JPS608121Y2 - 過給機付エンジン - Google Patents

過給機付エンジン

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Publication number
JPS608121Y2
JPS608121Y2 JP17341678U JP17341678U JPS608121Y2 JP S608121 Y2 JPS608121 Y2 JP S608121Y2 JP 17341678 U JP17341678 U JP 17341678U JP 17341678 U JP17341678 U JP 17341678U JP S608121 Y2 JPS608121 Y2 JP S608121Y2
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JP
Japan
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fuel
governor
engine
low
low speed
Prior art date
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Expired
Application number
JP17341678U
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English (en)
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JPS5588032U (ja
Inventor
建司 阪野
洋夫 坂中
怜 鳥井
健次 山下
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は過給機付エンジンに関腰低速高負荷乃至過負荷
運転時、スタート時又は急加速時に不完全燃焼を起し、
排気ガス中に未燃有害成分が多量に発生するのを無くす
事を目的とする。
一般に、過給機の過給効率は、低速側で大きく低下し、
空気不足で不完全燃焼を起し易いが、この対策が従来で
は行なわれておらず、排気ガス中に未燃有害成分が多量
に発生し、大気を汚染する問題がある。
本考案は、その問題を解消するために、低速高負荷乃至
過負荷時、スタート時又は急加速時に、過給効率の低下
で空気不足になったときに、これを過給機の吐出側の給
気圧の低下で検出し、これに基き燃焼室への燃料の供給
量を、不足空気量にバランスさせて低下させるようにす
るものである。
即ち、本願考案は、例えば第1図乃至第3図に示すよう
に、エンジン2にガバナ装置Aと過給機1と低速時燃料
制限装置17とを設け、 ガバナ装置Aは燃料噴射ポンプ8のラック9をガバナス
プリング13で燃料増量側rに弾圧するとともにガバナ
10のガバナ力GFで燃料減量側lに押圧するように構
成し、 過給機1はエンジン2の排気ガスで駆動されて給気を加
圧して燃焼室へ多量に供給するように構成し、 低速時燃料制限装置17は、過給機1の吐出側の給気路
4の圧力で空圧作動器41を進退駆動して、燃料制限具
19をガバナ装置Aに対して燃料制限するように働きか
ける低速時燃料制限装置20とその燃料制限を解除する
低速時燃料制限解除位置21とに進退移動させるように
し、過給機1の吐出側圧力が低い状態では空圧作動器4
1が燃料制限具19を低速時燃料制限位置20に前進さ
せるとともに、その吐出側圧力が高い状態では低速時燃
料制限解除位置21に後退させるように構成した過給機
付エンジンにおいて、 エンジン2の本体の機壁内にガバナ装置Aを内装し、ガ
バナ装置Aは主ガバナレバー6と副ガバナレバー14と
を有し、主ガバナレバー6にはラック9を係合するうえ
ガバナ10を燃料減量側1へ向けて接当するとともに、
始動用バネ5を燃料増量側rへ弾圧し、副ガバナレバー
14にはガバナスプリング13を燃料増量側rへ弾圧さ
せるとともに主ガバナレバー6を燃料増量側rへ向けて
遊離自在に接当し、 低速時燃料制限装置17は機壁に開口した窓孔42を蓋
す状態で機壁の外側面に突出状に固定し、低速時燃料制
限装置17の左右両側面の一方に空圧作動器41、他方
に空圧作動器41の低速時燃料制限解除位置21側への
後退を規制するストッパー25を突出状に設け、低速時
燃料制限装置17から後方に突出させた燃料制限具19
を窓孔42から機壁内に挿入して副ガバナレバー14に
燃料増量側rから接離進退自在に位置させた事を特徴と
する過給機付エンジンを提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は過給機付ディーゼルエンジンを示し、これは遠
心形排気タービン過給機1がディーゼルエンジン2の排
気管3内を流れる排気ガスで駆動されて、外気を給気管
4から燃焼室(図示せず)に圧送するように構成されて
いる。
第2図はエンジン2の2本ガバナレバ一式ガバナ装置A
を示し、これは次のように構成される。
即ち、エンジンの停止時には、始動用バネ5で主ガバナ
レバー6がその下端部を支点7として燃料増量側rに引
かれて、燃料噴射ポンプ8のラック9を右端の燃料過剰
噴射位置に引き寄せる。
この状態でエンジンを始動操作すると、混合気の燃料濃
度が濃く、エンジンが容易に始動される。
エンジン運転中は、ガバナ10のガバナフォースGFで
主ガバナレバー6が燃料減量側1に押される。
これと同時にギヤケース11に枢支されるアクセルレバ
−12の内腕部で張り調節されたガバナスプリング13
で、副ガバナレバー14とストッパー15とを介して、
主ガバナレバー6が燃料増量側rに引かれる。
そのガバナ力GFとがバナスプリングカとの釣合いで主
ガバナレバー6が左右に調節作動される。
これにより、ラック(燃料調節器)9が左端の燃料噴射
量最少位置と右端に近い最多位置との間で調節作動され
る。
負荷の増大でエンジンの回転速度が低下したときには、
ガバナ力GFの低下で、主ガバナレバー6が燃料増量側
rに移動する。
このとき、主ガバナレバー6は、ギヤケース11に取付
けられたバネ式燃料最大制限装置16に弾性的に受は止
められて、その過剰移動を阻止される。
これによりエンジンの回転速度が一定に保たれる。
図中、符号17は低速時燃料制限装置であり、これはダ
イヤフラム18が過給機1の吐出側の給気路4内の圧力
を受けて、燃料制限具としてのレバー19を副ガバナレ
バーに対する燃料制限位置20と・燃料制限解除位置2
1との間で揺動させ、給気圧が高い状態では燃料制限レ
バー19を燃料制限解除位置21に、低い状態では燃料
制限位置20に移動させるように構成される。
ダイヤフラム18はバネ22とガス圧室23との差力で
ロッド24を進退させる構造になっており、ギヤケース
11に固定される。
ロッド24がガス圧で左に押されたときはストッパー2
5に受止められ、右に引かれたときは燃料制限レバー1
9を駆動し、このレバー19の下端の受動部26はバネ
27でロッド24の鍔28の右端面に弾接され、その上
端の受止部29は副ガバナレバー14の右端縁に対向す
る。
ガス圧室23は給気管4に連通管30で接続される。
次にその作動を説明すると、エンジン2の高速運転時に
は、給気管4の内圧が高いため、ダイヤフラム18のロ
ッド24が左動し、レバー19の受止部29が燃料制限
解除位置21に退く。
エンジン2の低速運転時には、給気管4の内圧の低下で
、ダイヤフラム18のロッド24が右動し、レバー19
の受止部29が燃料制限位置20に進入する。
この状態で高負荷乃至過負荷になると、ラック9ととも
に副ガバナレバー14が燃料増量側rに右動して、受止
部29で受止められ、ガバナスプリング13の力が殺さ
れて、燃料制限が行なわれる。
これにより、低速運転時に過給機の過給性能が低下する
のに平衡させて燃料の噴射量を減少させるので、不完全
燃焼しない。
この事は、エンジンの始動時及び急加速時でも同様であ
る。
第8図、第9図、第10図は上記実施例の低速時燃料制
限装置17を使用する前と後との実験結果を示す排気濃
度・燃料消費量・トルクの各グラフである。
これによると、1500rpm以下において、使用前よ
りも使用後の方が排気濃度及び燃料消費量が大幅に改善
され、その割にトルクの低下が小さい。
上記実施例の変形例として、次の各項のものが考えられ
る。
(4)第4図及び第5図に示すように、燃料制限レバー
19に受止部29の代りにカム31を軸32及びロック
ナツト33を介して取付け、軸32の外端に調整溝34
をカム31の頂面と同じ向きになるように形威し、エン
ジン2の運転中でも、カム31をロックナツト33と調
整溝34との操作で角度調整可能にする。
(B) 第4図において、ダイヤフラム18を仮想線
図の位置に置換える。
(C) 低速時燃料制限装置17をガソリンエンジン
に適用する。
本考案は上記のように構成され、作用するものであり、
エンジンの低速高負荷乃至過負荷運転時・始動時・又は
急加速時には、低速時燃料制限装置が働いて、ガバナ装
置燃料増量側への調節を制限し、燃料供給量を少なくし
て、過給機の過給効率の低下にバランスさせるので、空
燃比が適正に保たれ、不完全燃焼を改善して、排ガス中
に未燃有害成分が発生するのを大幅に低下させ、大気汚
染を防止できる。
また、エンジンの始動時には、低速時燃料制限装置17
が副ガバナレバー14を低速時燃料制限位置に拘束して
も、ラック9が自動的に主ガバナレバー6を介して始動
用バネ5で燃料増量側rに大きく引寄せられるので、低
速時燃料制限装置17を別に解除操作する必要をなくし
、そのままエンジンを容易に始動することができる。
しかも、低速時燃料制限の解除装置も解除操作も不要に
して、その構造及び操作とも簡素化できる。
そのうえ、本願考案は、低速時燃料制限装置17を板壁
外側面から突出させる事により、その装置17の左右両
側面に空圧作動器41とこれの低速時燃料制限解除側へ
の後退規制用ストッパー25を対向させて突設する構造
にしている。
これにより、そのストッパー25を外部から容易に調整
して、その後退規制位置を容易に高精度に微調整する事
ができる作用効果をも奏する。
さらに、本考案を実施するに当り、過給機なしの従前形
式のエンジンを製造する場合、エンジンの板壁の外側面
に明けであるガバナ装置のメインテナンス等のための窓
孔42を蓋板で開閉可能に蓋していたところ、本考案に
係る過給機付きの新形式のエンジンを製造する場合、そ
の蓋板の代りに低速時燃料制限装置17を組付け、その
制限具19を既設の窓孔42から板壁に挿入するだけで
実施するようにする事もできる。
こうする場合、過給機を有するエンジンと有しないエン
ジンとは、共にエンジンの板壁が同じ形状になるので共
通部品化でき、しかも蓋板と低速時燃料制限装置17と
を選択して取付けるだけですむから、生産性を高めるこ
とができる。
そのうえ、既製の過給機なしエンジンでも、蓋板と交換
して低速時燃料制限装置17を簡単に取付けられるので
、過給機付きエンジンに容易に改造するようにすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面図、第2図
は第1図A部縦断正面図、第3図は第2図の縦断側面図
、第4図は別の実施例の要部縦断正面図、第5図は第4
図の縦断側面図、第6図、第7図、第8図は低速時燃料
制限装置を使用する前と後との実験結果を示す排気装置
・燃料消費量・トルクの各グラフである。 1・・・・・・過給機、4・・・・・・給気路、9・・
・・・・燃料調整器、10・・・・・・ガバナ、17・
・・・・・低速時燃料制限装置、20・・・・・・燃料
制限位置、21・・・・・・燃料制限解除位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン2にガバナ装置Aど過給機1と低速時燃料制限
    装置17とを設け、 ガバナ装置Aは燃料噴射ポンプ8のラック9をガバナス
    プリング13で燃料増量側rに弾圧するとともにガバナ
    10のガバナ力GFで燃料減量側1に押圧するように構
    成し、 過給機1はエンジン2の排気ガスで駆動されて給気を加
    圧して燃焼室へ多量に供給するように構成し、 低速時燃料制限装置17は、過給機1の吐出側の給気路
    4の圧力で空圧作動器41を進退駆動して、燃料制限具
    19をガバナ装置Aに対して燃料制限するよう働きかけ
    る低速時燃料制限装置20とその燃料制限を解除する低
    速時燃料制限解除位置21とに進退移動させるようにし
    、過給機1の吐出側圧力が低い状態では空圧作動器41
    が燃料制限具19を低速時燃料制限位置20に前進させ
    るとともに、その吐出側圧力が高い状態では低速時燃料
    制限解除位置21に後退させるように構成した過給機付
    エンジンにおいて、 エンジン2の本体の機壁内にガバナ装置Aを内装し、ガ
    バナ装置Aは主ガバナレバー6と副ガバナレバー14と
    を有腰主ガバナレバー6にはラック9を係合するうえガ
    バナ10を燃料減量側1へ向けて接当するとともに、始
    動用バネ5を燃料増量側rへ弾圧し、副ガバナレバー1
    4にはガバナスプリング13を燃料増量側rへ弾圧させ
    るとともに主ガバナレバー6を燃料増量側rへ向けて遊
    離自在に接当し、 低速時燃料制限装置17は機壁に開口した窓孔42を蓋
    す状態で機壁の外側面に突出状に固定し、低速時燃料制
    限装置1Tの左右両側面の一方に空圧作動器41、他方
    に空圧作動器41の低速時燃料制限解除位置21側への
    後退を規制するストッパー25を突出状に設け、低速時
    燃料制限装置17から後方に突出させた燃料制限具19
    を窓孔42から機壁内に挿入して副ガバナレバー14に
    燃料増量側rから接離進退自在に位置させた事を特徴と
    する過給機付エンジン
JP17341678U 1978-12-14 1978-12-14 過給機付エンジン Expired JPS608121Y2 (ja)

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JP17341678U JPS608121Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-14 過給機付エンジン

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Publication Number Publication Date
JPS5588032U JPS5588032U (ja) 1980-06-18
JPS608121Y2 true JPS608121Y2 (ja) 1985-03-20

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