JPS608696Y2 - 電気うき - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は夜釣りに利用される電気うきに係るものである
。

一般に、電気うきは電池とこれによって発光する発光体
を内蔵して構成されているのであるが、通常、魚は光に
対して極めて敏感に反応し、光を嫌う場合が多く、微弱
な電気うきの光でさえ釣果に影響を及ぼすことがあった
。

また発光するとはいえ微弱な光であることから動きが判
然とせず、ともすれば魚信を見逃すおそれさえ有するも
のである。

このため、従来では電気うきの水面下への没入により浮
上する浮上体を設け、これにより発光部を隠蔽すること
で電気うきの動きを判然とする方式のものも見受けられ
たが、この方式においても水面にある際には微弱といえ
ども発光しているのであり、魚への影響には何ら変化は
なかった。

そこで、本考案は魚に対する影響を除去し、しかも魚信
による動きが判然とする電気うきを提供しようとするも
ので、以下図面につき本考案の一実施例を説明すると、
１は電池４ならびにこれを保持するソケット体５が内蔵
され、下部にカバ一体３を着脱自在に螺合した本体で、
この本体１の上部にはソケット体５に接続された発光ダ
イオードなどの発光体６を中間部に内蔵し、発光体６を
内蔵した個、所のみを透光性としたウキトップ２を猛威
している。

７はウキトップ２に上下動自在に取付けられた透光性を
有する浮体で、下降した状態における発光体６に相対す
る個所に遮光部８を猛威している。

９はウキトップ２の先端に設けたストッパーである。

而して、夜釣りに当り、通常の状態では発光体６の光が
浮体７の遮光部８によって完全に遮られ、ウキトップ２
を介して放散することがなく、魚に対する影響を皆無と
することができると共に、魚信による本体１の水面下へ
の没入により浮体７は本体１とは別個にウキトップ２に
沿って水面に残存することとなり、遮光部８による発光
体６の光の隠蔽状態が解除され、ウキトップ２および浮
体７を介して発光体６の光が明確に目視できることとな
り、本体１の動きを判然とできるのであって、その時点
の光は魚に対しての影響とは関係がないのである。

図面の実施例では浮体７の下端に浮力を増す球体７′を
設け、上端に遮光部８を猛威したものを示しているが、
必ずしもこの方式に限るものではなく、上端に球体など
を設けこれを遮光部とするなどの方式であってもよく、
また発光体６の内蔵位置もウキトップ２の上下に偏した
位置であっても、これに対応して遮光部８が設けられれ
ば同様の作用効果を奏する。

本考案は成上のように構成され、発光体６による魚への
影響を減少せしめると共に、魚信を明確に目視せしめ釣
果を大ならしめるものであって、夜釣りに用いられる電
気うきとして極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は一部載断した
側面図、第２図は浮体が上昇した状態の側面図である。 １は本体、２はウキトップ、４は電池、５はソケット体
、６は発光体、７は浮体、８は遮光部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電池４ならびにこれを保持するソケット体５を内蔵した
   本体１の上部に、ソケット体５に接続された発光体６を
   内蔵した個所のみ透光性を有するウキトップ２を猛威し
   、このウキトップ２に透光性を有する浮体７を上下動自
   在に取り付けると共に、下降状態において発光体６に相
   対する個所を遮光部８とした電気うき。