JPS609451B2 - 加熱殺菌方法およびその装置 - Google Patents

加熱殺菌方法およびその装置

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JPS609451B2
JPS609451B2 JP55111806A JP11180680A JPS609451B2 JP S609451 B2 JPS609451 B2 JP S609451B2 JP 55111806 A JP55111806 A JP 55111806A JP 11180680 A JP11180680 A JP 11180680A JP S609451 B2 JPS609451 B2 JP S609451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retort
trolley
loaded
heating medium
heat
Prior art date
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Expired
Application number
JP55111806A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5737448A (en
Inventor
好己 寺島
宏 長谷川
宣昭 長谷
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP55111806A priority Critical patent/JPS609451B2/ja
Publication of JPS5737448A publication Critical patent/JPS5737448A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、可蟻性包装容器に食品などを充填した可優
性包装体(レトルトパウチ)を加熱殺菌する方法および
その装置に関するものである。
従来、可榛性包装体をバッチ方式で加熱毅菌する方法と
して、可擬性包装体を収容した多数のトレイを台車に積
載し、この台車をレトルト内に入れて水蒸気と空気とか
らなる加熱媒体を吹込み、1気圧以上の圧力と100℃
以上の温度までレトルト内の雰囲気を上昇させて加熱殺
菌を行う方法が、一般に用いられている。通常、前述の
加熱殺菌方法では、まず、レトルトの下部から水蒸気を
吹込みつつレトルト内の空気を排気し、レトルト内に存
在していた空気と置換し、次にレトルト内に水蒸気に加
えて空気を吹込むと共に排気量を少なくし、水蒸気と空
気の加熱媒体からなるレトルト内の雰囲気を100qo
以上の所定殺菌温度と1気圧以上の所定圧力まで上昇さ
せ、その後は加熱媒体の吹込み量を少なくして前記殺菌
温度と圧力とを所定時間維持させて殺菌を完了させてい
る。しかし、このような加熱殺菌方法では、第1図に示
すようにレトルトー内に収容された台車2の下方に加熱
媒体の吹込み管3が設置され、所定殺菌温度に達するま
での期間は、前記吹込み管3から吹出される加熱媒体が
第1図の矢印に示すように台車2およびこれに積載され
たトレイ4の外側方を下方から上方に向って流れ、トレ
イ4を水平に通過する流れはほとんどない。このため、
台車2に積載されたトレイ4の中心部Aに位置する可榛
性包装体の温度が周囲部分のものに比べて低くなる。と
くに、水蒸気に加えて空気を吹込んだ直後に、中心部A
の可操性包装体の表面に水蒸気が凝縮し、これらの周辺
部の空気分圧が大きくなり、熱伝導が悪くなる。この時
に、周囲から十分に水蒸気が導かれてこれと空気とが所
定の分圧になればよいが、中心部Aへの水蒸気の補給が
遅れ、中心部Aの可榛・性包装体の温度が低くなる。し
たがって、台車1に積載されたトレイ4の中心部Aにあ
る可操性包装体は、一側上部Bおよび他側下部Cにある
ものに比べて、第2図に示すように所定殺菌温度に達す
るまでの時間t、およびこの間の温度に差が生じ、熱覆
歴が台車1に積載されたトレイ4の各部で異なり、良好
な加熱殺菌を行いにくいという問題がある。この問題を
解決するために、レトルト内の一端部に送風機を設けて
、レトルトの軸方向に加熱媒体を強制送風する試みがな
されている。
しかし、これは大形のレトルト内にその軸方向に複数台
の台車を並べて収容した場合には、送風機に最も近い台
車に積載したトレイの可視性包装体に対してはある程度
むらのない熱履歴で加熱できるが、2台目以降の台車の
トレイに収容した可操性包装体に対してはほとんど効果
がない。この発明は、前述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、レトルト内にその軸万向に並べて複数台の
台車を入れた場合でも、全部の可髭性包装体をほぼ同様
な熱履歴で所定殺菌温度に達するようにして、むらのな
い加熱殺菌が行える方法およびこの加熱殺菌方法を行う
ための加熱殺菌装置を提供することを目的とするもので
ある。
この目的を達成するために、この発明は、前述したよう
な加熱殺菌方法において、レトルト内にその聡方向に並
べて入れられた複数台の台車の一側方からこれらに積載
されたトレイを通過して台車およびトレイの周囲を経て
循環する経路で、加熱媒体を少なくしとも所定殺菌温度
に達するまでの適期に強制循環させることを特徴とする
ものである。
以下、この発明の一実施態様につき第3図、第4図を参
照して説明する。
第3図、第4図において、1は一端に開閉可能な蓋5を
有するレトルトで、このレトルト1の底部には軸万向に
沿ってレール6が設置されている。
レール6上を走行する4台の台車2が前記レトルト1内
に軸方向に並べて出し入れ可能に収容される。前記台車
2上には、周壁および底に通気性をもたせたトレイ4が
多段に積載され、これらのトレイ4には扇平な可視性包
装体(図示せず)が多数個ずつ収容されている。レトル
ト1内の下部には藤方向に沿って加熱媒体の吹込み管3
が固定され、吹込み管3から各台車2に対してそれぞれ
均等量の加熱媒体が吹出されるようにされている。前記
吹込み管3はしトルトー内に設けた蒸気供給管7および
空気供給管8に弁9および10を介して接続されている
。レトルトーの上部には排気管11が開□され、この排
気管11には排気弁12が設けられている。前記レトル
ト1内の一側部には送風ファン13が設けられ、これら
の送風ファン13は、各台車2に積載されたトレイ4の
中心と対向する位置に軸中心をもち、送風ファン13は
しトルト1外に設けた電動機のような駆動源(図示せず
)によって駆動されるようになっている。次に、前述し
た加熱殺菌装置を用いて殺菌を行う方法について説明す
る。
まず、蓋5を開いてレトルト1内に、可操性包装体が収
容されたトレイ4を積載した台車2を、レトルト1の軸
方向に並べて収容し、蓋5を閉じる。次に排気弁12を
開き排気管11を経てレトルト1内の空気を排気しつつ
、弁9を開いて蒸気供給管7から吹込み管3を経て水蒸
気をレトルトー内に吹込み、レトルトー内に存在してい
た空気と置換する。次に、弁10を開いて加熱した空気
を空気供給管8から水蒸気に加え吹込み管3を経てレト
ルトー内に吹込むと共に、排気弁12を絞って排気量を
少なくし、同時に送風ファン13を駆動させる。送風フ
ァン13の回転により、水蒸気と空気とからなる加熱媒
体は、第4図の矢印に示すように、台車2およびこれら
に積載されたトレイ4の一側方からトレイ4をほぼ水平
に通過してこれらの池側方を経てトレイ4の周囲および
台車2の下方を通り、送風ファン13に吹込まれる経路
で強制循環される。この加熱媒体の強制循環は台車2に
積載されたトレイ4の各部に対し、ほぼ同じ条件である
水平方向に通過し、また、各台車2のトレイ4に対して
送風ファン13が同じ条件で対面しているので、全部の
台車2に積載されたトレイ4の各部に対し、ほぼ同じ条
件で送風することができ、さらに比較的送風抵抗も少な
い。このため、前述した台車2に積載されたトレイ4の
中心部の可操性包装体の周囲の温度と、そのほかの場所
の温度とに差が生ずることもなく、したがって全部のト
レイ4に収容された可操性包装体をほぼ同様の熱履歴で
所定殺菌温度に加熱することができる。レトルトー内の
雰囲気温度が10000以上の所定加熱温度に達し、か
つ圧力が所定圧に達した後は、送風ファン13を停止し
、加熱媒体の吹込み量を少なくして、所定殺菌温度と圧
力を所定時間給持して加熱殺菌を行なう。加熱殺菌後は
、加熱媒体の吹込みを停止し、レトルト内に冷却水を注
入するなどの手段で冷却し、所定温度まで冷却した後、
蓋5を開いて台車2をレトルトー外に出し、次の台車2
をレトルトー内に入れ、前述した操作を操返えす。なお
、この発明において、送風ファンの駆動は、加熱の開始
時からしトルト内が所定殺菌温度に達するまで、あるい
はその後も行なっても差支えないが、所定殺菌温度に達
した後は加熱媒体の強制循環を行ってもあまり効果がな
い。
また、この発明において、台車およびこれらに積載した
トレイの外側を「第4図の鎖線に示すように送風ガイド
14で囲むなど、レトルト内またはレトルト外にトレイ
を通過せずに送風機側に加熱媒体が導かれるようにする
と、より一層むらなくしトルトを加熱媒体が通過するの
で好ましい。
さらに、この発明に用いる送風機は、トレイに向って加
熱媒体を吹出すものに代えて、トレイ側から加熱媒体を
吹込むものを用いてもよい。以上説明したように、この
発明の加熱殺菌方法によれば、台車の一側方からこれら
に積載されたトレイを通過し台車およびトレイの周囲を
経て加熱媒体を強制循環させるようにしたことにより、
レトルト内にその鞠方向に並べて複数台の台車を収容し
た大形のレトルトでも、前言己の台車に積載したトレイ
内の可操性包装体をむらなく加熱殺菌することができ、
これによって加熱殺菌時間とくに所定殺菌温度に加熱す
るまでの時間を短くすることができ、したがって良好な
加熱殺菌を行うことができると共に、熱ェネルギの節約
にも役立つという効果が得られる。また、この発明の加
熱殺菌装置によれば、前述した加熱殺菌方法を行うのに
好適なものを提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例による加熱殺菌方法を説明する .ため
のレトルトの横断面図、第2図は従来例の加熱殺菌方法
による可操性包装体の熱履歴の説明図、第3図はこの発
明の一実施例による加熱殺菌装置を示す側断面図、第4
図は同機断面図である。 1…・・・レトルト、2…・・・台車、3・…・・吹込
み管、4・・…・トレイ、13・・・・・・送風ファン
。 第1図第2図 気3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性包装体を収容した多数のトレイを台車に積載
    し、複数台の台車をレトルト内にその軸方向に並べて入
    れ、前記レトルト内に水蒸気と空気とからなる加熱媒体
    を吹込み、バツチ方式で可撓性包装体の加熱殺菌を行う
    加熱殺菌方法において、前記各台車の一側方からこれに
    積載させた各トレイの間隙を通過して他側方へほぼ水平
    に流れる前記加熱媒体の強制流を少なくとも所定殺菌温
    度に達するまでの適期に形成することを特徴とする加熱
    殺菌方法。 2 可撓性包装体が収容される多数のトレイを積載した
    複数台の台車を軸方向に並べて出し入れ可能にしたレト
    ルトと、このレトルト内の軸方向に沿って配設した水蒸
    気と空気とからなる加熱媒体の吹込み管とを備えた加熱
    殺菌装置において、各台車に積載された各トレイの隙間
    を通過して側方へほぼ水平に流れる前記加熱媒体の強制
    流を形成すべく前記各台車の一側方に該各台車と対向さ
    せてそれぞれ送風又は吸入フアンを設置したことを特徴
    とする加熱殺菌装置。
JP55111806A 1980-08-15 1980-08-15 加熱殺菌方法およびその装置 Expired JPS609451B2 (ja)

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JPS5737448A JPS5737448A (en) 1982-03-01
JPS609451B2 true JPS609451B2 (ja) 1985-03-11

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