JPS6083597A - コロニ−検査方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、シャーレ内培地に培養したコミコニ−の発育
状態を、所定時間差をおいて正確に観測し、検査所要時
間の短縮、検査に要する人手の軽減ができるコロニー検
査方法に関する。

〔発明の背景〕

従来、例えば豆乳などの培養検査は、検査に合格しなけ
れば製品の出荷ができないのに、人間の目で確認するこ
とに頼っており、また、培養期間にも数日を要するなど
の問題があった。さらに、人間の目に頼る以上、検査者
の個人差や同一人でも時により判断基準の多少の変動は
免れないなどの問題があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記のような問題のない、人間の目に
頼る程度を軽減し、また、検査（・ｈ度を向上させて、
比較的早期に検査ができるようにしたコロニー検査方法
を提供することにある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために本発明においては、精密位置
決め可能なシャーレ内の培地上に培養した試料のコロニ
ーを、カラーテレビジョンカメラにより撮影し、テレビ
ジョンカメラの各画素からの画像情報に、ノイズ除去処
理やアナログ−ディジタル変換処理を施したのち、記憶
装置に記憶させ、その後、所定時間経過してから、前記
シャーレ内の試料コロニーを再度同一相対位置で、同等
機能のカラーテレビジョンカメラにより撮影してｉＭた
各画素からの画像情報を、前記記憶装置に記憶させてあ
った以前の情報と比較して、これら両画像情報間の相違
の有無または程度により該試料の合否を判定するように
した。

比較に際しては、一旦記憶装置に記憶させた所定時間後
に撮影した同一試料の画像情報から、既に記憶させてあ
った以前に撮影し、て得た試料の画像情報を減算すれば
よい。たとえば、豆乳の場合など、風味を増すために、
野菜などを混入することがあるが、これはコロニーとい
う見地からは雑音である。しかし、このような雑音は、
減算を行うことによって無くなり、所定時間内でのコロ
ニーの発育による相違のみが比較結果として残ることに
なる。豆乳の場合には、発育終了、すなわち時間差比較
結果に相違がないことを以て合格とめなす。但し、目的
によっては、あらかしめ別に精密に測定しておいた標準
的発育状態と比較して、前記所定時間が経過する間に、
試料に実際に生じた発育状態の相違が、前記あらかじめ
測定してあった標準的発育状態と比較して、所可の範囲
内に在るか否かによって合否を判定することにしてもよ
い。このような場合は、人間の目に頼る場合よりも一般
に精密に計数できるから、早期に検査できることになる
。

検査結果に疑義が持たれるような特別に界雷な結果が生
じた時には、記憶装置に記憶させである画像１ｈ報を、
モニタの画面に大きく再生して、当初の画像と、所定時
間経過後の画像とを、専門Ｊｋ術者が精密に比較して確
かめるようにずれは良い。各画素ごとに分解してディジ
タル的に記１．セ装置に記憶させであるから、比較した
い個ｐ）ｒを、モニタ画面上に並べて再生して比較する
ことも容易に出来る。

〔発明の実施例〕

第り図は本発明−実施例図で、１は培養試料を入れた被
検査シャーレ７をシャーレ搭載用ステージ（Ｘ、　Ｙ、
θステージ）３に載せたり、下ろしたりするロード・ア
ンローダ、２はカラーテレビジョンカメラなど光電変換
系よりなる観測、撮影装置、４は検査結果の処理などを
行うコンピュータ、５はコンピュータに接続された記憶
装置、６はモニタ・テレビジョン受像機である。当初に
撮影して得た画像情報と、所定時間経過後に撮影して得
た画像情報とは、それぞれ記憶装置５の別の領域に記憶
させる。このような構成であるから、画像情報もディジ
タル情報（カラーテレビジョンカメラから得られる各画
素に関する画像情報は、当初はアナログ的なものである
から、これをノイズを抑制、除去したり、Ａ／Ｄ変換・
したりしてディジタル情報にしなければならない、が、
現在これらの技術は既に確立されていることば周知の通
りである）として扱うことになるが、□・現在は、記憶
装置は非常に大容量のものでも比較的安価に入手出来る
ようになっており、商精細なカラー画像を記憶するのに
十分な程度の容量の記憶装置を′備えることに対しては
、技術的にも、価格的にも、問題はない なお、被検査シャーレ７を、所定時間経過後に正確に同
一相対位置で同等機能の（検査量が少ない場合などには
、同一のものでも勿論差支え無い）カラーテレビジョン
カメラで撮影しなければならないから、このシャーレに
は精密に位置決めすることが出来るように、例えばオリ
エンテーションフラット（Ｏｒｉｅｎｔａｔｉｏｎ　Ｆ
ｌａｔ）を設けたものを用いるなどの配慮をしなけれは
ならない。この柱なシャーレに、試験すべきものを培地
となる例えは寒天に混入して、又は予め固まった寒天培
地に試料を数ｃｃ入れて用いる。

このようなシャーレを用いれば、シャーレを観測、撮影
位置に配置することも運び去ることも、シャーレの精密
位置決めも、ロート・アンロータ１とシャーレ搭載用ス
テージ３とを連動させることにより自動的に行うことが
出来、また、カラーテレビジョンカメラの焦点合わせも
、（被撮影試料とカメラとの精密′な相対位置合わせは
勿論であるが）公知の手法で観測、撮影装置２に自動的
に実行させるのは容易であるから、本発明に使用する装
置は、必要ならば、特別に専門技術者による確認が必要
な場合などを除き、完全に自動運転させることも可能で
ある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、検査対象コロニー
の発育状況の時間差比較を人手を分さずに行うことが出
来るようになり、検査時間か短縮され、検査結果か検査
者の個人差に支配されない正確なものとなるなどの効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例図である。 １−ロード・アンローダ、２−観ｌルリ、１間影装置、
　３−被検査シャーレ搭載用ステージ、　４−コンピュ
ータ、　５−＝−記憶装置、６−モニタ受像機、　７・
−被検査シャーレ。 第　１　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）精密位置決め可能なシャーレ内の培地上に接養し
   た試料のコロニーを、カラーテレビジョンカメラにより
   撮影し、テレビジョンカメラの各画素からの画像情報を
   記憶装置に記憶させてから、所定時間経過後、前記シャ
   ーレ内の試料コロニーを再度同一相対位置で、同等機能
   のカラーテレビジョン・カメラにより撮影して得た各画
   素からの画像情報を、前記記憶装置に記憶させてあった
   以前の情報と比較して、両者間の相違の有無または程度
   により該試料″の合金を判定するコロニー検査方法。
2. （２）上記比較を行って異常が検出された時は、異常発
   生部分をモニタ画面上で人間が観察、確認するようにし
   た特許請求の範囲第１項記載のコロニー検査方法。