JPS608302Y2 - 真空乾燥装置 - Google Patents

真空乾燥装置

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JPS608302Y2
JPS608302Y2 JP1978093809U JP9380978U JPS608302Y2 JP S608302 Y2 JPS608302 Y2 JP S608302Y2 JP 1978093809 U JP1978093809 U JP 1978093809U JP 9380978 U JP9380978 U JP 9380978U JP S608302 Y2 JPS608302 Y2 JP S608302Y2
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heater
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dried
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panel
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JP1978093809U
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JPS5510950U (ja
Inventor
武 林
Original Assignee
共栄造機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は取扱いが簡単で作業能率の向上化をはかる点で
すぐれた特徴を発揮し得る真空乾燥装置に関する。
食品類の鮮度維持、品質の長期保持などの目的で生鮮食
品を新鮮なうちに生乾き状態に乾燥した後密封保存する
ことが近時さかんに行われるようになったが、この乾燥
処理手段として減圧真空下での乾燥を行うことが汎く採
用されるに至っている。
本考案はこの種の処理装置における作業面での簡易化を
はかり、かつ装置のコンパクトなラヒニ製造コスト低減
を果す上に好適な新規構造の真空乾燥装置を提供しよう
として威されたものであり、その特徴に関しては、以下
図面とともに説明する実施例の内容によって明らかにす
る。
第1図乃至第5図は本考案装置の1例の態様を示すもの
であり、1は気密性ならびに断熱性を保持することが可
能な庫体であって、立方体をなしその正面側部を扉3に
よって開閉される開口2に形成している。
上記庫体1はステンレス板の如き剛性板からなる内壁1
aを有していて、そのコーナ一部分を隅肉溶接8するこ
とによって気密性を保持する一方、該内壁1aと外壁5
との間に形成される空隙に断熱材4を充填して庫体1の
断熱性能を高めている。
なお、内壁1aと外壁5とは、断熱性を有する剛性材か
らなる補強フレーム6を介して一体化すせ、耐圧強度を
保持すると共に、前記内壁1aの内面は金属溶射加工等
による鏡面仕上げを施している。
このように内面を鏡面仕上げすることによって、後述す
る加熱器9から放射される熱線の反射効率が高められて
加熱性能を向上し得るし、また、異物の付着が起り難く
て食品衛生上にもすぐれた利点がある。
また、内壁1aにより密閉させた上、断熱材4をその外
側に配置した構造となすことにより、真空を保持するた
めの空間が内壁1aに囲繞される有効部分のみに限定さ
れるので、後述する抽気装置に与える負荷が最も軽くな
り、該抽気装置の動力費が低減される一方、内壁1aを
厚肉構造とした場合に、その蓄熱分を加熱用に利用する
ことができて、熱溶量の大なる庫体1を提供すると共に
、加熱効率も向上する特徴が発揮される。
か)る構造を有する庫体1は適当個所例えば底部の奥方
寄りに給排気口16を開口させ、該給排気口16に対し
、図示しないが真空ポンプなどの抽気装置のサクション
管を接続して庫体1内を負圧に保持し得るようになって
いる。
また、上記庫体1は内壁1aのコーナ部分に存する隅線
を、その全長に亘って掩塞することが可能なように、帯
状体からなるコーナーフレーム7を隣り合う内壁1a、
la間に斜梁させて設けると共に、該フレーム7と内壁
1aとの接合部分を溶接処理8して一体化させた構造と
なしている。
一般に密閉筐体のコーナ一部は内部を真空にした場合、
外圧によって壁板材が内側に反るものであり、しかも常
圧に復したときに原状前に復元することから、溶接部に
クラックが入り易い問題が起る。
そこで前記コーナーフレーム7を設けて、コーナ一部分
に独立した密閉空間を形成することにより、補強効果と
、万一クラックが生じ空気が外部から漏入しても、庫体
1内の実効空間部は気密が充分保持されるものである。
なお、庫体1が立方体である場合には、12個のコーナ
ー辺のうちで扉3が設けられた開口2の周辺を除く8個
のコーナー辺に、コーナーフレーム7を設けることが望
ましい。
前記庫体1の箱構造は上述の要領によっているが、該庫
体1には被乾燥処理物15を加熱するための加熱器9を
内部に収設している。
この加熱器9は第4図、第5図に例示する如く、パネル
ヒータ10,10と、側型枠体11とから構成されてお
り、各パネルヒータ1G、10を所定間隔を存する平行
に保持して、側型枠体11の各枠部に搭載し得るように
なっている。
側型枠体11は、庫体1の奥側で内法高さ一杯に立設し
得る縦枠部と、該縦枠部から前方に向は水平に張り出さ
せた複数個の棚枠部とから形成していて、最上段棚枠部
の前縁を庫体1の天井壁に固定することにより、安定さ
せることができる。
前記棚枠部は四周内縁に切り込みを設けて、この切り込
み部に前記パネルヒータ10,10を嵌め込んでパネル
ヒータ10,10の上面が棚枠部の上面と同レベルか又
は稍々低レベルに定置されるようになっている。
一方、パネルヒータ10は局面のうちの少くとも上面を
耐水構造となして、その上方に置かれた被乾燥処理物1
5から滴下する水分、油等からヒータ素材を保護できる
ようにすることが望ましい。
前記加熱器9は上述例の構造となしたことによって、パ
ネルヒータ10.10が所定間隔を存する平行例えば水
平方向の多段に配設され、しかも前記開口2に対向する
庫体1の内壁側で片持ちに固定されることにより、前記
開口2の面に略々直交した奥行方向の配置となることは
言う迄もない。
上述した構造になる庫体1内に被乾燥処理物15を収納
するために用いられるラック12は、同じく第4図、第
5図に示されるが、底部に自在車を備えた可動型の櫓状
枠体からなっており、最上段を含む各棚枠を、前記側型
枠体11の各棚枠部の間に交互に入り込み得るような高
さ寸法に設定すると共に、縦枠の間口寸法が前記側型枠
体11の縦枠部のそれよりも広く設定した構造であって
、これを庫体1内に第4図々示の如く出し入れしたとき
に、側型枠体11の各部に全く接触することなく移動さ
せることができるようになっている。
このラック12に被乾燥処理物15を搭載するには、ラ
ック12の棚枠に載置可能な平形の蒸籠(せいろ)13
の上に被乾燥処理物15を並べた後、このせいろ13を
各棚枠上に載置すれば良い。
このようにして被乾燥処理物15が多段に並べられたラ
ック12を、供給リフト14を操作しなから庫体1内に
収納すれば、被乾燥処理物15はパネルヒータ10,1
0間に介在される配置となって、上、下面両側から均一
に加熱されて一定温度に保持され、かつ真空下で水分の
蒸発が促進されるので急速に乾燥処理される。
なお、パネルヒータ10は図示例の構造に限定されるの
ではなく、パネル状に形成された平形のものや、石英管
ヒータ等円筒ヒータを複数本平行に並設腰実質的にシー
ト状ヒータとして機能し得るもの等のヒータを総称した
ものであって、その他の各種変型は勿論可能である。
次に第6図、第7図に示した装置は本考案の今1つの例
を示すものであり、前記装置が水平多段配設方式である
のに対してこの例は垂直多列配設方式になるものである
即ち、この装置はパネルヒータ10,1Gと衝立型枠体
11′とから構成され、パネルヒータ10.10を、所
定間隔を存する平行例えば鉛直方向の多列に配設した状
態で衝立型枠体11′に片持ちで固定することにより、
前記例装置同様開口2の面に略々直交した奥行方向の配
置となしている。
一方、ラック12は本体枠12aと、該本体枠12aに
対し左右方向の多列に配して挿脱可能に支承するサツシ
枠12b、12bとからなり、このラック12を庫体1
内に収納したときに、サツシ枠12b、12bがパネル
ヒータ1G、10間に交互に介在されるようになってい
る。
上記ラック12に被乾燥処理物15を支持させるには、
係止棒17を有するトレイ13の片面上に被乾燥処理物
15を並べると共に係止棒17を用いて係止し、しかる
後、このトレイ13を前記サツシ枠12bに吊設すれば
良い。
このようにして被乾燥処理物15が多列に並べられたラ
ック12を庫体1内に収納すれば、被乾燥処理物15は
、鉛直状態で多列に配置されたパネルヒータ10,10
間に介在されることとなって左右両面から均一に加熱さ
れて一定温度に保持され、かつ真空下で水分の蒸発が促
進されるので急速乾燥される。
なお、この例の装置では乾燥処理中に被乾燥処理物15
から出てくる油や水滴がパネルヒータ10.10に付着
することがないし、また被乾燥処理物15がトレイ13
に密着するおそれがなくて、その表面にトレイの痕跡が
残らず美麗な製品が得られる利点がある。
上述の両側装置を通じてせいろ、トレイ等の被乾燥処理
物15に直接接触する部材は熱伝導性の良好なものであ
れば、その部材が雰囲気温度に比して高温となり、被乾
燥処理物15に温度ムラの悪影響を与えるばかりでなく
、時には高温のために被乾燥処理物15の表面に前記部
材の痕を残すことがあって好ましくなく、従ってせいろ
、トレイ等の部材13は熱伝導率の低い材質でしかも網
状のものが好ましいことは言う迄もない。
成上の構成ならびに作用を有する本考案装置によれば、
庫体1内に設けた加熱器9のパネルヒータ10,10が
、開口2側から見て奥側の面を除く他の面を庫体1内壁
とは遊離させた片持ち状の多段あるいは多列に配設する
一方、被乾燥処理物15を庫体内に収納するためのラッ
ク12を、被乾燥処理物15が前記各パネルヒータ10
,10間に介挿され、かつ枠体がパネルヒータ10,1
0に対し接することなく囲繞し得る如き構造となしてい
るので、ラック12の出し入れが非常に楽となって、し
かもラックに被乾燥物を装着したままで出し入れができ
るので、作業性が大巾に改善される。
しかも乾燥処理中はパネルヒータ10と被乾燥処理物1
5とが交互に接近した配列となっているので、被乾燥処
理物15に対する熱線放射の分布状態は平均化し、温度
ムラが無く平均した庫内雰囲気を醸成し得るために、処
理物15各部の温度は一様となり良質の処理品が得られ
るし、加熱効率も向上する。
さらに本考案は雰囲気を真空状態に保持しながら所定温
度状態に安定させることができて、被乾燥処理物15か
らの水分蒸発を促進するので、乾燥処理時間は大巾に短
縮され、加工処理効率の飛躍的増大とランニングコスト
の低減とが相俟って、加工品の処理コストを一層廉価な
ものとし得るすぐれた効果を奏する。
また、構造簡単であるし、加熱器9の取り付け、取り外
しが容易であるので、保守管理の省力化を果す上にも極
めて有用であり、斯界に貢献するところ多大な真空乾燥
装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案装置例の態様を示し、第1図
は正面断面図、第2図は一部切欠左側面図、第3図は第
1図の要部拡大図、第4図は使用状態を示す側断面図、
第5図は加熱器およびラックの分離状態示斜視図である
。 第6図および第7図は本考案装置の1列の態様を示し、
第6図はトレイの斜視図、第7図は加熱器およびラック
の分離状前売斜視図である。 1・・・・・・庫体、2・・・・・・開口、3・・曲解
、7・・・・・・コーナーフレーム、9・・・・・・加
熱器、10・・・・・・パネルヒータ、12・・・・・
・ラック、15・曲・被乾燥処理物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉により開閉される開口を閉止して内部の気密性ならび
    に断熱性を保持し得る庫体の内部に加熱器を配設すると
    ともに、前記庫体内を抽気装置に連絡して、ラックによ
    り前記庫体内に収納した被乾燥処理物を真空乾燥処理す
    る真空乾燥装置であって、前記加熱器は複数個のパネル
    ヒータにより形成し、かつ各パネルヒータを所定間隔を
    存する平行に保持して、前記開口に対向する庫体内壁側
    で片持ちに固定することにより、前記開口の面に対し略
    々直交した奥行方向に配設する一方、前記ラックは被乾
    燥処理物を前記各パネルヒータ間に夫々介挿し得る如き
    並列的に支持する多段あるいは多列の台枠に形成して、
    前記開口からの出し入れ自在となしていることを特徴と
    する真空乾燥装置。
JP1978093809U 1978-07-06 1978-07-06 真空乾燥装置 Expired JPS608302Y2 (ja)

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JPS5510950U JPS5510950U (ja) 1980-01-24
JPS608302Y2 true JPS608302Y2 (ja) 1985-03-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257304A (en) * 1975-05-19 1977-05-11 Pagnozzi Ernesto Guglielmo Method of drying wood in large quantities
JPS5231079B2 (ja) * 1973-11-29 1977-08-12

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