JPS6087B2 - 圧力式複層濾過池の表面洗浄方法 - Google Patents
圧力式複層濾過池の表面洗浄方法Info
- Publication number
- JPS6087B2 JPS6087B2 JP57006518A JP651882A JPS6087B2 JP S6087 B2 JPS6087 B2 JP S6087B2 JP 57006518 A JP57006518 A JP 57006518A JP 651882 A JP651882 A JP 651882A JP S6087 B2 JPS6087 B2 JP S6087B2
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- Japan
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- furnace
- pressure
- water
- layer
- surface cleaning
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は圧力式複層炉過池の表面洗浄方法に関するもの
である。
である。
急速炉過池は上水処理のみならず、廃水処理工程におい
ての高度処理設備として広く用いられている。
ての高度処理設備として広く用いられている。
廃水処理工程で用いられる炉過設備は、その前段での処
理が活性汚泥法、生物膜法等の生物処理であっても、凝
集沈殿法、凝集浮上法等の物理化学処理であっても、そ
の流入水中に高い値のS.Sが含まれることが多く、し
かもそのS.S分は粘着性が高い。さらに流入水のS.
Sの安定性は低く、時として極端に高い値となる場合も
ある。また、圧力式の複層炉過池の場合、高い圧力損失
をとることが可能で、第1図に示すようにS.Sの捕捉
量が大きいので、粘着性が高いために炉材との剥離の困
難な多量のS.Sを炉層中に捕捉することになる。特に
複層式の炉過池の場合、第1図のように上層炉材の全層
と下層炉材の表層に渡ってS.Sを捕捉している。従来
このような炉過池の洗浄のためには、洗浄水による逆洗
浄、洗浄水による砂層の表面上のノズルからの噴流によ
り砂面をたたく表面洗浄、空気による逆洗浄等が用いら
れてきた。
理が活性汚泥法、生物膜法等の生物処理であっても、凝
集沈殿法、凝集浮上法等の物理化学処理であっても、そ
の流入水中に高い値のS.Sが含まれることが多く、し
かもそのS.S分は粘着性が高い。さらに流入水のS.
Sの安定性は低く、時として極端に高い値となる場合も
ある。また、圧力式の複層炉過池の場合、高い圧力損失
をとることが可能で、第1図に示すようにS.Sの捕捉
量が大きいので、粘着性が高いために炉材との剥離の困
難な多量のS.Sを炉層中に捕捉することになる。特に
複層式の炉過池の場合、第1図のように上層炉材の全層
と下層炉材の表層に渡ってS.Sを捕捉している。従来
このような炉過池の洗浄のためには、洗浄水による逆洗
浄、洗浄水による砂層の表面上のノズルからの噴流によ
り砂面をたたく表面洗浄、空気による逆洗浄等が用いら
れてきた。
空気による逆洗浄を行なえば、一般に廃水処理工程にお
ける圧力式複層炉過池の場合でも十分な洗浄が行なわれ
るが、空気源が必要であり、炉材の流出の防止が難しく
、かつ装置的に複雑になる等の問題がある。
ける圧力式複層炉過池の場合でも十分な洗浄が行なわれ
るが、空気源が必要であり、炉材の流出の防止が難しく
、かつ装置的に複雑になる等の問題がある。
また洗浄水による逆洗浄と従来から用いられている炉材
の表面上から炉村をたたくタイプの表面洗浄のみでは十
分な洗浄が行なわれず、マッドボールを形成し、遂には
炉層全体が閉塞する等の欠点がある。本発明は上述の点
もこ鑑みてなしたもので前面に胆流板を傾斜して取り付
けた洗浄水噴射ノズルを上層炉材中に適当な配置で埋め
込み、洗浄水を高速噴射させて阻流板にて反射する強い
擁梓流を生じせしめ、この擬伴流によって上層炉材の全
容積及び下層炉材の表面部を燭拝して洗浄するようにな
したことを特徴とするものである。
の表面上から炉村をたたくタイプの表面洗浄のみでは十
分な洗浄が行なわれず、マッドボールを形成し、遂には
炉層全体が閉塞する等の欠点がある。本発明は上述の点
もこ鑑みてなしたもので前面に胆流板を傾斜して取り付
けた洗浄水噴射ノズルを上層炉材中に適当な配置で埋め
込み、洗浄水を高速噴射させて阻流板にて反射する強い
擁梓流を生じせしめ、この擬伴流によって上層炉材の全
容積及び下層炉材の表面部を燭拝して洗浄するようにな
したことを特徴とするものである。
以下本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
図に於て1は工場、作業場、下水処理場などより排出さ
れる廃水処理工程中に設けられる圧力式複層炉過槽で、
この炉過槽は地中に掘削形成した炉過池でもよい。
れる廃水処理工程中に設けられる圧力式複層炉過槽で、
この炉過槽は地中に掘削形成した炉過池でもよい。
そしてこの炉過槽1には炉材上部に供給するようになし
た炉過すべき原水の流入管2と、炉過槽下部より炉遇さ
れた処理水を排出する排水管3とを配設する。この各管
2,3には流入弁2a「処理水用の排水弁3aを具備せ
しめる。また炉過槽1内には複層式にして炉材を充填す
る。
た炉過すべき原水の流入管2と、炉過槽下部より炉遇さ
れた処理水を排出する排水管3とを配設する。この各管
2,3には流入弁2a「処理水用の排水弁3aを具備せ
しめる。また炉過槽1内には複層式にして炉材を充填す
る。
実施例では上層炉材4aと下層炉材4bの上下二層とし
たがこの層数は限定されることはなくまたその炉村の材
質も上下両層とも同質であってもさらには異質のもので
あってもよい。そしてこの上層炉村4a中には複数の洗
浄用のノズル5を所定深度に埋設するが、この各ノズル
5は第2図に示す如く炉材表面と平行となるようにする
と共にこのノズル先端より所要間隔をおいて該ノズルと
対向して阻流板6を配設する。この胆流板6もノズルと
同様上層炉材中に埋設されるがノズルより噴射される洗
浄水はこの阻流板6に衝突し、その大半が上層炉材の表
面に向うようにある傾斜角をもって配設される。そして
胆流板6は平面あるいは曲面状とし、ノズルと固定して
もさらには他の部材に固定してもよい。上記ノズル5に
は洗浄水管7が接続されると共にこの洗浄水管は二叉に
分かれ−方は逆洗弁8を経て上述の排水管3に接続され
る。
たがこの層数は限定されることはなくまたその炉村の材
質も上下両層とも同質であってもさらには異質のもので
あってもよい。そしてこの上層炉村4a中には複数の洗
浄用のノズル5を所定深度に埋設するが、この各ノズル
5は第2図に示す如く炉材表面と平行となるようにする
と共にこのノズル先端より所要間隔をおいて該ノズルと
対向して阻流板6を配設する。この胆流板6もノズルと
同様上層炉材中に埋設されるがノズルより噴射される洗
浄水はこの阻流板6に衝突し、その大半が上層炉材の表
面に向うようにある傾斜角をもって配設される。そして
胆流板6は平面あるいは曲面状とし、ノズルと固定して
もさらには他の部材に固定してもよい。上記ノズル5に
は洗浄水管7が接続されると共にこの洗浄水管は二叉に
分かれ−方は逆洗弁8を経て上述の排水管3に接続され
る。
而して原水を炉遇するには流入管2より供給し炉材4a
,4bを経て炉過された処理水は排水管3より排出され
る。
,4bを経て炉過された処理水は排水管3より排出され
る。
この原水の海過中は炉過ポンプ(図示省略)が駆動され
流入弁2a、排水弁3aは関の状態とする。そしてこの
炉週により炉材表面あるいは表層部に固形物が捕捉され
一定値以上に達するとこれをタイマー又は損失水頭計に
て検知し原水の供給を停止(流入弁を閉)して洗浄工程
に移る。これはまず炉過檀に設けられた水抜管9及び排
水管10より水抜弁9a、排水弁10aを開いて水抜工
程より始める。この時炉過ポンプは停止され、流入弁2
aは閉じられ排水弁3a、水抜弁9a、排水弁10aは
開けられ砂上10肌程度の表洗開始水位を検知して、水
抜工程を終了し表洗工程に入る。麦洗工程は逆洗開始水
位を電極が検知するかあるいはタイマーによる設定時間
で終了し直ちに逆洗工程に入る。表洗工程で強力な蝿拝
を行ない剥離せしめたS.Sを次に逆洗浄により洗い流
す。この逆洗工程の終了はタイマーによる。表洗工程で
は洗浄水管に設けられた表洗弁7a、排水弁10aを開
き、他の弁はすべて閉じ、炉過ポンプを停止、洗浄ポン
プを駆動する。これにより各ノズルより洗浄水が高速で
噴射され阻流板に衝突させると第2図に示すような噴流
が起りこれに巻き込まれて上層炉材の全層と、下層炉村
の表層に渡る炉材と水の渡梓流が起る。池内全体でもノ
ズルの方向により、せん回流を起すことが可能で、これ
により炉材の洗浄が行なわれる。従ってこうした表面洗
浄の後に逆洗浄を行なえば、洗浄水による表面洗浄、逆
洗浄の組み合わせのみで、廃水処理工程の圧力式複層炉
過池の十分満足しうる洗浄が可能となる。
流入弁2a、排水弁3aは関の状態とする。そしてこの
炉週により炉材表面あるいは表層部に固形物が捕捉され
一定値以上に達するとこれをタイマー又は損失水頭計に
て検知し原水の供給を停止(流入弁を閉)して洗浄工程
に移る。これはまず炉過檀に設けられた水抜管9及び排
水管10より水抜弁9a、排水弁10aを開いて水抜工
程より始める。この時炉過ポンプは停止され、流入弁2
aは閉じられ排水弁3a、水抜弁9a、排水弁10aは
開けられ砂上10肌程度の表洗開始水位を検知して、水
抜工程を終了し表洗工程に入る。麦洗工程は逆洗開始水
位を電極が検知するかあるいはタイマーによる設定時間
で終了し直ちに逆洗工程に入る。表洗工程で強力な蝿拝
を行ない剥離せしめたS.Sを次に逆洗浄により洗い流
す。この逆洗工程の終了はタイマーによる。表洗工程で
は洗浄水管に設けられた表洗弁7a、排水弁10aを開
き、他の弁はすべて閉じ、炉過ポンプを停止、洗浄ポン
プを駆動する。これにより各ノズルより洗浄水が高速で
噴射され阻流板に衝突させると第2図に示すような噴流
が起りこれに巻き込まれて上層炉材の全層と、下層炉村
の表層に渡る炉材と水の渡梓流が起る。池内全体でもノ
ズルの方向により、せん回流を起すことが可能で、これ
により炉材の洗浄が行なわれる。従ってこうした表面洗
浄の後に逆洗浄を行なえば、洗浄水による表面洗浄、逆
洗浄の組み合わせのみで、廃水処理工程の圧力式複層炉
過池の十分満足しうる洗浄が可能となる。
第1図は炉層の断面図、第2図は炉材洗浄時の説明図、
第3図は平面図、第4図は一実施例の断面図、第5図は
作業工程のフローチャートである。 1・・・炉過槽、2・・・流入管、2a・・・流入弁、
3,10・・・排水管、3a,10a・・・排水弁、4
a,4b…炉材、5・・・ノズル、6・・・阻流板、7
・・・洗浄水管、7a・・・表洗弁、8・・・逆洗弁、
9・・・水抜管、9a・・・水抜弁。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
第3図は平面図、第4図は一実施例の断面図、第5図は
作業工程のフローチャートである。 1・・・炉過槽、2・・・流入管、2a・・・流入弁、
3,10・・・排水管、3a,10a・・・排水弁、4
a,4b…炉材、5・・・ノズル、6・・・阻流板、7
・・・洗浄水管、7a・・・表洗弁、8・・・逆洗弁、
9・・・水抜管、9a・・・水抜弁。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
Claims (1)
- 1 廃水処理工程での圧力式複層濾過池に於て、前面に
阻流板を傾斜して取り付けた洗浄水噴射ノズルを上層濾
材中に適当な配置で埋め込み、洗浄水を高速噴射させて
阻流板にて反射する強い撹拌流を生じせしめ、この撹拌
流によつて上層濾材の全容積及び下層濾材の表層部を撹
拌して洗浄するようになしたことを特徴とする圧力式複
層濾過池の表面洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57006518A JPS6087B2 (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 圧力式複層濾過池の表面洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57006518A JPS6087B2 (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 圧力式複層濾過池の表面洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58124507A JPS58124507A (ja) | 1983-07-25 |
JPS6087B2 true JPS6087B2 (ja) | 1985-01-05 |
Family
ID=11640615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57006518A Expired JPS6087B2 (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 圧力式複層濾過池の表面洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6087B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6295107A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-01 | Maezawa Kogyo Kk | 濾過池の洗浄方法及びその装置 |
US5091082A (en) * | 1987-05-01 | 1992-02-25 | Yost Ken L | Apparatus for diverting fluid-entrained solids around a centrifugal pump |
CN103520968B (zh) * | 2013-10-29 | 2016-02-10 | 中国石油天然气股份有限公司 | 油田采出水处理过滤罐气水反冲洗再生工艺 |
CN106466532A (zh) * | 2016-07-27 | 2017-03-01 | 谢绍舜 | 一体化轻质滤料水处理滤池 |
-
1982
- 1982-01-18 JP JP57006518A patent/JPS6087B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58124507A (ja) | 1983-07-25 |
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