JPS6087047A - 防滑性ポリオレフイン成形品 - Google Patents
防滑性ポリオレフイン成形品Info
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- JPS6087047A JPS6087047A JP19533183A JP19533183A JPS6087047A JP S6087047 A JPS6087047 A JP S6087047A JP 19533183 A JP19533183 A JP 19533183A JP 19533183 A JP19533183 A JP 19533183A JP S6087047 A JPS6087047 A JP S6087047A
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- JP
- Japan
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- polyolefin
- slip
- molded product
- polyolefin molded
- molded article
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防滑性ポリオレフィン成形品に関するものであ
る。更に詳しくは滑シ止め効果に優れ、かつ耐熱性、耐
摩耗性に優れた滑り止め材を取付けたポリオレフィン成
形品に関する。
る。更に詳しくは滑シ止め効果に優れ、かつ耐熱性、耐
摩耗性に優れた滑り止め材を取付けたポリオレフィン成
形品に関する。
ポリオレフィン成形品は、耐候性、耐薬品性、耐水性等
に優れ、また安価であるため、現在、木材や金属の成形
品に代って多く使用されている。
に優れ、また安価であるため、現在、木材や金属の成形
品に代って多く使用されている。
しかしながら、このポリオレフィン成形品は上述したよ
うな優れた性質を有する反面、摩擦抵抗が小さく、滑シ
やずいという欠点を有している。
うな優れた性質を有する反面、摩擦抵抗が小さく、滑シ
やずいという欠点を有している。
例えばこのポリオレフィン成形品として、荷物を運搬、
保管するために用いるパレットを作成した場合には、荷
物とパレット、またはパレット同志の間で滑勺を起し易
く、荷物の運搬を行うに際し荷崩れを起す危険がある。
保管するために用いるパレットを作成した場合には、荷
物とパレット、またはパレット同志の間で滑勺を起し易
く、荷物の運搬を行うに際し荷崩れを起す危険がある。
このポリオレフィン成形品の滑シを防止する方法として
、摩擦抵抗の大きいバチレン共重合体ゴムの加硫物をポ
リオレフィン成形品に接着し、もって滑シ止めを行う方
法（％公昭ｓ ｏ −１ｓｓｔｑ号）や、低密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブ
タジェン−スチレンブロック共重合体、あるいはエチレ
ンプロピレンゴムと線状低密度ポリエチレンの配合物を
滑り止め材としてポリオレフィン成形品に溶着して滑シ
止めを行う方法（特公昭！６−グｌ！０３号、特開昭５
ｇ−９０９１７号）が提案されている。
、摩擦抵抗の大きいバチレン共重合体ゴムの加硫物をポ
リオレフィン成形品に接着し、もって滑シ止めを行う方
法（％公昭ｓ ｏ −１ｓｓｔｑ号）や、低密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブ
タジェン−スチレンブロック共重合体、あるいはエチレ
ンプロピレンゴムと線状低密度ポリエチレンの配合物を
滑り止め材としてポリオレフィン成形品に溶着して滑シ
止めを行う方法（特公昭！６−グｌ！０３号、特開昭５
ｇ−９０９１７号）が提案されている。
しかしながら前者の方法では、加位・ゴムとポリオレフ
ィン成形品の接着強度が良好ではなく、経済的にも安価
な方法とはいい朝りい。また稜者の方法では、ポリオレ
フィン成形品、特にポリプロピレン成形品に対する滑シ
止め材の接着強度が悪く、更にポリオレフィン成形品に
取シ付ける滑シ止め材自体の耐熱性、耐摩耗性が劣ると
共に、摩擦係数が小さいので滑り止め材としての効果が
十分で々い等の欠点を有している。
ィン成形品の接着強度が良好ではなく、経済的にも安価
な方法とはいい朝りい。また稜者の方法では、ポリオレ
フィン成形品、特にポリプロピレン成形品に対する滑シ
止め材の接着強度が悪く、更にポリオレフィン成形品に
取シ付ける滑シ止め材自体の耐熱性、耐摩耗性が劣ると
共に、摩擦係数が小さいので滑り止め材としての効果が
十分で々い等の欠点を有している。
本発明者等は、これら従来技術の欠点を解消し、ポリオ
レフィン成形品の滑りを、効果的に防止する新規な技術
を開発するために鋭意検討した結果、特定の熱可塑性ニ
ジストマー組成物からなる滑り止め材をポリオレフィン
成形品に取り付けることにより、この目的が達成される
ことを見出し本発明を完成した。
レフィン成形品の滑りを、効果的に防止する新規な技術
を開発するために鋭意検討した結果、特定の熱可塑性ニ
ジストマー組成物からなる滑り止め材をポリオレフィン
成形品に取り付けることにより、この目的が達成される
ことを見出し本発明を完成した。
すなわち本発明は、モノオレフィン共重合ゴム（ａ）と
ポリオレフィンプラスチック（ｂ）とを動的に熱処理し
、部分架橋させた熱可塑性ニジストマー組成物（Ａ）を
成形してなる滑シ止め材をポリオレフィン成形品（Ｂ）
に接着してなる防滑性ポリオレフィン成形品に関する。
ポリオレフィンプラスチック（ｂ）とを動的に熱処理し
、部分架橋させた熱可塑性ニジストマー組成物（Ａ）を
成形してなる滑シ止め材をポリオレフィン成形品（Ｂ）
に接着してなる防滑性ポリオレフィン成形品に関する。
本発明において滑シ止め相として使用する熱可塑性エラ
ストマー組成物は、モノオレフィン系共重合ゴム（ａ）
とポリオレフィンプラスチック（ｂ）とを動的に熱処理
し、部分的に架橋させたものである。
ストマー組成物は、モノオレフィン系共重合ゴム（ａ）
とポリオレフィンプラスチック（ｂ）とを動的に熱処理
し、部分的に架橋させたものである。
かかる部分架橋熱可塑性エラストマー組成物の調製方法
の詳細は、例えばｌ特公昭ｊＪ−Ｊ４’コ１０号公報お
よび同よＡ−１８７１１号公報などに記載されている。
の詳細は、例えばｌ特公昭ｊＪ−Ｊ４’コ１０号公報お
よび同よＡ−１８７１１号公報などに記載されている。
すなわち、モノオレフィン系共重合ゴム（−）としては
１例えばエチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合ゴム、エチレン−ブタ
ジェン共重合ゴムなどのオレフィンを主成分とする無定
形ランダムなゴム状共重合体であって、有機ペルオキシ
ドの存在下に加熱して混練することによシ架橋して、流
動性の低下ないし流動しなくなるゴム状物質が用いられ
る。非共役ジエンを共重合させる場合には、ジシクロペ
ンタジェン、／、４（−へキサジエン、≠シクロオクタ
ジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネ
ンなどが用いられ、これらの非共役ジエン共重合ゴムの
中でも、’Ｆｋ’にエチレン−プロピレン−５−エチリ
デン−ｌ−ノルボルネン共重合ゴムは、耐熱性、引張特
性および反撥弾性の点ですぐれた熱可塑性エラストマー
を与えるので好ましい。そして、ムーニー粘度ＭＬ１＋
ｎ （ｔｏｏｌ：）が約１０〜／りＯ１好ましくは約ダ
θ〜ざＯの共重合ゴムが一般に用いられる。
１例えばエチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合ゴム、エチレン−ブタ
ジェン共重合ゴムなどのオレフィンを主成分とする無定
形ランダムなゴム状共重合体であって、有機ペルオキシ
ドの存在下に加熱して混練することによシ架橋して、流
動性の低下ないし流動しなくなるゴム状物質が用いられ
る。非共役ジエンを共重合させる場合には、ジシクロペ
ンタジェン、／、４（−へキサジエン、≠シクロオクタ
ジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネ
ンなどが用いられ、これらの非共役ジエン共重合ゴムの
中でも、’Ｆｋ’にエチレン−プロピレン−５−エチリ
デン−ｌ−ノルボルネン共重合ゴムは、耐熱性、引張特
性および反撥弾性の点ですぐれた熱可塑性エラストマー
を与えるので好ましい。そして、ムーニー粘度ＭＬ１＋
ｎ （ｔｏｏｌ：）が約１０〜／りＯ１好ましくは約ダ
θ〜ざＯの共重合ゴムが一般に用いられる。
ポリオレフィンプラスチック（ｂ）としては、有機ペル
オキシドの存在下に加熱して混練することによシ、熱分
解して分子量を減じ、樹脂の流動性を増加させるポリオ
レフィン系のプラスチック、具体的にはアイソタクチッ
クポリプロピレン、プロピレンと他の少量のα−オレフ
ィンとの共重合体、例えばプロピレン−エチレン共重合
体、プロピレン−／−ブテン共重合体、プロピレン−７
−ヘキセン共重合体、ポリブテン、プロピレン−ターメ
チル−７−ペンテン共重合体々どが一般には用いられる
。これらのポリオレフィンプラスチックは。
オキシドの存在下に加熱して混練することによシ、熱分
解して分子量を減じ、樹脂の流動性を増加させるポリオ
レフィン系のプラスチック、具体的にはアイソタクチッ
クポリプロピレン、プロピレンと他の少量のα−オレフ
ィンとの共重合体、例えばプロピレン−エチレン共重合
体、プロピレン−／−ブテン共重合体、プロピレン−７
−ヘキセン共重合体、ポリブテン、プロピレン−ターメ
チル−７−ペンテン共重合体々どが一般には用いられる
。これらのポリオレフィンプラスチックは。
約０．／〜３０、好ましくは約５〜λＯのメルトインデ
ックス（コ３０で）のものが一般に使用される。
ックス（コ３０で）のものが一般に使用される。
これらモノオレフィン共重合ゴム（ａ）とポリオレフィ
ンプラスチック（ｂ）の配合割合としては、得られる熱
可塑性ニジストマーの優れた物性、特に良好な耐熱性、
耐摩耗性および摩擦抵抗性を保持するために、組成物中
の前記０成分＋（ｂ）成分１００重量部に対する（ｂ）
成分のポリオレフィンプラスチックの景が１０−４０重
量部、特１／Ｃ／！−！ｒＯ重量部とすることが好まし
い。
ンプラスチック（ｂ）の配合割合としては、得られる熱
可塑性ニジストマーの優れた物性、特に良好な耐熱性、
耐摩耗性および摩擦抵抗性を保持するために、組成物中
の前記０成分＋（ｂ）成分１００重量部に対する（ｂ）
成分のポリオレフィンプラスチックの景が１０−４０重
量部、特１／Ｃ／！−！ｒＯ重量部とすることが好まし
い。
また本発明においては、モノオレフィン共重合ゴム（−
）とポリオレフィンプラスチック（ｂ）の合計量ｉｏｏ
重量部に対し、（０）鉱油系軟化剤および／または（６
）ペルオキシド非架橋型炭化水素系ゴム状物質（ｄ）、
ｔ〜／θＯ重μ部を添加することもできる。
）とポリオレフィンプラスチック（ｂ）の合計量ｉｏｏ
重量部に対し、（０）鉱油系軟化剤および／または（６
）ペルオキシド非架橋型炭化水素系ゴム状物質（ｄ）、
ｔ〜／θＯ重μ部を添加することもできる。
この鉱油系軟化剤（０）とは通常ゴムをロール加工する
際、ゴムの分子間作用力を弱め、加工を容易処するとと
もに、カーボンブラック、ホワイトカーボン等の分散を
助けるあるいは加硫ゴムの硬さを低下せしめて柔軟性、
弾性を増す目的で使用されている高沸点の石油留分て、
パラフィン系、ナフテン系、あるいは芳香族系等に区別
されているものである。
際、ゴムの分子間作用力を弱め、加工を容易処するとと
もに、カーボンブラック、ホワイトカーボン等の分散を
助けるあるいは加硫ゴムの硬さを低下せしめて柔軟性、
弾性を増す目的で使用されている高沸点の石油留分て、
パラフィン系、ナフテン系、あるいは芳香族系等に区別
されているものである。
またペルオキシド非架橋型炭化水素系ゴム状物質（ｄ）
とは、例えばポリインブチレン、ブチルゴム、プロピ２
フフ０モル係以上のブロピレンーエチレン共重合体ゴム
、プロピレン−／−ブテン共重合体ゴム、アクヂチック
ポリプロピレン等の如く、ペルオキシドと混合し、加熱
下に混練しても架橋せず、流動性が低下しない炭化水素
系のゴム状物質をいう。これらのうちではポリインブチ
レン、−ブチルゴム、プロピレン−／−ブテン共重合体
が好ましい。
とは、例えばポリインブチレン、ブチルゴム、プロピ２
フフ０モル係以上のブロピレンーエチレン共重合体ゴム
、プロピレン−／−ブテン共重合体ゴム、アクヂチック
ポリプロピレン等の如く、ペルオキシドと混合し、加熱
下に混練しても架橋せず、流動性が低下しない炭化水素
系のゴム状物質をいう。これらのうちではポリインブチ
レン、−ブチルゴム、プロピレン−／−ブテン共重合体
が好ましい。
動的熱処理による部分架橋は、被処理物１００重景部に
対し約Ｏ，ＯＳ〜／、θ重奔チ、好ましくは約０，１〜
０．２重１チの有機ペルオキシド、代表的にはジクミル
ペルオキシド、ジ第３ブチルペルオキシド、ハ３−ビス
（第３プチルペルオキシインプμピル）ベンゼンなどを
加え、各種混線装置を用い、使用された有機ペルオキシ
ドの半減期が１分未満となるような温旋、例えば約／３
ｏ−λ１０で、好ましくは約／りＯ〜コダ０υで、約７
〜−０分間、好ましくは約３〜ｉｏ分間程度溶融条件下
で混練させることによシ行われる。得られた部分架橋熱
可塑性エラストマーは、００ｔｔ〜Ｏ，デ０９／眞３の
密度を有する仁とが好ましい。
対し約Ｏ，ＯＳ〜／、θ重奔チ、好ましくは約０，１〜
０．２重１チの有機ペルオキシド、代表的にはジクミル
ペルオキシド、ジ第３ブチルペルオキシド、ハ３−ビス
（第３プチルペルオキシインプμピル）ベンゼンなどを
加え、各種混線装置を用い、使用された有機ペルオキシ
ドの半減期が１分未満となるような温旋、例えば約／３
ｏ−λ１０で、好ましくは約／りＯ〜コダ０υで、約７
〜−０分間、好ましくは約３〜ｉｏ分間程度溶融条件下
で混練させることによシ行われる。得られた部分架橋熱
可塑性エラストマーは、００ｔｔ〜Ｏ，デ０９／眞３の
密度を有する仁とが好ましい。
本発明において使用される熱可塑性エラストマー組成物
（Ａ）には流動性およびゴム的性質を損わない範囲で充
填剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、クレ
ー、カオリン、タルク、シリカ、ケインウ土、雲母粉、
アスベスト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化
モリブテン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、シ
ラスバルーン、カーボン繊維等あるいは着色剤、例えば
、カーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、べんがら、
群青、紺青、アゾ顔料、ニトロン顔料、レーキ顔料、フ
タロシアニン顔料等を配合することができる。
（Ａ）には流動性およびゴム的性質を損わない範囲で充
填剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、クレ
ー、カオリン、タルク、シリカ、ケインウ土、雲母粉、
アスベスト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化
モリブテン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、シ
ラスバルーン、カーボン繊維等あるいは着色剤、例えば
、カーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、べんがら、
群青、紺青、アゾ顔料、ニトロン顔料、レーキ顔料、フ
タロシアニン顔料等を配合することができる。
熱可塑性ニジストマー紹成物は、押出成形、カレンダー
成形、射出成形など通常の熱可塑性プラスチックで使用
されている装置で成形でき、滑シ止め材として帯状、紐
状、板状、ブロック状など任意の形状に成形される。
成形、射出成形など通常の熱可塑性プラスチックで使用
されている装置で成形でき、滑シ止め材として帯状、紐
状、板状、ブロック状など任意の形状に成形される。
また本発明の成形品ＣＢ）を構成するポリオレフィンと
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン−
７、ボリーダーメチルーｌ−ペンテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ある
いはこれらの混合物が例示できるが、この中でもロック
ウェル硬度（Ｒスケール ＡＳＴＭ Ｄ７ｇ！による硬
度）がｔｏ以上、好ましくは９０以上のポリプロピレン
、またはｐツクウェル硬度４ｔｏ以上、好ましくは５０
以上のポリエチレンを主体とするポリオレフィンが好ま
しい。
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン−
７、ボリーダーメチルーｌ−ペンテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ある
いはこれらの混合物が例示できるが、この中でもロック
ウェル硬度（Ｒスケール ＡＳＴＭ Ｄ７ｇ！による硬
度）がｔｏ以上、好ましくは９０以上のポリプロピレン
、またはｐツクウェル硬度４ｔｏ以上、好ましくは５０
以上のポリエチレンを主体とするポリオレフィンが好ま
しい。
またこの成形品（Ｂ）を構成するポリオレフィンには、
必要に応じ酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、帯電
防止剤、難燃剤、架橋剤、発泡剤、染料、顔料、有機ま
たは無機の充填剤を添加してもよい。
必要に応じ酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、帯電
防止剤、難燃剤、架橋剤、発泡剤、染料、顔料、有機ま
たは無機の充填剤を添加してもよい。
またこのポリオレフィン成形品（Ｂ）の成形は、射出成
形、押出成形、ブロー成形、真空成形、回転成形、注型
成形等従来の成形方法が任意に用いて行われ、パレット
、板、コンテナー、びんまたは管など所望の成形品に成
形される。
形、押出成形、ブロー成形、真空成形、回転成形、注型
成形等従来の成形方法が任意に用いて行われ、パレット
、板、コンテナー、びんまたは管など所望の成形品に成
形される。
また成形品（Ｂ）は無発泡体でも発泡体でもよい。
本発明において熱可塑性エラストマー組成物（Ａ）を成
形してなる滑シ止め材をポリオレフィン成形品（Ｂ）に
接着する方法としては、 （１） 成形品（Ｂ）の表面および滑シ止め月の表面を
熱風や加熱板を用いて溶融し、この両者が溶融状態にあ
る間に圧着する熱風接着法 （２）滑シ止め材を押出機から帯状、紐状等に押出しつ
つ、成形品（Ｂ）の表面に押圧して溶着する押出接着法 （３）金型内に滑シ止め材を固定しておき、―融状前に
あるポリオレフィンを金型内に射出し、この溶融熱を利
用して成形品（Ｂ）と滑り止め材を溶着するインサート
射出成形法 などが例示できる。
形してなる滑シ止め材をポリオレフィン成形品（Ｂ）に
接着する方法としては、 （１） 成形品（Ｂ）の表面および滑シ止め月の表面を
熱風や加熱板を用いて溶融し、この両者が溶融状態にあ
る間に圧着する熱風接着法 （２）滑シ止め材を押出機から帯状、紐状等に押出しつ
つ、成形品（Ｂ）の表面に押圧して溶着する押出接着法 （３）金型内に滑シ止め材を固定しておき、―融状前に
あるポリオレフィンを金型内に射出し、この溶融熱を利
用して成形品（Ｂ）と滑り止め材を溶着するインサート
射出成形法 などが例示できる。
しかし通常はインサート射出成形法が用いられる。
本発明において使用する熱可塑性ニジストマー組成物を
成形してなる滑多止め材は、耐熱性、耐摩耗性に優れ、
また摩擦係数が大きくポリオレフィン成形品に対する接
着強度も大きいため、これを取シ付けたポリオレフィン
成形品は優れた防滑性を示し、かつ極めて長期間その防
滑性を維持できるという特長がある。
成形してなる滑多止め材は、耐熱性、耐摩耗性に優れ、
また摩擦係数が大きくポリオレフィン成形品に対する接
着強度も大きいため、これを取シ付けたポリオレフィン
成形品は優れた防滑性を示し、かつ極めて長期間その防
滑性を維持できるという特長がある。
次に実施例によシ本発明を更に詳しく説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実
施例中に記載した各種物性は以下の測定法によった。
明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実
施例中に記載した各種物性は以下の測定法によった。
硬度、ＴＢ、 ＲＢ： ＪＩＳ Ｋ−４３０／に準拠し
て２５℃恒温下で測定した。
て２５℃恒温下で測定した。
摩擦係数（滑シ角度）：定盤上に厚さ２ｍｍ、長さおよ
び幅コ５０ｍｒ！ｌの滑シ止め材シートを取付け、その
上に厚さコＩＩＩＭ、長さおよび幅ｇｏｍｙ＊のポリエ
チレンまたはポリプロピレンからなるシートを載置し、
該シートに／騨の荷重を加えた。この状態から定盤の一
辺をｉｏθｍｍ１分の一定速度で引き上げ載置したシー
トが滑シ始める角度（水平面に対する角度）を測定し、
３回の平均値で示、した。
び幅コ５０ｍｒ！ｌの滑シ止め材シートを取付け、その
上に厚さコＩＩＩＭ、長さおよび幅ｇｏｍｙ＊のポリエ
チレンまたはポリプロピレンからなるシートを載置し、
該シートに／騨の荷重を加えた。この状態から定盤の一
辺をｉｏθｍｍ１分の一定速度で引き上げ載置したシー
トが滑シ始める角度（水平面に対する角度）を測定し、
３回の平均値で示、した。
テーパ摩耗： ＪＩＳ Ｋ−７，２０りに準拠して測定
した。
した。
加熱変形率： ＪＩＳ Ｋ−４７２３に準拠（加重：ｑ
、！ｒＫｙ／關了 １０Ｋνｊ−加熱温度りＯυ） ｌざθ０剥離強度：幅コ０ｆｆｌｌｌｌ、厚さコ龍の？
）ｔｌめ材を母材に溶着した長さ約コｚｏｒｘｍの試験
片を用い、滑シ止め栃の長さ方向の半分の滑シ止め材を
母材から剥１１１ｆＬＬ、剥離した滑シ止め材を／１０
０折シ返Ｉ−た状態で滑シ止め材および母材の一端を試
験機のチャックに固定し、コθυのｆｊ］ 瀉下５ｏＩ
ＩＩＩ＋ｌ／Ｍノ一定速度で滑シ止め材を母相から剥離
し、剥離に要した力を読み堆力、平均値をＫＰ／ので表
示した。
、！ｒＫｙ／關了 １０Ｋνｊ−加熱温度りＯυ） ｌざθ０剥離強度：幅コ０ｆｆｌｌｌｌ、厚さコ龍の？
）ｔｌめ材を母材に溶着した長さ約コｚｏｒｘｍの試験
片を用い、滑シ止め栃の長さ方向の半分の滑シ止め材を
母材から剥１１１ｆＬＬ、剥離した滑シ止め材を／１０
０折シ返Ｉ−た状態で滑シ止め材および母材の一端を試
験機のチャックに固定し、コθυのｆｊ］ 瀉下５ｏＩ
ＩＩＩ＋ｌ／Ｍノ一定速度で滑シ止め材を母相から剥離
し、剥離に要した力を読み堆力、平均値をＫＰ／ので表
示した。
参考例／、（熱可塑性ニジストマー組成物の調製）エチ
レン−プロピレン−５−エチリテンーｌ−ノルボルネン
３元共重合ゴム〔エチレン含有量ｔｏモル％、ヨウ素価
１３、ムーニー粘度ＭＬ１＋４（１０ｏ動）ｔｒｏ）４
０部（重量、以下同じ）、ポリプロピレン（密度０．９
／ Ｆ ／ｌｘｎ’、メルトインデックスｔ３）ｔｔ
ｈ部およびパラフィン系プロセスオイル１５部を、窒素
雰囲１気中バンバリーミキサ−を用いてｌざ０υで３分
間混練した後ロールを通し、シートカッターによりベレ
ットを製造した。
レン−プロピレン−５−エチリテンーｌ−ノルボルネン
３元共重合ゴム〔エチレン含有量ｔｏモル％、ヨウ素価
１３、ムーニー粘度ＭＬ１＋４（１０ｏ動）ｔｒｏ）４
０部（重量、以下同じ）、ポリプロピレン（密度０．９
／ Ｆ ／ｌｘｎ’、メルトインデックスｔ３）ｔｔ
ｈ部およびパラフィン系プロセスオイル１５部を、窒素
雰囲１気中バンバリーミキサ−を用いてｌざ０υで３分
間混練した後ロールを通し、シートカッターによりベレ
ットを製造した。
このベレン）／θＯ部にへ３−ビス（第３プチルペルオ
キシイングロピル）バフ４フ０．３部を加え、ヘンシェ
ルミキサーで混合した後、窒素雰囲気中押出機を用いて
２７０でで押出し、部分架橋された熱可塑性エラストマ
ー（１）を製造した。
キシイングロピル）バフ４フ０．３部を加え、ヘンシェ
ルミキサーで混合した後、窒素雰囲気中押出機を用いて
２７０でで押出し、部分架橋された熱可塑性エラストマ
ー（１）を製造した。
参考例ユ
エチレン−プロピレン−よ−エチリデンーコーノルボル
ネン３元共重合ゴム〔エチレン含有量クデモル係、ヨウ
素価ｉ３％ムーニー粘＆ＭＬ、十。
ネン３元共重合ゴム〔エチレン含有量クデモル係、ヨウ
素価ｉ３％ムーニー粘＆ＭＬ、十。
（ｉｏｏｖ）ｑθ〕７０部および参考例１のボリプロピ
レン３０部を用い、参考例１と同様にベレット化および
部分架橋化を行い、部分架橋された熱可塑性ニジストマ
ー（「）を製造した。
レン３０部を用い、参考例１と同様にベレット化および
部分架橋化を行い、部分架橋された熱可塑性ニジストマ
ー（「）を製造した。
参考例よ
エチレン−プロピレン−！−エチリデンーコーノルボル
ネン３元共重合ゴム〔エチレン含有量７９モル係、ヨー
素価／Ｊ、ムーニー粘度ＭＬＩ＋４（１００℃）ｇｔｏ
″ｌ／、！部、参考例１のボリプ四ピレンコθ部および
プロピレン含有３０モルチのプロピレン−エチレン共重
合体／３部を用い参考例１と同様にベレット化および部
分架橋化を行い、部分架橋された熱可塑性エラストマー
（１）を製造した。
ネン３元共重合ゴム〔エチレン含有量７９モル係、ヨー
素価／Ｊ、ムーニー粘度ＭＬＩ＋４（１００℃）ｇｔｏ
″ｌ／、！部、参考例１のボリプ四ピレンコθ部および
プロピレン含有３０モルチのプロピレン−エチレン共重
合体／３部を用い参考例１と同様にベレット化および部
分架橋化を行い、部分架橋された熱可塑性エラストマー
（１）を製造した。
実施例１〜３
参考例１〜３で調製した熱可塑性エラストマーをプレス
成形により、厚さコ酊、幅−〇：ＱＭＭ、長さ一〇〇龍
のシートを作成し、これを滑シ止め材シートとした。
成形により、厚さコ酊、幅−〇：ＱＭＭ、長さ一〇〇龍
のシートを作成し、これを滑シ止め材シートとした。
（−） ポリプロピレン成形品への熱融着ポリプロピレ
ン〔三片石油化学工業■製 商品名 三片石油化学ポリ
プロＳＪ 、？ ｔ ｏ （Ｉメルトインデックス（コ
３０υ）ｊ ／、ｉｌｌ／１０分密度ＩＯ０り７ ｌ
／ａｎ３． ロックウェル硬度Ｒスケール多ざ！ｒ）〕
を用いて製造した厚さ２朝、−長さおよび幅ｘｏｏｍｍ
の板状体に、上記滑り止め材シートを、／９０ｔ、／
ｓ ｏ Ｋｐ ／ｒｓ’、５分間加圧の条奔下でプレス
成形によシ熱溶着した。得られた滑シ止め材の各種物性
を第１表に示した。
ン〔三片石油化学工業■製 商品名 三片石油化学ポリ
プロＳＪ 、？ ｔ ｏ （Ｉメルトインデックス（コ
３０υ）ｊ ／、ｉｌｌ／１０分密度ＩＯ０り７ ｌ
／ａｎ３． ロックウェル硬度Ｒスケール多ざ！ｒ）〕
を用いて製造した厚さ２朝、−長さおよび幅ｘｏｏｍｍ
の板状体に、上記滑り止め材シートを、／９０ｔ、／
ｓ ｏ Ｋｐ ／ｒｓ’、５分間加圧の条奔下でプレス
成形によシ熱溶着した。得られた滑シ止め材の各種物性
を第１表に示した。
（ｂ） ポリエチレン成形品への熱融着ポリエチレン［
三片石油化学工業■製 商品名 ハイゼックス２１００
Ｊ（メルトインデックス（１９０で） Ｉｚ、ｒｌ／／
０分、密度１０、デｔ、 ｇ ｌ ／ａｎ、’ 、ロ
ックウェル硬＆Ｉ’ｔ−’（ケール＋ｘ、ｒ）］を用い
て製造した厚さコｒｔｒｍ、長さおよび幅５ｏｏｒｕの
板状体に上記滑シ止め材シート ／りＯυ、ｌｚ ｏ
Ｋｐ ／ｒｎ、２部分間加圧の条件下でプレス成形によ
り熱溶着した。得られた滑り止め材の各種物性を第１表
に示した。
三片石油化学工業■製 商品名 ハイゼックス２１００
Ｊ（メルトインデックス（１９０で） Ｉｚ、ｒｌ／／
０分、密度１０、デｔ、 ｇ ｌ ／ａｎ、’ 、ロ
ックウェル硬＆Ｉ’ｔ−’（ケール＋ｘ、ｒ）］を用い
て製造した厚さコｒｔｒｍ、長さおよび幅５ｏｏｒｕの
板状体に上記滑シ止め材シート ／りＯυ、ｌｚ ｏ
Ｋｐ ／ｒｎ、２部分間加圧の条件下でプレス成形によ
り熱溶着した。得られた滑り止め材の各種物性を第１表
に示した。
比較例１−ユ
滑り止め材シートとして、熱可塑性ニジストマー組成物
の代シにエチレン−α−オレフィン共重合体ゴム〔商品
名 タフマーｐ、ｏｂｔ、ｏ（密度Ｉｏ、ｔざ、メルト
インデックス（コ３０ｒ： ） Ｊｏ、ダダ）〕５０部
と線状低密度ポリエチレン〔密度１０．デ３Ｉ／−、メ
ルトインデックス（１３０υ）Ｊｔ、ｓ）ｇｏ部との混
合物シート（比較例１）またはエチレン−酢酸ビニル共
重合体〔酢酸ビニル含量＋／＋％、密度ＩＯ，９３１１
／を勅・５、メルトインデックス（ｉｑｏυ）１／、ダ
〕シート（比較例ユ）を滑シ止め材シートとして用いた
以外は実施例１〜３と同様にして防ｆｆ１４ｆｌ゛ポリ
オレフィン成形品を作製した。得られ専滑り止め材の各
種物性を第１表に示した。
の代シにエチレン−α−オレフィン共重合体ゴム〔商品
名 タフマーｐ、ｏｂｔ、ｏ（密度Ｉｏ、ｔざ、メルト
インデックス（コ３０ｒ： ） Ｊｏ、ダダ）〕５０部
と線状低密度ポリエチレン〔密度１０．デ３Ｉ／−、メ
ルトインデックス（１３０υ）Ｊｔ、ｓ）ｇｏ部との混
合物シート（比較例１）またはエチレン−酢酸ビニル共
重合体〔酢酸ビニル含量＋／＋％、密度ＩＯ，９３１１
／を勅・５、メルトインデックス（ｉｑｏυ）１／、ダ
〕シート（比較例ユ）を滑シ止め材シートとして用いた
以外は実施例１〜３と同様にして防ｆｆ１４ｆｌ゛ポリ
オレフィン成形品を作製した。得られ専滑り止め材の各
種物性を第１表に示した。
Claims (4)
- （１）モノオレフィン系共重合ゴム（ａ）とポリオレフ
ィンプラスチック（ｂ）とを、動的に熱処理し、部分架
橋させた熱可塑性ニジストマー組成物（Ａ）を成形して
なる滑シ止め材をポリオレフィン成形品（Ｂ）に接着し
てなる防滑性ポリオレフィン成形品。 - （２） 熱可塑性エラストマー組成物が、モノオレフィ
ン共重合ゴム（ａ）約４０〜９０重量部とポリオレフイ
ンプラ／（ｆ７り（ｂ）６０〜ＩＯ′ｒＩｒ′！＃部く
ことて（ａ）＋（ｂ）は１００重量部になるように選ぶ
）および（ｃ）鉱油系軟化剤および／または（ｄ）ペル
第１ キシドへ架橋型炭化水素系ゴムＳ〜／θＯを動的に熱処
理し、部分架橋させたものである特許請求の範囲第１項
に記載防滑性ポリオレフィン成形品。 - （３）ポリオレフィン成形品（Ｂ）がポリプロピレン成
形品である特許請求の範囲第（１）項または第（２）項
記載の防滑性ポリオレフィン成形品。 - （４）ポリオレフィン成形品の形状がパレット、コンテ
ナー、板、びんまたは管である特許請求の範囲第（１）
項ないし第（３）項のいずれかに記載の防滑性ポリオレ
フィン成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19533183A JPS6087047A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 防滑性ポリオレフイン成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19533183A JPS6087047A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 防滑性ポリオレフイン成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6087047A true JPS6087047A (ja) | 1985-05-16 |
| JPH0350703B2 JPH0350703B2 (ja) | 1991-08-02 |
Family
ID=16339389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19533183A Granted JPS6087047A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 防滑性ポリオレフイン成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6087047A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6334138A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-13 | 新神戸電機株式会社 | エラストマー系多層シートの製造法 |
| JPS63173833A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-18 | Daikyo Kk | ガスケット部付き合成樹脂製カバーの製造法 |
| JPH0425453A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-29 | San Bitsuku Kk | 積層シート及びその製造方法 |
| WO2000029195A1 (en) * | 1998-11-13 | 2000-05-25 | Borealis Technology Oy | Process for making a rigid polyolefin article with anti-slip surface layer |
| JP2007069587A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Diatex Co Ltd | 防滑性熱可塑性樹脂シート |
| CN104212384A (zh) * | 2014-09-28 | 2014-12-17 | 无锡康柏斯机械科技有限公司 | 一种耐高温的用于金属与pvc连接的胶粘剂的制备方法 |
| US20220363426A1 (en) * | 2018-06-29 | 2022-11-17 | Midland Compounding & Consulting, Inc. | Recyclable abrasion resistant dunnage tray |
| US12103730B2 (en) * | 2021-12-17 | 2024-10-01 | Midland Compounding & Consulting, Inc. | Recyclable abrasion resistant dunnage tray |
-
1983
- 1983-10-20 JP JP19533183A patent/JPS6087047A/ja active Granted
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6334138A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-13 | 新神戸電機株式会社 | エラストマー系多層シートの製造法 |
| JPH0469545B2 (ja) * | 1986-07-29 | 1992-11-06 | Shin Kobe Electric Machinery | |
| JPS63173833A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-18 | Daikyo Kk | ガスケット部付き合成樹脂製カバーの製造法 |
| JPH05544B2 (ja) * | 1987-01-12 | 1993-01-06 | Daiko Kk | |
| JPH0425453A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-29 | San Bitsuku Kk | 積層シート及びその製造方法 |
| JPH0645223B2 (ja) * | 1990-05-21 | 1994-06-15 | サンビック株式会社 | 積層シート及びその製造方法 |
| WO2000029195A1 (en) * | 1998-11-13 | 2000-05-25 | Borealis Technology Oy | Process for making a rigid polyolefin article with anti-slip surface layer |
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| CN104212384A (zh) * | 2014-09-28 | 2014-12-17 | 无锡康柏斯机械科技有限公司 | 一种耐高温的用于金属与pvc连接的胶粘剂的制备方法 |
| US20220363426A1 (en) * | 2018-06-29 | 2022-11-17 | Midland Compounding & Consulting, Inc. | Recyclable abrasion resistant dunnage tray |
| US12103730B2 (en) * | 2021-12-17 | 2024-10-01 | Midland Compounding & Consulting, Inc. | Recyclable abrasion resistant dunnage tray |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0350703B2 (ja) | 1991-08-02 |
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