JPS61105356A - 無段変速機の変速制御弁 - Google Patents

無段変速機の変速制御弁

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JPS61105356A
JPS61105356A JP22671184A JP22671184A JPS61105356A JP S61105356 A JPS61105356 A JP S61105356A JP 22671184 A JP22671184 A JP 22671184A JP 22671184 A JP22671184 A JP 22671184A JP S61105356 A JPS61105356 A JP S61105356A
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spool
boat
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oil
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Masaki Nakano
正樹 中野
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重明 山室
Yoshihisa Anpo
安保 佳寿
Haruyoshi Hisamura
春芳 久村
Hiroyuki Hirano
弘之 平野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、無段変速機の変速制御弁に関するものである
(ロ)従来の技術 一般にVベルト式無段変速機では、2つのプーリのシリ
ンダ室への油圧の配分を調節することにより両プーリの
みぞ間隔を変え、変速比を制御する。上記のように油圧
の配分を制御するために変速制御弁が用いられる。この
ような従来の無段変速機の変速制御弁としては、例えば
特開昭59−77155号公報に示されるものがある。
これに示される変速制御弁は、スプールのランドの端部
をテーバ状に縮径させ(すなわち、円筒状のランドに円
すい状の面取りを設けた形状とし)、この円すい状部と
弁穴との間のすきまを通してプーリシリンダ室へ供給す
る油を調節するようにしである。従って、油はランドの
円すい状部と弁穴との間の非常に狭いすきまを通って流
れることになる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の変速制御弁では、スプール
の円すい状部と弁穴との間のすきまにごみ等の異物がか
み込み、スプールが円滑に移動しなくなる場合があると
いう問題点があった。すなわち、変速比が一定の場合に
はスプールの位置もほぼ一定であり、油は円すい状部と
弁穴との間の非常に狭いすきまを通って流れ、油の中に
含まれていたごみ等がすきまの最も狭い部分にひっかか
ってしまい、次いでスプールがすきまを通る流れを減少
させる方向に移動すると、ごみ等が断面くさび状のすき
まにくい込んでしまう、このため、テーパ状の円すい部
を有する変速制御弁のスプールは非常に高い頻度でバル
ブスティックを発生する0本発明は、上記のような問題
点を解決し、スプールが円すい状部を有していてもバル
ブスティックが発生しない無段変速機の変速制御弁を得
ることを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、スプールのランドと弁穴との間のすきまが最
も小さくなっている部分に隣接してごみ等をためるため
の円周方向のみぞを設けることにより、上記目的を達成
する。すなわち、本発明による無段変速機の変速制御弁
には、ランドの弁穴とのすきまが軸方向に連続的に変化
する部分の最もすきまが小さい位置に隣接して円周方向
のみぞが設けられている。
(ホ)作用 上記のような構成とすることにより、ランドの軸方向に
連続的に形状が変化する部分である例えば円すい状部と
弁穴との間のすきまを通って油が流れる際に、油中に含
まれていたごみ等はみぞ内に入る。みぞ内にごみが入っ
た状態でスプールが移動したとしても、ごみはみぞ内に
あるのでくさび状のすきまにくい込むことはない、また
、みぞ内のごみはスプールが移動してみぞが弁穴の油み
ぞ部分にきたときに多量に流れる油によって洗い流され
る。従って、多量のごみがみぞ内にたまることはない。
(へ)実施例 Th第2図に無段変速機の動力伝達機構を示す、エンジ
ン10の出力軸10aに対して流体伝動装置であるフル
ードカップリング12が連結されている。フルードカッ
プリング12は、ロックアツプ機構付きのものであり、
ロックアツプ油室12aの油圧゛を制御することにより
、入力側のポンプインペラー12bと出力側のタービン
ランナー12Cとを機械的に連結し又は切り離し可能で
ある。フルードカップリング12の出力側は回転軸13
と連結されている0回転軸13は前後進切換機構15と
連結されている0前後進切換機構15は、遊星歯車機構
17、前進用クラッチ40、及び後進用ブレーキ50を
有している。遊星歯車機構17は、サンギア19と、2
つのピニオンギア21及び23を有するピニオンキャリ
ア25と、インターナルギア27と、から成っている。
2つのピニオンギア21及び23は互いにかみ合ってお
り、ピニオンギア21はサンギア19とかみ合っており
、またピニオンギア23はインターナルギア27とかみ
合っている。サンギア19は常に回転軸13と一体に回
転するように連結されている。ピニオンキャリア25は
前進用クラッチ40によって回転軸13と連結可能であ
る。また、インターナルギア27は後進用ブレーキ50
によって静止部に対して固定可能である。ピニオンキャ
リア25は回転軸13の外周に配置された駆動軸14と
連結されている。駆動軸14には駆動プーリ16が設け
られている。駆動プーリ16は、駆動軸14と一体に回
転する固定円すい板18と、固定円すい板18に対向配
置されてV字状プーリみぞを形成すると共に駆動プーリ
シリンダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸
方向に移動可能である可動円すい板22と、から成って
いる。なお、駆動プーリシリンダ室20は、室20a及
び20bの2室から成っており、後述する従動プーリシ
リンダ室32の2倍の受圧面積を有している。駆動プー
リ16はVベルト24によって従動プーリ26と伝動可
能に結合されている。従動プーリ26は、従動軸28上
に設けられている。従動プーリ26は、従動軸28と一
体に回転する固定円すい板30と、固定円すい板30に
対向配置されてV字状プーリみぞを形成すると共に従動
プーリシリンダ室32に作用する油圧によって従動軸2
8の軸方向に移動可能である可動円すい板34と、から
成っている。これらの駆動プーリ16、Vベルト24及
び従動プーリ26により、■ベルト式無段変速機構29
が構成される。従動軸28には駆動ギア46が固着され
ており、この駆動ギア46はアイドラ軸52上のアイド
ラギア48とかみ合っている。アイドラ軸52に設けら
れたピニオンギア54はファイナルギア44と常にかみ
合っている。ファイナルギア44には、差動装置56を
構成する一対のピニオンギア58及び60が取り付けら
れており、このピニオンギア58及び60と一対のサイ
ドギア62及び64がかみ合っており、サイドギア62
及び64はそれぞれ出力軸66及び68と連結されてい
る。
上記のような動力伝達機構にエンジン10の出力軸10
aから入力された回転力は、フルードカップリング12
及び回転軸13を介して前後進切換機構15に伝達され
、前進用クラッチ40が締結されると共に後進用ブレー
キ50が解放されている場合には一体回転状態となって
いる遊星歯車機構17を介して回転軸13の回転力が同
じ回転方向のまま駆動軸14に伝達され、−男前進用ク
ラッチ40が解放されると共に後進用ブレーキ50が締
結されている場合には遊星歯車機構17の作用により回
転軸13の回転力は回転方向が逆になった状態で駆動軸
14に伝達される。駆動軸14の回転力は駆動プーリ1
6.Vベルト24、従動プーリ26、従動軸28.駆動
ギア46.アイドラギア48、アイドラ軸52.ピニオ
ンギア54及びファイナルギア44を介して差動装置5
6に伝達され、出力軸66及び68が前進方向又は後進
方向に回転する。なお、前進用クラッチ40及び後進用
ブレーキ50の両方が解放されている場合には動力伝達
機構は中立状態となる。上記のような動力伝達の際に、
駆動プーリ16の可動円すい板22及び従動プーリ26
の可動円すい板34を軸方向に移動させてVベルト24
との接触位置半径を変えることにより、駆動プーリ16
と従動プーリ26との回転比を変えることができる0例
えば、駆動プーリ16のV字状ブーりみぞの幅を拡大す
ると共に従動プーリ26のV字状プ一りみぞの幅を縮小
すれば、駆動プーリ16側のVベルトを接触位置半径は
小さくなり、従動プーリ26側のVベルトを接触位置半
径は大きくなり、結局大きな変速比が得られることにな
る。可動円すい板22及び34を逆方向に移動させれば
上記と全く逆に変速比は小さくなる。
次に、この無段変速機の油圧制御装置について説明する
。油圧制御装置は第1図に示すように。
オイルポンプ101、ライン圧調圧弁102、マニアル
弁104、変速制御弁106、調整圧切換弁108、変
速モータ110、変速操作機構112、スロットル弁1
14、一定圧調圧弁116、電磁弁l18、カップリン
グ圧調圧弁120、ロックアツプ制御弁122等から成
っている。
オイルポンプ101は、タンク130内の油をストーレ
ーナ131を介して吸引し、油路132に吐出する。油
路132の吐出油は、ライン圧調圧弁102のボート1
46b、146d及び146eに導かれて、後述のよう
にライン圧として所定圧力に調圧される。油路132は
、スロットル弁114のボート192c及び変速制御弁
106のボー) 172cにも連通している。また、油
路132は一定圧調圧弁116のボート204bにも連
通している。なお、油路132にはライン圧リリーフ弁
133が設けられており、これによってライン圧が異常
に高くならないようにしである。
マニアル弁104は、5つのボート134a、134b
、134c、134d及び134eを有する弁穴134
と、この弁穴134に対応した2つのランド136a及
び136bを有するスプール136とから成っている。
運転席のセレクトレバー(図示していない)によって動
作されるスプール136はP、R,N、D、Lレンジの
5つの停止位置を有している。ボート134a及び13
4eはドレーンボートであり、ポー1−134bは油路
142によって前進用クラッチ40と連通している。な
お、油路142には前進用クラッチ40に油圧を供給す
る場合にのみ絞り効果を有する一方向オリフイス143
が設けられている。またボート134cは油路140に
よってスロットル弁114のボート192b及び192
dと連通し、ボート134dは油路138によって後進
用ブレーキ50に連通している。なお、油路138には
後進用ブレーキ50に油圧を供給する場合にのみ絞り効
果を有する一方向オリフイス139が設けられている。
スプール136がP位置では、後述のスロットル弁11
4によって調圧される油路140のスロットル圧が加圧
されたボート134Cはランド136aによって閉鎖さ
れ、前進用クラッチ40は油路142を介して弁穴13
4のドレーンポート134aからドレーンされ、また、
後進用ブレーキ50は油路138を介してドレーンボー
ト134eからドレーンされる。スプール136がR位
置にあると、ボート134Cとボート134dとがラン
ド136a及び136b間において連通して、後進用ブ
レーキ50に油路140のスロットル圧が供給され、他
方、前進用クラッチ40はボー)134aを経てドレー
ンされる。スプール136がN位置にくると、ボート1
34cはランド136a及び136bによってはさまれ
て他のボートに連通ずる。ことができず、一方、ボート
134b及び134dは共にドレーンされるから、P位
置の場合と同様に後進用ブレーキ50及び前進用クラッ
チ40は共にドレーンされる。スプール136がD又は
L位置にあるときは、ボート134bとボートl 34
Cとがランド136a及び136bfj1において連通
して、前進用クラフチ40にスロットル圧が供給され、
他方、後進用ブレーキ50はボート134eを経てドレ
ーンされる。これによって、結局、スプール136がP
又はN位置にあるときには、#進用クラッチ40及び後
進用ブレーキ50は共に解放されて動力の伝達がし壱断
され1回転軸13の回転力が駆動軸14に伝達されず、
スプール136がR位置では後進用ブレーキ50が締結
されて出力軸66及び68は前述のように後進方向に駆
動され、またスプール136がD又はL位置にあるとき
には前進用クラッチ40が締結されて出力軸66及び6
8は前進方向に駆動されることになる。
なお、D位置及びL位置間には上述のように油圧回路上
ノよ何の相違もないが1両位置は電気的に検出されて異
なった変速パターンに応じて変速するように後述の変速
モータ110の作動が制御される。
ライン圧調圧弁102は、7つのボート146a、14
6b、146c、146d、146e、146f及び1
46gを有する弁穴146と、この弁穴146に対応し
て5つのランド148a、148b、148c、148
d及び148eを有するスプール148と、軸方向に移
動自在なスリーブ150と、スプール148とスリーブ
150との間に同心に設けられた2つのスプリング15
2及び154と、から成っている。スリーブ150は、
押圧部材158から第1図中で左方向の押圧力を受ける
ようにしである。押圧部材158はバルブボディに対し
て軸方向に移動可能に支持されており、他方の端部は駆
動プーリ16の可動円すい板22の外周に設けたみぞ2
2aにかみ合っている。従って、変速比が大きくなると
スリーブ150は図中左側に移動し、変速比が小さくな
るとスリーブ150は図中右側に移動する。2つのスプ
リング152及び154のうち、外周側のスプリング1
52は常に両端をそれぞれスリーブ150及びスプール
14J3に接触させて圧縮状態にあるが、内周側のスプ
リング154はスリーブ150が所定以上図中左方向に
移動してはじめて圧縮されるようにしである。ライン圧
調圧弁102のボート146aはドレーンボートである
。ボート146gにはスロットル圧回路である油路14
0からスロットル圧が供給されている。ボート146c
はドレーン回路である油路164に連通している。ボー
)146b、146d及び146eはライン圧回路であ
る油路132と連通している。ボート146fは油路1
65を介してカップリング調圧弁120のボート230
bと連通している。なお、油路165はオリフィス19
9を介してライン圧油路13ンと連通している。なお、
ボート146b及び146gの入口にはそれぞれオリフ
ィス166及び170が設けである。結局、このライン
圧調圧弁102のスプール148には、スプリング15
2による力(又はスプリング152及び154による力
)及びボート146gの油圧(スロットル圧)がランド
148d及び148e間の面積差に作用する力という2
つの左方向の力と、ランド148a及び148b間の面
積差に作用するボート146bの油圧(ライン圧)によ
る力という右方向の力とが作用するが、スプール148
はボート146dからボート146Cへの油の漏れ量及
びボー)146eからボート146fへの油の漏れ量を
m節して常に左右方向の力が平衡するようにボート14
6bのライン圧を制御する。従ってライン圧は、変速比
が大きいほど高くなり、またボート146gに作用する
スロットル圧が高いほど高くなる。このようにライン圧
を調節するのは、変速比が大きいほどプーリのVベルト
押付′力を大きくする必要があり、スロットル圧が高い
(すなわち、エンジン吸気管負圧が小さい)はどエンジ
ン出力トルクが大きいので油圧を上げてプーリのVベル
ト押圧力を増大させて摩擦による動力伝達トルクを大き
くするためである。
本発明が適用されている変速制御弁106は。
5つのボー)172a、172b、172c、172d
及び172eを有する弁穴172と、この弁穴172に
対応した3つのランド174a、174b及び174c
を有するスプール174と、スプール174を図中左方
向に押すスプリング175とから成っている。ボート1
72bは油路176を介して駆動プーリシリンダ室20
と連通しており、またボート172a及びボート172
eはドレーンボートである。なお、ボート172aの出
口にはオリフィス177が設けである。ボート172d
は油路179を介して従動プーリシリンダ室32と連通
している。ボート172cはライン圧回路である油路1
32と連通してライン圧が供給されている。スプール1
74の左端は後述の変速操作機構112のレバー178
のほぼ中央部にピン181によって回転自在に連結され
ている。ランド174bの軸方向断面は曲線形状としで
あるため、ボート172cに供給されるライン圧はボー
ト172bに流れ込むが、その一部はボート172a〜
排出されるので、ボート172bの圧力は流入する油と
排出される油の比率によって決定される圧力となる。従
って、スプール174が左方向に移動するに従ってボー
ト172bのライン圧側のすきまが大きくなり排出側の
すきまが小さくなるのでボート172bの圧力は次第に
高くなっていく、一方、ボート172dには通常はボー
)172cのライン圧が供給されている。
ボート172bの油圧は、油路176を介して駆動プー
リシリンダ室20へ供給され、またボート172dの油
圧は油路179を介して従動プーリシリンダ室32に供
給される。従って、スプール174が左方向に移動する
と、駆動プーリシリンダ室20の圧力は高くなって駆動
プーリ16のV字状プーリみぞの幅が小さくなり、他方
、従動ブー926のV字状プーリみぞの幅が大きくなる
すなわち、駆動プーリ16のVベルト接触半径が大きく
なると共に従動プーリ26のVベルト接触半径が小さく
なるので、変速比は小さくなる。逆にスプール174を
右方向に移動させると、上記と全く逆の作用により、変
速比は大きくなる。なお、ランド174b及びランド1
74cには、ごみをためてバルブスティックの発生を防
止するための円周方向のみぞ174m及び174nがそ
れぞれ設けられている。このみぞ174m及び174n
の作用については後述する。
変速操作機構゛112のレバー178は前述のようにそ
のほぼ中央部において変速制御弁106のスプール17
4とピン181によって結合されているが、レバー17
8の一端は前述の押圧部材158とピン183によって
結合されており、また他端はロッド182にピン185
によって結合されている。ロッド182はラック182
cを有しており、このラック182Cは変速モータ11
0のピニオンギア110aとかみ合っている。このよう
な変速操作機構112において、変速制御装置によって
制御される変速モータ110のピニオンギア1loaを
回転することにより、ロッド182を例えば図中右方向
に移動させると、レバー178はピン183を支点とし
て時計方向に回転し、レバー178に連結された変速制
御弁106のスプール174を右方向に動かす、これに
よって、前述のように、駆動プーリ16の可動円すい板
22は第1図中で左方向に移動して駆動プーリ16のV
字状ブーりみぞ間隔は大きくなり、同時にこれに伴なっ
て従動プーリ26のV字状プーリみぞ間隔は小さくなり
、変速比は大きくなる。レバー178の一端はピン18
3によって押圧部材158と連結されているので、可動
円すい板22の移動に伴なって押圧部材158が第1図
中で左方向に移動すると、今度はレバー178の他端側
のピン185を支点としてレバー178は時計方向に回
転する。このためスプール174は左方向に引きもどさ
れて、駆動プーリ16及び従動プーリ26を変速比が小
さい状態にしようとする。このような動作によってスプ
ール174、駆動プーリ16及び従動プーリ26は、変
速モータllOの回転位置に対応して所定の変速比の状
態で安定する。変速モータ110を逆方向に回転した場
合も同様である(なお、ロッド182は変速比最大値に
対応する位置を越えて更に図中で右側(オーバストロー
ク領域)へ移動可能であり、オーバストローク領域に移
動すると切換検出スイッチ298が作動し、この信号は
変速制御装置に入力される)、従って、変速モータ11
0を所定の変速パターンに従って作動させると、変速比
はこれに追従して変化することになり、変速モータ11
0を制御することによって無段変速機構の変速を制御す
ることができる。
変速モータ(以下の説明においては「ステップモータ」
という用語を使用する)110は、変速制御装置から送
られてくるパルス数信号に対応して回転位置が決定され
る。変速制御装置からのパルス数信号は所定の変速パタ
ーンに従って与えられる。
調整圧切換弁108は、その弁体を変速操作機構112
のロッド182と一体に形成しである。
すなわち、調整圧切換弁108はボート186a、18
6b、186c及び186dを有する弁穴186と、ロ
ッド182に形成したランド182a及び182bとか
ら成っている。ボート186aは油路188と連通して
いる。ボート186bは、油路190を介して電磁弁1
18と連通している。ボート186cは油路189と連
通している。ボート186clはドレーンボートである
通常はボート186aとボート186bとはランド18
2a及び182b間において連通しているが、ロッド1
82が変速比最大値に対応する位置を越えてオーバスト
ローク領域に移動したときにのみボート186aは封鎖
され、ボート186bとボート186Cとが連通ずるよ
うにしである。
スロットル弁114は、ボート192a、192b、1
92c、192d、192e、192f及び192gを
有する弁穴192と、弁穴192に対応した5つのラン
ド194a、194b、194c、194d及び194
eを有するスプール194と、スプール194に押力を
作用する負圧ダイヤフラム198とから成っている。負
圧ダイヤフラム198は、エンジン吸気管負圧が所定値
(例えば、300mmHg)よりも低い(大気圧に近い
)場合にスプール194に負圧に反比例した力を作用し
、エンジン吸気管負圧が所定値よりも高い場合には全く
力を作用しないようにしである。ボート192aはドレ
ーンボートであり、ボート192b及び192dはスロ
ットル圧回路である油路140と連通しており、ボート
192cはライン圧回路である油路132と連通してお
り、ボー)192e及び192fはドレーンボートであ
り、またボート192gは前述の油路189と連通して
いる。ボー)192b及びボート192gの入口にはそ
れぞれオリフィス202及び203が設けである。スプ
ール194には、ボー)192gの油圧がランド194
dとランド194eとの間の面積差に作用する力及び負
圧ダイヤフラム198による力という図中左向きの力と
、ランド194a及び194b間の面積差に作用するボ
ート192bの油圧による力という図中右向きの力とが
作用するが、スロットル弁114は上記両方向の力がつ
り合うようにボート192cのライン圧を圧力源としボ
ー)192eを排出ボートとして周知の調圧作用を行な
う、これによってボート192b及び192dにはボー
ト192gの油圧による力及び負圧ダイヤフラム198
による力に対応したスロットル圧が発生する。このよう
にして得られたスロットル圧は、エンジン吸気管負圧に
応じて調圧されるので、エンジン出力トルクに対応する
。すなわち、エンジン出力トルクが大きければ、スロッ
トル圧もこれに対応して高い油圧となる。なお、スロッ
トル圧は後述のようにボー)192gの油圧(調整圧)
によっても調整される。
一定圧調圧弁116は、ボート204a、204b、2
04C1204d及び204eを有する弁穴204と、
ランド206a及び206bを有す゛るスプール206
と、スプール206を図中左方向に押すスプリング20
8とから成っている。
ボート204 a、及び204cは油路209と連通し
ている。ボート204bはライン圧回路である油路13
2と連通している。ボート204d及び204eはドレ
ーンボートである。ボート204aの入口にはオリフィ
ス216が設けである。この一定圧調圧弁116は、周
知の調圧作用によりスプリング208の力に対応した一
定の油圧を調圧し、これを油路209に供給する機能を
有する。なお、油路209と前述の油路18g及び18
9とは、それぞれチョーク型絞り弁250及び252を
介して接続されている。また、油路209にはフィルタ
ー211が設けられている。
電磁弁118は、油路190の油のボート222への排
出量をスプリング225によって閉方向に付勢されたプ
ランジャ224aによって調節可能なソレノイド224
によって構成されている。
ソレノイド224は変速制御装置によってデユーティ比
制御され、その通電量に比例して油路190の油を排出
するため、油路190の油圧(調整圧)は通電量に反比
例して制御される。車両が停止したアイドリング状態に
おいては、ロッド182がオーバストローク領域に移動
し、調整圧切換弁108は第1図中で下半部に示す状態
にあり、油路1.90が油路189と連通し、電磁弁1
18によって得られる調整圧がスロットル弁114のボ
ート192gに作用する。これによって、スロットル圧
は前進用クラッチ16又は後進用クラッチ26をわずか
に締結する状態となるように制御される0発進前には常
にこのスロットル圧が前進用クラッチ16又は後進用ク
ラッチ26に供給されているので、所定のクリープトル
クを得ることができ、またN−D、N→Rセレクト時等
のショックも小さくなる0発進が開始されると直ちにス
ロットル圧は上昇し、前進用クラッチ16又は後進用ク
ラッチ26は完全に締結される。一方、通常走行時には
調整圧切換弁108は上半部に示すような状態となり、
油路190と油路188とが連通ずるため、調整圧によ
って後述のようにロックアツプ制御バルブ122の切換
えが制御可能となる。
カップリング圧調圧弁120は、ボート230a、23
0b、230c、230d、及び230eを有する弁穴
230と、ランド232a及び232bを有するスプー
ル232と、スプール232を図中左方向に押すスプリ
ング234とから成っている。ボー)230a及び23
0cは油路235と連通しており、ボート230bには
油路165からライン圧調圧弁102の排出油が供給さ
れ、またボート230d及び230eはドレーンボート
である。ボー)230aの入口にはオリフィス236が
設けである。このカップリング圧調圧弁120は、油路
185からボート230bに供給される油圧を油圧源と
してスプリング234の力に対応した一定の油圧(カッ
プリング圧)を調圧し、これを油路235に供給する機
能を有する。このカップリング圧がフル−ドカップリン
グ12の作動圧として使用され、またロックアツプ機構
の作動の制御にも使用される。
ロックアツプ制御弁122は、ボート240a、240
b、240C2240d、240e、240f、240
g及び240hを有する弁穴240と、ランド242a
、242b、242C1242d及び242eを有する
スプール242と、から成っている。ボー)240a及
びポート240gはドレーンポートであり、ポート24
0bは油路209と連通しており、ボー)240c及び
240fは油路243を介してロックアツプ油室12a
と連通しており、ポート240dはフルードカップリン
グ12と連通する油路245と接続されている。ボー)
240eには油路235から一定のカップリング圧が供
給されている。ポート240hは前述の油路188と接
続されている。ポート240b、240c、240g及
び240hの入口にはそれぞれオリフィス246.24
7.248及び24′9が設けられている。このロック
アツプ制御バルブ122は、フルードカップリング12
及びロックアツプ油室12aへの油圧の供給を制御する
機能を有している。スプール242は、ランド242a
とランド242bとの間の面積差に作用するポート24
0bの油圧(この油圧は一定圧調圧弁116によって調
圧された一定圧である)による力及びランド242bと
ランド242cとの間の面積差に作用するポート240
cの油圧による力と、ランド242eの端部に作用する
ポート240hの油圧(調整圧)とのバランスによって
切換わる。スプール242がm1図中で上半部に示す位
置にある場合には、ポート240dとポート240eと
がランド242c及びランド242d間で連通し、カッ
プリング圧調圧弁120によって調圧された油路235
のカップリング圧がフルードカップリング12に供給さ
れる。なお、油路245にはフルードカップリング12
に異常に高い油圧が作用しないようにリリーフバルブ2
50が設けられている。またスプール242が上半部位
置にある場合にはポート240fとポート240gとが
ランド242d及びランド242e間で連通し、ロック
アツプ油室12aの油圧はポート240gからドレーン
される。このため、ロックアツプ機構は締結されてロッ
クアツプ状態となる。逆に、スプール242が第1図中
下半部に示す位置になると、ポート240eとポート2
40fとがランド242dとランド242e間で連通し
、油路235のカップリング圧は油路243を通してロ
ックアツプ油室12aに供給される。一方、ポート24
0dはランド242c及びランド242dによって封鎖
される。このため、ロックアツプ機構は解除状態となり
、フルードカップリング12にはロックアツプ油室12
a側から作動圧が供給される状態となる。フルードカッ
プリング12の油圧は、油路245に設けた保圧弁25
2によって一定圧に保持される。保圧弁252を通して
排出された油は油路254を通してクーラー256に送
られ、ここで冷却された後、潤滑に使用される。なお、
油路254にはクーラー保圧弁2−58が設けられてお
り、クーラー保圧弁258から排出された油は油路16
4を通してオイルポンプ101の吸込口に戻される。油
路254は押圧部材158とバルブボディとのしゅう動
部に導かれており、これを潤滑するようにしである。ま
た、油路254はオリフィス259を介して油路235
と接続されており、常に最低限必要な油量が供給される
ようにしである。
次に本発明の要旨である変速制御弁106のスプール1
74に設けたみぞ174mの作用について第3図に基づ
いて説明する。前述のように変速制御弁106のスプー
ル174のランド174bにはみぞ174mが設けられ
ている。みぞ174mは、ランド174bの端部の円す
い状部174文の最も径が大きくなった部分、すなわち
円すい状部174fLとランド174bの円筒状部との
境界に設けられている。ライン圧油路132から供給さ
れるライン圧は円すい状部174文と弁穴172との間
の狭いすきまを通って破線によって示すようにポート1
72bへ流入し、更に油路176を経て駆動プーリシリ
ンダ室2oへ供給される。上記のように油が流れる際に
、油の中に含まれていたごみの内、すきまの最も狭い部
分を通過することができない程度の大きさのものは、み
ぞ174m1:たまる、この状態からスプール174が
変速比大側(すなわち第3図中で右方向)へ移動すると
、ポーh172bへの油の流れが制限され、前述のよう
に変速比が太きくなる。その際、もしみぞ174mがな
かったならば弁穴172と円すい状部174文との間に
かみ込まれるはずのごみ900はみぞ174m内にある
ため、断面くさび状のすきまにかみ込まれるということ
はない、従って、油の中に比較的多量のごみが含まれて
いる場合であっても、スプール174はバルブスティッ
クを発生しない、なお、みぞ174m内にごみ900か
たまり続けるということはない。
なぜならば、スプール174が変速比小側(すなわち、
第3図で左方向)へ移動したときに、みぞ174mがボ
ート172bに開放された状態になると共に多量の油が
流れるため、みぞ174m内のごみ900は洗い流され
るからである。なお、駆動プーリシリンダ室へ供給され
る油の流れを制限する効果は第3図中に示すすきま6文
の大きさによって得られるため、みぞ174mを設けた
ことによって油量調節作用に不都合を生ずることはない
、なお、スプール174のランド174C側に設けたみ
ぞ174nについても同様の作用が得られる。
なお、上記実施例では、ランド174bに円すい状部1
741を設けることによりスプール174が軸方向に移
動した場合の制御特性を可変としであるが、ランド17
4bに平担な切欠きを設けることにより制御特性を可変
としたものについても、第4及び5図に示すように、切
欠き174にの最もすきまが小さくなる部分に隣接して
みぞ174mを設けることにより上述と同様の効果を得
ることができる。
(ト)発明の詳細 な説明してきたように、本発明によると、変速制御弁の
スプールのランドに弁穴との間のすきまが最も小さくな
る部分に隣接してごみをためるためのみぞを設けたので
、ごみがスプールと弁穴との間のすきまにかみ込むこと
が防止され、バルブスティックが発生する頻度を格段に
減少することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による変速制御弁を有する無段変速機の
油圧回路を示す図、第2図は無段変速機の動力伝達機構
を示す図、第3図は変速制御弁を拡大して示す図、第4
図は本発明の別の実施例を示す図、第5図は本発明の更
に別の実施例を示す図である。 20・・・駆動プーリシリンダ室、32・・・従動プー
リシリンダ室、106・・ψ変速制御弁、172−・・
弁穴、174・・−スプール、174b、174c@畳
*ランド、174m、174n−・・みぞ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 みぞ間隔が可変である駆動プーリ及び従動プーリの両方
    のプーリシリンダ室又はいずれか一方のプーリシリンダ
    室への油圧の供給及び排出を調節して変速比を制御する
    無段変速機の変速制御弁であって、スプールが弁穴との
    間のすきまを軸方向に連続的に変化させるランドを有し
    ている変速制御弁において、 ランドの弁穴とのすきまが軸方向に連続的に変化する部
    分の最もすきまが小さい位置に隣接して円周方向のみぞ
    が設けられていることを特徴とする無段変速機の変速制
    御弁。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3351745A4 (en) * 2015-12-17 2018-12-05 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Emergency shut-off device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3351745A4 (en) * 2015-12-17 2018-12-05 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Emergency shut-off device
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