JPS608798A - 燃料ピン洗浄方法 - Google Patents

燃料ピン洗浄方法

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JPS608798A
JPS608798A JP11616383A JP11616383A JPS608798A JP S608798 A JPS608798 A JP S608798A JP 11616383 A JP11616383 A JP 11616383A JP 11616383 A JP11616383 A JP 11616383A JP S608798 A JPS608798 A JP S608798A
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Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Nippon Atomic Industry Group Co Ltd
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Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Nippon Atomic Industry Group Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、沸騰水型原子炉における燃料ピンの外面に付
着したクラッドやスケールを除去するだめの燃料ピン洗
浄方法に関する。
〔発明の技術的背景〕
沸騰水型原子炉では、炉心に供給された純水を、核反応
により高温となった燃料ピンと接触させ、高温高圧の蒸
気を発生させている。炉心で発生した蒸気はタービンに
送られ、これによりタービンが駆動され、ダイナモが駆
動される。この後蒸気は復水器に送られて復水とされる
。復水は復水浄化装置で浄化され、純水となって再び炉
心に供給される。
第1図および第2図はこのような原子炉で用いられてい
る燃料集合体の一例を表わしたものである。
4この燃料集合体1は断面はぼ正方形のチャンネルボッ
クス2を備えている。チャンネルボックス2内には、■
印で表わした2本のウォーターロッド3と○印で表わし
た62本の燃料ピン4とが、8行8列の格子状に配列さ
れている。チャンネルボックス2の下部には下部ノズル
5が設けられ、」一部には搬送用の取手6が設けられて
いる。この燃料集合体1では、純水が下部ノズル5から
チャンネルボックス2内に流入し、燃料ピン4と接触し
て発生した蒸気がチャンネルボックス2の上部に設けら
れた上部ノズル(図示せず)から流出されるようになっ
ている。
ところで沸騰水型原子炉では、超臨界ボイラ等において
も問題となっているのと同じように、燃料ピン4の外面
にクラッドやスケールが経時的に付着してくる。燃料ピ
ン4の外面にクラッドやスケールが付着すると、燃料ピ
ン4の熱伝達特性が低下してしまう。また燃料ピン4の
外面が放射化され、放射能を発生してしまう。最近の研
究では、原子炉水中の放射能のほとんどが燃料ピン4の
タト面に付着したクラッドやスケールに起因することが
明らかとなっている。従って燃料ピン4の外面に付着し
たクラッドやスケールを除去する必要力である。
そこで本発明者は、燃料ピン4の外面に付着したクラッ
ドやスケールを除去する方法の開発iこ着手し、次に述
べるような種々の実験や検討を行った。
■燃料集合体1のチャンネルボ・7クス2を外し、燃料
ピン4を燃料プール内においてリモート操作によるヘラ
で1本ずつこすり、付着しているクラッドやスケールを
掻き取る方法。
しかしながらこのような方法では、チャンネルボックス
2を外すので作業に時間がかかり、また燃料プールを汚
染してしまい、更には最外周に位置する28本の燃料ピ
ン4の外側のみしかこすることができない。なお燃料ピ
ン4をすべてばらしてしまい、1本ずつこする方法も考
えられるが、この場合には作業にかなりの時間がかかっ
てしまい、また燃料プールをかなり汚染してしまう。
■燃料集合体1のチャンネルボックス2内にその上部ま
たは下部から水の高速流を注入し、付着しているクラッ
ドやスケールを洗い流す方法。
しかしながらこのような方法では、高速流として5〜7
m /sec程度が限度であり、これ以上の高速流を注
入する°ことができない。この程度の高速流では、クラ
ッドやスケールを除去することができなかぢだ。
■燃料集合体1のチャンネルボックス2内にその上部ま
たは下部から空気と水の混合流を注入し、411着して
いるクラッドやスケールを洗い流゛す方法。
しかしながら沸騰水型原子炉では、燃料ピン4の外面で
沸騰が生じているので、空気と水の混合流ぐらいでは除
去できない程度にクラッドやスケールが強く付着してい
る。従ってこのような方法では、クラッドやスケールを
少ししか除去することができなかった。
■燃料集合体1のチャンネルボックス2を外し、燃料プ
ール内において水ジェツトを燃料ピン4に対し垂直に吹
き付ける方法。
しかしながらこのような方法では、チャンネルボックス
2を外すので作業に時間がかかり、また燃料プールをか
なり汚染してしまい、更には最外周に位置する28本の
燃料ピン4の外側のみしか洗浄することができない。
■燃料集合体1のチャンネルボックス2を外すことなく
あるいは外して超音波を照射する方法。
しかしながらこのような方法では、チャンネルボックス
2を外さないと効果がなく、従って作業に時間がかかっ
てしまう。またチャンネルボ・lラス2を外しても最外
周に位置する28本の燃料ピン4の外側のみしか洗浄す
ることができなかった。
■サンドブラストによる方法。
しかしながらこのような方法では、チャンネルボックス
2を外さないと効果がなく、従って作業に時間がかかっ
てしまう。またチャンネルボ、ノクス2を外しても最外
周に位置する28本の燃料ピン4の外側のみしか洗浄す
ることができながった。
更にサンドやダストの処理をどのようにするかという問
題も生じた。
■燃料集合体1を空気中で崩壊熱(ディケイヒート)に
より自然に発熱させ、この後燃料プールに入れ、急冷し
てクラッドやスケールを自然に剥離させる方法。
しかしながらこのような方法では、燃料ピン4が崩壊熱
により異常に高温となり、変形を生じて健全性を保証す
ることができないという問題が生じ ブこ 。
■化学洗浄による方法。
このような方法では、良好に洗浄することはできるが、
燃料プール中で簡単にかつ確実に更に迅速に洗浄するこ
とのできる装置を開発することができなかった。また燃
料集合体1の溶接部やカシメ部、ピンホール等の耐食性
および材料の健全性等をどのようにして保証するかとい
う問題も生じツこ。
本発明者は、以上のような実験や検討を行ったがいずれ
も十分に満足しつるものではt工かった。
そこで本発明者は、更に種々の実験や検討を行ったとこ
ろ、十分に満足しつるものを開発した。
〔発明の目的〕
本発明は、燃料集合体のチャンネルボックスを外すこと
なく、かつ燃料ピンを損傷することなく、これに付着し
ているクラッドやスケールを簡単にかつ確実に更に迅速
に除去することのできる燃料ピン洗浄方法を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明では、炉心から取り出した燃料集合体を燃料プー
ル内に液密に配置された洗浄塔の内部に垂直にして収納
し、燃料集合体のチャンネルホックス内において詰まら
ない程度の大きさで純水よりも比重の大きい粒子をチャ
ンネルボックス内に水流動スラリの状態で充填し、チャ
ンネルボックスの下部からエアを吹き込んで粒子を上下
に振動させ、これにより粒子を燃料ピンの外面とこすり
合わせて該外面に例着しているクランドやスケールを掻
き落し、この後チャンネルボックスの下部から純水を比
較的低速で流入させ、これにより流動床を形成すると共
に、前記掻き落されたクラッドやスケールを純水と共に
チャンネルボックスの上部から排出させ、この後純水の
流速を上げて粒子をチャンネルボックスの上部がら排出
させるようにしたものである。
また本発明では、チャンネルボックスの上部から排出さ
れる、クラッドやスケールあるいは粒子を含む純水をハ
イドロクローンに送り込み、これにより粒子を回収して
再使用を図ると共に、純水およびクラッドやスケールを
廃棄物タンクに排出させるようにしたものである。
〔実施例〕
以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明の一実施例における燃料ピン洗浄装置の
主要部分を概略的に表わしたものである。
この装置で燃料ピン4の外面に付着しているクラッドや
スケールを除去する場合には、まず燃料集合体1を吊り
」二げてチャンネルボックス2ごと燃料プール(図示せ
ず)に移動させる。燃料プール内には洗浄塔11が配置
されている。洗浄塔11は、下部洗浄塔12と上部洗浄
塔13とがらなっている。下部洗浄塔12内の下部には
受台14が設けられている。燃料集合体1を燃料プール
に移動させたとき、燃料プール内には下部洗浄塔12の
みが配置され、上部洗浄塔13は取り外されている。そ
こで燃料集合体1をチャンネルボックス2ごと下部洗浄
塔12内に挿入し、その下部ノズル5を受台14の円孔
15に液密に嵌合させる。この状態では、燃料集合体1
の上部は下部洗浄塔12の上方に適宜に突出されている
。下部洗浄塔12の上部には、チャンネルボックス2の
断面よりも適宜に小さめの孔を有するゴム製の仕切板1
6が設けられている。従って燃料集合体1の上部は仕切
板16の孔に液密に嵌合されることとなる。燃料集合体
1を下部洗浄塔12内に挿入し終えたら、次に上部洗浄
塔13を下部洗浄塔]2の上に載置し、その両フランジ
をハンド(図示せず)等によって結合すると共に、この
結合部分を同ハンドあるいは他の適当なシール手段でシ
ールする。これにより燃料集合体1の洗浄塔11への収
納が終了する。
燃料集合体1を洗浄塔11に収納し終えたら、次に純水
ポンプ21を駆動させる。すると純水タンク22から純
水が送り出され、流量計23、流量調節弁24および脈
動発生器25をそれぞれ経て分岐点26に到達する。こ
のとき脈動発生器25は駆動していない。また分岐点2
6の2つの下流側にそれぞれ設けられた2つの弁27.
28のうち前者は開弁状態にあり、後者は閉弁状態にあ
る。従って分岐点26に到達した純水は弁27および合
流点28をそれぞれ経て分岐点30に到達する。このと
き分岐点30の2つの下流側にそれぞれ設けられた2つ
の弁31.32のうち前者は開弁状態にあり、後者は閉
弁状態にある。従って分岐点30に到達した純水は弁3
1を経て粒子タンク33に流入される。
粒子タンク33には洗浄助勢用の粒子が適宜に貯えられ
ている。洗浄助勢用の粒子とは、燃料ピン4の外面に付
着しているクラッドやスケールの除去の手助けをするた
めのものであり、次のような条件を満たずものが望まし
い。
■大きさは、チャンネルボックス?内に設けられた燃料
ピン4やこれらのピンの間隔を保持するだめのスペーサ
(図示せず)等によって形成されている狭い隙間に詰ま
らfjい程度であること。燃料ピン4相互間の間隔がl
 mm程度である場合には、0.2+nmφ〜0.6m
mφ程度であるのが望ましい。
■形状は、詰まりに<<、かつ流動抵抗および漂砂現象
の解析等の点で有利であること。例えば偏平、棒状およ
び枝状等の詰まりやすい形状は好ましくなく、球形に近
い形状が望ましい。
■硬さは、洗浄時に燃料ピン4を損傷するおそれがない
程度であること。
■比重は、純水よりも適宜に大きいこと。
■材質は、炉心に入れても問題が生ぜず、またクラッド
やスケールとの吸着性および分離性がよく、更に加工や
廃棄処理が容易なものであるこよ。
例えば活性炭、イオン交換樹脂、キレート樹脂、パーラ
イト、ゼオライト、マグネタイト粒子、ガラスピーズ、
セラミックビーズ、金剛砂、鉄粒子、モレキュラシーブ
が考えられる。
純水を粒子タンク33にある程度流入させたら、純水ポ
ンプ22を停止させる。この後粒子ポンプ34を駆動さ
せる。すると粒子タンク33から粒子と純水の混合体が
送り出され、流量計35および流量調節弁36をそれぞ
れ経て分岐点37に到達する。このとき分岐点37の2
つの下流側にそれぞれ設けられた弁38.39のうち前
者は開弁状態にあり、後者は閉弁状態にある。従って分
岐点に到達した粒子と純水の混合体は弁38を経て、洗
浄塔11内の燃料集合体1の上方に送られる。
この送られてきた粒子と純水の混合体は、チャンネルボ
ックス2の上部ノズルを経てチャンネルボックス2内に
流入され、更に下部ノズル5を経て受台14の下方に流
入される。受台14の下方において下部洗浄塔12の所
定の箇所にはパイプ41が連結されているが、この連結
部分にはメツシュ42が設けられている。従って受台1
4の下方に流入された粒子がパイプ41に入り込むこと
はない。
粒子と純水の混合体をチャンネルボックス2内に燃料ピ
ン4の上部が埋まる程度まで流入したら、粒子ポンプ3
4を停止させると共に、コンプレッサ43を駆動させる
。するとエアが除湿精製器44を経てエアタンク45内
に貯えられる。エアタンク45から送り出されたエアは
流量計46および流量調節弁47をそれぞれ経て分岐点
48に到達する。このとき分岐点48の2つの下流側に
それぞれ設けられた2つの弁51.52のうち前者は開
弁状態にあり、後者は閉弁状態にある。従ってエアは弁
51、合流点53およびパイプ41をそれぞれ経て下部
洗浄塔12の受台14の下方に流入される。この流入さ
れたエアは下部ノズル5を経てチャンネルボックス12
内に流入され、この後上部ノズルから」一部洗浄塔13
内に流入される。エアがチャンネルボックス12内を上
昇するとき、この中の粒子は上下に激しく振動(エアス
クラビング)される。これにより粒子力く燃料ピン4の
外面と激しくこすり合い、この外面に付着しているクラ
ッドやスケールを掻き落す。この掻き落されたクラッド
やスケールは、エアと共に上昇せず、チャンネルボック
ス12内に滞留される。
上部洗浄塔13内に流入されたエアは、分岐点54、開
弁状態にある弁55、合流点56、ハイドロクローン5
7、合流点58およびサイレンザ59をそれぞれ経て廃
棄物タンク61に排出される。
エアの供給を1゛0分程度行ったら、コンプレッサ43
を停止させると共に、純水ポンプ21を駆動させる。す
ると純水タンク22がら純水が送り出され、分岐点26
に到達する。このとき脈動発生器25は駆動していない
。また2つの弁27.28のうち前者は閉弁状態にあり
、後者は開弁状態にある。従って分岐点26に到達した
純水は弁28、合流点53およびパイプ41をそれぞれ
経て下部洗浄塔12の受台14の下方に流入される。
この流入された純水は下部ノズル5を経てチャンネルボ
ックス12内に流入され、この後上部ノズルから上部洗
浄塔13内に流入される。このときの純水の上昇速度は
、流量調節弁24の作用により、粒子の沈降速度(ター
ミナルベロシティ)よりも例えばl/100〜1/10
程度と小さくなっている。従って純水はチャンネルボッ
クス2内を比較的ゆっくり上昇し、流動床が形成される
このため粒子は展開され、その全体の実質的に占める空
間が適宜に大きくなる。このとき粒子の一部がチャンネ
ルボックス2の上部ノズルから流出された場合には、こ
れは仕切板16の上に堆積され、下部洗浄塔12とチャ
ンネノーレボックス2の間に形成された空間に流入する
のを防止される。一方燃料ピン4の外面から剥離されて
チャンネルボックス2内に滞留しているクラッドやスケ
ールは、純水と共に上昇する。
純水およびこれと共に上昇したクラッドやスケールは、
開弁状態にある弁55、ハイドロクローン57および→
ノ゛イレンザ59をそれぞれ経て中レベル廃棄物タンク
61に排出される。上d1チ洗浄塔13から排出された
純水等の放射線強度は、ガンマ線モニタ62で測定され
る。燃料ピン4の外面から剥離されてチャンネルボック
ス2内に滞留していたクラッドやスケールの大部分が廃
棄物クンクロ1に排出されると、ガンマ線モニタ62で
放射線強度が検出されなくなる。
ガンマ線モニタ62で放射線強度が検出されなくなった
ら、純水ポンプ21を停止させると共に、コンプレッサ
43を駆動させる。すなわち純水の供給を10〜50分
程度行ったら、純水ポンプ21を停止させ、エアの供給
を再び開始する。このようにしてエアの供給によるクラ
ッドやスケールの剥離工程と純水の供給によるクラッド
やスケールの排出工程を、ガンマ線モニタ62で測定さ
れる放射線最大強度が十分低下するまで、数回交互に行
う。
ガンマ線モニタ62で測定される放射線最大強度が十分
低下したら、流量調節弁24の作用により純水の上昇速
度を粒子の沈降速度よりも大きくする。このとき脈動発
生器25を駆動させる。脈動発生器25は、ダイヤプラ
ムポンプ等からなっており、純水に脈動を与える。純水
に脈動を与えるのは、粒子がチャンネルボックス2内に
おいて詰まるのを防止するためである。純水の上昇速度
は粒子の沈降速度よりも大きいので、粒子は純水と共に
上昇する。この上昇した純水および粒子は、開弁状態に
ある弁55を経てハイドロクローン57に流入され、分
離される。この後純水はサイレンサ59を経てサージタ
ンク61に排出される。
一方粒子は粒子タンク33に排出され、再使用される。
ハイドロクローン57から粒子が排出されなくなったら
、このタイミングで弁28および55が開弁されると共
に、弁27および32が開弁される。また下部洗浄塔1
2の下部に設けられた弁63が開弁される。このとき弁
31は閉弁状態にある。従って糸・1水タンク33から
送り出された純水は、脈動しながら、弁27.32およ
び分岐点54をそれぞれ経て上部洗浄塔13内に流入さ
れる。この流入された純水は、脈動しながらチャンネル
ボックス2内を上方から下方に向かって流れ、この抜弁
63および合流点56をそれぞれ経てハイドロクローン
57に流入される。これによりチャンネルボックス2内
から粒子は完全に排出されることとなる。
粒子の排出が終了したら、純水ポンプ21を停止させる
。この後上部洗浄塔I3を下部洗浄塔12から外し、次
いで燃料集合体1を下部洗浄塔12から取り出す。一方
廃棄物タンク61に収納されたクラッドやスケールは、
排出ポンプ64によって、廃棄物地下貯蔵設備、廃粉末
樹脂貯蔵タンクあるいは廃スラツジ貯蔵タンク等に送ら
れて貯蔵される。あるいはクラッドやスケールを廃棄物
タンク61から抜いて遮蔽容器に詰め、サイトバンカー
に送って貯蔵するようにしてもよい。
粒子タンク33に回収された粒子の汚染度合がある程度
になったら、弁38を閉弁状態にすると共に弁39を閉
弁状態にし、この状態で粒子ポンプ34を駆動させる。
すると粒子タンク33から送り出された粒子は、弁39
、合流点58および→ノイレンザ59をそれぞれ経て廃
棄物タンク61に排出される。この排出された粒子は、
」二連したクラッドやスケールと同じように、廃棄物地
下貯蔵タンク等に送られて貯蔵される。ガンマ線モニタ
を粒子タンク33に設ければ、粒子の汚染状態やたまり
具合を検出することができる。またガンマ線モニタをハ
イドロクローン57に設ければ、その汚染状態を検出す
ることもできる。
なお上記実施例では1つの洗浄塔で1つの燃料集合体の
洗浄を行っているが、洗浄塔の内部を複数に仕切り、複
数の燃料集合体を一度に洗浄するようにしてもよいこと
はもちろんである。
ところで燃料集合体の定期点検は年1回実施されている
。そこでこのような定期点検が行われるときに、その日
程や作業に悪影響を及ぼさないようにして、上述したよ
うなりラッドやスケールの除去を行うことbできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、燃料集合体のチャ
ンオ、ルボックスを外すことなく燃料ピンに付着してい
るクラッドやスケ一ルを除去することができるので、作
業時間が比較的短くてすむ。
またチャンネルボックス内に充填した粒子で燃料ピンの
外面をこすっているので、すべての燃料ピンを良好に洗
浄することができる。また粒子、エアおよび純水の供排
を制御するだけでよいので、装置の構成が比較的簡単で
あり、またその操作も比較的単純であり、従って信頼性
の高い装置を作ることができる。また粒子、エアおよび
純水の供排をリモート操作することも容易である。また
粒子、エアおよび純水を管路を介して供排しているので
、汚染の広がりがなく、また燃料プールを汚染すること
もない。更に粒子で配管系を洗浄することができるので
、配管系を汚染することもない。
またクラッドやスケールと粒子とを分離しているので、
粒子の再使用を容易に図ることができる。
またクラッドやスケールを粒子と分離して集めることが
できるので、減容性がよく、またその安定化や固化等の
処理を容易に行うことができ、更に貯蔵スペースも小さ
くてすむ。更に粒子を回収しているので、燃料集合体に
悪影響を及ばずことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は沸騰水型原子炉における燃料集合体の一例を示
す一部省略正面図、第2図は第1図の■−n線に沿う横
断平面図、第3図は本発明の一実施例を説明するために
示す概略系統図である。 1・・・・・・燃料集合体、 2・・・・・・チャンネルボックス、 4・・・・・・燃料ピン、 11・・・・・・洗浄塔、
12・・・・・・下部洗浄塔、 13・・・・・・上部洗浄塔、 22・・・・・・純水タンク、 25・・・・・脈動発生器、 33・・・・・・粒子タンク、 43・・・・・・コンプレッサ、 57・・・・・ハイドロクローン、 61・・・・・廃棄物タンク、 62・・・・・ガンマ線モニタ。 出 願 人 日本原子力事業株式会社 代 理 人 弁理士 山 内 梅 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■、炉心から取り出した燃料集合体を燃料プール内に液
    密に配置された洗浄塔の内部に垂直にして収納し、燃料
    集合体のチャンネルボックス内において詰まらない程度
    の大きさで純水よりも比重の大きい粒子をチャンネルボ
    ックス内に水流動スラリの状態で充填し、チャンネルボ
    ックスの下部からエアを吹き込んで粒子を上下に振動さ
    せ、これにより粒子を燃料ピンの外面とこすり合わせて
    該外面に付着しているクラッドやスケールを掻き落し、
    この後チャンネルボックスの下部から純水を辻較的低速
    で流入させ、これにより流動床を形成すると共に、前記
    掻き落されたクラットやスケールを純水と共にチャンネ
    ルボックスの上部から排出させ、この後純水の流速を上
    げて粒子をチャンネルボックスの上部から排出させるこ
    とを特徴とする燃料ピン洗浄方法。 2、チャンネルボックスの上部から排出される、クラッ
    ドやスケールあるいは粒子を含む純水をハイドロクロー
    ンに送り込み、これにより粒子を回収して再使用を図る
    と共に、純水およびクラッドやスケールを廃棄物タンク
    に排出させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の燃料ピン洗浄方法。
JP11616383A 1983-06-29 1983-06-29 燃料ピン洗浄方法 Granted JPS608798A (ja)

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JPS608798A true JPS608798A (ja) 1985-01-17
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