JPS61106701A - 軸材への圧粉成形体の直接成形・固定方法及びその装置 - Google Patents

軸材への圧粉成形体の直接成形・固定方法及びその装置

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JPS61106701A
JPS61106701A JP22705084A JP22705084A JPS61106701A JP S61106701 A JPS61106701 A JP S61106701A JP 22705084 A JP22705084 A JP 22705084A JP 22705084 A JP22705084 A JP 22705084A JP S61106701 A JPS61106701 A JP S61106701A
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JP
Japan
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shaft
shaft material
directly
fixing
powder
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Application number
JP22705084A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Takemoto
恵英 竹本
Kunihiko Imahashi
今橋 邦彦
Ichiro Nagarei
永礼 一郎
Keizo Tanaka
敬三 田中
Tadashi Nomura
正 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸材への圧粉成形体の直接成形・固定方法及
びその装置に関し、詳しくは、1つの軸材の外周部に複
数の非点対称形状の圧粉成形体を任意の部位に異なった
位相をなして直接成形・固定することのできる、軸材へ
の圧粉成形体の直接成形・固定方法及びその装置にかか
る。
〔従来の技術〕                  
  1従来、自動車部品、産業用機械部品、事務機械部
品等においては、軸材の外周部に種々の別部材を配設さ
せた軸部材が多く使用されている。
そして、自動車用部品においては、カムシャフトがその
代表的な例である。
そこで、以下自動車用カムシャフトに例をとって詳しく
説明する。
従来、自動車用カムシャフトは、鋳造法等の材料成形方
法により、一体力ムシャフトとして製造されるのが通常
であった。
そして、自動車用カムシャフトの各カムは、軸部の所定
の部位に所定の位相をなして配設されている。
しかし、最近、自動車用カムシャフトにおけるカム摺動
面の耐久性を改善させる1手段として、軸部を鋼製中空
軸材等の鋼材とし、別途、耐摩耗性の優れた材料(例え
ば、焼結合金等)によってカム部材、ジャーナル部材等
の嵌合部材を製造し、それらを軸部の所定の部位に所定
の位相をなして嵌合・配置して接合した、いわゆる、接
合型カムシャフトが実用化されるようになった。
なお、上記軸部材料としては、軽量化、潤滑剤(オイル
)の供給流路等として中空部を利用しようという配慮か
ら、M4製中空軸材等を採用することが多い。
ところで、従来の接合型カムシャフトの製造方法におい
ては、カム材料となる粉末冶金用全屈粉末原料を用いて
圧粉成形及び予備焼結されたカム部材を、所定の位相を
なして中空軸材等の軸材に嵌合・組付して仮固定した後
、カム部材の加熱焼結、及び、カム部材と軸材とを接合
するために、後工程で本焼結するという工程が一般的に
採用されている。
このため、接合型カムシャフトの製造工程は、「圧粉成
形−子備焼結一組付一本焼結一完成接合型カムシャフト
」とするという複雑な工程となり、生産性が悪いばかり
でなく製造コストが高騰するという問題点があった。
そこで、圧粉成形体を軸材に直接成形・固定することに
よって予備焼結及び組付の各工程を省略し、本焼結のみ
を後工程とする接合型カムシャフトの製造方法が検討さ
れている。
そして、このような圧粉成形体を軸材に直接成形・固定
する方法としては、いわゆる、通常の金型構成を用いた
プレス成形による方法が試みられているものの、製品形
状、金型構造等の制約から、通常の金型構成を用いて1
つの軸材に複数の圧粉成形体を直接成形・固定すること
が困難であり、軸材に1つの圧粉成形体を直接成形・固
定する方法(例えば、特開昭5.6−112404号)
が提案されているのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のような従来の技術の現状に鑑み、本発明が解決し
ようとする問題点は、最近試みられている通常の金型構
成を用いて圧粉成形体を軸材に直接成形・固定した後、
加熱焼結して外周部に別部材を配設させた軸部材を製造
する方法においては、圧粉成形体を軸材に直接成形・固
定することによって予備焼結及び組付の各工程を省略で
きる利点i、    はあるものの、製品形状、金型構
造等の制約から、1つの軸材の外周部に複数の圧粉成形
体を任意の部位に直接成形・固定することが困難である
ばかりでなく、上述のような従来の軸材への圧粉成形体
の直接成形・固定方法においては、非点対称形状の圧粉
成形体を異なった位相をなして軸材に直接成形・固定す
ることができないということである。
従って、本発明の技術的課題とするところは、金型構成
を用いた軸材への圧粉成形体を直接成形・固定する方法
でありながら、充填された粉末冶金用金属粉末原料を圧
粉成形する成形ダイスを縦分割構造の成形ダイスとして
、1つの軸材に複数の圧粉成形体を軸材の任意の部位に
直接成形・固定可能とすることにより、別部材としての
圧粉成形体の予備焼結及び組付の各工程を省略して、安
価かつ生産性に優れた軸部材への圧粉成形体の直接成形
・固定を可能とするばかりでなく、軸材の一端にU字溝
等の凹形状部もしくは凸形状部を形成させると同時に、
軸材を装着する軸材装着部材の少なくとも一方を回転駆
動装置に連結させて回転移動自在とするとともに、その
軸材装着部材の一端に上記軸材に形成された凸形状部も
しくは凹形状部に係合するような凹形状部もしくは凸形
状部を形成させることによって、非点対称形状の圧粉成
形体を軸材に異なった位相をなして直接成形・固定する
ことを可能とすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような従来の技術における問題点に鑑み、本発明に
おける従来の技術の問題点を解決するための手段は、一
端にU字溝等の凹形状部もしくは突起部等の凸形状部の
形成された軸材を使用して、中心部に垂直をなして設け
られた軸材挿入孔内の下部もしくは下部及び上部に、そ
の一端に上記軸材の一端に形成された凹形状部もしくは
凸形状部と係合するように形成された凸形状部もしくは
凹形状部により回転移動自在とされるとともに、上下移
動自在とされた軸材装着部材に軸材を装着する工程と、 上記軸材における圧粉成形体を直接成形・固定すべき部
位に適合させて、型合わせ状態においては軸材を把持す
る部位の設定と軸材との間に粉末冶金用金属粉末原料を
充填するための底付き筒形状キャビティを郭定するとと
もに、縦分割された状態においては圧粉−成形体の直接
成形・固定された軸部材を回転移動及び上下移動自在と
するように、縦分割構造の成形ダイスを配置・固定する
工程と、 上記底付き筒形状キャビティに粉末冶金用金属粉末原料
を充填する工程と、 充填された粉末冶金用金属粉末原料を、上記縦分割構造
の成形ダイスの底付き筒形状キャビティの底面と上パン
チとにより圧粉成形して、圧粉成形体を軸材に直接成形
・固定する工程と、上述のようにして圧粉成形体を軸材
に直接成形・固定した後、縦分割構造の成形ダイスを縦
分割して、油圧シリンダ等の上下移動手段により上下移
動自在とされた軸材装着部材によって、軸材を次の圧粉
成形体の直接成形・固定部位まで移動させるとともに、
回転駆動手段により回転移動自在とされた軸材装着部材
によって軸材を任意の位相をなして停止・固定する工程
と、 上述の一連の軸材への圧粉成形体の直接成形・固定工程
を繰り返すことによって、軸材に任意の。
個数の圧粉成形体を任意の部位に異なった位相をなして
直接成形・固定することを特徴とする軸材への圧粉成形
体の直接成形・固定方法、及び、軸材への圧粉成形体の
直接成形・固定された軸部材を製造するための軸材への
圧粉成形体の直接成形・固定装置であって、 一端にU字溝等の凹形状部もしくは突起部等の凸形状部
の形成された軸材を使用し、 中心部に垂直をなして設けられた軸材挿入孔内の下部も
しくは下部及び上部に、その一端に上記軸材の一端に形
成された凹形状部もしくは凸形状部と係合するように形
成された凸形状部もしくは凹形状部により9回転駆動装
置に連結されるとともに、上下移動自在とされるように
上下駆動装置に連結された軸材装着部材と、 上記軸材における圧粉成形体を直接成形・固定すべき部
位に適合させて、型合わせ状態において)、・、   
 、、工やおイ、□イヶ。、よ工よ。エフよ冶金用金属
粉末原料を充填するための底付き筒形状キャビティを郭
定するとともに、縦分割された状態においては圧粉成形
体の直接成形・固定された軸材を、回転移動及び上下移
動自在とするように、縦分割可能とされた縦分割構造の
成形ダイスと、 上記縦分割構造の成形ダイスに対して回転駆動装置と対
向する側に成形ダイス固定のために配設されたブロック
には、圧粉成形体が直接成形・固定された軸部材を遊挿
可能とする軸部材挿入空間を有することを特徴とする軸
材への圧粉成形体の直接成形・固定装置からなっている
〔作用〕
以下、本発明の作用について説明する。
本発明において、一端にU字溝等の凹形状部もしくは突
起部等の凸形状部の形成された軸材を使用することとし
ているのは、回転駆動装置に連結された軸材装着部材の
一端に形成された凸形状部もしくは凹形状部と係合させ
ることによって、軸1: 材を回転移動自在として非点対称形状の圧粉成形体を、
軸材に異なった位相をなして直接成形・固定することを
可能とするためである。
本発明において、中心部に垂直をなして設けられた軸材
挿入孔内の下部もしくは下部及び上部に、その一端に上
記軸材の一端に形成された凹形状部もしくは凸形状部と
係合するように形成された凸形状部もしくは凹形状部に
より回転移動自在とされるとともに、上下移動自在とさ
れた軸材装着部材に軸材を装着することとしているのは
、圧粉成形体を直接成形・固定された軸部材を製造する
ための軸材を所定の部位に装着するとともに、軸材にお
ける圧粉成形体の直接成形・固定する部位を任意に設定
可能とするためである。
また、本発明において、軸材における圧粉成形体を直接
成形・固定すべき部位°に適合させて、型合わせ状態に
おいては軸材を把持する部位の設定と軸材との間に粉末
冶金用金属粉末原料を充填するための底付き筒形状キャ
ビティを郭定するとともに、縦分割された状態において
は圧粉成形体の直接成形・固定された軸部材を回転移動
及び上下移動自在とするように、縦分割構造の成形ダイ
スを配置・固定することとしているのは、成形ダイスを
縦分割構造の成形ダイスとすることによって、既に圧粉
成形体を直接成形・固定された軸部材の回転移動及び上
下移動を容易なものとし、複数の圧粉成形体の直接成形
・固定された軸部材の製造を容易なものとするためであ
る。
また、本発明において、充填された粉末冶金用金属粉末
原料を、上記縦分割構造の成形ダイスの底付き筒形状キ
ャビティの底面と上パンチとにより圧粉成形して、圧粉
成形体を軸材に直接成形・固定することとしているのは
、縦分割構造の成形ダイスを用いることにより、圧粉成
形後の軸材に圧粉成形体が直接成形・固定された軸部材
の回転移動及び上下移動、並びに、抜き出しを容易なも
のとするためである。
また、本発明において、圧粉成形体を軸材に直接成形・
固定した後、縦分割構造の成形ダイスを縦分割して、油
圧シリンダ等の上下移動手段により上下移動自在とされ
た軸材装着部材によって、軸材を次の圧粉成形体の直接
成形・固定部位まで移動させるとともに、回転駆動手段
により回転移動自在とされた軸材装着部材によって軸材
を任意の位相をなして停止・固定することとしているの
は、金型を回転させることなく軸材に任意の個数の非点
対称形状の圧粉成形体を任意の部位に任意の位相をなし
て直接成形・固定することを可能とするためである。
また、本発明において、上述の一連の圧粉成形体の直接
成形・固定工程を、1つの軸材に繰り返すこととしてい
るのは、1つの軸材に任意の個数の圧粉成形体を直接成
形・固定させるためである。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
なお、この実施例において、軸材として中空軸材1aを
使用した例に基づいて説明する。
また、この実施例においては、中空軸材1aの%、  
  −m&″U11゛<ff!、tj、8h゛[I&:
i51に![fj16°゛連結された上部軸材装着部材
5の下端に凸形状の突起部5aを形成させた例について
説明する。
第4図は、この実施例により非点対称形状の圧粉成形体
2を直接成形・固定させた中空軸部材1を製造するため
に、全体組付した金型構成の1例を示す図である。
この図において、非点対称形状の圧粉成形体2を直接成
形・固定すべき中空軸材1aには、上端部にU字溝1b
が形成されている。
また、上部軸材装着部材5は上部がプレスラム面22に
固定され回転駆動装置10から回転運動が伝達されると
ともに、その上部軸材装着部材5の下端には上記中空軸
材1aの上端に設けられたU字溝1bに係合するような
突起部5aが設けられている。
一方、中空軸材1aの下端は下部軸材装着部材7に装着
され、この下部軸材装着部材7は油圧シリンダ20に連
結されており中空軸材1a上下移動自在としている。
また、縦分割構造の成形ダイス3は、油圧シリンダ19
a、19bによりブロック8上を摺動移動可能とされた
縦分割構造となっている。
次に、第5図に基づいて、中空軸材1aを上部軸材装着
部材5により回転移動自在とする回転駆動機構6につ心
1てさらに詳しく説明する。
この図において、1は中空軸部材+  laは中空軸材
、2は圧粉成形体、3は縦分割構造の成形ダイス+3a
は粉末冶金用金属粉末原料23を充虜するための底付き
筒形状キャビティ、4は上パンチ、5は上部軸材装着部
材、5aは突起部、5bは回転駆動装置10から上部軸
材装着部材5に回転運動を伝達するために設けられた摺
動用溝、7は下部軸材装着部材、8はブロック、9は既
に圧粉成形体2の直接成形・固定された中空軸部材1を
遊挿可能とされた軸部材挿入空間、10は回転駆動装置
、lla、flbは上記回転駆動装置10から回転運動
を伝達して上部軸材装着部材5を回転移動自在とさせる
だめの回転駆動用ギア、12は上部軸材装着部材5を回
転させるための回転駆動用チェーン、13は駆動用ギア
の固定部材。
14は上部軸材装着部材5を回転させるための突起部、
15は駆動用ギアの固定部材13を固定するためのリテ
ーナ、16は上型ホルダー、17はシリンダ、18は上
パンチリテーナ、198.19bは縦分割構造の成形ダ
イス3を縦分割するための油圧シリンダ、20は下部軸
材装着部材7を上下移動自在とするための油圧シリンダ
、21はブロック、22はプレスラム面である。
そして、上部軸材装着部材5を回転させるための突起部
14を内径側に圧入等の嵌合手段により取付けた駆動用
ギアllbは上型ホルダ−16内面のりテーナ15によ
り、回転自在に取付けられた固定部材13の外周部に組
付けられている。
なお、駆動用ギアllbと固定部材13は圧入等による
固定状態であってもよく、回転移動可能状態であっても
よい。
さらに、突起部14は上部軸材装着部材5の外周部に加
工された摺動用溝5bに遊嵌されており、上部軸材装着
部材5の上下移動を可能としている。
第1図は、この実施例により圧粉成形体2が直接成形・
固定された中空軸部材1を製造するための実施例である
金型構造の1例における中空軸材1aへの非点対称形状
の圧粉成形体2を直接成形・固定・を終了し、上バンチ
5を上昇させた状態を示す図である。
第1図において、■は中空軸部材、laは中空軸材、2
は圧粉成形体、3は縦分割構造の成形ダイス、3aは粉
末冶金用金属粉末原料23を充填するための底付き筒形
状キャビティ、4は上パンチ、5は上部軸材装着部材、
5aは突起部、6は回転駆動機構、7は下部軸材装着部
材、8はブロック、9は軸部材挿入空間である。
そして、回転駆動機構6は上方において図示されないプ
レスラム面に保持固定されるとともに、下方には内部形
状寸法を中空軸材1aの外周部形状寸法に適合された上
パンチ4が固定されている。
また、ブロック8は下方において図示されない下部ブロ
ック等に固定されるとともに、上方には縦分割構造の成
形ダイス3が摺動移動可能に固定)“□      さ
れている。
□’     +L”i:、ワ、。778よ6.3.1
□ゎ、オ割構造の成形ダイス3は型合わせ状態では、縦
分割構造の成形ダイス3の下部により中空軸材1aを把
持するとともに、縦分割構造の成形ダイス3の上部と中
空軸材1aとによって、粉末冶金用金属粉末原料23を
充填すべき底付き筒形状キャビティ3aに充填された粉
末冶金用金属粉末原料23が、上パンチ4と縦分割構造
の成形ダイス3の底付き筒形状キャビティ3aの底面と
によって圧粉成形され、圧粉成形体2が中空軸材1aに
直接成形・固定されるのである。
次に、第1図及び第2図に基づいて、この実施例による
圧粉成形体2を直接成形・固定させた中空軸部材lの製
造工程を説明する。
第1図において、まず、上下軸材装着部材5及び7に装
着された中空軸材1aは、回転駆動機構6に連結された
上部軸材装着部材5により回転移動自在とされるととも
に、下方に配設された油圧シリンダ20により上下移動
自在とされている。
そして、上部軸材装着部材5及び下部軸材装着    
 1.。
部材7により、中空軸材1aにおける圧粉成形体2の直
接成形・固定すべき部位に対応させてブロック8上に載
置された縦分割構造の成形ダイス3を型合わせして固定
し、縦分割構造の成形ダイス3の下部により中空軸材1
aを把持するとともに、縦分割構造の成形ダイス3の上
部と中空軸材1aとによって郭定される底付き筒形状キ
ャビティ3aに粉末冶金用金属粉末原料23を充填する
のである。
ついで、上バンチ4を下降させブロック8上に載置・固
定された縦分割構造の成形ダイス3における底付き筒形
状キャビティ3aに充填された粉末冶金用金属粉末原料
23を底付き筒形状キャビティ3aの底面との間で圧粉
成形して、圧粉成形体2を中空軸材1aに直接成形・固
定するのである。
さらに、中空軸材1aに圧粉成形体2を直接成形・固定
した後、第2図に示すように上パンチ4を上昇させると
ともに、ブロック8上に載置された縦分割構造の成形ダ
イス3を縦分割して中空軸部材1の下方への移動を可能
とする。
最後に、中空軸材1aの装着された上下軸材装着部材5
.7を下降させることによって、中空軸材1aにおける
次の圧粉成形体2の直接成形・固定部位にまで上下移動
及び回転移動させるのである。
上述の工程を繰り返すことによって、中空軸材laに複
数の非点対称形状の圧粉成形体2を任意の部位に任意の
位相をなして直接成形・固定することができるのである
このようにして、中空軸材1aに圧粉成形体2を直接成
形・固定した中空軸部材1の1例を第3図に示す。
なお、第3図(alは、この実施例により製造された中
空軸部材1の正面図、第3図(b)は第3図(a)のA
−A断面図である。
〔発明の効果〕
以上により明らかなように、本発明にかかる軸材への圧
粉成形体の直接成形・固定方法及びその装置によれば、
金型構成を用いた軸材への圧粉成形体を直接成形・固定
する方法でありながら、充填された粉末冶金用金属粉末
原料を圧粉成形する成形ダイスを縦分割構造の成形ダイ
スとして、1つの軸材に複数の圧粉成形体を軸材の任意
の部位に直接成形・固定可能とすることにより、別部材
としての圧粉成形体の予備焼結及び組付の各工程を省略
して、安価かつ生産性に優れた軸材への圧粉成形体の直
接成形・固定を可能とするばかりでなく、軸材の一端に
U字溝等の凹形状部もしくは凸形状部を形成させると同
時に、軸材を装着する軸材装着部材の少なくとも一方を
回転駆動装置に連結させて回転移動自在とするとともに
、その軸材装着部材の一端に上記軸材に形成された凸形
状部もしくは凹形状部に係合するような凹形状部もしく
は凸形状部を形成させることによって、非点対称形状の
圧粉成形体を軸材に異なった位相をなして直接成形・固
定することを可能とすることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
1、、(第1図は、この実施例により圧粉成形体を直接
成形・固定させた中空軸部材を製造するために、金型構
造の1例における中空軸材への非点対称形状の圧粉成形
体を直接成形・固定を終了し、上パンチを上昇させた状
態を示す図。 第2図は、この実施例により圧粉成形体が直接成形・固
定された軸部材を製造するために、実施例における金型
構造の1例における中空軸材への非点対称形状の圧粉成
形体を直接成形・固定を終了し、上パンチを上昇させた
後、縦分割構造の成形ダイスを縦分割した状態を示す図
。 第3図は、この実施例により製造された中空軸部材lの
、(alは正面図、(b)は第3図(a)のA−A断面
図。 第4図は、この実施例により非点対称形状の圧粉成形体
を直接成形・固定させた軸部材を製造するために、全体
組付した金型構成の1例を示す図。 第5図は、中空軸材を上部軸材装着部材により回転移動
自在とする回転駆動装置を示す図である。 1・−・−中空軸部材。 1a−・−中空軸材。 2−・−圧粉成形体。 3−−−−−一成形ダイス。 3a−・−一一一底付き筒形状キャビティ。 4・−一一一一上パンチ。 5−・・−上部軸材装着部材。 5a−・−突起部。 5b・−・−摺動用溝。 6−・一回転駆動機構。 7・−一一一一下部軸材装着部材。 8・−・−ブロック。 9−・−軸部材挿入空間。 10−・一回転駆動装置。 11 a、  1 l b・−−−−駆動用ギア。 12・・−・−駆動用チェーン。 13−m−・−・駆動用ギア固定部材。 14−−・・−突起部。 15−・−一一一リテーナ。 16・−−〜−−上型ホルダ。 17−・・−シリンダ。 18−・・・−・上バンチリテーナ。 19a、19b・・・・・−シリンダ。 20−一一一・−シリンダ。 21−−−−−−ブロック。 22−m−・−プレスラム面。 23−−一−・−粉末冶金用金属粉末原料。 出願人  トヨタ自動車株式会社 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一端にU字溝等の凹形状部もしくは突起部等の凸形
    状部の形成された軸材を使用し、 中心部に垂直をなして設けられた軸材挿入孔内の下部も
    しくは下部及び上部に、その一端に上記軸材の一端に形
    成された凹形状部もしくは凸形状部と係合するように形
    成された凸形状部もしくは凹形状部により回転移動自在
    とされるとともに、上下移動自在とされた軸材装着部材
    に軸材を装着する工程と、 上記軸材における圧粉成形体を直接成形・固定すべき部
    位に適合させて、型合わせ状態においては軸材を把持す
    る部位の設定と軸材との間に粉末冶金用金属粉末原料を
    充填するための底付き筒形状キャビティを郭定するとと
    もに、縦分割された状態においては圧粉成形体の直接成
    形・固定された軸部材を回転移動及び上下移動自在とす
    るように、縦分割構造の成形ダイスを配置・固定する工
    程と、 上記底付き筒形状キャビティに粉末冶金用金属粉末原料
    を充填する工程と、 充填された粉末冶金用金属粉末原料を、上記縦分割構造
    の成形ダイスの底付き筒形状キャビティの底面と上パン
    チとにより圧粉成形して、圧粉成形体を軸材に直接成形
    ・固定する工程と、 上述のようにして圧粉成形体を軸材に直接成形・固定し
    た後、縦分割構造の成形ダイスを縦分割して、油圧シリ
    ンダ等の上下移動手段により上下移動自在とされた軸材
    装着部材によって、軸材を次の圧粉成形体の直接成形・
    固定部位まで移動させるとともに、回転駆動手段により
    回転移動自在とされた軸材装着部材によって軸材を任意
    の位相をなして停止・固定する工程と、 上述の一連の軸材への圧粉成形体の直接成形固定工程を
    繰り返すことによって、軸材に任意の個数の圧粉成形体
    を任意の部位に異なった位相をなして直接成形・固定す
    ることを特徴とする軸材への圧粉成形体の直接成形・固
    定方法。 2、軸材への圧粉成形体の直接成形・固定された軸部材
    を製造するための軸材への圧粉成形体の直接成形・固定
    装置であって、 一端にU字溝等の凹形状部もしくは突起部等の凸形状部
    の形成された軸材を使用し、 中心部に垂直をなして設けられた軸材挿入孔内の下部も
    しくは下部及び上部に、その一端に上記軸材の一端に形
    成された凹形状部もしくは凸形状部と係合するように形
    成された凸形状部もしくは凹形状部により回転駆動装置
    に連結されるとともに、上下移動自在とされるように上
    下駆動装置に連結された軸材装着部材と、 上記軸材における圧粉成形体を直接成形・固定すべき部
    位に適合させて、型合わせ状態においては軸材を把持す
    る部位の設定と軸材との間に粉末冶金用金属粉末原料を
    充填するための底付き筒形状キャビティを郭定するとと
    もに、縦分割された状態においては圧粉成形体の直接成
    形・固定された軸材を、回転移動及び上下移動自在とす
    るように、縦分割可能とされた縦分割構造の成形ダイス
    と、 上記縦分割構造の成形ダイスに対して回転駆動装置と対
    向する側に成形ダイス固定のために配設されたブロック
    には、圧粉成形体が直接成形・固定された軸部材を遊挿
    可能とする軸部材挿入空間を有することを特徴とする軸
    材への圧粉成形体の直接成形・固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104741606A (zh) * 2015-03-31 2015-07-01 龙岩市泰美耐磨合金有限公司 一种金属粉末压坯成型装置

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