JPS61106288A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は印字装置に係り、更に詳しくは印字用の部材を
搭載したキャリッジを有する印字装置に関する。

［従来技術］ 電子タイプライタやコンピュータシステムの出力装置等
として用いられる印字装置は印字用紙に対して往復運動
するキャリッジを有する。これらのキャリッジには印字
ヘッドその他の印字用部材が搭載され印字時には、指令
通り自由に動けるように束縛を受けず、また持ち運び等
の輸送時には、揺れや傾き等によってキャリッジがガイ
ドレールの端部での衝突により破損しないように、キャ
リッジを固定しておく必要がある。　　従来このような
輸送時のためのキャリッジ固定方法としてはその都度キ
ャリッジ自体をビスで下ケースに固定するか、キャリッ
ジを動けないようにする固定金具を付ける等の方法を用
いてきた。

しかし、これらは全て人為的に行なうため、機器使用時
でキャリ・ンジを固定させない時には固定のためのビス
あるいは、固定金具をはずして保管しておき、また輸送
時にはキャリッジを固定させるために、前記ビスあるい
は固定金具を取り付けるための作業を行なわなければな
らないといった煩わしさが伴なった。

［目　的］ 本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、電源スイッチと連動させ、機器使用時すな
わち機器の電源スイッチＯＮ時には自動的にキャリッジ
の固定がはずされ、機器の輸送時等電源スイッチがＯＦ
Ｆの時には、永久磁石の吸引作用で取り扱い者が無意識
のうちにキャリッジが固定されてしまい、キャリッジの
固定及び固定解除のための取り扱い者への煩わしさを省
き、またキャリッジ固定あるいは固定解除といった作業
を取り扱い者が忘れても、損傷が生じなくなる印字装置
を提供することを目的としている。

［実施例］ 以下１図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

以下の実施例としてはキャリッジ駆動をリニアパルスモ
ータで行ない、印字をディジーホイール及びハンマで行
なう電子タイプライタを例示する。

この種の電子タイプライタの外観を第１図に示す０図示
の電子タイプライタは、キーボード１に配列したキーの
操作により、キャリッジ２に搭載した活字ホイール５に
設けた活字５ａを、その裏側から印字ハンマユニット６
中のハンマ６ａによりインクリボンを介し、プラテン３
に向かって打撃することにより、プラテン３に沿って導
かれる印字用紙４に印字を行なう。

第２図および第３図に示すようにキャリッジ２はプラテ
ン３に平行に配置したスケールレール８上を、キャリッ
ジ２の下部に設けたがガイドローラ９と、リニアパルス
モータスライダ１０とによって左右に移動する。

このキャリッジ２のプラテン３に対向した部分には活字
ホイール５及び印字ハンマユニット６から成る印字２機
構を設けており、その印字機構の後方にはインクリボン
７ａを収納すると共に、活字ホイール５の前面に展張さ
せたインクリボンカセット７を搭載している。

このキャリッジ２の移動機構として、下台１１の下部に
「コ」の字状のヨーク（図示省略）及びそのヨークに巻
回したコイル（図示省略）などから成るリニアパルスモ
ータスライダ１０を設けて、ガイドローラ９により、溝
、を等間隔に配した磁性体より成るスケールレール８に
対して一定の間隔を保った状態にて、移動し得るように
してリニアパルスモータを構成しである。

このリニアパルスモータは、キーボードエからの入力信
号を受けた制御回路部が駆動回路に動作命令を与え、動
作命令を受けた駆動回路により、リニアパルスモータが
規定のパターンに励磁され、磁界を発生させることによ
り、キャリッジをスケールレール８上で左右に移動させ
る。

従って、印字動作を行なう時には、リニアパルスモータ
に搭載されたキャリッジが制御回路の動作命令通りに移
動するために、キャリッジを固定状態から開放しておか
なければならない。

次に、この様な機構を採用したキャリッジを機器未使用
時には固定し、機器使用時には固定を解除するための本
発明になるキャリッジストッパーについて説明する。

この機構は第４図に示すように、キャリッジ２の動作端
、例えばホームポジション側に設けられた永久磁石１８
と、この永久磁石１８とキャリッジ２との間に位置し、
永久磁石１８と対向した位置に開口部１５を有する仕切
板１６と、キャリッジ２の永久磁石１８と対向する側面
に固定された磁性材である鉄片１４と、磁気シールドシ
ャッタ１７とから構成されている。

磁気シールドシャッタ１７は永久磁石１８と仕切板１６
との間に位置し、第５図に示すように、電源スイッチ２
０と連動する電磁石１９により開閉させることができる
構造となっている。

すなわち、磁気シールドシャッタ１７はスプリング２１
により開口部１５を開く方向に付勢されており、電源が
ＯＮとなった場合にそのプランジャＬ９ａを突出させ、
スプリング２１の弾発力に抗して開口部１５を閉塞する
ように磁気シールド板１７を押動させ、永久磁石１８の
磁界を遮断し、鉄片１４に対する永久磁石の吸引力をな
くし、キャリッジ２を自由にする。

一方、装置の非使用時、即ち電源オフの時は磁気シール
ドシャッタ１７を第４図に示すように上方に移動させ、
開口部１５を開き、永久磁石１８の磁界が鉄片１４を吸
引し、キャリッジ２を移動しないようにロックすること
ができる。

このような構造を採用すると、電源スイッチＯＦＦ時に
は、このキャリッジストッパーは、永久磁石１８の起磁
力によって、鉄片１４等を吸引する効果を発生し、電源
スイッチ０８時には永久磁石１８は磁気シールドシャッ
タ１７によりその磁界が遮断され、キャリッジを自由に
する動作を自動的に行なうことができる。

尚、上述した実施例ではキャリー、ジがリニアパルスモ
ータで駆動され、印字をディジーホイール及びハンマで
行なう電子タイプライタを引用して説明を行なったが、
以上のような電子タイプライタ−に限らず、印字部品を
搭載したキャリッジを有する印字装置一般に、本発明が
適用できることは言うまでもない。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、記録
装置使用時、すなわち記録装置の電源ＯＮ時には自動的
にキャリッジの固定が解除され、電源を切って記録装置
の未使用時にはキャリッジが固定され、記録装置の取り
扱い者が、その都度キャリッジの固定あるいは固定解除
を考慮する必要がない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するもので、第１図は本発
明が適用される電子タイプライタの外観斜視図、第２図
は電子タイプライタのキャリッジ部分を拡大して示す斜
視図、第３図はそのキャリッジの内部の詳細構成を示す
斜視図、第４図および第５図はキャリッジス）　−／パ
ーの縦断側面図および正面図である。 ２・・・キャリッジ　　　３・・・プラテン４・・・印
字用紙　　　　１４・・・鉄片１６・・・仕切板 １７・・・磁気シールドシャッタ １８・・・永久磁石 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字用の部材を搭載し、プラテンに沿って往復移動する
   キャリッジを有する印字装置において、キャリッジの一
   部に磁性材を固定し、この磁性材に対応してキャリッジ
   の動作端に永久磁石を設け、この永久磁石のキャリッジ
   に寄った側の近傍には装置の電源スイッチと連動し、電
   源ＯＮの状態で永久磁石の磁界を遮閉する磁気シールド
   シャッタを設けたことを特徴とする印字装置。