JPS608201B2 - カルシウム・アルミネ−ト含有セメント質物質の成形方法 - Google Patents

カルシウム・アルミネ−ト含有セメント質物質の成形方法

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JPS608201B2
JPS608201B2 JP50121280A JP12128075A JPS608201B2 JP S608201 B2 JPS608201 B2 JP S608201B2 JP 50121280 A JP50121280 A JP 50121280A JP 12128075 A JP12128075 A JP 12128075A JP S608201 B2 JPS608201 B2 JP S608201B2
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JP
Japan
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calcium aluminate
cementitious material
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containing calcium
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JP50121280A
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JPS5245619A (en
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清敬 三島
俊郎 石塚
厚志 松尾
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセメント買物質さらに詳しくはアルミナセメン
トなどのカルシウム・アルミネート含有物質の成形方法
に関するものである。
セメント製品の成形に際しては、その凝結、硬化に長時
間かかるので型の回転が悪くその影響は小さくなく、い
かにして早期に必要強度をもたらすか、又はセメント製
品自体の強度が低くてもその形を保持するかなどに関し
て種々研究がなされている。
一方、各種のセメント質物質に関して、アルミナセメン
トはその特性の一つとして早強性セメントとして知られ
ており、ボルトランドセメントなど他の水硬性物質より
短時間で硬化し、強度が発現するので、その目的のため
に(例えば急を要する工事など)広く利用されている。
このようなアルミナセメントにおいても、セメント質物
質を所定の型内で成形したり、又は連続的に押出し成形
したりして、種々のかつ数多くの製品を得るに際しては
まだ充分でなく、より迅速な脱型又は保形手段が要望さ
れているのが実状である。これは特に特殊形状や異形品
の成形に際してさらに重要である。本発明は、このよう
な問題を解決すべく種々研究された結果みいだされたも
のであり、具体的には、水硬性物質の主要成分としてカ
ルシウム・アルミネートを含有するセメント質物質を混
線後80〜130午0の温度下で加熱成形することを特
徴とするカルシウム・アルミネート含有セメント質物質
の成形方法を要旨とするものである。
本発明は、このように本質的にはアルミナセメントを加
熱成形することを要旨とするものであるが、本釆アルミ
ナセメントは早強性を有しているが、成形硬化に際して
は養生温度が高くなると早強性の効果が充分発揮されな
いことが広く知られており(例えば夏季に相当する30
℃前後の養成では20℃で養生された時より数時間遅れ
て硬化するし、その強度も低い)、時として水を使って
冷却しながら養生硬化せしめることもあるなどの事実に
とらわれることなく研究された結果として見し・出され
たものである。
本発明の成形法は、アルミナセメントそのものの成形方
法としてみし、出されたものであるが、その他アルミナ
セメントをセメントとして使用する各種の無機質セメン
ト質製品や、砂などの骨材を配合したモルタルやコンク
リート製品などの成形、硬化は勿論のこと、最近石綿ス
レート製品に替るものとして開発された耐アルカリガラ
ス繊維で強化したセメント又はコンクリート成形品(一
般にGRC製品といわれている)の成形にも望ましく応
用可能なものでその利用価値は非常に大きく、本発明は
このように水硬性物質の主要成分としてアルミナセメン
トを含むセメント質物質、さらにいいかえればカルシウ
ム・アルミネートを水硬性物質の主要成分として含むセ
メント買物質の成形に有効な方法である。
本発明を以下にアルミナセメントの使用を例にとって説
明すると、アルミナセメントを含むセメント買物質を混
練(常温でも加温下でもよい)後加熱成形するのであっ
て、加熱成形する一般的方法としては成形時に加熱する
ことであって通常型内で充填或は鋳込んだ状態で加熱す
るのがよいが、押出し成形などにおいては押出し直後に
加熱装置を設けておいても目的は達成されるのであり、
成形時加熱とは成形中もしくは成形直後の加熱を意味す
るものである。
加熱手段そのものは、型そのものを加熱しておくことに
より達成可能である。
加熱温度は、積極的に成形時加熱し、即時脱型すること
や長期強度の低下を防ぐことが達成できる範囲であれば
よいのであって成形品の大きさ、形状、セメント買物質
の配合割合などによって適宜選択決定することができる
が、実施例からも分る如く、望ましくは80〜13び0
の加熱温度を適用することである。
これは30午0以上では温度を上げることによって凝結
、硬化は早くなるが、80q0程度以下では数分内での
脱型は充分でなく、また強度低下の原因となる転移をあ
とになって起すことがあるなどによるのであり、一方1
30qo以上特に150午0以上では成形時に含有され
る水の瞬間的な蒸発により成形体が破壊したり、変形し
たりするため、さらには強度も低下してくるなどのため
好ましくない。
本発明の効果は、理論的にみて次の理由によるものと思
われる。即ち、アルミナセメントの主成分はカルシウム
・アルミネートであり、これらの水和反応は、通常30
qo以下ではCa○・AI203十1のLO→Ca○・
AI203・1のL○、30午C以上では2(Cao・
AI203)十11日20一次a0・AI203・細2
0十山203・Xも○の如く進行し、生成した水和物は
時間の経過或は温度の上昇によりやao・AI203・
母LO十AI203・が20に転移を起こし、強度の低
下の原因となるが、本発明の加熱成形を行うことにより
、早急な*ao・AI2Q・8LOの生成による凝結、
硬化の促進又はめa0・山203・細20への早急な転
移をもたらし、早期脱型特に60oo以上では即時脱型
例えば80℃位になる数分でセメント質物質の固化が可
能となるなどの効果と時間経過後の転移による強度低下
の防止効果をもたらすのであろう。このように本発明は
アルミナセメント質物質の成形品を得るに際して早期特
には即時の脱型及び強度低下のない成形品を可能にする
ものでその工業的価値は多大である。
本発明をさらに分り易くすべく次に実施例を示す。
実施例 アルミナセメントとしては第1表に示す組成のもので、
バイヤーアルミナ、生石灰を電気炉で熱溶融し、冷却再
固化することにより得たものを使用した。
第1表 1 第1表に示すアルミナセメントのプレーン値400
の/夕のもの1に対して標準細砂(60メッシュ以下)
2及びこれらに対して水60%からなるモルタルを型枠
につめ得られた製品の物理的性質を以下に示す。
尚、この際型枠の温度を特別に電熱又は蒸気加熱等の手
段により加熱し、所定の加熱成形にかけた。強度は、加
熱硬化後常温に戻して養生し、1日及び28日後の強度
を測定した。凝 結 強 度(Kタイの) 加熱温度始 発終 結 曲 げ 圧 縮ゼう) C
弓) ・日 28日 1日 28日常温 290 41
0 61 73416456350 180 320
47 52 288312450 9o 14
0 42 48 250 295550 1
5 17 36 45 235 28380
0 3(匡路ヒ)33 42 253 298
1000 1−5(匡町ヒ)31 45 248
27613o0 o.5(〃)29 36
228 2621600 御伝言できず15 1
6 85 125これらの結果は加熱成形をしない或
は低い温度で加熱成形したサンプルに対して、80qo
程度以上で加熱成形をした本発明成形品は10分以内、
例えば数分以内での脱型が可能になることを示している
2 第1表に示すアルミナセメント2部に対し砂1部を
W/C=30%で混線し、更に耐アルカリガラス繊維を
全体の3%になるように添加したモルタルを50k9′
地の加圧下で5分間加熱成形した。
その結果直ちに脱型でき1日間常温養生後の強度を次に
示す。加熱温度 1日曲げ強度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水硬性物質の主要成分としてカルシウム・アルミネ
    ートを含有するセメント質物質を混練後80〜130℃
    の温度で加熱成形することを特徴とするカルシウム・ア
    ルミネート含有セメント質物質の成形方法。
JP50121280A 1975-10-09 1975-10-09 カルシウム・アルミネ−ト含有セメント質物質の成形方法 Expired JPS608201B2 (ja)

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JP50121280A JPS608201B2 (ja) 1975-10-09 1975-10-09 カルシウム・アルミネ−ト含有セメント質物質の成形方法

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JPS5245619A JPS5245619A (en) 1977-04-11
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ID=14807335

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JP5177963B2 (ja) * 2006-05-29 2013-04-10 電気化学工業株式会社 セメントコンクリート硬化体に膨張性を付与する方法

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