JPS6091299A - 原子力機器の切断，解体装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は品放射性物質に侵された使用済の原子力圧力容
器、配管などを所定寸法に切断し、解体撤去する原子力
機器の切断、解体装置に関するものである。

例えば原子力圧力容器（Ｒｅａｃｔｏｒ　Ｐｒｅｓｓｕ
ｒｅＶｅｓｓｅｌ以下阜にＲＰ　Ｖという）は、５００
ｍｇ／ｈ以上の照射線散率の高放射性物質に侵されてい
るので切断、解体作業は解体作業従事者への放射線被曝
防ＩＬ対策−Ｆからも、あるいは放射性物質の漏洩防上
対策上からも水中で切断、解体作業が行なわれる。

第１図は従来のａ　ｐ　ｖの切断、解体作業を示す断Ｉ
ｆｒ図である。

第１図において、■はＲＰ　Ｖ、２はＲＰ　Ｖ　１のフ
ランジ部、３はＩｔ　Ｐ　Ｖ　１の耐食性を維持するた
めにその内側に内張されたステンレスクラッド、４はｎ
ＰＶｌを囲み放射線を遮蔽する生体遮蔽壁、５は放射線
の漏洩を防止する水、６は原子炉オペレーションフロア
−７に設置した台車、８はｎＰＶｌ内に懸吊されたマニ
プレータ、９はマニプレータ８に取付けられた切断機、
１０は基礎、１１ハｆｉ　Ｐ　Ｖ　１　ノスカ）　ｔ？
１５．１２．１３は使用済燃料フール、ドライヤセパレ
ータブール、１４ａ。

１４ｂ、１４Ｃは切断予定線である。

この様な構造において、ｒｔｐｖｔの切断は、まず内部
構造物が撤去されたＲ　Ｐ　Ｖ　１を水５内に水没させ
、台車６に懸吊されたマニプレータ８を遠隔操作によっ
て切断予定線１４ａまで降し、マニプレータ８の先端に
取付ゆられた切断機９によって切断予定１ｉＩＩＪｌ　
１４　ａを切断し、しかる後にＶＪ断予定ｍ４４１）、
１４　Ｃ・・・・・・を順次切断してブロックに切断、
解体するのである。。

ところが、発明者等の実験によればこの切断、解体作業
におけるポイントはＲＰＶｘと切ｔＦＩｉ磯９のトーチ
の間隔（スタンドオフ）が６〜８咽が好ましく特に７■
付近でＲＰＶｘの肉厚が２００〜４００鵡の切断に成功
しているが、スタンドオフが６簡よりも狭くなると切断
機９のトーチが溶融し、スタンドオフが８ＷＭよりも広
くなると予熱部への入熱効果が低下するために２００〜
４００咽のＲＰＶｌをｇＪ断することはできないことを
確認した、 そして実機のＲＰＶＩの最大肉厚は４２０＋ｎ＋ｎにも
達し、しかも第１図に示す如くマニプレータ８の垂直ス
トロークが約３０ｍにも及ぶものにおいては、スタンド
オフを６〜５ＩＩＩＩｌ付近に設定することは不可能に
近い。

本発明はかかる従来の欠点を解消すうために、スタンド
オフの精度を高くすることができる原子力機器の切断、
解体装置を得ようとするものである。

本発明は前述の目的を達成するために、支持台を円形状
に形成するとともに、この支持台に原子力機器にそって
切断機を移動させる軌道と、支持台を固定する固定脚を
設け、支持台を案内部材に固定した後、原子力機器にそ
って切断機を移動させるようにしたものである。

以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第２図は本発明に係る切断、解体装置の平面図を示すも
ので、第２図において、９は切断機、１５は切断機９を
搭載、懸吊する円形状の支持台、１６は支持台１５に設
けられた切断機９の軌道、１７は支持台１５を固定する
固定脚で、このｍｌ定脚１７は伸縮自在である。

この縁な構造において、支持台１５を所定の位置に水没
させ、その後に固定脚１７を仲、轍させて支持台１５を
固定脚１７によって固定し、その後に切断機９を軌道１
６にそって移動させることによって原子力機器を輪切り
に切断するのである。

この様に切断機９の軌道１６を有する支持台１５を用い
て原子力機器を切断すれば、スタンドオフの精度は向上
し、効果的に原子力機器を切断することができる。

第３図はＲＰＶＩの内側に支持台１５を固定し、ＲＰＶ
　１を切断機９によって切断する様子を示したものであ
る。

第３図において、符号１〜１４は第１図のものと、符号
１５〜１７は第２図のものと同一であり、１８はオペレ
ーションフロア−７に設置したクレーン、１９は支持台
１５を懸吊するロープ、２０はＰ　ＣＶ　（Ｐ　ｒｉｍ
ａｒｙ　Ｃｏｎｔａｉｎｍｅｎｔ　Ｖｅｓｓｅｌの略）
、２１は生体遮蔽壁４の上に新設された水シール壁で、
これら生体遮蔽壁４、水シール壁２１は支持台１５の案
内部材でもある。

第３図に示すように原子炉既設の天井クレーン１８を利
用して切断機９を懸吊した支持台１５をワイヤーロープ
１９によりＲＰＶｌ内へ吊り下げる。

次に固定脚１７を伸長して水シール壁（案内部材）２１
の内面に支持台１５を固定する。

そして切断機９に点火して支持台１５の軌道１６にそっ
て切断機９を移動させれば、ＲＰＶＩの切断予定線１４
ａにそった切断が行なわれ、ＲＰＶｌをブロックに輪切
りに切断することができる。

なお、切断予定線１４ａの切断作業が完了すれば固定脚
１７を収縮させて支持台１５の固定を解除し、次の切断
予定線１４ｂまで丁げ、今までと同様に固定脚１７によ
って支持台１５を固定し、次の切断作業に入る。

第４図は他の実施例を示すもので、Ｒｐｖｔの底部のみ
を図示している。

第３図のものと異る点は、第３図のものにはいてはＲＰ
ＶＩの内側から切断作業を行なったが、第４図のものは
ＲＰＶＩの外周から切断作業を行なうものであり、他の
説明は第３図のものと同一である。

なお、第４図のものにおいては、ＲＰ　Ｖ　１のスカー
ト部１１も輪切りに切断することができる。

第５図のものはＲＰＶＩの下鏡２２を切断する様子を示
したものであり、軌道１６は固定台１５から半円形状に
垂れ下り、下鏡２２を小ブロックに切断することができ
る。

以上本発明の実施例においては、ｉ’ｔＰＶを切断、解
体することについて説明したが、本発明はＲＰＶのみに
限定されるものではなく、配管の切断、解体にも用いる
ことができ、広く原子力機器の切断、解体にも利用でき
るものである。

本発明は支持台を円形状に形成するとともに、この支持
台に原子力機器にそって切断機を移動させる軌道と、支
持台を固定する固定脚を設け、支持台を案内部材に固定
した後、原子力機器にそって切断機を移動させるように
したので、原子力機器と切断機の間隔精度を高く保つこ
とができ、高放射性物質に侵された使用済の原子力機器
を迅速に切断、解体することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のＲＰＶの切断、解体作業を示す断面図、
第２図は本発明の実施例に係る切断、解体装置の平面図
、第３図は第２図の切断、解体装置を用いてＲＰＶを内
側から切断する様子を示した断面図、第４図はＲＰ　Ｖ
を外側から切断する様子を示した断面図、第５図はＲＰ
Ｖの下鏡を切断する様子を示した断面図である。 ■、２・・・・・・原子力機器、５・・・・・・水、９
・・・・・・切断機１．１５・・・・・・支持台、１６
・・・・・・軌道、１７・・・・・・固定脚、４，２１
・・・・・・案内部材。 第１図 ７２呂 Ｔ３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高放射性物質に侵された原子力機器を水没させ、水中で
   支持台に支持された切断機でブロックに切断、解体する
   ものにおいて、前記支持台を円形状に形成するとともに
   、この支持台に原子力機器にそって切断機を移動させる
   軌道と、支持台を固定する固定脚を設け、支持台を案内
   部材に固定した後、原子力機器にそって切断機を移動さ
   せるようにしたことを特徴とする原子力機器の切断、解
   体装置。