もしくは真空中での加熱処
理であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
セレン改質法。 4、加熱処理が215℃以上かつ20分以上の加熱処理
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のセ
レン改質法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23038284A JPS61109057A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | セレンの改質法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23038284A JPS61109057A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | セレンの改質法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61109057A true JPS61109057A (ja) | 1986-05-27 |
Family
ID=16906988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23038284A Pending JPS61109057A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | セレンの改質法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61109057A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009203138A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Fujifilm Corp | アルカリ金属ドープセレン粒子の製造方法 |
CN108950213A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-12-07 | 昆明理工大学 | 一种从碲化铋物料中回收碲和铋的方法 |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP23038284A patent/JPS61109057A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009203138A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Fujifilm Corp | アルカリ金属ドープセレン粒子の製造方法 |
CN108950213A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-12-07 | 昆明理工大学 | 一种从碲化铋物料中回收碲和铋的方法 |
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