JPS6097075A - 複層被覆鋼材の製造方法 - Google Patents
複層被覆鋼材の製造方法Info
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- JPS6097075A JPS6097075A JP20625183A JP20625183A JPS6097075A JP S6097075 A JPS6097075 A JP S6097075A JP 20625183 A JP20625183 A JP 20625183A JP 20625183 A JP20625183 A JP 20625183A JP S6097075 A JPS6097075 A JP S6097075A
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D7/00—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
- B05D7/14—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to metal, e.g. car bodies
- B05D7/148—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to metal, e.g. car bodies using epoxy-polyolefin systems in mono- or multilayers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D2350/00—Pretreatment of the substrate
- B05D2350/20—Chromatation
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防食性能の優れた複層被覆鋼材の製造方法に関
するものである、 悼1材の防食手段としては、塗料塗装による方法が最も
一般的であり、なかでも鋼管は近年工場内での塗装およ
びライニングの割合が増加する傾向にある。鋼管外面塗
装の分野では、熱硬化型樹脂を主成分とする粉体塗料を
塗装硬化する場合が最近多くなっている。この時使用さ
れる熱硬化型樹脂としては、防食性のすぐれたエポキシ
樹脂を用いるのが最も一般的である。これら熱硬化型樹
脂系塗料の欠点としては、耐衝撃性が従来からよく使用
されているポリエチレン、ポリ塩化ビニルのような熱可
塑性樹脂を用いたものより劣ることにある。
するものである、 悼1材の防食手段としては、塗料塗装による方法が最も
一般的であり、なかでも鋼管は近年工場内での塗装およ
びライニングの割合が増加する傾向にある。鋼管外面塗
装の分野では、熱硬化型樹脂を主成分とする粉体塗料を
塗装硬化する場合が最近多くなっている。この時使用さ
れる熱硬化型樹脂としては、防食性のすぐれたエポキシ
樹脂を用いるのが最も一般的である。これら熱硬化型樹
脂系塗料の欠点としては、耐衝撃性が従来からよく使用
されているポリエチレン、ポリ塩化ビニルのような熱可
塑性樹脂を用いたものより劣ることにある。
そのために、耐衝撃性を向上させるべく研究が行われて
いる。その中で最も一般的に実施されている方法は、耐
衝撃性が最も優れた天然ゴム、SBR,NBRのような
合成ゴム、あるいはカルボキシル基を含むブタジェン−
アクリロニトリル−アクリル酸のような三元共重合体ゴ
ムを予めエポキシ樹脂に分散させ、その後でアミン化合
物や酸無水物を添加して溶融状態とし、これにより均一
な組成になるよう分散せしめた後粉体塗料とし、それを
鋼材表面に塗装、硬化させる技法である。
いる。その中で最も一般的に実施されている方法は、耐
衝撃性が最も優れた天然ゴム、SBR,NBRのような
合成ゴム、あるいはカルボキシル基を含むブタジェン−
アクリロニトリル−アクリル酸のような三元共重合体ゴ
ムを予めエポキシ樹脂に分散させ、その後でアミン化合
物や酸無水物を添加して溶融状態とし、これにより均一
な組成になるよう分散せしめた後粉体塗料とし、それを
鋼材表面に塗装、硬化させる技法である。
しかし、このような方法で製造した塗装鋼材の耐衝本性
は幾分改善されるが、その効果は充分とはいえず、しか
も防食性能に関係する耐塩水性、耐陰極剥離性は改質前
のものより劣ることが問題と7’rっている。
は幾分改善されるが、その効果は充分とはいえず、しか
も防食性能に関係する耐塩水性、耐陰極剥離性は改質前
のものより劣ることが問題と7’rっている。
特に、近年は海底パイプラインや鋼管杭としての用途が
増しており、海水中や海上部分のような腐食環境の極め
て厳しい所での長期に亘る防食性能の保持が要求されて
いる。そのために、電気防食下での塗装皮膜の剥離の少
ないものが電気防食コストの低減化を図るために要求さ
れ、また?IPjlt防食を併用しない場合には、塗装
皮膜の傷よin錆の広がりが少ないものが要求されるの
で、各方面からの検討がなされている。
増しており、海水中や海上部分のような腐食環境の極め
て厳しい所での長期に亘る防食性能の保持が要求されて
いる。そのために、電気防食下での塗装皮膜の剥離の少
ないものが電気防食コストの低減化を図るために要求さ
れ、また?IPjlt防食を併用しない場合には、塗装
皮膜の傷よin錆の広がりが少ないものが要求されるの
で、各方面からの検討がなされている。
本発明は、外力に対して極めて高い抵抗性を有する塗装
被覆層を鋼管のような鋼材に形成することにより、電気
防食併用下では塗装皮膜の剥離が少なく、電気防食をし
ない場合は塗装皮膜の傷部分よりの錆発生および皮膜剥
離の少ない、すなわち、総合的に見て極めて防食性能の
良い塗装鋼材を製造する方法を提供しようとするもnで
ある。
被覆層を鋼管のような鋼材に形成することにより、電気
防食併用下では塗装皮膜の剥離が少なく、電気防食をし
ない場合は塗装皮膜の傷部分よりの錆発生および皮膜剥
離の少ない、すなわち、総合的に見て極めて防食性能の
良い塗装鋼材を製造する方法を提供しようとするもnで
ある。
本発明を適用する鋼材は、鋼管に限らず、形銅、薄鋼板
、厚鋼板などの鋼板、あるいはこれらの鋼材に′i1セ
鉛、アルミニウム、スズ、鉛、ニッケル、クロム、銅な
どをめっき、溶射などの方法により予めコーティングし
たものをも広く包含する。
、厚鋼板などの鋼板、あるいはこれらの鋼材に′i1セ
鉛、アルミニウム、スズ、鉛、ニッケル、クロム、銅な
どをめっき、溶射などの方法により予めコーティングし
たものをも広く包含する。
本発明は、鋼材表面に予めクロム酸系化成皮膜を形成し
てから予熱し、次に密着性、防食性などの優れたビスフ
ェノール型エポキシ樹脂とアミン系硬化剤などを主成分
とする粉体篩別に、偏平状金属顔料およびガラスフレー
クを添加することによって密着性、防食性以外に塗膜の
強靭性を強化した下塗ね塗料を用い、これを予熱した忰
材表面に塗装し、その塗膜が溶融状態から硬化状態に変
化するまでの過程に、エポキシ樹脂と硬化剤よりなる主
成分にゴム成分を分散してなる上塗り用粉体塗料を塗装
し、上下の塗膜を同時に完全硬化させることによって、
化成処理皮膜と上塗り、下塗り塗膜そわぞれの特性を発
揮させ、耐衝撃性およ ′び防食性が優れた塗装鋼材を
製造するものである。
てから予熱し、次に密着性、防食性などの優れたビスフ
ェノール型エポキシ樹脂とアミン系硬化剤などを主成分
とする粉体篩別に、偏平状金属顔料およびガラスフレー
クを添加することによって密着性、防食性以外に塗膜の
強靭性を強化した下塗ね塗料を用い、これを予熱した忰
材表面に塗装し、その塗膜が溶融状態から硬化状態に変
化するまでの過程に、エポキシ樹脂と硬化剤よりなる主
成分にゴム成分を分散してなる上塗り用粉体塗料を塗装
し、上下の塗膜を同時に完全硬化させることによって、
化成処理皮膜と上塗り、下塗り塗膜そわぞれの特性を発
揮させ、耐衝撃性およ ′び防食性が優れた塗装鋼材を
製造するものである。
本発明の下塗的用塗料に用いられろビスフェノール型エ
ポキシ樹脂は、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ンとエピクロルヒドリンとを反応させて得られる常湿で
固体のエポキシ樹脂■脂であり、そのうち軟化点70〜
125℃、平均分子量700〜4000、エポキシ当量
150〜3800のものである。これらのエポキシ樹脂
を硬化させるための硬化剤としては、粉体塗料用として
一般に使用されているジシアンジアミド系、酸無水物系
、芳香族アミン系、多価フェノール系などの全てのもの
が使用可能である。この下塗り塗料に添加される偏平状
金属顔料としては、偏平状鉛粉末、偏平状亜鉛粉末、偏
平状ステンレス粉末、偏平状アルミニウム粉末、偏平状
銅合金粉末などが挙げられる。これらの偏平状金属顔料
は長さ10〜300μ、好ましくは60〜200μ、厚
さ3〜10μ、好ましくは3〜8μ程度のものが良い。
ポキシ樹脂は、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ンとエピクロルヒドリンとを反応させて得られる常湿で
固体のエポキシ樹脂■脂であり、そのうち軟化点70〜
125℃、平均分子量700〜4000、エポキシ当量
150〜3800のものである。これらのエポキシ樹脂
を硬化させるための硬化剤としては、粉体塗料用として
一般に使用されているジシアンジアミド系、酸無水物系
、芳香族アミン系、多価フェノール系などの全てのもの
が使用可能である。この下塗り塗料に添加される偏平状
金属顔料としては、偏平状鉛粉末、偏平状亜鉛粉末、偏
平状ステンレス粉末、偏平状アルミニウム粉末、偏平状
銅合金粉末などが挙げられる。これらの偏平状金属顔料
は長さ10〜300μ、好ましくは60〜200μ、厚
さ3〜10μ、好ましくは3〜8μ程度のものが良い。
ここで重をな点は、これらの顔料およびまたはガラスフ
レークの樹脂成分への混合量である。すなわち、エポキ
シ樹脂と硬化剤成分100重完゛部に対して、上記偏平
状金属顔料およびまたはガラスフレークの添加量が5〜
50重量部で本発明の効果が発揮される。上記顔料およ
びまたはガラスフ1/−りの添加量が5重量部未満では
耐衝撃性の向上に関しては効果がなく、逆に50重量部
を超える場合には、塗膜が脆くなるために耐衝撃性の低
下および特に曲げ性能の低下が大きくなる。
レークの樹脂成分への混合量である。すなわち、エポキ
シ樹脂と硬化剤成分100重完゛部に対して、上記偏平
状金属顔料およびまたはガラスフレークの添加量が5〜
50重量部で本発明の効果が発揮される。上記顔料およ
びまたはガラスフ1/−りの添加量が5重量部未満では
耐衝撃性の向上に関しては効果がなく、逆に50重量部
を超える場合には、塗膜が脆くなるために耐衝撃性の低
下および特に曲げ性能の低下が大きくなる。
上述した下塗り塗装を実施する前にクロム酸系化成処理
を鋼材表面に施しておく必要がある。ここで用いられる
クロム酸系化成処理法としては、塗布型のクロメート被
覆が作業性の面から優わている、これは、主成分とし7
てクロム酸を含む水溶液をブラスト処理によって表面の
酸化スケールをほぼ完全に除去した鋼材表面に薄く塗布
し乾燥焼付する方法である。塗布量としては全クロム量
が20〜500〜/、1の範囲が好ましく、クロム量が
20■/d未満では塗膜の傷よりの錆発生およびそれv
cr’f−なう塗膜剥離を防止するのに効果がなく、5
001η/、7 を超えると塗装銅相の耐衝撃性や曲げ
性が低下する。
を鋼材表面に施しておく必要がある。ここで用いられる
クロム酸系化成処理法としては、塗布型のクロメート被
覆が作業性の面から優わている、これは、主成分とし7
てクロム酸を含む水溶液をブラスト処理によって表面の
酸化スケールをほぼ完全に除去した鋼材表面に薄く塗布
し乾燥焼付する方法である。塗布量としては全クロム量
が20〜500〜/、1の範囲が好ましく、クロム量が
20■/d未満では塗膜の傷よりの錆発生およびそれv
cr’f−なう塗膜剥離を防止するのに効果がなく、5
001η/、7 を超えると塗装銅相の耐衝撃性や曲げ
性が低下する。
上記クロム酸系化成処理において、クロメート液を鋼材
表面に塗布後、安定なりロメート皮膜を形成させるため
に水を蒸発させた後、液中の6価クロムを3価クロムに
還元することが必要である。
表面に塗布後、安定なりロメート皮膜を形成させるため
に水を蒸発させた後、液中の6価クロムを3価クロムに
還元することが必要である。
そのためには80℃以−ヒに加熱しなければならないが
、次工程で一ヒ塗ね粉体塗装を実施する関係上、クロメ
ート塗布1〜だ鋼材を通常は230〜160℃の範囲に
加熱するので、大部分の6価クロムは3価クロムに還元
され、クロメート塗布の効果は充分に発1押される。な
お、クロメート被覆のバインダーとしてシリカ等の添加
剤をクロム酸水溶液に添加しても良い。
、次工程で一ヒ塗ね粉体塗装を実施する関係上、クロメ
ート塗布1〜だ鋼材を通常は230〜160℃の範囲に
加熱するので、大部分の6価クロムは3価クロムに還元
され、クロメート塗布の効果は充分に発1押される。な
お、クロメート被覆のバインダーとしてシリカ等の添加
剤をクロム酸水溶液に添加しても良い。
前述した下塗り塗IIφ上に塗布する上塗り用塗料は、
ブタジェンを主成分とするゴム成分で変性したエポキシ
樹脂、すなわち、上記ゴム成分とエポキシ樹脂との混合
物あるいはこれら両成分の一部もしくは全部を反応させ
た反応生成物に、硬化剤を配合してなる粉体塗料である
。ブタジェンを主成分とするゴム成分とは、ブタジェン
の重合体あるいはブタジェンと他の重合性化合物との共
重合体に反応性官能基を導入したものである。ブタジェ
ンと共重合せしめる他の重合性化合物としては、例えば
アクリロニトリル、スチレン、メタクリル酸メチルなど
を挙げることができる。他の重合性化合物の含有都は該
共重合体の50重量%以下が好ましい。
ブタジェンを主成分とするゴム成分で変性したエポキシ
樹脂、すなわち、上記ゴム成分とエポキシ樹脂との混合
物あるいはこれら両成分の一部もしくは全部を反応させ
た反応生成物に、硬化剤を配合してなる粉体塗料である
。ブタジェンを主成分とするゴム成分とは、ブタジェン
の重合体あるいはブタジェンと他の重合性化合物との共
重合体に反応性官能基を導入したものである。ブタジェ
ンと共重合せしめる他の重合性化合物としては、例えば
アクリロニトリル、スチレン、メタクリル酸メチルなど
を挙げることができる。他の重合性化合物の含有都は該
共重合体の50重量%以下が好ましい。
また、反応性官能基としては、カルボキシル基、アミノ
基、エポキシ基などがあげられる。これらは上記重合体
および共重合体の末端または側鎖に1分子当り少なくと
も2個以上有していれば良い。
基、エポキシ基などがあげられる。これらは上記重合体
および共重合体の末端または側鎖に1分子当り少なくと
も2個以上有していれば良い。
さらに、上記重合体および共重合体の平均分子量は特に
制限されないが2000〜5000の範囲ニあることが
、本発明の上記目的を達成する点においても好ましい。
制限されないが2000〜5000の範囲ニあることが
、本発明の上記目的を達成する点においても好ましい。
上記ゴム成分で変性するエポキシ樹脂としては、前記の
下塗り塗料に用いられるビスフェノール型のエポキシ樹
脂が同様に使用できる。これらのエポキシ樹脂とゴム成
分との割合は、前者100M量部に対し、後者1〜50
重量部、好ましくは5〜30“重量部である。また、該
両成分を予め反応させるには、上記構成割合内で混合し
、トリエチルアミンのような塩基性触媒の存在下でIn
n〜200℃に加熱することによって両成分の反応が容
易に行われる、 上塗り塗料の硬化剤としては前記の下塗り用塗料に使用
されている硬化剤が使用できる。さらに、上塗り用塗料
や下塗り用塗料には、着色顔料、体質顔料、流れ調整剤
、硬化触媒などを必要に応じて任意に添加することがで
きる。
下塗り塗料に用いられるビスフェノール型のエポキシ樹
脂が同様に使用できる。これらのエポキシ樹脂とゴム成
分との割合は、前者100M量部に対し、後者1〜50
重量部、好ましくは5〜30“重量部である。また、該
両成分を予め反応させるには、上記構成割合内で混合し
、トリエチルアミンのような塩基性触媒の存在下でIn
n〜200℃に加熱することによって両成分の反応が容
易に行われる、 上塗り塗料の硬化剤としては前記の下塗り用塗料に使用
されている硬化剤が使用できる。さらに、上塗り用塗料
や下塗り用塗料には、着色顔料、体質顔料、流れ調整剤
、硬化触媒などを必要に応じて任意に添加することがで
きる。
上塗り用塗料と下塗り用塗料の塗装は、粉体塗装方法の
なかで静電塗装法、流動浸漬法などを採用でき・るが、
この場合、上塗り用及び下塗り用の各々の膜厚は特に限
定されないが電気防食を併用しない塗装鋼材では特に塗
膜の防食性が要求される際には、下塗り用塗料の膜厚を
上塗り用のそれよりも大きくする例をのぞけば、通常、
下塗り用塗料の膜厚は40〜350μ、上塗り用塗料の
膜厚は100〜700μである。
なかで静電塗装法、流動浸漬法などを採用でき・るが、
この場合、上塗り用及び下塗り用の各々の膜厚は特に限
定されないが電気防食を併用しない塗装鋼材では特に塗
膜の防食性が要求される際には、下塗り用塗料の膜厚を
上塗り用のそれよりも大きくする例をのぞけば、通常、
下塗り用塗料の膜厚は40〜350μ、上塗り用塗料の
膜厚は100〜700μである。
本発明において、下塗り用塗料の塗装と上塗り9−
用塗料の塗装のタイミングは重要であり、下塗り用塗料
の塗膜が完全硬化状態になる前に上塗り用塗料を塗り重
ねなければならない。下塗り用塗料塗膜が完全に硬化し
た後で一ヒ塗り塗料を塗装し、上塗ね塗料を硬化させて
も上塗り塗膜と下塗り塗膜との間の層間密着性が強化さ
れないので、耐衝撃性は低下し、さらに長期間の塩水浸
漬試験などにより上塗り塗膜と下塗り塗膜の界面で上塗
り塗膜が剥離する現象が出てくる。
の塗膜が完全硬化状態になる前に上塗り用塗料を塗り重
ねなければならない。下塗り用塗料塗膜が完全に硬化し
た後で一ヒ塗り塗料を塗装し、上塗ね塗料を硬化させて
も上塗り塗膜と下塗り塗膜との間の層間密着性が強化さ
れないので、耐衝撃性は低下し、さらに長期間の塩水浸
漬試験などにより上塗り塗膜と下塗り塗膜の界面で上塗
り塗膜が剥離する現象が出てくる。
以上述べた本発明の方法によって得られた複層塗装鋼材
(例えば海底バイブライン、埋設鋼管、海洋構造物、鋼
管杭なと)は、厳しい腐食環境や設置作業においても機
械的損傷に耐え、かつ長期間安定した防食性能を保持す
る。
(例えば海底バイブライン、埋設鋼管、海洋構造物、鋼
管杭なと)は、厳しい腐食環境や設置作業においても機
械的損傷に耐え、かつ長期間安定した防食性能を保持す
る。
以下本発明を実施例および比較例を挙げて具体的に説明
する。
する。
〔実施例1〕
ビスフェノールエポキシ樹脂(エポキシ当呈°は約1(
100)100重量部と変性ジシアンジアミド5重量部
、2−ウンデシルイミダゾール0.3重量部をエクスト
ルーダー中で加熱溶融、混線後、粉砕分級して平均粒子
径40μの粉体塗料を得た。
100)100重量部と変性ジシアンジアミド5重量部
、2−ウンデシルイミダゾール0.3重量部をエクスト
ルーダー中で加熱溶融、混線後、粉砕分級して平均粒子
径40μの粉体塗料を得た。
これに平均厚さ1〜5μ、大きさく平均)200μのガ
ラスフレークを前記粉体塗料100重量部に対して15
重量部をトライブレンドして、本発明の下塗り用塗料を
得た。次に、エポキシ当量約700のエポキシ樹脂とH
YCARCTBNBOOX8(カルボキシル基含有液状
ブタジ主ン・アクリロントリル共重合体)との反応生成
物1(1(1重量部とエポキシ当量約1000のエポキ
シ位1用HoO重量部、ベンガラ40重d部、変性ジシ
アンジアミド5重世部、2−ランチシルイミダゾール0
.3重量部、流れ調整剤等を溶融混練し、粉砕分級して
上塗り用の粉体塗料を得た。
ラスフレークを前記粉体塗料100重量部に対して15
重量部をトライブレンドして、本発明の下塗り用塗料を
得た。次に、エポキシ当量約700のエポキシ樹脂とH
YCARCTBNBOOX8(カルボキシル基含有液状
ブタジ主ン・アクリロントリル共重合体)との反応生成
物1(1(1重量部とエポキシ当量約1000のエポキ
シ位1用HoO重量部、ベンガラ40重d部、変性ジシ
アンジアミド5重世部、2−ランチシルイミダゾール0
.3重量部、流れ調整剤等を溶融混練し、粉砕分級して
上塗り用の粉体塗料を得た。
厚さ10朋の普通銅版(SS4.1.)を40メツシユ
のアルミナサンドによりサンドブラスト処理し、塗布型
のクロメート処理剤を0.5 t/m: (全クロム量
として200 T14/m )の割合にブラスト面に塗
布した後に、鋼板の表面温度が180℃になるように予
熱し、前記下塗り用塗料を膜厚150μになるように静
電塗装機にて塗布し、直ちに一ヒ塗り用塗料な膜厚20
0μになるように静電塗装機にて塗布し、200℃の炉
の中で6分間硬化させ、室温放冷して複層塗装鋼板を得
た。
のアルミナサンドによりサンドブラスト処理し、塗布型
のクロメート処理剤を0.5 t/m: (全クロム量
として200 T14/m )の割合にブラスト面に塗
布した後に、鋼板の表面温度が180℃になるように予
熱し、前記下塗り用塗料を膜厚150μになるように静
電塗装機にて塗布し、直ちに一ヒ塗り用塗料な膜厚20
0μになるように静電塗装機にて塗布し、200℃の炉
の中で6分間硬化させ、室温放冷して複層塗装鋼板を得
た。
〔実施例2〕
下塗り用塗料に偏平状金属順料としてアルミニウム粉末
(平均厚さ1〜3μ、平均大きさ150μ)の20重量
部を使用している以外は、実施例1と全く同じ方法で複
層塗装鋼板を得た。
(平均厚さ1〜3μ、平均大きさ150μ)の20重量
部を使用している以外は、実施例1と全く同じ方法で複
層塗装鋼板を得た。
〔比較例1〕
実施例1の下塗り用塗料のみをブラスト処理した鋼板面
にクロメート塗布することなく直接塗装し、膜厚350
μとした以外は実施例1と全く同じ方法で塗装鋼板を得
た。
にクロメート塗布することなく直接塗装し、膜厚350
μとした以外は実施例1と全く同じ方法で塗装鋼板を得
た。
〔比較例2〕
実施例1の上塗ね用塗料のみをブラスト処理した鋼板面
にクロメート塗布することなく直接塗装し、11113
50μとした以外は実施例1と全く同じ方法で塗装鋼板
を得た。
にクロメート塗布することなく直接塗装し、11113
50μとした以外は実施例1と全く同じ方法で塗装鋼板
を得た。
〔比較例3〕
クロメート塗布を実施していない以外は、実施例1と同
じ方法で複層塗装鋼板を得た。
じ方法で複層塗装鋼板を得た。
〔比較例4〕
クロメート塗布し、実施例1と同じ上、下塗り用塗料を
用い、下塗り塗料を塗布後これを完全に硬化させて室温
まで冷却し、その後上塗り用塗料な実施例1と同じ方法
で塗装して複層塗装鋼板を得た。
用い、下塗り塗料を塗布後これを完全に硬化させて室温
まで冷却し、その後上塗り用塗料な実施例1と同じ方法
で塗装して複層塗装鋼板を得た。
〔比較例5〕
下塗り用塗料中に、平均厚さ1〜5μ、平均大きさ20
0μのガラスフレークを前記塗料100重量部に対して
80重量部をトライブレンドした以外は、実施例1と同
じ方法で複層塗装鋼板を得た。
0μのガラスフレークを前記塗料100重量部に対して
80重量部をトライブレンドした以外は、実施例1と同
じ方法で複層塗装鋼板を得た。
〔比較例6〕
下塗り用塗料中に、平均厚さ1〜5μ、平均大きさ20
0μのガラスフレークを前記塗料100重量部に対して
2重積部をトライブレンドした以外は、実施例1と同じ
方法で複層塗装鋼板を得た。
0μのガラスフレークを前記塗料100重量部に対して
2重積部をトライブレンドした以外は、実施例1と同じ
方法で複層塗装鋼板を得た。
上記実施例および比較例で得た塗装鋼板につい−13−
r:。
r:。
て、以下に述べる性能試験を行った。その結果は紀1表
に示す。
に示す。
(耐衝撃性試験)
ガードナー衝撃試験機を用い、A、STM G14の方
法に準じて試験を温度23℃で行った。
法に準じて試験を温度23℃で行った。
(耐陰極剥離性試験)
塗装板に直径5棟の下地鋼面まで達する穴をあけ、23
℃の3%NaC1水中で、塗装板に−1,5Vの電位を
与え、60日間の試験を行った。試験後、初期穴からの
塗膜剥離距離を測定した。
℃の3%NaC1水中で、塗装板に−1,5Vの電位を
与え、60日間の試験を行った。試験後、初期穴からの
塗膜剥離距離を測定した。
(耐塩水性試験)
塗装板に直径5絹の下地鋼面まで達する穴をあけ、60
℃の3%NaC1水中に、90日間浸漬し、試験後初期
穴からの塗膜剥離距離を測定した。
℃の3%NaC1水中に、90日間浸漬し、試験後初期
穴からの塗膜剥離距離を測定した。
(曲げ性試験)
DIN 30671に準じて塗膜の破壊時の伸び率を2
3℃で測定した。
3℃で測定した。
第1表に示す試験結果から明らかなように、本発明方法
による複層塗装鋼板は、耐衝撃性、耐陰極剥離性、耐塩
水性、曲げ性に優れていることがわかる。
による複層塗装鋼板は、耐衝撃性、耐陰極剥離性、耐塩
水性、曲げ性に優れていることがわかる。
、−14−
第1図は本発明方法による複層塗装鋼材の線図的拡大断
面図である、 符号の説明
面図である、 符号の説明
Claims (1)
- 鋼材の表面に、クロム酸系化成処理によりクロム量で2
0〜500■/ぜのクロメート皮膜を形成し、所要温度
に加熱した後、ビスフェノール型エポキシ樹脂および硬
化剤を主成分とするもの100重量′VAに対して偏平
状の金属顔料およびまたはガラスフレークを5〜50重
量部含有する下塗り用粉体塗料を塗装し、該下塗り塗膜
が溶融してから完全硬化状態に至るまでの間に、ブタジ
ェンを主成分とするゴム成分で変成したエポキシ樹脂お
よび硬化剤を主成分とする上塗り用粉体塗料を塗装する
ことを特徴とする複層被覆鋼材の製造方法、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20625183A JPS6097075A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 複層被覆鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20625183A JPS6097075A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 複層被覆鋼材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6097075A true JPS6097075A (ja) | 1985-05-30 |
Family
ID=16520236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20625183A Pending JPS6097075A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 複層被覆鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6097075A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4650700A (en) * | 1985-10-11 | 1987-03-17 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Method for surface treatment of metal blanks |
JPH05123617A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Kubota Corp | 管内樹脂ライニング方法及びその装置 |
JPH11156292A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-15 | Dainippon Toryo Co Ltd | 鉄構造物の粉体塗料による塗装方法 |
-
1983
- 1983-11-02 JP JP20625183A patent/JPS6097075A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4650700A (en) * | 1985-10-11 | 1987-03-17 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Method for surface treatment of metal blanks |
JPH05123617A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Kubota Corp | 管内樹脂ライニング方法及びその装置 |
JPH11156292A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-15 | Dainippon Toryo Co Ltd | 鉄構造物の粉体塗料による塗装方法 |
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