JPS6110166Y2 - - Google Patents

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JPS6110166Y2
JPS6110166Y2 JP7539883U JP7539883U JPS6110166Y2 JP S6110166 Y2 JPS6110166 Y2 JP S6110166Y2 JP 7539883 U JP7539883 U JP 7539883U JP 7539883 U JP7539883 U JP 7539883U JP S6110166 Y2 JPS6110166 Y2 JP S6110166Y2
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JP7539883U
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Measuring Arrangements Characterized By The Use Of Fluids (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は被加工物の内外径の精密測定装置に
関するものである。 被加工物の内外径の精密測定に際し、従来は万
能測長機等を用いて、ブロツクゲージとの比較測
定が行なわれていた。しかしこの場合、第1図に
示すように内径測定を例にとれば、測定値は測定
個所により変化する。そこで極めて慎重に数回の
測定を繰返して、その値の最大のものを直径の値
としていた。即ち、万能測長機の2個の測定子
1,1を結ぶ直線と、被測定物2の直径とが完全
に一致しなければ、十分精密な測定値が得られな
い。従つて、測定そのものが煩雑となり、しかも
数回の平均値をとる必要がある。更に、被測定物
の大きさが測定器の大きさに制限される。 上記万能測長機に代えて、測定器本体の周囲等
配位帯に90゜間隔で4個の変位検出器を取付け、
測定器本体中心を通る直線上に対向配置された2
個1対の変位検出器により、被測定物の直径を縦
と横について別個独立して演算するようにしたも
のが、特開昭47−13486号公報で紹介されてい
る。しかし、この方式は高価な変位検出器を4個
使用するものであり、かつ、縦直径と横直径との
2つの演算を行う回路を別々に必要としており、
しかも、被測定物の中心と測定器本体の中心との
偏心に基づく誤差を演算する回路が必要であるた
め、測定装置全体としては、4個の変位検出器の
測定器本体への組込み性に難点があり、制約され
たスペース内への組込みに不利であり、演算回路
全体の構成も複雑であり等の点で十分満足できる
ものではなかつた。 この考案は、変位検出器を3個使用し、これを
特定配置角度で配置し、しかも、被加工物中心と
測定器本体中心との偏心に基づく誤差の修正を、
上記特定の配置角度で一義的に決定されて定数化
された1つの簡単な演算式の演算回路で構成して
上記従来の装置の問題点が一挙に解決し得る測定
装置を提供せんとするものである。 以下その測定装置について説明すると次の通り
である。 第2図に示すように、3個の変位検出器(例え
ば、空気マイクロメータ、電気マイクロメータ、
静電容量変位計、指針測微器等)を有した測定器
本体3の中心O′が被測定物4の内径上の3点
W1,W2,W3で定義される円(以下平均円と称
す)の中心Oとeだけの偏心を有して、内径の平
均直径を測定する場合を考える。3個の検出器の
配置角を各々τ,φとし、これらの検出器により
測定される間隙量はy1,y2,y3で与えられる。
尚、測定器本体3の径は既知であり、その半径を
Rとする。 検出器により間隙y1,y2,y3が測定され、測定
器本体3の半径Rは既知であるので、測定器によ
りY1=R+y1,Y2=R+y2,Y3=R+y3の値が
読み取られる。 しかし、実際に求めたい量は12
3であるので、これらの長さを測定器により
検出される量と、幾何学的に決められる諸量とで
表わせば、1 =Y1cosα+e cosδ〓 (1)2 =Y2cosβ−e cos(π−α+β−τ−
δ)3 =Y3cosγ+e cos(−α−γ+φ−δ) そこで、被測定物内径の平均半径ROを、1
23の算術平均で与えるとすれば、 RO1/3(123) =1/3{Y1cosα+Y2cosβ+Y3cosγ +e cosδ−e cos(π−α+β−γ−
δ) +e cos(−α−γ+φ−δ)} (2) ここで、角α,β,γは微小であると仮定すれ
ば、cosα≒1,cosβ≒1,cosγ≒1となり、
(2)式は次のようになる。 RO=1/3〔(Y1+Y2+Y3) +e{cosδ+cos(δ +γ)+cos(φ−δ)}〕 (3) 上式の第2項、e{cosδ+cos(δ+γ)+cos
(φ−δ)}が、測定器本体の中心O′が被測定物
内径の平均円の中心Oと一致していない為に生ず
る誤差項である。 そこで、偏心の影響をなくすように(3)式の誤差
項をゼロとするために、以下の手法を導入する。 測定器の3個の検出器から、最終的に被測定物
の平均半径123が(1)式のように計
算される訳であるが、これらの値に1:a:b
(a≠1、b≠1)の重みをかけて、それらの和
を考えれば、 1+a2+b3 =Y1+e cosδ+a{Y2+e cos(δ+
τ)} +b{Y3+e cos(φ−δ)} ={Y1+aY2+bY3} +e{cosδ(1+acosτ+bcosφ) −sinδ(asinτ−bsinφ)} (4) ここで、1+acosτ+bcosφ=O〓 (5) asinτ−bsinφ=O となるように検出器配置角τ,φと倍率a,bを
設定する。 即ち、(5)式に於いて変数は検出器配置角τ,φ
と重みa,bの計4個で、方程式は2個であるか
ら、幾何学的にτ,φの組合せを与えれば、a,
bは次式を用いて計算されることになる。 a=−sinφ/sin(τ+φ) b=−sinτ
/sin(τ+φ) ここで(5)式について、τ,φを求めると、 cosτ=−1/2a(a2−b2+1)〓 (7) cosφ=1/2a(a2−b2−1) sinτ=1/2a√−4+22 24+22+22
+1 sinφ=1/2b√−4+22 24+22+22
−1 a>O,b>Oとして、(7)式で示される三角関
数の絶対値は1以下であるという条件から、次の
不等式が導かれる。 ∴(a−b+1)(a+b−1)(a−b−1)
≦O (8) (8)式の不等式を図示すれば、第3図のようにな
る。但し、重みa,bは共に1ではないので、こ
の点は含まれない。 第3図のa,bのとりうる範囲をτ,φのとり
うる範囲に変換すると、第4図のようになる。但
し、a≠1、b≠1なので、τ,φ=(120゜、
120゜)の点は除かれる。 即ち、第4図の斜線部の領域に入るτ,φを決
めた上で、(6)式より重みa,bを計算により求め
ることができる。 例として、τ,φの値を数種とり、(6)式により
a,bの値を計算した結果を表1に示すと、
【表】 実際にτ,φの値を決定するに際しては、精密
測定の原則からも、3倍の検出器の感度がほぼ一
様になることが望ましく、表1の計算結果例かれ
も明らかな如く、τ,φの値としては、120゜近
傍でa,bの値がほぼ1近くになる任意の角度を
選べばよいことになる。 従つて、検出器配置角τ,φから、倍率a,b
を決めると、(4)式の誤差項は消去され、しかも測
定点W1,W2,W3で定義される円は一義的に決め
られるものであるから、結局(4)式は次のようにな
る。 (1+a+b)RO=Y1+aY2+bY3 (a) ∴RO=Y+aY+bY/1+a+b これから、 DO=2(Y+aY+bY)/1+a+b(1
0) となり、求める平均直径が算出される。 以上がこの考案測定器の測定原理であつてこれ
をブロツク線図的にあらわしたのが第5図の演算
回路である。第5図の演算回路について説明すれ
ば、先ず空気マイクロメータ、電気マイクロメー
タ等の変位検出器により測定器本体と被測定物内
径上の測定点との間隙y1,y2,y3が検出される。
これらの測定量を電気的に変換し、更に既知の測
定器本体の半径Rをそれぞれに加算することによ
り、測定器本体中心Oから測定点W1,W2,W3
での距離Y1,Y2,Y3が求められる。このうち
Y1,Y2,Y3の測定値に重みa,bを乗じてそれ
らの総和を求め、更に2/1+a+bを乗ずれば、(10)
式 で表わされる平均直径DOが演算により求められ
る。 以上の例では内径測定について述べたが、第6
図に示す如く、円筒状工作物の外径測定にも適用
が可能である。即ち、第6図は小形円筒物の外径
測定を示すもので、5は被測定物、6は測定器本
体、7は測定子である。第7図は円筒測定物が大
形なる為に測定器本体を分割させたもので、8は
被測定物、9は定盤、10は測定子である。又、
大形円転物の内径測定も同様に測定器本体を分割
させて行なうこともできる。 以上説明したようにこの考案は、測定器本体中
心に対して半径方向へ出没変位可能とされる3個
の変位検出器を、1つを基準にして他の2つを
τ,φ(τ及びφは、120゜ではなく、120゜近傍
の値)の角度で測定器本体中心から等距離の円周
上に配置し、この3個の変位検出器により、被測
定物内外径上の3点の測定器本体中心からの寸法
Y1,Y2,Y3を検出するようにした測定器本体
と、測定器本体の上記検出値Y1,Y2,Y3を電気
量に変換し、その値に1:a:b(但し、a,b
≠1、 a=−sinφ/sin(τ+φ),b=−sinτ/
sin(τ+φ)の電気量 を積算すると共に、これら3つの積算値Y1
aY2,bY3を電気的に加算し、この加算値(Y1
aY2+bY3)に 2/1+a+bの電気量を乗じて被測定物の直径を電気 的に求める演算回路とで被加工物の内外径の精密
測定装置を構成したから、3個の変位検出器の検
出値から直接的に被加工物の内外径が測定でき、
被加工物中心と測定器本体中心との偏心角δ及び
偏心量eを求めるための演算回路や演算時間が不
要となり、演算回路を簡単安価とできる他、演算
時間め短縮化でき、より高速度で直径測定ができ
る。 即ち、3個の変位検出器の配置角τ,φは、測
定器本体の上記特定の値で取付けられため既知量
となるのであり、従つて、既知のτ及びφからa
及びbも既知量(定数)として予め設定しておく
ことができるため、直径の演算は、3個の変位検
出器の検出値から、 Do=2/1+a+b(Y1+aY2+bY3) の式によつて直接求められるのであり、前記偏心
角δや偏心量eの演算を不要化できる利点があ
る。 また、変位検出器は、測定精度に直接影響を及
ぼす関係から比較的高価であり、その取扱いにも
細心の注意が必要でもあるから、これを4個から
3個に減少させることは、コストダウンを図る上
で多大のメリツトがあり、測定器本体への組込み
性においても有利であり、一層小径の測定にみ利
用できるようになり、また、各変位検出器には、
これを電気量に変換する電気回路が付属するので
あつて、この変位検出器を4個から3個に減少さ
せることは、電気回路をもコンパクト化できて一
層安価となし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内径測定の測定要領を示す断面
図、第2図はこの考案に係る平均直径の測定原理
を示す概略図、第3図は倍率a,bのとりうる範
囲を示す座標、第4図は検出器配置角τ,φのと
りうる範囲を示す座標、第5図はこの考案の演算
回路ブロツク線図、第6図及び第7図はこの考案
の他の実施例である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 測定器本体中心に対して半径方向へ出没変位可
    能とされる3個の変位検出器を、1つを基準とし
    て他の2つをτ,φ(τ及びφは、120゜ではな
    く、120゜近傍の値)の角度で測定器本体中心か
    ら等距離の円周上に配置し、この3個の変位検出
    器により、被測定物内外径上の3点の測定器本体
    中心からの寸法Y1,Y2,Y3を検出するようにし
    た測定器本体と、測定器本体の上記検出値Y1
    Y2,Y3を電気量に変換し、その値に1:a:b
    (但し、a,b≠1、 a=−sinφ/sin(τ+φ),b=−sinτ/
    sin(τ+φ))の電気 量を積算すると共に、これら3つの積算値Y1
    aY2,bY3を電気的に加算し、この加算値(Y1
    aY2,bY3)に2/1+a+bの電気量を乗じて被測定物 の直径を電気的に求める演算回路とよりなること
    を特徴とする被加工物の内外径の精密測定装置。
JP7539883U 1983-05-19 1983-05-19 被加工物の内外径の精密測定装置 Granted JPS5917807U (ja)

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JP7539883U JPS5917807U (ja) 1983-05-19 1983-05-19 被加工物の内外径の精密測定装置

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JP7539883U JPS5917807U (ja) 1983-05-19 1983-05-19 被加工物の内外径の精密測定装置

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JPS5917807U JPS5917807U (ja) 1984-02-03
JPS6110166Y2 true JPS6110166Y2 (ja) 1986-04-02

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