JPS61106784A - tert−ブチルハイドロキノンの製造法 - Google Patents
tert−ブチルハイドロキノンの製造法Info
- Publication number
- JPS61106784A JPS61106784A JP59225916A JP22591684A JPS61106784A JP S61106784 A JPS61106784 A JP S61106784A JP 59225916 A JP59225916 A JP 59225916A JP 22591684 A JP22591684 A JP 22591684A JP S61106784 A JPS61106784 A JP S61106784A
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- JP
- Japan
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- tert
- butylhydroquinone
- acetonitrile
- butylphenol
- electrolysis
- Prior art date
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- Pending
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
本発明は、tert−ブチルフェノールから、tart
−プチルハイドロキノンを、電気化学的に製造する方法
に関するものである。
−プチルハイドロキノンを、電気化学的に製造する方法
に関するものである。
tert−ブチルハイドロキノンは、食品用の酸化防止
剤、特に食用油の酸化防止剤としての用途が見込まれて
おシ、本発明は、安価にtert−ブチルハイドロキノ
ンを製造する方法である。
剤、特に食用油の酸化防止剤としての用途が見込まれて
おシ、本発明は、安価にtert−ブチルハイドロキノ
ンを製造する方法である。
口、従来の技術および問題点
アルキル置換フェノール類を電気化学的方法により、ア
ルキル置換キノンおよびアルキル置換ハイドロキノンを
製造する方法は、特開昭50−84540、特開昭53
−40728に提案されている。
ルキル置換キノンおよびアルキル置換ハイドロキノンを
製造する方法は、特開昭50−84540、特開昭53
−40728に提案されている。
しかしtert−ブチルフェノールから、tert−ブ
チルハイドロキノンの製造に関してこれらの方法による
反応成績は、収率、電流効率の点で満足できるものでは
ない。
チルハイドロキノンの製造に関してこれらの方法による
反応成績は、収率、電流効率の点で満足できるものでは
ない。
ハ0問題点を解決するための手段
本発明者らは、隔膜を有する電解槽によシ、tert−
ブチルフェノールを、非酸化性の鉱酸水溶液中でアセト
ニトリル存在下に陽極酸化し、さらに、陽極酸化反応液
を陰極還元することにより、tert−ブチルハイドロ
キノンを良好な反応成績にて得られることを見出した。
ブチルフェノールを、非酸化性の鉱酸水溶液中でアセト
ニトリル存在下に陽極酸化し、さらに、陽極酸化反応液
を陰極還元することにより、tert−ブチルハイドロ
キノンを良好な反応成績にて得られることを見出した。
本発明の特色は、溶媒としてアセトニトリルを、使用す
ることである。メタノール、エタノールのようなアルコ
ール類あるいは、アセトン、メチルエチルケトンのよう
なケトン類も使用できるが、アセトニトリル程満足な成
績は、得られない。
ることである。メタノール、エタノールのようなアルコ
ール類あるいは、アセトン、メチルエチルケトンのよう
なケトン類も使用できるが、アセトニトリル程満足な成
績は、得られない。
電解液としてはアセトニトリル濃度は、20〜90重量
%、好ましくは60〜90重量%が使用される。電解質
としては、非酸化性鉱酸、特に硫酸水溶液が使用される
。鉱酸は、1〜20重量%、特に5〜10重量%の濃度
において用いられる。
%、好ましくは60〜90重量%が使用される。電解質
としては、非酸化性鉱酸、特に硫酸水溶液が使用される
。鉱酸は、1〜20重量%、特に5〜10重量%の濃度
において用いられる。
鉱酸は、少なすぎると電解電圧が上昇し、多すぎると、
副反応を生じ易くなる。水は1〜30重量%、特に5〜
20重量%の濃度において用いられる。水は少なすぎる
と電解電圧が上昇し、多すぎると、ポリマー状の副反応
生成物が生じ易くなる。
副反応を生じ易くなる。水は1〜30重量%、特に5〜
20重量%の濃度において用いられる。水は少なすぎる
と電解電圧が上昇し、多すぎると、ポリマー状の副反応
生成物が生じ易くなる。
陽極としては、二酸化鉛又は、二酸化鉛被覆電極、ある
いは、貴金属電極たとえば、白金、あるいは白金メッキ
されたチタン、タンタル炭素が用いられるが、好ましく
は、二酸化鉛が用いられる。
いは、貴金属電極たとえば、白金、あるいは白金メッキ
されたチタン、タンタル炭素が用いられるが、好ましく
は、二酸化鉛が用いられる。
陰極としては、鉛、水銀、カドミウム、スズ、亜鉛、銅
、ニッケル、グラフアイ極が用いられる。
、ニッケル、グラフアイ極が用いられる。
好ましくは鉛が用いられる。
隔膜として用いられるものは、アスベスト繊維(,隔膜
、多孔性プラスチック隔膜、イオン交換膜等である。好
ましくは、フッ素樹脂イオン交換膜が用いられる。
、多孔性プラスチック隔膜、イオン交換膜等である。好
ましくは、フッ素樹脂イオン交換膜が用いられる。
電流密度は、1〜50 A/dm 、通常3〜20A/
dm2の範囲が好ましい。
dm2の範囲が好ましい。
電解温度は、10〜80℃特に20〜50℃が好ましい
。
。
二、実施例
以下に、実施例をあげて本発明を、具体的に説明するが
、本発明は、実施例によυ、制限されるものではない。
、本発明は、実施例によυ、制限されるものではない。
実施例1
イオン交換膜ナフィオン”324″によって仕切られた
電解槽を用い、陽、陰極とも、鉛板電極を設置した。
電解槽を用い、陽、陰極とも、鉛板電極を設置した。
陽極液は、電解質として、濃硫酸1.0 d、溶媒とし
て、水8.0−およびアセトニトリル5Qrttlを調
整し、原料tert−ブチルフェノール2.0gを加え
た。陰極液は、濃硫酸2.0WL11水8rIL11お
よびアセトニトリル50rILlで調整した。
て、水8.0−およびアセトニトリル5Qrttlを調
整し、原料tert−ブチルフェノール2.0gを加え
た。陰極液は、濃硫酸2.0WL11水8rIL11お
よびアセトニトリル50rILlで調整した。
電解槽を水冷し、液温を25℃に維持し、陽極 I液
は、磁気攪拌しながら0.6Aの電流にて3.5時間電
解した。
は、磁気攪拌しながら0.6Aの電流にて3.5時間電
解した。
同一電解槽を用い電解終了液を陰極室に加え、陽極液は
、濃硫酸1.QmA!、水8M、アセトニトリル5Qm
lで調整した。
、濃硫酸1.QmA!、水8M、アセトニトリル5Qm
lで調整した。
電解槽を水冷し、液温度を25℃に維持し、陰極液を攪
拌しながら0.6Aの電流にて、2.5時間電解をおこ
なった。
拌しながら0.6Aの電流にて、2.5時間電解をおこ
なった。
電解終了後、陰極液をガスクロマトグラフィーにより定
量した。
量した。
ターシャルブチルフェノールの転化率は、98.7実施
例2 陽、陰極とし、炭素電極を用いた以外、実施例1と全く
同じ条件にて電解をおこなった。
例2 陽、陰極とし、炭素電極を用いた以外、実施例1と全く
同じ条件にて電解をおこなった。
電解終了後、陰極液をガスクロマトグラフィーにより定
量した。
量した。
転化率は1.99.0%、ターシャルブチルハイドロキ
ノンの物質収率63.5%であった。
ノンの物質収率63.5%であった。
比較例1
アセトニトリルの替シにアセトンを使用した以外は、実
施例1と同様の条件にて電解をおとなった。電解終了後
陰極液を、ガスクロマトグラフィーによシ定量した。転
化率は、96.8%、ターシャルブチルバードロキノン
の物質収率41.0%でイ あった。
施例1と同様の条件にて電解をおとなった。電解終了後
陰極液を、ガスクロマトグラフィーによシ定量した。転
化率は、96.8%、ターシャルブチルバードロキノン
の物質収率41.0%でイ あった。
比較例2
アセトニトリルの替シに、メタノールを使用した以外は
、実・施例1と同様の条件にて電解をおこなった。
、実・施例1と同様の条件にて電解をおこなった。
電解終了後、陰極液をガスクロマトグラフィーによシ定
量した。
量した。
転化率は、98.5%でターシャルブチルハイドロキノ
ンの物質収率は、10.6%であり、主生成物は、2−
tertブチル−4−メトキシフェノールでア!J
、2− tertブチル−4−メトキシフェノールの物
質収率は43.5%であった。
ンの物質収率は、10.6%であり、主生成物は、2−
tertブチル−4−メトキシフェノールでア!J
、2− tertブチル−4−メトキシフェノールの物
質収率は43.5%であった。
Claims (1)
- tert−ブチルフェノールを非酸化性鉱酸水溶液中で
、アセトニトリル存在下に陽極酸化し、さらに、陽極酸
化反応液を陰極還元することにより、tert−ブチル
ハイドロキノンを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59225916A JPS61106784A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | tert−ブチルハイドロキノンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59225916A JPS61106784A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | tert−ブチルハイドロキノンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106784A true JPS61106784A (ja) | 1986-05-24 |
Family
ID=16836893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59225916A Pending JPS61106784A (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 | tert−ブチルハイドロキノンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61106784A (ja) |
-
1984
- 1984-10-29 JP JP59225916A patent/JPS61106784A/ja active Pending
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