JPS607882Y2 - ダイカストの引抜型用シリンダ - Google Patents
ダイカストの引抜型用シリンダInfo
- Publication number
- JPS607882Y2 JPS607882Y2 JP15046080U JP15046080U JPS607882Y2 JP S607882 Y2 JPS607882 Y2 JP S607882Y2 JP 15046080 U JP15046080 U JP 15046080U JP 15046080 U JP15046080 U JP 15046080U JP S607882 Y2 JPS607882 Y2 JP S607882Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- die
- cylinder body
- cylinder
- free piston
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ダイカストの引抜型用シリンダに関する。
ダイカスト技術は、アルミニウム等の金属を溶融して加
圧し、型に注入して鋳物を作るものであり、このように
して出来た製品から引抜型を引き外すためにシリンダを
使用している。
圧し、型に注入して鋳物を作るものであり、このように
して出来た製品から引抜型を引き外すためにシリンダを
使用している。
このような引抜型用シリンダは、型を製品から引き離す
時には、製品が型に粘着している・ため、大推力を発生
することが必要であり、また、この後には推力は小さく
てもよいが、型から製品を取り出すのに十分なスペース
を確保するため、ストロークを大きくとることが必要で
ある。
時には、製品が型に粘着している・ため、大推力を発生
することが必要であり、また、この後には推力は小さく
てもよいが、型から製品を取り出すのに十分なスペース
を確保するため、ストロークを大きくとることが必要で
ある。
従来のダイカストの引抜型用シリンダは、第1図に示す
ようなものであった。
ようなものであった。
すなわち、1はシリンダ本体を示し、大径部2と小径部
3とから成る。
3とから成る。
4はピストンを示し、その周面ば、前記シリンダ本体1
の小径部3の内周と摺動する。
の小径部3の内周と摺動する。
該ピストン4には、図示しない引抜型と連結されたピス
トンロッド5が結合されている。
トンロッド5が結合されている。
また、該ピストンロッド5とシリンダ本体1との間には
、フリーピストン6が設けられている。
、フリーピストン6が設けられている。
該フリーピストン6は、シリンダ本体1の大径部2に沿
って摺動することができ、その貫通孔7には、前記ピス
トンロッド5を挿入させている。
って摺動することができ、その貫通孔7には、前記ピス
トンロッド5を挿入させている。
なお、8は、図示しない圧力源とシリンダ本体1との間
の切換弁を示す。
の切換弁を示す。
次に、上記構成の作用を説明する。
型内に注湯している間、フリーピストン6及びピストン
4は互いに当接したまま大径部2の左端に当接している
。
4は互いに当接したまま大径部2の左端に当接している
。
作業が終了すると、切換弁8が切り換わり、シリンダ本
体1の大径部2に圧油が供給されると、フリーピストン
6とピストン4とが一体になって後退するが、この場合
受圧面積が大径部2の内孔面積からピストンロッド5の
断面積を引いた面積であるので、ピストン4の推力は大
きナモノになる。
体1の大径部2に圧油が供給されると、フリーピストン
6とピストン4とが一体になって後退するが、この場合
受圧面積が大径部2の内孔面積からピストンロッド5の
断面積を引いた面積であるので、ピストン4の推力は大
きナモノになる。
この後、フリーピストン6は、シリンダ本体1の段差部
9に当接してピストン4のみが小径部3中を摺動する。
9に当接してピストン4のみが小径部3中を摺動する。
しかし、この時には、既にダイカストの製品が型から引
き離されているので、当初のような大推力は必要とされ
ず、ピストン4の断面積からピストンロッド5の断面積
を引いた面積が受圧面積となって小推力ですみやかにス
トロークがなされる。
き離されているので、当初のような大推力は必要とされ
ず、ピストン4の断面積からピストンロッド5の断面積
を引いた面積が受圧面積となって小推力ですみやかにス
トロークがなされる。
このような運動が終わると、切換弁8によってピストン
4は当初の位置に戻され、前記したような運動が繰り返
される。
4は当初の位置に戻され、前記したような運動が繰り返
される。
しかし、上記した従来技術に於ては、フリーピストンの
一端がピストンの一端に当接して該ピストンを押す構造
であるため、ピストンのストロークを大きくしようとす
ると小径部を長くしてシリンダ本体を長大化しなければ
ならないという欠点があった。
一端がピストンの一端に当接して該ピストンを押す構造
であるため、ピストンのストロークを大きくしようとす
ると小径部を長くしてシリンダ本体を長大化しなければ
ならないという欠点があった。
本考案は、上記した欠点を解決するためになされたもの
であり、その目的は、コンパクトであっテシかもストロ
ークが大きいダイカストの引抜型用シリンダを得ること
を目的とする。
であり、その目的は、コンパクトであっテシかもストロ
ークが大きいダイカストの引抜型用シリンダを得ること
を目的とする。
上記した目的を遠戚するため、本考案は、シリンダ本体
に筒状のフリーピストンを設け、引抜型を取り付けたピ
ストンロッドと連結したピストンが該フリーピストンの
内部を摺動するようにしたことを特徴とする。
に筒状のフリーピストンを設け、引抜型を取り付けたピ
ストンロッドと連結したピストンが該フリーピストンの
内部を摺動するようにしたことを特徴とする。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第2図は、本考案に係るダイカストの引抜型用シリンダ
の一実施例を示す断面説明図であり、10はシリンダ本
体、11はフリーピストン、12はピストン、13はピ
ストンロッドを示す。
の一実施例を示す断面説明図であり、10はシリンダ本
体、11はフリーピストン、12はピストン、13はピ
ストンロッドを示す。
シリンダ本体10は、第1図のものと異なり単なる筒状
であり、その内部にフリーピストン11を摺動させてい
る。
であり、その内部にフリーピストン11を摺動させてい
る。
該フリーピストン11は、その前、後端にシリンダ本体
10との摺動部14.15を有しており、このため、シ
リンダ本体10内を安定的に移動することができる。
10との摺動部14.15を有しており、このため、シ
リンダ本体10内を安定的に移動することができる。
また、該フリーピストン11は、その内部に貫通孔16
を有しており、該貫通孔16内にピストン12が摺動自
在に設けられている。
を有しており、該貫通孔16内にピストン12が摺動自
在に設けられている。
なお、該ピストン12が貫通孔16から抜は出ることの
ないように、貫通孔16の入口及び出口に段部17,1
Bが設けられている。
ないように、貫通孔16の入口及び出口に段部17,1
Bが設けられている。
該ピストン12は、図示しない引抜型に連結されたピス
トンロッド13に結合されており、また、19は切換弁
を示すことは第1図と同様である。
トンロッド13に結合されており、また、19は切換弁
を示すことは第1図と同様である。
次に、上記構成の作用を説明する。
ダイカストの型引抜の当初、切換弁19を介してピスト
ンロッド13側の室に圧油を供給すると、フリーピスト
ン11とピストン12とが一体となって大推力のもとで
移動する。
ンロッド13側の室に圧油を供給すると、フリーピスト
ン11とピストン12とが一体となって大推力のもとで
移動する。
この後、フリーピストン11の後端は、シリンダ本体1
0に当接して停止する。
0に当接して停止する。
そして、これにより、ピストン12のみがフリーピスト
ン11の貫通孔16内を摺動する。
ン11の貫通孔16内を摺動する。
この時、該ピストン12の推力は小さいが、既に製品が
型から引き外されており抵抗が小さいため、小推力で十
分であり、該ピストン12の移動は高速で行なわれる。
型から引き外されており抵抗が小さいため、小推力で十
分であり、該ピストン12の移動は高速で行なわれる。
型引抜が終わった後、ピストン12等を原位置に復帰さ
せるには、切換弁19を介してピストンロッド13の反
対側から圧油を供給すると、ピストン12とフリーピス
トン11とが一体動する。
せるには、切換弁19を介してピストンロッド13の反
対側から圧油を供給すると、ピストン12とフリーピス
トン11とが一体動する。
そして、フリーピストン11がシリンダ本体10に当接
すると、ピストン12のみが移動腰原位置、すなわち溶
湯を注湯することができる位置に復帰する。
すると、ピストン12のみが移動腰原位置、すなわち溶
湯を注湯することができる位置に復帰する。
上記した如く、本考案に係るダイカストの引抜型用シリ
ンダによれば、シリンダ本体に摺動するように設けたフ
リーピストンの内部をピストンが摺動するようにしたこ
とにより、ピストンがフリーピストンの内部全域を移動
することができるため、大きなストロークを確保しつつ
装置をコンパクトにすることができるという有意義な効
果がある。
ンダによれば、シリンダ本体に摺動するように設けたフ
リーピストンの内部をピストンが摺動するようにしたこ
とにより、ピストンがフリーピストンの内部全域を移動
することができるため、大きなストロークを確保しつつ
装置をコンパクトにすることができるという有意義な効
果がある。
第3図は、他の実施例を示し、シリンダ本体20を大径
部21と小径部22とに分け、該大径部21にフリーピ
ストン23の受圧部24を挿嵌し、また、該フリーピス
トン23の筒状部25を小径部22に挿嵌したものであ
る。
部21と小径部22とに分け、該大径部21にフリーピ
ストン23の受圧部24を挿嵌し、また、該フリーピス
トン23の筒状部25を小径部22に挿嵌したものであ
る。
本実施例によれば、ピストン26を長くして前記筒状部
22から外れないようする必要があるものの、シリンダ
本体20の一部を更にコンパクトにし得るという利点が
ある。
22から外れないようする必要があるものの、シリンダ
本体20の一部を更にコンパクトにし得るという利点が
ある。
第1図は、従来技術を示す断面説明図、第2図は、本考
案に係るダイカストの引抜型用シリンダの一実施例を示
す断面説明図、第3図は、他の実施例を示す断面説明図
である。 10・・・・・・シリンダ本体、11・・・・・・フリ
ーピストン、12・・・・・・ピストン、13・・・・
・・ピストンロッド、14,15・・・・・・摺動部、
16・・・・・・貫通孔、17.18・・・・・・段部
、19・・・・・・制御弁、20・・・・・・シリンダ
本体、21・・・・・・大径部、22・・・・・・小径
部、23・・・・・・フリーピストン、24・・・・・
・受圧部、25・・・・・・筒状部、26・・・・・・
ピストン。
案に係るダイカストの引抜型用シリンダの一実施例を示
す断面説明図、第3図は、他の実施例を示す断面説明図
である。 10・・・・・・シリンダ本体、11・・・・・・フリ
ーピストン、12・・・・・・ピストン、13・・・・
・・ピストンロッド、14,15・・・・・・摺動部、
16・・・・・・貫通孔、17.18・・・・・・段部
、19・・・・・・制御弁、20・・・・・・シリンダ
本体、21・・・・・・大径部、22・・・・・・小径
部、23・・・・・・フリーピストン、24・・・・・
・受圧部、25・・・・・・筒状部、26・・・・・・
ピストン。
Claims (1)
- シリンダ本体内に軸方向に形成した段付の貫通孔を有す
るフリーピストンを設け、該貫通孔内に、引抜型の引抜
方向にフリーピストンが移動する前記段部と係合するピ
ストンと、該ピストンと一体で一端に引抜型を取り付け
たピストンロッドを設けたことを特徴とするダイカスト
の引抜型用シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15046080U JPS607882Y2 (ja) | 1980-10-23 | 1980-10-23 | ダイカストの引抜型用シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15046080U JPS607882Y2 (ja) | 1980-10-23 | 1980-10-23 | ダイカストの引抜型用シリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5776962U JPS5776962U (ja) | 1982-05-12 |
JPS607882Y2 true JPS607882Y2 (ja) | 1985-03-18 |
Family
ID=29509825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15046080U Expired JPS607882Y2 (ja) | 1980-10-23 | 1980-10-23 | ダイカストの引抜型用シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607882Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-23 JP JP15046080U patent/JPS607882Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5776962U (ja) | 1982-05-12 |
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