JPS607936Y2 - 自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置 - Google Patents

自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置

Info

Publication number
JPS607936Y2
JPS607936Y2 JP205480U JP205480U JPS607936Y2 JP S607936 Y2 JPS607936 Y2 JP S607936Y2 JP 205480 U JP205480 U JP 205480U JP 205480 U JP205480 U JP 205480U JP S607936 Y2 JPS607936 Y2 JP S607936Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
spring
lid
connecting member
engaging element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP205480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56103328U (ja
Inventor
慎一 高橋
Original Assignee
本田技研工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 本田技研工業株式会社 filed Critical 本田技研工業株式会社
Priority to JP205480U priority Critical patent/JPS607936Y2/ja
Publication of JPS56103328U publication Critical patent/JPS56103328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS607936Y2 publication Critical patent/JPS607936Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車体外面に設けられる燃料注入口蓋を
運転席からの遠隔操作で開閉するための装置に関する。
更に詳しくは、引張操作される操作子と蓋に対し係脱自
在な係合子とを連結部材を介して連結し、係合子にはス
プリングにより前進方向への弾発力を付勢し、操作子に
は別のスプリングにより非操作状態に戻す弾発力を付勢
するとともに、係合子と連結部材との関係を連結部材か
らの操作荷重が保合子に作用するにもかかわらず保合子
を直接移動させた場合には連結部材が不作動となるよう
にした自動車における燃料注入口の蓋の遠隔開閉装置に
関する。
自動車の側部に燃料注入口を開口配設し、この注入口は
車体外面の蓋で開閉される凹部内に収納され、燃料注入
作業を行う場合にはこの燃料注入口蓋を開いて行うこと
は広く一般の自動車において採用されている構造である
蓋を開くためには蓋に設けられている錐孔にキーを差し
込んで回動操作するが、蓋開閉操作の容易化、就中、運
転席に居ながらにしてキーを用いなくてもこの操作を行
い得ることが要望されるに至った。
運転席に座ったままスイッチ等の操作よりも蓋を開動せ
しめ得る自動車は知られているが、この種自動車におい
てはソレノイドを用いるなど電気手段を使用しており、
構造、機構を簡易化する上では機械式とすることが好ま
しい。
機械式構造により運転席から遠隔操作で燃料注入口蓋を
開動できる機構を考案するにさいして要請される点は、
運転席に設けられる操作子の操作後、この操作子は非操
作状態に確実に戻ること、従来と同様にキーの差し込み
回動操作でも蓋を開けることができ、更には蓋を閉じた
場合において操作子、連結部材は無負荷となって不作動
となり、これらに蓋の閉じ操作が影響しないことである
本考案者は燃料注入口蓋を遠隔操作により開動させる構
造を案出する上で要請される以上の各点を機械式の簡単
な構造で遠戚すべく本考案を威したものである。
本考案は、運転席に設けられ、引張操作される操作子と
、燃料注入口を履うように車体外面に開閉自在に設けら
れた蓋に対し前後進により係脱する係合子と、操作子と
係合子とを連結しつつ保合子を自由移動させ得る連結部
材と、保合子を前進方向へ弾発付勢する第1のスプリン
グと、操作子を非操作状態に戻すように弾圧付勢する第
2のスプリングとからなる自動車における燃料注入口蓋
の遠隔開閉装置を提供する。
従って本考案の目的は、操作子を引張操作することによ
り連結部材を介して係合子が第1のスプリングの弾発力
に抗して後退し、蓋との保合が外れて蓋を開くことがで
きるとともに、操作子をこの操作後第2のスプリングの
弾圧力により非操作状態に戻すことができ、又キー操作
によっても蓋を開けることが可能であり、更に、係合子
は連結部材に対し自由移動可能であるため、蓋を閉じる
ことにより係合子を直接移動させた場合には連結部材、
操作子には係合子の移動力は作用せず、連結部材、操作
子を不作動とすることができるようにした自動車におけ
る燃料注入口蓋の遠隔開閉装置を提供する処にある。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。
第1図は本考案に係る装置を適用した自動車の車室内運
転席部分を示し、運転者が座乗するシート1の側面には
背もたれ用の図示しないバックシートを起倒させるため
のリクライニング用レバー2が配置されている。
又、シート1の側部のサイドシル部3には2個の操作子
4,5が前後に並設され、一方の操作子4はトランクを
開動させるためのもので、水平軸を支点として垂直面内
で揺動操作される。
他方の操作子5が本考案に係る燃料注入口蓋の遠隔開閉
用であり、上部の膨大部5aを把持して上方へ引張操作
するようになっている。
第2図はこの操作子5から燃料注入口蓋6まで経路を示
し、車体外面7に凹部8が車体内方に開山形成され、凹
部8にキャップ9で閉塞された燃料注入口10が臨んで
いる。
凹部8内面に固着した軸支持部材11aによって枢軸1
1が支持され、凹部8の前面は枢軸11で枢着された蓋
6の開閉によって開放、閉鎖され、注入口10を履うよ
うに車体外面7に開閉自在に設けられた蓋6を開き、キ
ャップ9を取り外すことにより燃料注入作業を行う。
尚、一旦ロツクが解除された蓋6は枢軸11部分に設け
られたスプリングの弾性力に付勢されて開動するように
なっている。
凹部8の側壁8aに中空筒状ケース12を取り付け、側
壁8aに形成した孔8bに前部を挿入して凹部8に臨ま
せたケース12に係合子13を前後進摺動自在に内装す
る。
M6の内面には凹部8内に突出するストライカ−14が
設けられ、ストライカ−14の先端係合部14aに係合
子13の先端13aが係合すると蓋6がロックされ、係
合子13が後退摺動してストライカ−14との保合が解
除されると前記の如く蓋6は開動する。
ケース12の中空室15には第1のコイルスプリング1
6が係合子13の外周に嵌合状態で収容され、スプリン
グ16の後端はケース12の後端開口部に嵌入一体化し
た端蓋12bに当接し、前端は係合子13の鍔部13b
に当接し、スプリング16によって係合子13は前進方
向へ弾発付勢されており、係合子13の前進限はケース
12の内周面段部12aに鍔部13bが衝合することに
よって規制される。
以上の係合子13と前記した操作子5とはケーブル状
の連結部材17を介して連結されている。
これを具体的に述べると、連結部材17は車体24にボ
ルト25で結着された保持チューブ26の内部に収容さ
れて保持されており、連結部材17は夫々可撓性を有す
るアウターケーブル18と、アウターケーブル18の内
部に摺動自在に挿通されたインナーケーブル19とから
なり、インナーケーブル19の終端部は端蓋12bに嵌
入されたアウターケーブル18の開口端から突出してケ
ース12内に臨んでいる。
この終端部は膨出部19aとして形成され、係合子13
の長孔13cに挿入されている。
この長孔13cの軸方向長さは膨出部19aよりも長く
、インナーケーブル19に付与された引張荷重によって
係合子13は長孔13cと膨出部19aとの係合作用に
よって後退移動するものの、保合子13を直接後退移動
させた場合には膨出部19aに対して長孔13cが遊合
摺動して保合子13がインナーケーブル19に対し自由
移動できる構造となっている。
インナーケーブル19の先部は中空状の操作子5の内部
室20に挿入される。
インナーケーブル19の先端に座金21を止着し、座金
21と内部室20の底部間に第2のコイルスプリング2
3をケーブル19の外周に嵌合して縮装する。
操作子5の内部に組み込んだこの第2のスプリング23
と前記した第1のスプリング16とでインナーケーブル
19を緊張させるとともに、アウターケーブル18とイ
ンナーケーブル19間の遊びをなくし、且つ操作子5を
第2のスプリング23の弾圧力により下方へ弾圧付勢す
る。
以上の構造において、第1のスプリング16のバネ力に
比して第2のスプリング23のバネ力を充分に小さく設
定する。
操作子5を上方へ引張操作するとスプリング23が緒小
変形せしめられ、アウタ−ケーブル18内部のインナー
ケーブル19に引張荷重が生じる。
この時点では第1のスプリング16の弾発力が大きいた
め係合子13は後退しない。
第2のスプリング23を座屈させて操作子5を更に引張
操作すると、インナーケーブル19はアウターケーブル
18内を摺動して、インナーケーブル19の引張荷重に
よって係合子13は第1のスプリング16に抗して後退
し、ストライカ−14と係合子13との係合が外れて蓋
6は開く。
このように本考案においては、バネ力が小さいスプリン
グ23とバネ力が大きいスプリング16とを組み合せた
ため、操作子5を引張操作する操作者は第2のスプリン
グ23の小さいバネ力を最初に感じ、次に第1のスプリ
ング16の大きいバネ力を感じ、操作力が次第に重くな
る良好な操作フィリングを操作者に感得せしめることが
できる。
又、操作子5を操作した後、手を放すと、スプリング2
3の弾圧付勢力により操作子5は旧位の下方位置に自動
的に戻り、非操作状態に復帰する。
開けた蓋6を閉じるさいの状態を第3図で示し、前記ス
トライカ−14の先端係合部14aが係合子13と衝合
して係合子13を後退摺動せしめる。
このように係合子13を直接移動せしめた場合には、係
合子13は既述の通りインナーケーブル19に対して前
記長孔13cと膨出部19aとの遊合関係によって自由
移動可能であるため、保合子13の後退移動力はインナ
ーケーブル19に作用せず、従ってインナーケーブル1
9、操作子5をともに不作動状態に維持できる。
後退した係合子13はスプリング16の弾発付勢力によ
って前進し、ストライカ−14と係合して蓋6をロック
する。
第4図は従来通りキー操作によって蓋6を開ける場合を
示す。
前記ストライカ−14は後部の大径部分14bにおいて
蓋6に回転自在に取り付けられており、蓋6から露出し
たこの大径部分14bの表面に銑孔14cが形成されて
いる。
キーを銑孔14cに差し込んで回転操作すると、ストラ
イカ−14が回転して係合子13との係合が外れ、蓋6
は開く。
以上の説明で明らかなように本考案によれば、運転席に
おける操作子の引張操作によって車体外面の燃料注入口
蓋を開けることができるとともに、操作子、連結部材か
らの引張操作荷重が係合子に作用させ得るにもかかわら
ず、蓋の閉じ操作により係合子を直接移動せしめた場合
には係合子は連結部材に対して自由移動するため、係合
子の移動力は連結部材に作用せず、連結部材及び操作子
を不作動状態に維持できる。
又、操作子の操作後においてこの操作子はスプリングの
弾圧付勢力により自動的に旧位に戻り、次回の操作に対
処する状態に確実に復帰する。
又本考案によれば、係合子を前進方向へ弾発付勢すスプ
リングに比し操作子を非操作状態に戻すスプリングのバ
ネ力を小さくしたため、操作子の操作力を次第に重くす
ることができ、操作フィーリングが良好となり、好まし
い操作感覚を得ることができる等実用上の効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は自動車の運転
席部分の斜視図、第2図は操作子から蓋までの経路を示
す図で、要部断面図、第3図は蓋を閉じる場合を示す断
面図、第4図は蓋部分の外面斜視図である。 尚図面中、5は操作子、6は蓋、13は係合子、10は
燃料注入口、16は第1のスプリング、17は連結部材
、23は第2のスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車内室に設けられ、引張操作される操作子と、燃料注入
    口を履うように車体外面に開閉自在に設けられた蓋に対
    し前後進により係脱する係合子と、該係合子を前進方向
    へ弾発付勢する第1のスプリングと、上記操作子と係合
    子とを連結する連結部材と、該連結部材と操作子との間
    に介設され、上記第1のスプリングよりもバネ力の小さ
    い第2のスプリングとからなり、上記係合子には移動方
    向に長孔が形成され、該長孔の後端には上記連結部材の
    一端が係合子を連結部材に対して移動可能とする如く係
    止されるとともに、上記操作子には内部に空間が形成さ
    れ、該空間の底部と該空間に臨ませた連結部材の他端と
    の間に上記第2のスプリングを介設したことを特徴とす
    る自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置。
JP205480U 1980-01-12 1980-01-12 自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置 Expired JPS607936Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP205480U JPS607936Y2 (ja) 1980-01-12 1980-01-12 自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP205480U JPS607936Y2 (ja) 1980-01-12 1980-01-12 自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56103328U JPS56103328U (ja) 1981-08-13
JPS607936Y2 true JPS607936Y2 (ja) 1985-03-19

Family

ID=29598917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP205480U Expired JPS607936Y2 (ja) 1980-01-12 1980-01-12 自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS607936Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56103328U (ja) 1981-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5662369A (en) Device for collapsing a backrest of a backseat of a car
US6547291B1 (en) Latch assembly for vehicle hood
US5803515A (en) Vehicle door latch
CA1304591C (en) Closure panel pull down mechanism
US7766410B2 (en) Fuel filler door interlock assembly
JPS5824585B2 (ja) プツシユ・プル・ケ−ブルの伝達力取出し装置
JPS6252885B2 (ja)
US6848737B2 (en) Access door release handle
US4196925A (en) Door lock mechanism for vehicles
JPS607936Y2 (ja) 自動車における燃料注入口蓋の遠隔開閉装置
JP4042954B2 (ja) 車両における開閉リッドロック装置
US4350384A (en) Device for opening a back door of an automotive vehicle
US4421350A (en) Foot-operated, latch releasing mechanism for automobile doors
JP2736575B2 (ja) フードロック装置のセカンダリーロック解除装置
JP3483412B2 (ja) 自動車
JP3284017B2 (ja) 単一操作部材による二被動部の個別作動装置
JPS60987Y2 (ja) 自動車における開閉体のロツク装置
KR200255456Y1 (ko) 자동차의 퓨얼필러 도어 잠금장치
JPS58218565A (ja) 開閉体のオ−プナ装置
JPS6117846Y2 (ja)
JPS6227648Y2 (ja)
KR100280155B1 (ko) 트렁크 리드 및 필라 리드 오프너
KR0113842Y1 (ko) 차량용 연료 필러 도어 로크기구
JPH04353181A (ja) 自動車用ドアロックのロック解除操作装置
KR200149970Y1 (ko) 테일게이트의인사이드핸들