JPS609947A - 空気噴射式織機の補助ノズル付案内子における補助ノズルのセツト方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は空気噴射式織機の補助ノズル付案内子における
補助ノズルのセット方法に関する。

〈従来技術〉 補助ノズル付案内子は、一対の腕により案内孔とこれに
連なる緯糸脱出用間隙とを形成する案内子に、先端を閉
塞したパイプ状の補助ノズルを正確な位置に埋設し、補
助ノズルの側部に形成された空気噴出孔を案内孔により
形成される緯糸案内通路に臨ませてなる。

ところで、補助ノズルの従来例として第１図に示すよう
なものがある（特開昭５３−３１５６３号公報参照）。

すなわち、小径パイプの一端を圧縮することにより先端
を閉塞したパイプ状の補助ノズル１を形成し、この補助
ノズル１の側部に空気噴出孔２を開設して形成されてい
る。

しかしながら、このような従来の補助ノズルでは、小径
パイプの一端を圧縮することにより補助ノズル１の先端
を閉塞するので、補助ノズルｌの先端部が第１図に示す
ように斜めに傾くため、案・内子にセットして補助ノズ
ル案内子を構成する際、補助ノズルを一定位置にセント
することが難しく、補助ノズル１の空気噴出孔２の位置
が案内孔に対して一定しない。これにより補助ノズル１
の空気噴出孔２から案内孔に噴出された空気流が旋回流
となり、緯入れ不良を生じさせるものであった。

〈発明の目的〉 本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、案内孔内に臨む補助ノズルの空気噴出孔の位置を略
一定にできる補助ノズルのセント方法を提案することを
目的とする。

（発明の構成〉 このため、本発明では、パイプ状の補助ノズルの先端閉
塞部をそのパイプ状本体の長手方向に略直交する平坦面
に形成し、該平坦面を衝として補助ノズルの空気噴出孔
の位置決めを行いつつ補助ノズルを案内子にセントする
ようにしたものである。

〈実施例〉 以下、本発明を第２図〜第５図に示す一実施例に基づい
て説明する。

補助ノズル付案内子を備えた空気噴射式織機の緯入れ装
置を第２図に基づいて説明すると、織機の前後方向に揺
動運動する筬保持体１］には筬１２の下枠と共にブロッ
ク状の取付部材１３が固定されている。この取付部材１
３には緯入れ方向に所定の間隔をもって並設された案内
子】４が樹脂１５により固着されている。案内子１４に
は緯入れ用空気を案内する案内孔１６と、この案内孔１
６に連なる緯糸脱出用間隙１７とが形成されている。

所定間隔毎の案内子１４には、基部が樹脂１８により取
付部材１３に固着された補助ノズル１９が一体的に埋設
されて、後述する補助ノズル付案内子が形成されている
。この補助ノズル１９の側部に形成された空気噴出孔２
０は案内孔１６に臨み、かつ案内孔１６により形成され
る緯糸案内通路の下流に向けて斜めに空気を噴出するよ
うに向きを定めである。

尚、補助ノズル１９には図示しない空気供給パイプを介
して空気が供給される。

また、第３図に示すように緯糸脱出用間隙１７の下方の
案内孔１６内に突出部２１を形成することにより、案内
孔１６には緯糸脱出用間隙１７に連なる空気導入部１６
ａと、この空気導入部１６ａに連なり図示しない主ノズ
ルと相対する緯糸案内部１６ｂとが形成されている。

ここにおいて、本実施例では、補助ノズル１９を第４図
及び第５図に示す製造方法により形成する。

すなわち、第４図に示すように、小径パイプ２２の先端
部２２ａをヘラ絞り加工によりパイプ本体の長平方向に
対して略直角に絞り込んで閉塞し、小径パイプ２２の先
端部２２ａに平坦面２２ｂを形成する。

そして、第５図に示すように、小径パイプ２２の平坦面
２２ｂを基準としてこの平坦面２２ｂから所定の距離ａ
の小径パイプｎの側部に空気噴出孔２０を穿設し、補助
ノズル１９を形成する。このとき、平坦面２２ｂを基準
として所定の距離ａに空気噴出孔加を形成するので、空
気噴出孔加の位置が略同様の補助ノズル１９を形成でき
る。

そして、補助ノズル１９を案内子１４に埋設する製造過
程においては、第３図に示すように、補助ノズル】９の
平坦面２２ｂの一部を、案内孔１６及び緯糸脱出用間隙
１７を形成するための中子（図示せず）に形成した突出
部に当接させて取付けた後、案内子１４の形状をなす金
型内に合成樹脂を射出し、補助ノズル付案内子を形成す
る。したがって、補助ノズル１９の平坦面２２ｂが補助
ノズル１９をセットするための衝となる。

このように、補助ノズル１９の先端部を平坦に形成して
、この平坦面２２ｂから所定の距離ａの位置に空気噴出
孔側を形成すると共に、前記平坦面２２ｂを衝として案
内孔１６及び緯糸脱出用間隙１７を形成するので、案内
孔１６により形成される緯糸案内通路に向けて開口する
空気噴出孔２０の位置が容易に案内孔１６に対して正確
に設定できるため、各補助ノズル付案内子における空気
噴出孔側の位置を一定にでき、これにより緯入れ性能を
改善できる。

尚、本実施例においては補助ノズル１９を案内子１４に
射出成形により一体に埋設したが、例えば補助ノズル１
９と同様の形状の中子を用いて、この中子の先端面を衝
として案内子１４を射出成形した後、補助ノズル１９を
中子により形成される空洞部に挿入してもよい。

〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、補助ノズルの先端部を
平坦面に形成し、この平坦面を衝として補助ノズルの空
気噴出孔の位置決めを行いつつ補助ノズルを案内子にセ
ットするようにしたので、案内子の案内孔により形成さ
れる緯糸案内通路に開口する空気噴出孔の位置を案内孔
に対して正確にセントできるため、補助ノズルの空気噴
出孔の位置を案内孔に対して一定にでき、これにより緯
入れ性能を改善できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は補助ノズルの従来例を示す断面図、第２図は本
発明の一実施例を示す空気噴射式織機の要部斜視図、第
３図は第２図の要部側面図、第４図及び第５図は第３図
に示す補助ノズルの製造方法を示すための断面図である
。 １４・・・案内子　１６・・・案内孔　１７・・・緯糸
脱出用間隙　１９・・・補助ノズル　２０・・・空気噴
出孔２２ｂ・・・平坦面 特許出願人　日産自動車株式会社 代理人　弁理士　笹　島　富二雄 第１図　第４図　第５図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の腕により案内孔（１６）とこれに連なる緯糸脱出
   用間隙（１７）とを形成する案内子（１４）に、先端を
   閉塞したパイプ状の補助ノズル（１９）を埋設し、補助
   ノズル（１９）の側部に形成した空気噴出孔（２０）を
   前記案内孔（１６）により形成される緯糸案内通路に臨
   ませる補助ノズル付案内子の製造に際し、補助ノズル（
   １９）の先端閉塞部をパイプ状本体の長手方向に略直交
   する平坦面に形成し、該平坦面を衝として前記空気噴出
   孔（２０）の位置決めを行いつつ補助ノズル（１９）を
   案内子（１４）にセットすることを特徴とする空気噴射
   式織機の補助ノズル付案内子における補助ノズルのセッ
   ト方法。