JPS6080730A

JPS6080730A - 電子体温計

Info

Publication number: JPS6080730A
Application number: JP58189189A
Authority: JP
Inventors: Hideo Ishizaka; 石坂　英男; Mineo Hanawa; 花輪　峯男
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1983-10-12
Filing date: 1983-10-12
Publication date: 1985-05-08
Also published as: DE3415598A1; GB8410051D0; FR2553513A1; GB2148010A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■発明の背景Ａ、技術分野本発明は電子体温計、とくに防水に適した形状と、電力
供給手段を内蔵した電子体温計に関する。

Ｂ、先行技術とその問題点電子体温計は、例えば筺体の中にサーミスタなどの感温
素子、演算表示ユニットおよび電池などが収容され、演
算表示ユニットは例えば大規模集積回路（ＬＳＩ）で構
成され、感温素子の温度による抵抗変化をパルス発振周
波数の変化として識別し、感温素子の非線形性を補正し
て摂氏または華氏などの温度表示に変換し、これを表示
部に可視表示するものである。

使用頻度の高い病院等で用いられる電子体温計ではこの
ような演算表示ユニットに電力を供給する電源として二
次電池などが使用されているものがある。この二次電池
などを充電する方法には従来いくつかの方法がある。例
えば電子体温計の筐体から二次電池を取り出し、別の充
電装置によってこれを充電する方法かある。この充電方
法では、多数の電子体温計を用いており頻繁に充電を繰
り返す必要のある病院等では手間がかかり不便である。

また、電子体温計の筺体を完全に液密に封止できない欠
点がある。そのため、この電子体温計を病院などで使用
する場合、水やグルコン酸クロルヘキシジン等の薬液を
用いた消毒・洗浄に良好に酎えることができない。

また電子体温計に充電装置と接続するためのコネクタを
設けて二次電池に充電する方法がある。

この充電方法ではコネクタの接触不良などの障害を発生
させる原因となり１個々の電子体温計と充電装置との接
続に手間がかかり多数を同時に使用する病院等において
多数の電子体温計を同時に充電することは事実上困難で
ある。

また、大型の電子体温計では充電装置を体温計本体の内
部に備え、商用電源と接続し、充電を行うものがある。

しかしこのような装置では、装置自体が大型になるばか
りでなく、個々の体温計ごとに商用電源へ接続するため
のコネクタを必要とし、上述同様接触不良などの障害の
可能性が増し、洗浄や消毒などに対する取扱いに難があ
る。

互いに物理的に別個の装置である電子体温計の底部およ
び充電装置の上面に夫々コイルを備え、略箱形状の電子
体温計を充電装置の上面所定の位置に設定して両コイル
を電磁的に結合し、これによって電子体温計の二次電池
の充電を行なう方法がある。しかしこの方法も充電装置
のコイルに対する電子体温計のコイルの相対的な位置を
一対一に正確に位置決めして両コイルの間に良好な電磁
的結合を発生させないと、効率の良い充電を行なうこと
はできないので複数の電子体温計を同時に充電すること
はできない。もし複数の充電をするならば、充電装置の
コイルを電子体温計の数だけ設ける必要があり充電装置
が大型化して実用的でなく、また充電を要する電子体温
計の台数が少ない場合は無駄である。

上述したいずれの充電方法でも、上述の電子体温計を用
いる限り電子体温計に内蔵された二次電池に効率よく充
電することは困難であり、電池交換が不要で手間がかか
らないとの二次電池使用による効果が多数の電子体温計
を同時に使用する病院等では実質的に失われていた。ま
た何らかの形で必ず商用電源を使用しなければならなか
った。

■発明の目的従って本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、小
型で使いやすく防水性に優れた信頼性の高い電子体温計
を提供することを目的とする。

本発明の他の目的は、電子体温計を効率よく充電するこ
とのできる形状および電力供給手段を有する電子体温計
を提供することにある。

これらの目的は次のような本発明による電子体温計によ
って達成される。すなわち、被測温部位の温度を測定し
て表示する回路と、該回路に電力を供給する蓄電手段と
、該蓄電手段に接続された太陽電池とを筺体内に収納し
、該筐体はその内部に対し液密であり、太陽電池により
蓄電手段を充電する電子体温計により達成される。

本発明の好適な態様によれば、蓄電手段は二次電池であ
る。本発明の他の好適な態様によれば蓄電手段はスーパ
ーコンデンサである。本発明のさらに他の好適な態様に
よれば電子体温計筐体の太陽電池の受光面に対向する部
分は透明となっている。

また本発明のさらに他の好適な態様によれば筺体は主要
収容ケース部とキャップ部より成り、主要収容ケース部
に回路及び蓄電手段及び太陽電池とを収容後前記主要収
容ケース部と前記キャップ部とを融着又は溶着し、液密
に構成されている。

■発明の詳細な説明次に添付図面を参照して本発明による電子体温計の実施
例およびそれに適用される充電方法と充電装置の例を詳
細に説明する。

第１図は本発明の電子体温計の外観図である。

図示のような平型と称される水銀体温計より一回り大き
な形状の例えばポリ・カーボネートまたはアクリル樹脂
などのプラスチックからなる中空棒状の主要機能部を収
納する主要ケース部１、主要機能部を収納した後、フタ
をしておくためのケースのキャップ部２、体温表示部５
が見通せる表示窓３および感温部キャップ４の相互間が
液密に構成されている。

例えば主要ケース部１と表示窓３は第２図（Ａ）に示す
如く表示窓部３が主要ケース１内に０リング６を介して
嵌入係合しており液密構造となっている。また第２図（
Ｂ）に示す如く表示窓３と主要ケース部工とが溶着部８
で溶着または融着されている。

また例えば主要ケース部１とケースのキャップ部２は第
３図（Ａ）に示した如くケースのキャップ部２の一部が
主要ケース部ｌの内側に入り、０リング７を介して嵌入
係合するか第３図（Ｂ）に示した如くキャップ部２と主
要ケース部ｌが溶着部９で溶着または融着されている。

また図には示していないが接着によっても、あるいは主
要ケース部１またはキャップ部２のいずれか一方の少な
くとも接触部を軟質構造体、例えば、ゴム、エラストマ
にすることでも液密の目的が達成できる。

また第３図ではキャップ部２が主要ケース部ｌの中に入
り込む構造が示されているが、逆でも良い。感温部キャ
ップ４と主要ケース部１とは図示しないが嵌合または嵌
合接着によって液密状態が保たれている。

次に第４図に示す電子体温計においては表示窓部が透明
な主要ケース部ｌによって兼用されている。このことに
よって表示窓部の構造が構成上容易になっており、さら
にポリ・カーボネートやアクリル樹脂などにより成る透
明な主要ケース部ｌを介して外部光が入射し得る位置に
内部電源として太陽電池１０が接地されている。この図
においては体温表示部５と太陽電池ｌＯを除く他の内部
構造は示されていないが、光透過性を要しない部分は主
要ケースの内部または外部に不透明なスクリーン印刷等
の不透明処理などを施すことも可能であることは言うま
でもない。

第４図の電子体温計の主要ケース部１の内部構造は主要
ケース部ｌの先端の感温部キャップ４の中にサーミスタ
などの感温素子を配置し、また表示部５と一帯となった
大規模集積回路（ＬＳ　Ｉ）からなる演算表示ユニット
と、充電可能な二次電池又はスーパーコンデンサ（超極
薄プラスチックフィルム等の進歩により開発された小型
大容量コンデンサ）などより成る蓄電手段と太陽電池ｌ
Ｏが配置されて液密に封入され、感温素子の温度による
抵抗変化を周波数変化に変換し演算表示ユニット（５）
で測定して演算し、摂氏または華氏の温度として演算表
示ユニットの表示部５に可視表示するものである。

第４図に示す電子体温計のブロック図を第５図に示す。

図において破線内が電子体温計の内部電子回路を示し、
２０が測温素子、演算表示ユニット等よりなる体温計測
回路、２１が蓄電手段、１０は第４図に示す太陽電池１
０と同等の太陽電池であり、外部光３０が太陽電池ｌＯ
に入射し、蓄電手段２１に電気量が蓄えられ、体温計測
回路２０が動作する。

また第６図に示す如く蓄電手段２１と体温計測部２０間
にスイッチを設け、非動作時の電気の消費を抑えること
により低消費電力化が図れる。

このスイッチ部２２の構成例を第７図に示す。

第７図は電子体温計の感温部付近に感温リードスリツチ
１４を体温計の主電源スイッチ２２として用いるタイプ
の電子体温計の一部分が示されている。感温リードスイ
ッチ１４は温度を検出する役割を担うサーミスタなどの
感温素子１３が実装されたプリント基板１２の上に固定
され感温部キャップ４を介して伝達されてくる体温など
の熱によって感温リード１５（例えば、バイメタル、形
状記憶合金などより成る）が変形し、固定リード１６に
接触することによってリードスイッチ接点が閉接し、体
温計側部２０に電源を供給し計測を開始する。

感温リードスイッチに変えて、例えば感磁性リードスイ
ッチを用い、電子体温計収納ケース等に磁石を設け、検
温時などに電子体温計を収納ケースより取り出した時に
感磁性リードスイッチが閉接し、体温計側部２０に電源
を供給する構成としてもよい。

以上のような外部から非接触で内部蓄電手段にエネルギ
ーを供給し、充電するタイプの電子体温計、また更には
外部から非接触で内部電源スィッチをオン／オフするタ
イプの電子体温計においては完全な液密構造が容易に採
用できる。このため内部機能が湿度、水分から保護され
内部電極の接点、電子部品、ハンダ付は部の信頼性と寿
命向上、プリント配線間のリーケイジ（漏洩）による誤
動作防止、同じく電池の放電防止、錆、腐蝕の防止など
の効果により信頼性、寿命が大幅に向上した電子体温計
となる。

■発明の具体的な効果本発明による電子体温計は以上のように構成し収納ケー
ス内蓄電手段と該蓄電手段に電力供給源として太陽電池
を使ったことにより電池交換の為の開口や、充電の為の
コネクタを要しないので、筺体をその内部に対して確実
に液密とすることができ耐久性に優れた電子体温計が実
現できた。

また筐体である収容ケース全体を透明としたことにより
、表示窓部および太陽電池受光部を筐体と別部材で構成
する必要がないので防水構造が不要となり、液密信頼性
の向上及びコストの低減下が実現した。

このように収容ケースを液密に封止することにより消毒
や洗浄に対して良好に耐えることができ、また充電する
ための手間もほとんどなく′単に筺体の太陽電池の受光
面に対向する部分を上面にして明るい所に置くだけでよ
い。

また蓄電手段としてスーパーコンデンサを用いることに
より電池に比べ広い温度範囲での使用が可能となり、二
次電池のような劣化も少なくまた充放電も簡単となり、
かつ使用直前の急速充電が可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電子体温計の外観図、第２図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の一実施例の電子体温計
の表示窓部の構造を示す図、第３図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の一実施例の主要収容ケ
ース部とキャップ部の構造を示す図、第４図は本発明の
一実施例の太陽電池内蔵電子体温計の構成を概念的に示
す図、第５図は本実施例の電子体温計の構成を概念的に示す図
、第６図は第５図の電子体温計にスイッチ部を備えた電子
体温計の構成を概念的に示す図、第７図は第６図のスイ
ッチ部として感温リードスイッチを用いた電子体温計の
構造を示す図である。 −部　の符号の説明１・・・収容ケース、２・・・キャップ、３川表示窓、
４・・・感温部キャップ、５・・・体温表示部、６・・
・０リング、８，９・・・溶着部、１０・・・太陽電池
、１２・・・基板、１３・・・感温素子、１４・・・感
温リードスイッチ、１５・・・感温リード、１６・・・
固定リード、２０・・・体温計側部、２１・・・蓄電手
段、２２・・・スイッチである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被測温部位の温度を測定して表示する回路と、該
回路に電力を供給する蓄電手段と、該蓄電手段に接続さ
れた太陽電池とを筺体内に収納し、該筐体はその内部に
対し液密であることを特徴とする電子体温計。
（２）蓄電手段は二次電池であることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の電子体温計。
（３）蓄電手段はスーパーコンデンサであることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の電子体温計。
（４）筐体は少なくとも太陽電池の受光面に対向する部
分が透明であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
ないし第３項記載の電子体温計。
（５）筐体は主要収容ケース部とキャップ部とより成り
、該主要収容ケース部に回路及び蓄電手段及び太陽電池
とを収容後前記主要収容ケース部と前記キャップ部とを
融着、又は溶着し、液密に構成されているこｋを特徴と
する特許請求の範囲第１項ないし第４項記載の電子体温
計。