JPS6089343A - プラスチツクフイルムの表面処理方法 - Google Patents
プラスチツクフイルムの表面処理方法Info
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- JPS6089343A JPS6089343A JP19807983A JP19807983A JPS6089343A JP S6089343 A JPS6089343 A JP S6089343A JP 19807983 A JP19807983 A JP 19807983A JP 19807983 A JP19807983 A JP 19807983A JP S6089343 A JPS6089343 A JP S6089343A
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- plastic film
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- glow discharge
- gas
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/10—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by electric discharge treatment
- B29C59/12—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by electric discharge treatment in an environment other than air
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、フィルム上にSiOなどの薄膜を形成する際
に、優れた特性を示すプラスチックフィルムの表面処理
方法に係る。即ち、窒素ガス又はアルゴンガスなどの不
活性ガスを主成分として酸素ガス濃度が10〜30vo
1%を占め、その全圧力が0.1〜5 Torrを示す
混合ガス雰囲気中において、プラスチックフィルムの支
持台そのものか又はプラスチックフィルムの裏面側に対
向電極を形成し、プラスチックフィルムの表面近くに電
圧1〜l0KVを印加した対電極をおき、その電極から
周波数10〜10に11Zで、フィルム面積100cJ
当り電力10〜500VAのグロー放電で表面処理する
。さらに該処理後常圧にもどすことなく以下に述べる機
能性薄膜を形成させることもできる。プラスチックフィ
ルム上に薄膜を形成する技術は従来から知られているが
、近年液晶表示素子にカバー用として、ポリスルフォン
フィルムにSiOに(×−1〜2)膜をコートしたフィ
ルムが用いられたり、ポリエステルフィルムにCoCr
膜をスパッタ法で形成し、磁気記録用フィルムとして用
いられるようになっている。
に、優れた特性を示すプラスチックフィルムの表面処理
方法に係る。即ち、窒素ガス又はアルゴンガスなどの不
活性ガスを主成分として酸素ガス濃度が10〜30vo
1%を占め、その全圧力が0.1〜5 Torrを示す
混合ガス雰囲気中において、プラスチックフィルムの支
持台そのものか又はプラスチックフィルムの裏面側に対
向電極を形成し、プラスチックフィルムの表面近くに電
圧1〜l0KVを印加した対電極をおき、その電極から
周波数10〜10に11Zで、フィルム面積100cJ
当り電力10〜500VAのグロー放電で表面処理する
。さらに該処理後常圧にもどすことなく以下に述べる機
能性薄膜を形成させることもできる。プラスチックフィ
ルム上に薄膜を形成する技術は従来から知られているが
、近年液晶表示素子にカバー用として、ポリスルフォン
フィルムにSiOに(×−1〜2)膜をコートしたフィ
ルムが用いられたり、ポリエステルフィルムにCoCr
膜をスパッタ法で形成し、磁気記録用フィルムとして用
いられるようになっている。
又、よく知られているようにγ−へマタイト微粒子から
なる磁性塗膜をポリエステルフィルム上に形成したもの
を磁気テープとして用いている。
なる磁性塗膜をポリエステルフィルム上に形成したもの
を磁気テープとして用いている。
本発明に係るプラスチックフィルムの表面処理方法は、
このような電気的用途に用いる場合や薄膜の高い均一性
が要求される場合にピンホールや凸凹などの欠陥が著し
く少な(、シかも付着力の強い薄膜を形成することがで
きるという特徴を有している。
このような電気的用途に用いる場合や薄膜の高い均一性
が要求される場合にピンホールや凸凹などの欠陥が著し
く少な(、シかも付着力の強い薄膜を形成することがで
きるという特徴を有している。
まず、磁気テープ用ポリエステルベースフィルムについ
て考えてみると、要求される特性として重要なものは適
度な表面粗さを持ち、滑り性が良好であるという特性で
ある。極端な場合フィルム面の巨大な突起は磁気塗膜の
欠陥の原因となり。
て考えてみると、要求される特性として重要なものは適
度な表面粗さを持ち、滑り性が良好であるという特性で
ある。極端な場合フィルム面の巨大な突起は磁気塗膜の
欠陥の原因となり。
その結果として磁気記録のドロ・ツブ了ウド(欠落)現
象が起こることはよく知られている。従ってフィルム面
の異物、汚染はこのような高精度を要求される用途のプ
ラスチックフィルムの場合、非常に嫌われており、特に
磁気テープ用ポリエステルベースフィルムでは製造工程
の段階から作業環境の空気中のミスト微粒子が(米国連
邦規格N11206において)レベル10万以下という
通常の場合よりも非常にクリーンな環境が要求されてい
る。塗布型の磁性薄膜は、膜圧がカセットテープの場合
で約5μm程度であり、オープンテープで約12μm程
度であるが、 PVD法の1つであるスパッタ法で作成
したCoCr垂直磁性膜は、2層構造の場合でも高透磁
率層が0.5pvaで垂直磁性膜が膜厚0.68mであ
り、2層を合わせても膜厚1μm程度である。
象が起こることはよく知られている。従ってフィルム面
の異物、汚染はこのような高精度を要求される用途のプ
ラスチックフィルムの場合、非常に嫌われており、特に
磁気テープ用ポリエステルベースフィルムでは製造工程
の段階から作業環境の空気中のミスト微粒子が(米国連
邦規格N11206において)レベル10万以下という
通常の場合よりも非常にクリーンな環境が要求されてい
る。塗布型の磁性薄膜は、膜圧がカセットテープの場合
で約5μm程度であり、オープンテープで約12μm程
度であるが、 PVD法の1つであるスパッタ法で作成
したCoCr垂直磁性膜は、2層構造の場合でも高透磁
率層が0.5pvaで垂直磁性膜が膜厚0.68mであ
り、2層を合わせても膜厚1μm程度である。
このような高機能性のサブミクロン薄膜を作成する場合
は、フィルム面上のミクロな欠陥原因を除去することが
必要である。通常のホコリ、ゴミ類による汚染はエタノ
ール、アセトン等の有機溶媒にフィルムを浸して、超音
波洗浄することにより除去する方法が可能であるが、こ
の方法はフィルムの連続的な製造プロセスには有機溶媒
が一般に引火性であること、乾燥に際して雰囲気気体中
に浮遊しているゴミや微粒子が又付着してしまうなどの
ことから取り扱い上の困難を生じるため連続プロセスに
おいては通常実施されていない。
は、フィルム面上のミクロな欠陥原因を除去することが
必要である。通常のホコリ、ゴミ類による汚染はエタノ
ール、アセトン等の有機溶媒にフィルムを浸して、超音
波洗浄することにより除去する方法が可能であるが、こ
の方法はフィルムの連続的な製造プロセスには有機溶媒
が一般に引火性であること、乾燥に際して雰囲気気体中
に浮遊しているゴミや微粒子が又付着してしまうなどの
ことから取り扱い上の困難を生じるため連続プロセスに
おいては通常実施されていない。
一般には電気的な放電によるピリング処理、空気中での
コロナ放電処理が行われているが、ポリエステルフィル
ムにコロナ放電を行うと逆にフィルム面近傍に細かい粒
子からなるミストが発生し。
コロナ放電処理が行われているが、ポリエステルフィル
ムにコロナ放電を行うと逆にフィルム面近傍に細かい粒
子からなるミストが発生し。
ミスト中の微粒子がフィルム面に再付着するという問題
があった。又、コーテイング膜として5iOx(x−1
〜2)薄膜をイオンブレーティングなどのドライな方法
で作成する場合や耐透湿性のためアルミニウム薄膜を真
空蒸着などのPVD法で作成する場合、ベースフィルム
の表面処理に際して同じような困難があり異物、汚染な
どによるベースフィルムのミクロなレベルの欠陥はベー
スフィルム上に作成した薄膜に共通してピンホールなど
のミクロなレベルの欠陥をもたらす。このような困難は
9通常これまで実施されてきたコロナ放電などの表面処
理だけでは避けることのできないものであった。
があった。又、コーテイング膜として5iOx(x−1
〜2)薄膜をイオンブレーティングなどのドライな方法
で作成する場合や耐透湿性のためアルミニウム薄膜を真
空蒸着などのPVD法で作成する場合、ベースフィルム
の表面処理に際して同じような困難があり異物、汚染な
どによるベースフィルムのミクロなレベルの欠陥はベー
スフィルム上に作成した薄膜に共通してピンホールなど
のミクロなレベルの欠陥をもたらす。このような困難は
9通常これまで実施されてきたコロナ放電などの表面処
理だけでは避けることのできないものであった。
本発明は、かかる困難を除去するためのものである。
本発明はグロー放電を利用するものであるので0゜IT
orr〜5 Torrの減圧化でフィルム処理を行う。
orr〜5 Torrの減圧化でフィルム処理を行う。
窒素やアルゴンなどの不活性ガス中に濃度10〜30v
o1%の酸素ガスを混入する。真空糸におかれたSiウ
ェハ基板などの表面清浄化処理としてよ〈実施される処
理方法にアルゴンボンバード処理があるが1本発明では
高い濃度の酸素ガスを混入し不活性ガスとの混合ガスを
用いる。これが処理されたフィルムに結果的によい効果
をもたらす。プラスチックフィルムの材質、膜厚などの
特性により用いられる酸素ガス濃度は異なるが、フィル
ム厚さ12μmのポリエステルフィルムの場合では酸素
ガス濃度が20〜25%程度がよく、ポリエステルフィ
ルムに比べてやや耐熱性があるとされるポリスルフォン
フィルムなどでは25〜30%ポリ了りレート、ポリカ
ーボネート、ポリイミドのように丈美な耐熱性のフィル
ムでは30〜35%が好ましい。ガス圧力は+ITor
r前後が最も安定にグロー放電が発生し、かつ他の条件
を同一にして比較すると圧力I Torrでの放電効果
が処理しようとするフィルムの広範囲の部分に及ぶが、
実用的なガス圧力としては0.1Torr〜5 Tor
rの範囲であればよい。短時間(数十秒以下)でフィル
ム処理を完了したいときは、ITorrよりも低い真空
でグロー放電を発生させればよい。又、上記混合ガス中
にグロー放電を発生させる場合に、その周波数や印加電
圧さらにバイアス電圧も重要で、放電エネルギーが余り
強すぎると極端な場合フィルムが熱収縮を起こしたり、
処理後の寸法安定性などの特性が劣化することがある。
o1%の酸素ガスを混入する。真空糸におかれたSiウ
ェハ基板などの表面清浄化処理としてよ〈実施される処
理方法にアルゴンボンバード処理があるが1本発明では
高い濃度の酸素ガスを混入し不活性ガスとの混合ガスを
用いる。これが処理されたフィルムに結果的によい効果
をもたらす。プラスチックフィルムの材質、膜厚などの
特性により用いられる酸素ガス濃度は異なるが、フィル
ム厚さ12μmのポリエステルフィルムの場合では酸素
ガス濃度が20〜25%程度がよく、ポリエステルフィ
ルムに比べてやや耐熱性があるとされるポリスルフォン
フィルムなどでは25〜30%ポリ了りレート、ポリカ
ーボネート、ポリイミドのように丈美な耐熱性のフィル
ムでは30〜35%が好ましい。ガス圧力は+ITor
r前後が最も安定にグロー放電が発生し、かつ他の条件
を同一にして比較すると圧力I Torrでの放電効果
が処理しようとするフィルムの広範囲の部分に及ぶが、
実用的なガス圧力としては0.1Torr〜5 Tor
rの範囲であればよい。短時間(数十秒以下)でフィル
ム処理を完了したいときは、ITorrよりも低い真空
でグロー放電を発生させればよい。又、上記混合ガス中
にグロー放電を発生させる場合に、その周波数や印加電
圧さらにバイアス電圧も重要で、放電エネルギーが余り
強すぎると極端な場合フィルムが熱収縮を起こしたり、
処理後の寸法安定性などの特性が劣化することがある。
フィルム厚さ12μmのポリエステルフィルムの場合6
0〜I KH2、印加電圧6KVが好ましい。対向電極
は、処理の状態により0〜−2KVのバイアス電圧をか
けることもできる。これらの条件下において電力10〜
500VAの範囲でグロー放電を発生させる。
0〜I KH2、印加電圧6KVが好ましい。対向電極
は、処理の状態により0〜−2KVのバイアス電圧をか
けることもできる。これらの条件下において電力10〜
500VAの範囲でグロー放電を発生させる。
本発明に係るプラスチックフィルムの表面処理方法を図
によって示す。
によって示す。
第1図の1は電圧を印加する電極を示す。第1図の3は
表面処理されるプラスチックフィルムを示し、2はフィ
ルムを支持するためのローラーを示す。このローラーそ
のものが接地電極となっており、電極1との間にグロー
放電4が発生する。
表面処理されるプラスチックフィルムを示し、2はフィ
ルムを支持するためのローラーを示す。このローラーそ
のものが接地電極となっており、電極1との間にグロー
放電4が発生する。
対向電極を接地電極としたが必要に応じてバイアスして
もよい。第2図はフィルムの裏側に接地電極8を別に形
成した例である。第2図の5は印加電極を、6は処理す
るプラスチックフィルムを。
もよい。第2図はフィルムの裏側に接地電極8を別に形
成した例である。第2図の5は印加電極を、6は処理す
るプラスチックフィルムを。
7はガイドローラーを示す。接地電極8は柄状でも網目
状でもフィルムに処理が行なえるものであればどんな形
状でもよい。第2図の9は発生したグロー放電を示す。
状でもフィルムに処理が行なえるものであればどんな形
状でもよい。第2図の9は発生したグロー放電を示す。
電極1は棒状で、電極5は円板状のものを示したが接地
電極と同様に処理が行なえるものであれば、形状はどん
なものであってもよい。又図には示さなかったがプラス
チックフィルムの両面に表面処理するものであってもよ
い。
電極と同様に処理が行なえるものであれば、形状はどん
なものであってもよい。又図には示さなかったがプラス
チックフィルムの両面に表面処理するものであってもよ
い。
本発明でのグロー放電は、今まで実施されてきたコロナ
放電やプラズマ処理とは全(異なる効果を有する。コロ
ナ放電は通常大気圧下で行われる火花放電である。コロ
ナ放電は、ミスト微粒子をQaさせるし、放電を受ける
フィルム面にエネルギーの集中部分ができるためミクロ
な欠陥処理として見るとフィルム全面の処理として適切
ではない。又、グロー放電よりも10′ITorr以下
の高真空下において発生させたアルゴンなどのプラズマ
によるイオンボンバードやアルゴンボンバード処理は、
フィルムに飛び込む粒子が非常に高エネルギー状態にあ
るためフィルムが急速に昇温し、熱収縮や特性劣化をも
たらす。膜厚12μmのポリエステルフィルムの場合、
アルゴンボンバード処理を行うと数分でフィルム温度が
80〜100℃にも達する。しかも高真空中の処理であ
るため、フィルム面に飛び込む粒子の数は本発明の処理
に比べてずっと少ない。従ってミクロなレベルの汚染な
どの欠陥に起因してフィルム面上に薄膜を作成した場合
に薄膜に発生するピンホールなどを減少させるには、効
果が弱い。その上2本発明では処理されるフィルムの裏
面か支持台そのものを接地電極としているため、全方向
的なプラズマ処理と比ベグロー放電の発生する電極から
明らかにフィルム面に向かう方向性のある発光を確認す
ることができる。これはプラズマ処理に比べて効率的に
フィルム面の処理が行われていることを示し、しかも熱
収縮などの特性劣化は充分に避けることができる。
放電やプラズマ処理とは全(異なる効果を有する。コロ
ナ放電は通常大気圧下で行われる火花放電である。コロ
ナ放電は、ミスト微粒子をQaさせるし、放電を受ける
フィルム面にエネルギーの集中部分ができるためミクロ
な欠陥処理として見るとフィルム全面の処理として適切
ではない。又、グロー放電よりも10′ITorr以下
の高真空下において発生させたアルゴンなどのプラズマ
によるイオンボンバードやアルゴンボンバード処理は、
フィルムに飛び込む粒子が非常に高エネルギー状態にあ
るためフィルムが急速に昇温し、熱収縮や特性劣化をも
たらす。膜厚12μmのポリエステルフィルムの場合、
アルゴンボンバード処理を行うと数分でフィルム温度が
80〜100℃にも達する。しかも高真空中の処理であ
るため、フィルム面に飛び込む粒子の数は本発明の処理
に比べてずっと少ない。従ってミクロなレベルの汚染な
どの欠陥に起因してフィルム面上に薄膜を作成した場合
に薄膜に発生するピンホールなどを減少させるには、効
果が弱い。その上2本発明では処理されるフィルムの裏
面か支持台そのものを接地電極としているため、全方向
的なプラズマ処理と比ベグロー放電の発生する電極から
明らかにフィルム面に向かう方向性のある発光を確認す
ることができる。これはプラズマ処理に比べて効率的に
フィルム面の処理が行われていることを示し、しかも熱
収縮などの特性劣化は充分に避けることができる。
このようにして表面処理されたプラスチックフィルムは
、大気中に取り出すことなく、更にその上に薄膜を形成
した場合に1通常のコロナ放電処理されたプラスチック
フィルムに比べて形成された薄膜の付着力が強く、ピン
ホールなどのミクロな欠陥が著しく減少するという効果
を有する。
、大気中に取り出すことなく、更にその上に薄膜を形成
した場合に1通常のコロナ放電処理されたプラスチック
フィルムに比べて形成された薄膜の付着力が強く、ピン
ホールなどのミクロな欠陥が著しく減少するという効果
を有する。
以下に具体的な実施例を挙げて通常のコロナ放電処理を
行ったフィルムと比較した場合を示す。
行ったフィルムと比較した場合を示す。
実施例1
ポリスルフォンフィルム(フィルム厚125μ)に5t
yx (x = 1〜2)薄膜の700人表面コーティ
ング処理をRFイオンブレーティング法で行った場合に
、電圧10KV/cm、大気圧下の通常のコロナ放電処
理を行ったポリスルフォンフィルムと1本発明に係る表
面処理方法で表面処理したポリスルフォンフィルムとを
SiOに(に−1〜2)薄膜に発生したピンホールなど
の欠陥数で比較した。比較には顕微鏡写真を用いた。倍
率は100倍である。
yx (x = 1〜2)薄膜の700人表面コーティ
ング処理をRFイオンブレーティング法で行った場合に
、電圧10KV/cm、大気圧下の通常のコロナ放電処
理を行ったポリスルフォンフィルムと1本発明に係る表
面処理方法で表面処理したポリスルフォンフィルムとを
SiOに(に−1〜2)薄膜に発生したピンホールなど
の欠陥数で比較した。比較には顕微鏡写真を用いた。倍
率は100倍である。
フィルム上で同一面積を占める顕微鏡視野内に観察され
た薄膜のピンホール及び欠陥数を下に示す。
た薄膜のピンホール及び欠陥数を下に示す。
I 1本発明例I従来例(
)薄膜のピンホール13120〜301)及び欠陥数
1 1 1 本実施例は液晶表示素子のカバーフィルムとして用いら
れる。このような電子素子の場合SiO++のコート薄
膜のピンホールは、 Na、になどのイオンが通過する
ため液晶表示素子の特性劣化をもたらすので好ましくな
い。本発明の処理フィルムを用いることによって、耐透
過性が向上し素子の耐久性の向上に寄与すると考えられ
る。
1 1 1 本実施例は液晶表示素子のカバーフィルムとして用いら
れる。このような電子素子の場合SiO++のコート薄
膜のピンホールは、 Na、になどのイオンが通過する
ため液晶表示素子の特性劣化をもたらすので好ましくな
い。本発明の処理フィルムを用いることによって、耐透
過性が向上し素子の耐久性の向上に寄与すると考えられ
る。
実施例2
ポリエステルフィルム(フィルム厚100μ)にAA薄
膜(薄膜5000人)をスパッタ法で作成した。
膜(薄膜5000人)をスパッタ法で作成した。
本発明の表面処理されたフィルムにAρ薄膜をコートし
たフィルムは、ピンホールなどの欠陥りが著しく少ない
ことが顕微鏡によって観察できる。
たフィルムは、ピンホールなどの欠陥りが著しく少ない
ことが顕微鏡によって観察できる。
写真1は本発明例の顕微鏡写真を、写真2は従来例によ
る顕微鏡写真である。倍率は100倍である。
る顕微鏡写真である。倍率は100倍である。
従来のコロナ放電処理されたフィルムとの耐透湿性を比
較した。JISZ−0208法に基づく40℃、90%
RHにおける水蒸気透過率の測定を行ったところ、従来
例では72hrs後0.7g/mであったが5本実施例
では0.1 g /m以下の値を示した。
較した。JISZ−0208法に基づく40℃、90%
RHにおける水蒸気透過率の測定を行ったところ、従来
例では72hrs後0.7g/mであったが5本実施例
では0.1 g /m以下の値を示した。
これば電子素子などの保護フィルムとして用いる時に酸
化防止のために必要な特性となる。又、酸素透過率も著
しい減少が見られた。
化防止のために必要な特性となる。又、酸素透過率も著
しい減少が見られた。
実施例3
ポリエステルフィルム(フィルム厚125μ)上にRF
イオノブレーティング法によりCoCr垂直磁化膜を作
成した。(成分比およそCo(4) : Cr(It膜
厚1000人) 本発明の表面処理されたフィルムは、従来例のものに比
べてCoCr薄膜のピンホールなどの欠陥が著しく少な
いことが顕微鏡の観察により確認された。CoCr垂直
磁化膜は、高密度磁気記録に用いられるためこのような
大きさ、数ミクロン以下の欠陥の減少は、信号の欠落現
象に対して非常に効果的である。
イオノブレーティング法によりCoCr垂直磁化膜を作
成した。(成分比およそCo(4) : Cr(It膜
厚1000人) 本発明の表面処理されたフィルムは、従来例のものに比
べてCoCr薄膜のピンホールなどの欠陥が著しく少な
いことが顕微鏡の観察により確認された。CoCr垂直
磁化膜は、高密度磁気記録に用いられるためこのような
大きさ、数ミクロン以下の欠陥の減少は、信号の欠落現
象に対して非常に効果的である。
′第1図、第2図は本発明に係るプラスチックフィルム
の表面処理方法の具体的な2つの実施態様を示している
。 1:電圧を印加する電極、3:表面処理されるプラスチ
ックフィルム、2:フィルムをガイドするローラー、第
1図の実施態様では、ガイドローラー2そのものが接地
電極となっており、印加電極1とこの接地電極との間に
グロー放電4が発生する。5:板状の印加電極、6:プ
ラスチックフィルム、7:ガイドローラー、8:フィル
ムの裏側に形成された接地電極、9:電極間に発生する
グロー放電 特許出願人 ユニチカ株式会社 図面の7争9と−(内容に変更なし) 手続補正書(方式) 1.事件の表示 特願昭58−198079号 2、発明の名称 プラスチックフィルムの表面処理方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地昭和59年
1月11日(発送日 昭和59年1月31日)6、補正
の内容 〔12z明細書第12頁第3行、第4行を削除する。 CL)V1図面に貼付した写真1.写真2を削除する。 il+参考写真1.2 各1通 (2澗【1 1 t
の表面処理方法の具体的な2つの実施態様を示している
。 1:電圧を印加する電極、3:表面処理されるプラスチ
ックフィルム、2:フィルムをガイドするローラー、第
1図の実施態様では、ガイドローラー2そのものが接地
電極となっており、印加電極1とこの接地電極との間に
グロー放電4が発生する。5:板状の印加電極、6:プ
ラスチックフィルム、7:ガイドローラー、8:フィル
ムの裏側に形成された接地電極、9:電極間に発生する
グロー放電 特許出願人 ユニチカ株式会社 図面の7争9と−(内容に変更なし) 手続補正書(方式) 1.事件の表示 特願昭58−198079号 2、発明の名称 プラスチックフィルムの表面処理方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地昭和59年
1月11日(発送日 昭和59年1月31日)6、補正
の内容 〔12z明細書第12頁第3行、第4行を削除する。 CL)V1図面に貼付した写真1.写真2を削除する。 il+参考写真1.2 各1通 (2澗【1 1 t
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、窒素ガス又はアルゴンガスなどの不活性ガスを主成
分として、酸素ガス濃度が10〜30νo1%を占め、
その全圧力が0.1〜5 Torrを示す混合ガス雰囲
気中において、プラスチックフィルムの支持台そのもの
か又はプラスチックフィルムの裏面側に0〜5にνの範
囲で正又は負にバイアスされているか、接地されている
電極(以後これを対向電極という)を形成し、プラスチ
ックフィルムの表面近くに電圧1〜l0KVを印加した
対電極をおき、その電極から周波数10〜l0KIIZ
で、フィルム面積100cl当り電力10〜500 V
Aのグロー放電を施すことを特徴とするプラスチックフ
ィルムの表面処理方法。 2、特許請求の範囲第1項記載の表面処理を施した該フ
ィルムを常圧にもどすことなく、更にPνD。 CVD処理することを特徴とするプラスチックフィルム
の表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19807983A JPS6089343A (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | プラスチツクフイルムの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19807983A JPS6089343A (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | プラスチツクフイルムの表面処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6089343A true JPS6089343A (ja) | 1985-05-20 |
Family
ID=16385164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19807983A Pending JPS6089343A (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | プラスチツクフイルムの表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6089343A (ja) |
-
1983
- 1983-10-22 JP JP19807983A patent/JPS6089343A/ja active Pending
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