JPS609233Y2 - エマルジヨン燃料の貯蔵装置 - Google Patents
エマルジヨン燃料の貯蔵装置Info
- Publication number
- JPS609233Y2 JPS609233Y2 JP5871081U JP5871081U JPS609233Y2 JP S609233 Y2 JPS609233 Y2 JP S609233Y2 JP 5871081 U JP5871081 U JP 5871081U JP 5871081 U JP5871081 U JP 5871081U JP S609233 Y2 JPS609233 Y2 JP S609233Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage tank
- emulsion fuel
- liquid
- storage device
- pump
- Prior art date
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- Expired
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- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はエマルジョン燃料の貯蔵装置に関するものであ
る。
る。
油と水からなるエマルジョン燃料を貯蔵タンク内に長時
間静置しておくと、タンク内でエマルジョン燃料の油水
分離が進み、分散粒子の凝集や油水の混合斑が生じ、あ
るいはタンクの底部においてゲル状物を発生するように
なる。
間静置しておくと、タンク内でエマルジョン燃料の油水
分離が進み、分散粒子の凝集や油水の混合斑が生じ、あ
るいはタンクの底部においてゲル状物を発生するように
なる。
ところが、従来のエマルジョン燃料の貯蔵タンクの液抜
出口は一般にタンクの底面に開口しているため、エマル
ジョン燃料を送液しようとするとき上記ゲル状物が送液
管に詰まり、送液不能に至らしめることがある。
出口は一般にタンクの底面に開口しているため、エマル
ジョン燃料を送液しようとするとき上記ゲル状物が送液
管に詰まり、送液不能に至らしめることがある。
このような問題を解決するために高価な乳化剤を分散剤
として添加することが行なわれているが、必ずしも上述
のようなゲル状物の発生を完全に防止するとは限らず、
また1、このような乳化剤を使うことは燃料のコストア
ップになるばかりでなく、その乳化剤によっては燃料の
燃焼効率を低下する要因にもなる。
として添加することが行なわれているが、必ずしも上述
のようなゲル状物の発生を完全に防止するとは限らず、
また1、このような乳化剤を使うことは燃料のコストア
ップになるばかりでなく、その乳化剤によっては燃料の
燃焼効率を低下する要因にもなる。
本考案の目的は上述のような問題を解決し、高価な乳化
剤を必ずしも使用することを要せず、貯蔵タンクからの
エマルジョン燃料の抜出しに当り送液不能が起ることの
ないようにしたエマルジョン燃料の貯蔵装置を提供せん
とするものである。
剤を必ずしも使用することを要せず、貯蔵タンクからの
エマルジョン燃料の抜出しに当り送液不能が起ることの
ないようにしたエマルジョン燃料の貯蔵装置を提供せん
とするものである。
上記目的を遠戚する本考案のエマルジョン燃料の貯蔵装
置は、貯蔵タンクの液抜出口に連結管を介してポンプと
モーションレスミキサとをこの順序で直列に連結し、再
び前記貯蔵タンクの液戻口に連結するように循環回路に
構威し、前記液抜出口を貯蔵タンクの底面より離れた上
方に開口するように位置せしめたことを特徴とするもの
である。
置は、貯蔵タンクの液抜出口に連結管を介してポンプと
モーションレスミキサとをこの順序で直列に連結し、再
び前記貯蔵タンクの液戻口に連結するように循環回路に
構威し、前記液抜出口を貯蔵タンクの底面より離れた上
方に開口するように位置せしめたことを特徴とするもの
である。
以下に図に示す本考案の実施例により具体的に説明する
。
。
第1図は本考案のエマルジョン燃料貯蔵装置を示す概略
図である。
図である。
図において、1は貯蔵タンクであり、上部には予備混合
あるいは完全混合された油と水のエマルジョン燃料を供
給する供給管2が連結されている。
あるいは完全混合された油と水のエマルジョン燃料を供
給する供給管2が連結されている。
3,4はそれぞれ貯蔵タンク1内のエマルジョン燃料の
量を検知するレベル計であり、レベル計3はアッパーリ
ミットを検知し、その信号により供給管2のバルブ2a
を閉じ、またレベル計4はロアリミットを検知し、その
信号により供給管2のバルブ2aを開くようになってい
る。
量を検知するレベル計であり、レベル計3はアッパーリ
ミットを検知し、その信号により供給管2のバルブ2a
を閉じ、またレベル計4はロアリミットを検知し、その
信号により供給管2のバルブ2aを開くようになってい
る。
貯蔵タンク1の下部において底面より離れた上方の位置
には液抜出口5が開口されており、また上部には噴射ノ
ズル6が内壁面近傍にその噴射方向がほぼタンジエンシ
ャル方向でかつ斜下方を向くように固定されている。
には液抜出口5が開口されており、また上部には噴射ノ
ズル6が内壁面近傍にその噴射方向がほぼタンジエンシ
ャル方向でかつ斜下方を向くように固定されている。
液抜出口5には連結管7によりポンプ8、モーションレ
スミキサ9、リリーフバルブ10が直列に連結され、再
び上部の噴射ノズル6に連結される循環回路を構威して
いる。
スミキサ9、リリーフバルブ10が直列に連結され、再
び上部の噴射ノズル6に連結される循環回路を構威して
いる。
また、この循環回路を構成するモーションレスミキサ9
とリリーフバルブ10との間から燃焼装置(図示せず)
に連結する連通管11が接続されている。
とリリーフバルブ10との間から燃焼装置(図示せず)
に連結する連通管11が接続されている。
液抜口5は図に示すように貯蔵タンク1の底面に直接開
口するのではなく、底面から距離Hだけ離れた上方位置
にしである。
口するのではなく、底面から距離Hだけ離れた上方位置
にしである。
この距離Hは貯蔵タンク1の容量やエマルジョン燃料の
性質などにより好適な長さは異なってくるが、好ましく
は貯蔵タンク1の内直径をDとするとき5/100D以
上になるように設定するのがよい。
性質などにより好適な長さは異なってくるが、好ましく
は貯蔵タンク1の内直径をDとするとき5/100D以
上になるように設定するのがよい。
噴射ノズル6は、その噴射口端が液面下に位置するよう
に設けることが好ましい。
に設けることが好ましい。
またその噴射口形状は、オリフィス形式とし、流速向上
を図るのが好ましい。
を図るのが好ましい。
モーションレスミキサ9は可動部分をもたない所謂静止
混合器であり、たとえば管路中に設置した固定羽根など
により、流体の分離、相反転、再合流を繰返して行なう
ようにしたもので、公知のものがいずれも適用可能であ
る。
混合器であり、たとえば管路中に設置した固定羽根など
により、流体の分離、相反転、再合流を繰返して行なう
ようにしたもので、公知のものがいずれも適用可能であ
る。
上述した装置において、供給管2から貯蔵タンク1に供
給されたエマルジョン燃料は液抜出口5から連結管7へ
とポンプ8により抜出され、モーションレスミキサ9に
おいて混合操作を受けて分散粒子が微細化され、次いで
一部は連通管11に分流されて燃焼装置へ供給されるが
、残りはIJ IJ−フバルブ10を介して噴射ノズル
6から貯蔵タンク1内へ環流される。
給されたエマルジョン燃料は液抜出口5から連結管7へ
とポンプ8により抜出され、モーションレスミキサ9に
おいて混合操作を受けて分散粒子が微細化され、次いで
一部は連通管11に分流されて燃焼装置へ供給されるが
、残りはIJ IJ−フバルブ10を介して噴射ノズル
6から貯蔵タンク1内へ環流される。
噴射ノズル6から噴射されるエマルジョン燃料はそのタ
ンジエンシャルで斜下方に向けられる噴射エネルギによ
り槽内において旋回を行ない、液体白身による攪拌を行
なって油水の混合分散を常に一定に保つようにしている
。
ンジエンシャルで斜下方に向けられる噴射エネルギによ
り槽内において旋回を行ない、液体白身による攪拌を行
なって油水の混合分散を常に一定に保つようにしている
。
上述のような液抜出操作を一定時間停止した状態から再
びポンプ8の運転を開始するときには、貯蔵中のエマル
ジョン燃料中で油水の分離が進み、水成分の多いタンク
底部にゲル状物が溜っていることがあるが、上述の装置
では液抜出口5がタンク底面にはなく、その底面より離
れた上方に位置しているのでゲル状物が抜出されること
はない。
びポンプ8の運転を開始するときには、貯蔵中のエマル
ジョン燃料中で油水の分離が進み、水成分の多いタンク
底部にゲル状物が溜っていることがあるが、上述の装置
では液抜出口5がタンク底面にはなく、その底面より離
れた上方に位置しているのでゲル状物が抜出されること
はない。
したがって、このようなゲル状物の抜出しにより送液不
能に陥るようなこともないのである。
能に陥るようなこともないのである。
また、送液操作中はエマルジョン燃料は連結管7の循環
回路中を絶えず循環し、貯蔵タンク1において攪拌され
て油水混合分散を一定に保つと共に、モーションレスミ
キサ9により分散粒子をさらに微細化していく操作を繰
返すので、常に良好なエマルジョン状態を維持すること
ができる。
回路中を絶えず循環し、貯蔵タンク1において攪拌され
て油水混合分散を一定に保つと共に、モーションレスミ
キサ9により分散粒子をさらに微細化していく操作を繰
返すので、常に良好なエマルジョン状態を維持すること
ができる。
第2図は本考案の他の実施例を示した概略図である。
この第2図の実施例では、貯蔵タンク1における攪拌手
段を第1図の装置のように噴射ノズル6とはせず、モー
タにより回転駆動される攪拌羽根26に置き換えたもの
である。
段を第1図の装置のように噴射ノズル6とはせず、モー
タにより回転駆動される攪拌羽根26に置き換えたもの
である。
液抜出口5は貯蔵タンク1の下部において、その底面よ
り離れた上方に開口されている。
り離れた上方に開口されている。
なお、攪拌羽根26は、ロアリミットを検知するレベル
計4よりも下方の位置に位置せしめておいてもよい。
計4よりも下方の位置に位置せしめておいてもよい。
この第2図の装置の場合も、液抜出操作の開始時に貯蔵
タンク1の底に溜ったゲル状物を抜出することなく、か
つ送液操作中はエマルジョン燃料は常に良好なエマルジ
ョン状態を維持することができる。
タンク1の底に溜ったゲル状物を抜出することなく、か
つ送液操作中はエマルジョン燃料は常に良好なエマルジ
ョン状態を維持することができる。
上述したように本考案のエマルジョン燃料の貯蔵装置は
、貯蔵タンクの液抜出口に連結管を介してポンプとモー
ションレスミキサとをこの順序で直列に連結し、再び前
記貯蔵タンクの液戻口に連結するよに循環回路に構威し
、前記液抜出口を貯蔵タンクの底面より離れた上方に開
口するように位置せしめたので、長時間の静置中に貯蔵
タンクの底部に生成したゲル状物は、液抜出管の開口が
タンク底面より離れた上方に位置しているため、液抜山
開始時に吸引されて送液不能に陥るようなことはなく、
また送液操作中は循環回路中を循環することにより常に
良好なエマルジョン状態を維持することができる。
、貯蔵タンクの液抜出口に連結管を介してポンプとモー
ションレスミキサとをこの順序で直列に連結し、再び前
記貯蔵タンクの液戻口に連結するよに循環回路に構威し
、前記液抜出口を貯蔵タンクの底面より離れた上方に開
口するように位置せしめたので、長時間の静置中に貯蔵
タンクの底部に生成したゲル状物は、液抜出管の開口が
タンク底面より離れた上方に位置しているため、液抜山
開始時に吸引されて送液不能に陥るようなことはなく、
また送液操作中は循環回路中を循環することにより常に
良好なエマルジョン状態を維持することができる。
本考案は乳化剤の使用の有無に拘らず、エマルジョン燃
料の貯蔵に有効であるが、特にゲル状物を生威しやすい
乳化剤を添加しないエマルジョン燃料の貯蔵の場合に有
効である。
料の貯蔵に有効であるが、特にゲル状物を生威しやすい
乳化剤を添加しないエマルジョン燃料の貯蔵の場合に有
効である。
また、本考案は、以上においては貯蔵装置として説明し
たが、たとえば、油と水とからなるエマルジョン燃料の
調合にも用いることができ、本考案にいう貯蔵とは一定
量のエマルジョンを系内にとどめ調合する意味を含めて
解釈すべきものである。
たが、たとえば、油と水とからなるエマルジョン燃料の
調合にも用いることができ、本考案にいう貯蔵とは一定
量のエマルジョンを系内にとどめ調合する意味を含めて
解釈すべきものである。
第1図は本考案の装置の実施例を示す概略図第2図は本
考案の他の実施例を示す概略図である。 1・・・・・・貯蔵タンク、5・・・・・・液抜出口、
7・・・・・・連結管、8・曲・ポンプ、9・・曲モー
ションレスミキサ、10・・・・・・リリーフバルブ。
考案の他の実施例を示す概略図である。 1・・・・・・貯蔵タンク、5・・・・・・液抜出口、
7・・・・・・連結管、8・曲・ポンプ、9・・曲モー
ションレスミキサ、10・・・・・・リリーフバルブ。
Claims (1)
- 貯蔵タンクの液抜出口に連結管を介してポンプとモーシ
ョンレスミキサとをこの順序で直列に連結し、再び前記
貯蔵タンクの液戻口に連結するように循環回路に構威し
、前記液抜出口を貯蔵タンクの底面より離れた上方に開
口するように位置せしめたことを特徴とするエマルジョ
ン燃料の貯蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5871081U JPS609233Y2 (ja) | 1981-04-24 | 1981-04-24 | エマルジヨン燃料の貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5871081U JPS609233Y2 (ja) | 1981-04-24 | 1981-04-24 | エマルジヨン燃料の貯蔵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57172050U JPS57172050U (ja) | 1982-10-29 |
JPS609233Y2 true JPS609233Y2 (ja) | 1985-04-02 |
Family
ID=29855105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5871081U Expired JPS609233Y2 (ja) | 1981-04-24 | 1981-04-24 | エマルジヨン燃料の貯蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609233Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-04-24 JP JP5871081U patent/JPS609233Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57172050U (ja) | 1982-10-29 |
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