JPS6110670Y2 - - Google Patents

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JPS6110670Y2
JPS6110670Y2 JP7540782U JP7540782U JPS6110670Y2 JP S6110670 Y2 JPS6110670 Y2 JP S6110670Y2 JP 7540782 U JP7540782 U JP 7540782U JP 7540782 U JP7540782 U JP 7540782U JP S6110670 Y2 JPS6110670 Y2 JP S6110670Y2
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JP
Japan
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traction
bed
patient
chair
waist
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JP7540782U
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JPS58177129U (ja
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は理学療法に用いられる装置に関し、詳
しくはムチ打症、腰痛症、脊椎変形症、座骨神経
痛等の背骨の変形もしくは歪などが原因と見られ
る患者の治療に用いられる電動牽引装置に関す
る。
上述したような患者に電動牽引治療が有効であ
ることは知られている。現在までに使用されてい
る電動牽引装置には、頚椎牽引専用のもの、腰椎
牽引専用のもの、あるいは腰椎および頚椎を同時
に行うものがある。従来、頚椎牽引を行う場合に
は、患者を低い椅子に座らせ、患者の下顎部に牽
引用装置を付けて、頭部の方向にやや前向きに牽
引するのが最適とされている。また、腰椎牽引の
場合には寝台すなわちベツドの上に患者を抑向け
に寝せ、患者の肩部および腰部を牽引装具でもつ
て固定し、肩部にはベルトを架して該肩部をベツ
ドの一端に固着し、かつ他方を電動牽引手段に連
結して牽引を行うのが通例である。
したがつて、従来の場合にあつては、頚椎およ
び腰椎用にれぞれ牽引手段すなわち牽引機構を設
けて単独にまたは同時に牽引を行うことが可能で
あつたが、各牽引手段に対して個別のベツドおよ
び椅子が必要であつた。
本考案の目的は、単一の牽引手段を用いて腰部
牽引にも頚椎牽引にも使用し得る新規な電動牽引
装置を提供することにある。
本考案による電動牽引装置においては、ベツド
は背部分、腰部分および足部分に3分割され、ベ
ツドの腰部分には支持用の基台部が設けられ、こ
れによりベツドは床上に支持される。このベツド
はリクライニング式の椅子に構成し得るようにな
つており、このため背部分を腰部分に対して上昇
させかつ足部分を腰部分に対して下降させるため
駆動手段が設けられている。このような上昇およ
び下降運動は単一の駆動手段によつて行われる。
なお、駆動手段は電動式であつてもよく、油圧式
であつてもよい。基台部には牽引手段が内蔵さ
れ、牽引手段は牽引ワイヤを有する。
本考案によれば、腰椎牽引を行う場合には、ベ
ツドの上に患者を寝せ、また頚椎牽引を行う場合
には、ベツドを椅子にしてそこに座らせ、それぞ
れの牽引を行うことができる。したがつて、一台
の牽引装置によつて腰椎および頚椎の両方の牽引
を行い得るので、設置スペースを小さくできると
ともに、椅子の状態からベツドに移行させること
ができるので、患者の乗り降りが容易となる。
次に、本考案の一実施例について添附図面を参
照して以下に詳細に説明する。
第1図ないし第3図を参照すると、本考案によ
る電動牽引装置は基台部1およびその上に支持さ
れたベツドからなり、ベツドは3分割された部
分、すなわち背部分2、腰部分3および足部分4
から構成されている。背部分2は基台部1の一側
にヒンジ5によつて枢着された支持板6を有し、
足部分4は基台部1の他側にヒンジ7で枢着され
た支持板8を有する。支持板6および8上にはそ
れぞれクツシヨン9および10が取付けられる。
支持板6の自由端側には支持枠金具11が取付け
られ、支持枠金具11の下端には案内滑車12が
装着され、またその先端には案内滑車12′およ
びストツパ13が装着されている。一方、支持板
8の自由端側には踏台14が取付けられ、踏台1
4の下端には案内滑車15が装着され、またその
先端には案内滑車15′およびストツパ16が装
着されている。
腰部分3には、一対のレール17が基台部1の
頂部に設置されてあり、一対のレール17上には
可動支持板18が車輪19を介して載せられてあ
る。可動支持板18上には、腰部分2および足部
分4と同様にクツシヨン20が設けられてある。
また、腰部分3には一対のレール17に沿つてそ
の外側に一対の手すり21が配置されている。
第1図に図示するように、基台部1には電動牽
引手段が内蔵され、この牽引手段は電動牽引装置
22、巻取ドラム23、および巻取ドラム23か
ら伸びる一対の牽引ワイヤ24,25からなる。
一方の牽引ワイヤ24は、基台部1の側壁に取付
けられた案内滑車12″を通つて、さらに上述し
た案内滑車12および12′を通つて張り渡さ
れ、牽引ワイヤ24の先端部にはフツク金具26
が取付けられている。他方の牽引ワイヤ25も同
様に、基台部1の側壁に取付けられた案内滑車1
5を通つて、さらに上昇した案内滑車15および
15を通つて張り渡され、牽引ワイヤ25の先端
にはフツク金具27が取付けられている。
第3図に図示するように、基台部1内には、背
部分2および足部分4を二点鎖線で示す位置(第
1図および第3図)まで回転させるための駆動手
段が設けられており、この駆動手段は油圧ポンプ
28および油圧シリンダ29からなる。油圧シリ
ンダ29の一端は基台部1の側壁に枢着され、ま
たその作動ロツド30の先端は足部分4の支持体
8に枢着されている。駆動手段はさらに、連接ロ
ツド31を備え、この連続ロツドの一端は作動ロ
ツド30の支持体8への枢着点に枢着され、その
他端は背部分の支持板6に固定されたアーム32
に枢着されている。第3図から明らかなように、
油圧シリンダ29の作動ロツド30が伸張されて
いるとき、背部分2および足部分4は水平に維持
されて、これら9,10部分は腰部分3とともに
寝台すなわちベツドが形成され、また作動ロツド
30が引き込まれたとき、二点鎖線で示すように
(第1図および第3図)、背部分2はヒンジ5を中
心に時計方向に回転し、かつ足部分4はヒンジ7
を中心に時計方向に回転し、ベツドは椅子として
構成される。なお上昇した駆動手段を電動機構に
よつても構成し得ることは云うまでもない。
第4図および第5図に詳しく図示するように、
基台部1の外側には操作パネル33が設けられて
おり、これにより上述した牽引手段および駆動手
段が制御される。
次に、上述した電動牽引装置を用いて頚椎牽引
および腰椎牽引を行う場合について説明する。
頚椎牽引を行う場合、第4図に図示するよう
に、ベツドは椅子として構成される。患者は踏台
14に上つて椅子に腰掛ける。次いで、患者のあ
ごに牽引装具34を固定し、頚椎牽引ワイヤ24
のフツク金具26を装具34の牽引部に固定す
る。次いで操作パネル33の操作により、頚椎牽
引に適当とされる角度20゜ないし30゜に背部分2
を傾させてその位置を調節し、牽引手段を作動さ
せて牽引ワイヤ24を巻き込み、これにより頚椎
牽引が行なわれる。なお、頚椎牽引の場合、牽引
力は15ないし30Kgが適当とされ、牽引力の設定、
牽引時間ならびに持続牽引、間ケツ牽引等につい
ては適宜選択される。牽引時間の終了と同時に牽
引作動は中止され、背部分2は調節前の元の位置
まで戻され、患者は手すり21につかまつて牽引
装置から降りることができる。
腰椎牽引を行う場合には、ベツドは先ず第4図
に示すように椅子として構成される。患者は腰部
牽引ベルト35(第5図)を装着して椅子に腰掛
ける。操作パネル33の操作により、背部分2を
静かに倒し、同時に足部分4を上昇させて、第5
図に示すように寝台すなわちベツドを構成する。
このとき患者は自然とベツドの上に抑向けに寝る
ことになる。次いで、肩部固定バンド36を患者
に装着し、その牽引用紐部を支持枠金具11に固
定し、一方腰部牽引ベルト35の牽引用紐部を腰
椎牽引用ワイヤ25のフツク金具27に固定す
る。次いで、牽引手段を作動させて牽引用ワイヤ
25を巻込み、これにより腰椎牽引が行われる。
このとき患者の腰部は可動支持板18上に乗つて
おり、腰部の伸展に伴つて可動支持板18がレー
ス17上を移動することになる。なお、腰椎牽引
の場合、牽引力は40ないし60Kgが適当とされ、牽
引力の設定、時間ならびに牽引態様等については
頚椎牽引の場合と同様に適宜選択される。腰椎牽
引終了後、ベツドは椅子として構成され、患者は
頚椎牽引の場合と同じように牽引装置から降るこ
とができる。上述した2つの牽引の場合に牽引時
間をタイマでセツトし得ることは云うまでもな
い。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、一台の牽引装置でもつて頚椎および腰椎牽引
が行われるので、設置スペースを小さくでき、ま
た椅子の状態からベツドに移行させることができ
るので、患者はベツドに容易に抑向けに寝ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電動牽引装置の一実施例
を示す立面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第1図と同様な立面図であつて、ベツドを椅子
に移行させるための駆動手段を示す立面図、第4
図は頚椎牽引を説明するための図、第5図は腰椎
牽引を説明するための図である。 1……基台部、2……ベツドの背部分、3……
ベツドの腰部分、4……ベツドの足部分、22…
…電動牽引装置、23……巻取ドラム、24,2
5……牽引ワイヤ、28……油圧ポンプ、29…
…油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背骨の変形もしくは歪みの治療を行う電動牽引
    装置であつて、背部分、腰部分および足部分に3
    分割されたベツトと、前記ベツトを支持するため
    に前記腰部分に設けられた基台部と、前記背部分
    を前記腰部分に対して上昇させかつ前記足部分を
    前記腰部分に対して下昇させて前記ベツドからリ
    クライニング式の椅子を構成するための駆動手段
    と、前記基台に内蔵された電動牽引手段とよりな
    り、前記電動牽引手段は牽引ワイヤを有し、前記
    ベツドに患者を寝かした場合には前記牽引ワイヤ
    を介して患者の腰つい牽引を行い、かつ前記ベツ
    ドから椅子を構成した場合にはそこに患者を座ら
    せて患者の頚椎牽引を行い得るようにした電動牽
    引装置。
JP7540782U 1982-05-22 1982-05-22 電動牽引装置 Granted JPS58177129U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7540782U JPS58177129U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 電動牽引装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7540782U JPS58177129U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 電動牽引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58177129U JPS58177129U (ja) 1983-11-26
JPS6110670Y2 true JPS6110670Y2 (ja) 1986-04-05

Family

ID=30084767

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7540782U Granted JPS58177129U (ja) 1982-05-22 1982-05-22 電動牽引装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134229U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 オ−ジ−技研株式会社 椅子型牽引機
KR101627231B1 (ko) * 2016-02-22 2016-06-03 박종덕 재활 치료용 신체 견인 장치
KR102017214B1 (ko) * 2018-03-23 2019-09-02 홍준호 척추 교정 기구

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JPS58177129U (ja) 1983-11-26

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