JPS609853A - 鉄損が低く角型特性が極めて高い非晶質合金 - Google Patents
鉄損が低く角型特性が極めて高い非晶質合金Info
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- JPS609853A JPS609853A JP58117860A JP11786083A JPS609853A JP S609853 A JPS609853 A JP S609853A JP 58117860 A JP58117860 A JP 58117860A JP 11786083 A JP11786083 A JP 11786083A JP S609853 A JPS609853 A JP S609853A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として商用周波数電力用トランス。
カレントトランス
換器の鉄心として用いられる、鉄損が低く角型特性の良
好な非晶質合金に関するものである。
好な非晶質合金に関するものである。
鉄心用材料に要求される磁気特性としては、鉄損の低い
こと,励磁特性の良いことが必要である。
こと,励磁特性の良いことが必要である。
特に鉄損は交番磁界で励磁される鉄心に於て、熱として
放出され、失われる電力であり、その損失は莫大な額に
なることが知られている。また、高周波域で使用される
トランスに於ては、上記熱放出によって磁心の温度が上
昇することとなり、その為に材料の選択,回路設計ある
いは回路素子の冷却等種々の点で制約をもたらしている
。
放出され、失われる電力であり、その損失は莫大な額に
なることが知られている。また、高周波域で使用される
トランスに於ては、上記熱放出によって磁心の温度が上
昇することとなり、その為に材料の選択,回路設計ある
いは回路素子の冷却等種々の点で制約をもたらしている
。
現在電力変換器の鉄心材料としては、珪素鋼板。
パーマロイ、フェライト、その他が各種用途に応じて使
用されているが、鉄損.励磁特性,磁束密度等材料特性
の面あるいは価格等の面などから充分に満足できる材料
はなかった。
用されているが、鉄損.励磁特性,磁束密度等材料特性
の面あるいは価格等の面などから充分に満足できる材料
はなかった。
しかるに、近年高温の溶融状態になる合金を急冷して得
られる非晶質合金薄板が、ある種の鉄心材料として注目
されるようになってきた。それは非晶質材Flには原理
的に結晶異方性がない、電気抵抗が高い広幅薄板が比較
的容易に製造できる幅広い合金組成範囲で作成可能であ
り、組成に依って磁歪調整が容易であることなどに依イ
)ものである。
られる非晶質合金薄板が、ある種の鉄心材料として注目
されるようになってきた。それは非晶質材Flには原理
的に結晶異方性がない、電気抵抗が高い広幅薄板が比較
的容易に製造できる幅広い合金組成範囲で作成可能であ
り、組成に依って磁歪調整が容易であることなどに依イ
)ものである。
しかし4丁がら、電力1−ランス用様としては従来機の
珪素鋼板に比して磁束密度が低い、非晶質構造であるた
めに木質的に熱的安定性に劣る等の大魚のために、実用
化、1−問題とされていた。そのために、電カドランス
用機としては飽和磁束密度を高めるための成分組成の検
討が<7され、室温に於りる飽和磁束密度が約17K
G程度のものが開発された。しかし、電カドランス稼動
中の鉄心の温度(約60〜110℃)では、その低下率
が大であり、又、通常使用される磁場中での磁束密度は
11〜13K(d?痕に低下して、十分満足出来る組成
は見出されていなかった。
珪素鋼板に比して磁束密度が低い、非晶質構造であるた
めに木質的に熱的安定性に劣る等の大魚のために、実用
化、1−問題とされていた。そのために、電カドランス
用機としては飽和磁束密度を高めるための成分組成の検
討が<7され、室温に於りる飽和磁束密度が約17K
G程度のものが開発された。しかし、電カドランス稼動
中の鉄心の温度(約60〜110℃)では、その低下率
が大であり、又、通常使用される磁場中での磁束密度は
11〜13K(d?痕に低下して、十分満足出来る組成
は見出されていなかった。
本発明は上述の観点から、磁気特性、特に角型性を良好
にし、動作磁束密度を上背し、かつ鉄損時f1の優れた
合金組成を探索してなされたものである。
にし、動作磁束密度を上背し、かつ鉄損時f1の優れた
合金組成を探索してなされたものである。
すなわち、本発明の合金組成は「e凄5ibBcct
Cae なる化学式で表示される実質的に非晶質である
合金でa、b、c、d、eは原子数%で、それぞれ次の
範囲にある。
Cae なる化学式で表示される実質的に非晶質である
合金でa、b、c、d、eは原子数%で、それぞれ次の
範囲にある。
a =74〜81. b = 6〜15. C= G
〜15. d = 0〜3,5. e = 0.001
〜1.0まただし、不可避の不純物は含まず、a 十り
十c 十d +e = 100、好ましくは、a =7
6〜80. b = 8〜13. C= (+−9,9
゜d = O〜2,0. e = 0.001〜0.5
ただし、b≦C+d≦10である。
〜15. d = 0〜3,5. e = 0.001
〜1.0まただし、不可避の不純物は含まず、a 十り
十c 十d +e = 100、好ましくは、a =7
6〜80. b = 8〜13. C= (+−9,9
゜d = O〜2,0. e = 0.001〜0.5
ただし、b≦C+d≦10である。
次に本発明の合金の非晶質化の方法について述べる。
本発明の非晶質合金を製造する方法は先にも触れたよ・
うに溶融状態の合金を回転するロールやドラムの外壁あ
るいは内壁に噴射、衝突させ片面から冷却する方法(片
目一方法および遠心急冷法)あるいは1対のロールの間
で両面から冷却する方法(双ロール法)などによって連
続的に製造する公知の方法いずれによってもよい。
うに溶融状態の合金を回転するロールやドラムの外壁あ
るいは内壁に噴射、衝突させ片面から冷却する方法(片
目一方法および遠心急冷法)あるいは1対のロールの間
で両面から冷却する方法(双ロール法)などによって連
続的に製造する公知の方法いずれによってもよい。
−・3−
急冷された薄帯は一般にそのままの状態では充分な特性
を示さないので、通常磁(’l向上のために結晶化開始
温度以下で熱処理される。熱処理をより効果的にするた
めに、磁界中あるいは張力下で行なうのがよい。
を示さないので、通常磁(’l向上のために結晶化開始
温度以下で熱処理される。熱処理をより効果的にするた
めに、磁界中あるいは張力下で行なうのがよい。
実施例に基づき、以下に本発明の詳細な説明する。
実施例
第1表の各組成となるように秤量した原料を溶解後(た
だしCaは溶解の最終段階で添加する)、融点より 1
50〜250℃高い温度から冷11口mCa製単ロール
の表面で急冷した。作製される非晶質金属薄板は約20
mm幅で1ヂヤ一ジ約100Q程度であった。
だしCaは溶解の最終段階で添加する)、融点より 1
50〜250℃高い温度から冷11口mCa製単ロール
の表面で急冷した。作製される非晶質金属薄板は約20
mm幅で1ヂヤ一ジ約100Q程度であった。
得られた非晶質金属薄板の特性を比較材とともに第1表
に示した。141気特性の測定は20mm幅のリボンを
内径40mmの外側にs8つけ、320℃から440℃
の範囲で1itl場中で30分から90分の間行なった
。
に示した。141気特性の測定は20mm幅のリボンを
内径40mmの外側にs8つけ、320℃から440℃
の範囲で1itl場中で30分から90分の間行なった
。
表に示す通り、本発明の組成を右する合金は優れた磁気
特性、特に角型特性が良好で高い磁束密度4− 呂 一 \Φりり \ \ ・ \ \ \ l、、l ミ 々 ζ 歓 歓 ζ −−i −^ 違
違 タ タ タ タ ≦工″−″″″−″−−−−−−−−−\FoNΦNト
一 寸寸寸ト タ ・ ・ Φ ・ φ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
○ 々 E 課 88目目3繋冨 88芳葛 = 訳 CO 側ゝ\諺=冨8目諺蕊 已く已ミ [c− 蜆 銖C ン −1−iゴビゴゴゴIジゴピゴ 知 N ′: 3.000 肩 謬謬 ミでへさ句 O○00000 、上 ℃ミ域ト翫ご l の ccTcoのωののの ω、! の0 29−″−23?、、。6 ののののののの のののの 2題 品訃製嘉 θ 〜− LLLLLLLLLLL LLLLLLLを右し、かつ
低い1ス損特牲であることがわかる。
特性、特に角型特性が良好で高い磁束密度4− 呂 一 \Φりり \ \ ・ \ \ \ l、、l ミ 々 ζ 歓 歓 ζ −−i −^ 違
違 タ タ タ タ ≦工″−″″″−″−−−−−−−−−\FoNΦNト
一 寸寸寸ト タ ・ ・ Φ ・ φ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
○ 々 E 課 88目目3繋冨 88芳葛 = 訳 CO 側ゝ\諺=冨8目諺蕊 已く已ミ [c− 蜆 銖C ン −1−iゴビゴゴゴIジゴピゴ 知 N ′: 3.000 肩 謬謬 ミでへさ句 O○00000 、上 ℃ミ域ト翫ご l の ccTcoのωののの ω、! の0 29−″−23?、、。6 ののののののの のののの 2題 品訃製嘉 θ 〜− LLLLLLLLLLL LLLLLLLを右し、かつ
低い1ス損特牲であることがわかる。
更に第1図に同様にして作製したr egD−:L B
12Si、、Ca、合金の380℃及び400℃でイれ
ぞれ90分間磁場中で焼鈍を施した材料の磁気特性の例
を示した。同図から明らかなように少量のCa添加は、
モのIf!気18 t’l改善に顕著な効果がみとめら
れる。ただし、Ca添加吊が0.5%を越すとやや劣化
の傾向がみられ、1%をこすと更に劣化することが判る
。以上のことからCaの添加量は1%・−7− 第 7 図 0θ 1ン刀口 V (αtz)
12Si、、Ca、合金の380℃及び400℃でイれ
ぞれ90分間磁場中で焼鈍を施した材料の磁気特性の例
を示した。同図から明らかなように少量のCa添加は、
モのIf!気18 t’l改善に顕著な効果がみとめら
れる。ただし、Ca添加吊が0.5%を越すとやや劣化
の傾向がみられ、1%をこすと更に劣化することが判る
。以上のことからCaの添加量は1%・−7− 第 7 図 0θ 1ン刀口 V (αtz)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、Fe、−Sib B、I、CtCae なる組成を
持つ、鉄損が低く角型特性が良好な非晶質合金。 但し、a =74〜81. ’o = G 〜15.
c = 6〜Is。 d = (1〜3.5. e = 0.001〜1,0
. a +b 十c 十d +e = 100(数字は
原子数%で、不可避の不純物は含まず) 2、 a =7G〜80. b = 8〜13. G
= G〜9,9. d= 0〜2.0. e = 0.
001〜0.5. a +b 十C+d十e = 10
0. b≦C+d<10なる組成を有する特許請求の範
囲第1項記載の非晶質合金。 3、保磁力より大きい磁界中で320℃以上440℃以
下の温度で熱処理した特許請求の範囲第1項。 第2項記載の鉄損が低く角型特性の良好な非晶質合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58117860A JPS609853A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 鉄損が低く角型特性が極めて高い非晶質合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58117860A JPS609853A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 鉄損が低く角型特性が極めて高い非晶質合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS609853A true JPS609853A (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=14722084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58117860A Pending JPS609853A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 鉄損が低く角型特性が極めて高い非晶質合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001508129A (ja) * | 1997-01-09 | 2001-06-19 | アライドシグナル・インコーポレーテッド | 低周波数用途で有用な軟磁性特性を有するアモルファスFe−B−Si−C合金 |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP58117860A patent/JPS609853A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001508129A (ja) * | 1997-01-09 | 2001-06-19 | アライドシグナル・インコーポレーテッド | 低周波数用途で有用な軟磁性特性を有するアモルファスFe−B−Si−C合金 |
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