JPS61103587A - 埋設パイプの内面用ライニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 イブ内への加圧流体供給によシ前記物体を前記パイプ内
で圧送し、前記２イニング材を前記物体忙よシ押し流し
かつ前記パイプの内面に塗布する方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、エポキシ系樹脂等の二液混合によシ硬化する樹脂
等の、硬化に長時間を要するものを２イニング材として
用い、かつ、空気等の常温流体を物体圧送に用いて、上
記方法を実施しており、したがって、パイプ内面に塗布
したライニング材に、それが十分な強度に硬化する前く
、物体圧送のための高圧が作用するから、パイプに大き
な孔が存在すると、孔を閉塞した状態で塗布されたライ
ニング材が高圧流体の吹き抜けで破られてしまい、補修
が不完全になる危険性があった。　そこで、従来、ライ
ニング材の塗布の前に、パイプ内に湿気硬化型樹脂を充
満し、孔から土砂中に流出した樹脂により孔近くの土砂
を固める方法が提案されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、土砂を固めるに長時間を要するために作業能率
が悪く、また、土砂の固結強度が低いために、高圧流体
吹き抜けによるライニング不良の防止における信頼性が
低い等の欠点があった。

本発明の目的は、たとえパイプに大きな孔が存在しても
、その孔を閉塞するライニング材が物体圧送用高圧流体
で破られることを、信頼性の高い状態で防止できるよう
に、かつ、能率良く作業できるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴手段は、液状ライニング材を加圧流体で圧
送される物体により地中に埋設したパイプの内面に塗布
する前に１パイプ内に低温液化ガスを充満させかつ排出
することにあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまシ、パイプに孔が存在すると、充満された低温液化
ガスが孔から地中に流出し、孔の外側近くに位置する土
砂等が、急速にかつ固結強度が十分大きい状態で凍結き
れ、その凍結土砂等の作用により孔からの流体漏れに対
する気密性及び耐圧性が十分かつ確実に向上される。

したがって、孔を閉塞するように塗布されたライニング
材に物体圧送用流体がかなシ高圧で作用しても、その孔
を閉塞するライニング材の高圧流体による破れを確実に
防止°できる。

〔発明の効果〕

その結果、物体圧送用高圧流体による悪影響の無い状態
で、良好なライニング処理を信頼性の高い状態で行える
と共に、ライニング作業を迅速に行えるようになった。

〔実施例〕

次に、実施例を示す。

第１図に示すように、地中に埋設された導管のうち２イ
ニング対象とするパイプ（１）の両端側で、パイプ（ｌ
ｌを掘田して切断し、パイプｆｌｌの両ｉＫ蓋ｆｉ　＋
　ｔｅｌを取付け、−万〇ｆｔ［４）Ｋ低温液化ガス用
給排装置（８）を、かつ、他方の蓋（５）に開閉弁（７
）付排気上昇管（９）を接続し、給排装置（８）のポン
プ（８１ｉＬ）Ｋよシタンク（８ｂ〕からの低温液化ガ
ス、例えば液化窒素や液化空気等を充満し、排気上昇管
（９）を閉じて、パイプｆｌｌ内の低温液化ガスを加圧
し、パイプ＋１１の孔（４）から土砂中に低温液化ガス
を流出させ、孔（４）近くの土砂（Ｂ）を凍結固化させ
る。

パイプ（１１内の低温液化ガスを給排装置（８）のポン
プ（８１）によりタンク（８ｂ）Ｋ回収し、蓋（４）、
（５）をパイプ＋１１から外し、第２図に示すように、
パイプｆｌｌ内に、その一端側から適量の液状ライニン
グ材（２）、及び、パイプ内径とライニング厚さ一見合
った適当な直径の２イニング用物体（３）を入れる。　
ライニング材（２）は、常温で硬化する液状樹脂、例え
ばエポキシ樹脂等、あるいは、常温で硬化すると共に加
熱で軟化する樹脂、例えばポリエチレンやポリ塩化ビニ
ル等を適度の流動性を有するように予め加熱したもので
ある。

第８図に示すように、パイプ＋１１に蓋（４）を取付け
て、給排装置（８）の送風機（８ｃ）からパイプ（１１
内に低温の加圧ガスを供給し、物体（３）をパイプ川内
で圧送すると共に、物体（３）Ｋより２イニング材（２
）を押し流しかつパイプ内面に塗布し、塗布した２イニ
ング材（２）を低温ガスの冷却作用で硬化させて、ライ
ニング層（７）をパイプ内面全体に形成する。

第４図に示すように、パイプ（１）の全長にわたるライ
ニング処理が完了した状態で、パイプ（１）から余剰の
ライニング材（２）及び物体＋３１を回収すると共に、
送風機（８ｃ〕を停止させた後、蓋（４）をパイプｆｉ
＋から取ダす。

〔別実施例〕

次に別の実施例を説明する。

２イニング材（２）は、常温で硬化すると共に加熱で軟
化する樹脂であればいかなるものでも、良好なライニン
グ処理を迅速に行えて望ましいが、二液混合型、熱硬化
型、常温硬化型、その他各種特性のものを利用できる。

物体（３）の形状は球形状や砲弾状等、その他適当に変
形でき、また、物体（３）の材質や構造等も適宜変更で
き、さらに、複数個の物体（３）を連結して、ライニン
グ材（２）を物体（３）間に入れてもよい０ 物体（３）を圧送す−るに、各種の常温及び低温のガス
や液を利用でき、要するに適当な流体を適当な温度で用
いればよい。

対象とするパイプＣＩＩ＃ｉ、都市ガス用、天然ガス用
、水道用等の埋設導管が一般的であるが、その他いかな
る埋設パイプであってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は、本発明方法の手順を例示する概
念図である。 （１）・・・・・・パイプ、（２）・・・・・・ライニ
ング材、（３）・・・・・・物体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］地中に埋設したパイプ（１）内に液状ライニング
   材（２）及びライニング用物体（３）を入れ、前記パイ
   プ（１）内への加圧流体供給により前記物体（３）を前
   記パイプ（１）内で圧送し、前記ライニング材（２）を
   前記物体（３）により押し流しかつ前記パイプ（１）の
   内面に塗布する方法であつて、前記ライニング材（２）
   の塗布の前に、前記パイプ（１）内に低温液化ガスを充
   満させかつ排出する埋設パイプの内面用ライニング方法
   。 ［２］前記ライニング材（２）として常温で硬化すると
   共に加熱で軟化する樹脂を使用する特許請求の範囲第［
   １］項に記載の方法。