JPS607732Y2 - 液体噴霧器 - Google Patents

液体噴霧器

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Publication number
JPS607732Y2
JPS607732Y2 JP8623082U JP8623082U JPS607732Y2 JP S607732 Y2 JPS607732 Y2 JP S607732Y2 JP 8623082 U JP8623082 U JP 8623082U JP 8623082 U JP8623082 U JP 8623082U JP S607732 Y2 JPS607732 Y2 JP S607732Y2
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JP
Japan
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liquid
ultrasonic vibrator
absorbent body
spray
water absorbent
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Expired
Application number
JP8623082U
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English (en)
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JPS58188041U (ja
Inventor
正利 前田
友宏 加見
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電工株式会社 filed Critical 松下電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超音波振動子の振動により水または薬液を微粒
子の霧化し、この噴霧を鼻腔、口腔に吸入させることに
より粘膜を湿潤させ、粘膜の乾燥状態を鎮め、炎症を和
らげるための液体噴霧器に関する。
第1図に示すように、吸水体1の毛細管現象により、貯
液タンク2内の液体3を超音波振動子4の噴霧面5に供
給し、超音波振動子4の振動により液体を噴霧する液体
噴霧器にあっては、噴霧開始時間を短かくし、噴霧始動
性能を安定させることが要請される。
このため吸水体1の吸い上げスピード、吸い上げ能力お
よび吸水体1の噴霧面5へろ当接部6の含水量が問題と
なる。
この吸い上げスピードはたとえば繊維集合体からなる吸
水体1の密度に比例し、吸い上げ能力、すなわち吸い上
げ量は吸水体1の密度および噴霧面と貯液タンク2内の
液体の水位との距離に反比例する。
また噴霧始動性は噴霧面近傍の吸水体1の含水量に依存
し、含水量が多いはど噴霧の始動に必要な電力が大きく
なり噴霧始動性が悪くなる。
しかしながら従来の液体噴霧器においては第2図に示す
ように吸水体1を繊維集合体で形威し、二枚の保護シー
ト26で挟み上下両端の溶着部27に固定用穴28を設
けて威り、全体を一様な密度としたものを挙げることが
できる。
しかし従来の吸水体1で密度の小さなものにあっては超
音波振動子4の噴霧面5への当接部6近傍の含水量が多
く噴霧始動時に超音波振動子4の噴霧面5での液体量は
少ないほど始動に要する電力は少なくてすみ望ましいと
いう要請に応じられないという問題があった。
すなわち超音波振動子4による液体噴霧は第3図a、
bに示すように噴霧面5に薄膜状の液体3が付着し液体
表面の波動により波頭34がちぎれ飛ぶことにより起こ
るが、波膜35が厚いと、振動の伝達損失が大きく、ま
た超音波振動子4の振動負荷が大きくなるため小容量の
電力では噴霧できなかったり、噴霧に要する時間が長く
なったりする。
この現象は特に噴霧始動時に顕著に現われる。
また従来の吸水体1で密度の大きなものにあっては超音
波振動子4の噴霧面5への当接部6近傍の含水量は少な
く噴霧始動に要する電力は少なくてすみ、また吸い上げ
スピードも大きいので噴霧始動に要する時間も短かくで
きるが、吸水体1の密度が大きいため吸い上げ量が少な
いので噴霧量を増やすことができないという欠点があっ
た。
本考案はこのような従来の欠点および技術的背景に鑑み
てなしたもので、吸水体の超音波振動子の噴霧面への当
接部近傍の密度を大とすると共に吸水体の貯液タンク内
への挿入部に密度の小さな部分を設けることにより、噴
霧始動時間を短かくできると共に始動に要する電力を小
さくすることができ、しかも噴霧量を増加させることが
できる液体噴霧器を提供することを目的とする。
すなわち本考案の液体噴霧器は、吸水体1の毛細管現象
により貯液タンク2内の液体3を超音波振動子4の噴霧
面5に供給し、供給した液体3を超音波振動子4の振動
により微粒子の霧化して噴霧する液体噴霧器において、
吸水体1を繊維集合体にて形威し、吸水体1の一端部1
aを超音波振動子4の噴霧面5に当接させると共に吸水
体1の他端部1bを貯液タンク2内に挿入し、吸水体1
の一端部の超音波振動子4の噴霧面5への当接部6近傍
の密度を大とすると共に吸水体1の他端部の貯液タンク
2への挿入部分7に密度の小さな部分8を設けたことを
特徴とする。
以下本考案を添付の図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第4図乃至第6図は本考案の一実施例を示しており、合
成樹脂製のハウジング9内の上部は仕切り板10により
路上下に仕切られており、仕切り板10には超音波振動
子4を装着するための装着用開口11を略丸孔状に開口
している。
仕切り板10の直下には超音波振動子4を振動させるた
めの発振回路部12と電源スィッチ13とを内蔵してあ
り、その下方には電源部14を設けである。
電源部14は二電源方式となっており、乾電池15を納
入して電源とすることもでき、ジャック16に接続した
コードを介して家庭用交流電源を電源としても用いるこ
とができるようになっている。
超音波振動子4は振動を発生する電歪素子17と振動を
拡大する金属製の振動ホーン18とから戊り、電歪素子
17の一方の電極は電歪素子17の背面中央に設けられ
ており、他方の電極は電歪素子17と振動ホーン18と
を導電性接着剤により接着することによって振動ホーン
18と電気的に接続している。
また振動ホーン18の外周の振動節部、すなわち振動零
位置の近傍に溝19を設け、この溝19に保持リング2
0を嵌め込み、この保持リング20を保持枠21に取付
けている。
保持リング20はゴム又はダイヤプラム状(膜状)のプ
ラスチック金属等のように充分な弾性を有する材料又は
構造のものである。
これにより超音波振動子4を保持リング20を介してハ
ウジング9内に弾性的に支持し、保持リング20により
超音波振動子4の振動を吸収して振動に対する負荷を軽
減させている。
22は防水ゴム、23は押え板である。
2は仕切り板10上に出し入れ自在にセットした貯液タ
ンクであり、この貯液タンク2には水又は薬液等の液体
3を収容している。
この貯液タンク2内に吸水体1の他端部1bを挿入して
挿入部分7とし、吸水体1の一端部1aの先端を超音波
振動子4の振動ホーン18の先端面である噴霧面5に当
接させて吸水体1の毛細管現象により貯液タンク2内の
液体3を超音波振動子4の噴霧面5に供給し、供給した
液体を超音波振動子4の振動により微粒子の霧化して噴
霧するのである。
すなわち、電源部14、発振回路部12、超音波振動子
4及び電源スィッチ13は回路構成されており、超音波
振動子4に接続される電極線32の一方は電歪素子17
の背面中央の電極に半田付けされ、他方の電極線32は
振動ホーン18の外周面に半田付けされている。
しかして、電源スィッチ13をオンにすると、発振回路
部12より発生した高周波電圧は電極線32を通して一
方は直接電歪素子17に印加され、他方は振動ホーン1
8及び導電性接着剤を介して電歪素子17に印加される
電歪素子17により発生した超音波振動子は振動ホーン
18と一体となって振動し、振動ホーン18先端の噴霧
面5を振動ホーン18の振幅拡大作用により大きく振動
させる。
吸水体1は貯液タンク2内の液体3を毛細管現象により
振動ホーン18の噴霧面5に供給しているために、供給
された液体3は振動により微粒子の霧化され、噴射用開
口33を通して前方へ噴霧されるのである。
超音波振動子4は振動効率を良くするため弾性の保持リ
ング20で支持されているので、使用前後の洗浄又は水
滴ふきとり時等に超音波振動子4が後方へ押し込まれる
ことがあるが、大きく押し込まれると保持枠21の底面
に当接して止まり、超音波振動子4と発振回路部12と
の接触による損傷を阻止しである。
吸水体1は第5図および第6図に詳細に示すように略く
字状に折曲しており、中央部を貯液タンク2のキャップ
24の開口25に把持させて固定し、また吸水体1の一
端部1aには固定用孔28を設け、この固定用孔28を
ハウジング9の取付台29の固定用ピン30に嵌め込ん
で吸水体1の一端部1aを固定し、吸水体1と超音波振
動子4の噴霧面5との当接状態を確実なものとしている
この吸水体1に一端部1aの超音波振動子4の噴霧面5
への当接部6近傍の密度を大とすると共にこの実施例で
は吸水体1の他端部1bの貯液タンク2内への挿入部分
7のほぼ全体の密度を小としている。
吸水体1は全長にわたり厚みおよび巾をほぼ同一とした
構造で、たとえばニードルフェルトからつくられており
、噴霧面5への当接部6近傍はニードルパンチを増やし
、繊維間の絡みを増すと共に厚みの減少を防止するため
に繊維量を増すことにより密度を大にする一方、挿入部
分7はニードルパンチを減らし、繊維間の絡みを減らす
ると共に厚み均一にするために繊維量を減らして密度の
小さな部分8としている。
吸水体1をこのような構成としているので貯液タンク2
の液面からの距離が大きく、吸い上げスピードの低下す
る超音波振動子4の噴霧面5への当接部6近傍において
も密度は大きいため、毛細管現象が強く働き吸い上げス
ピードも大きく、噴霧始動に要する時間を短かくするこ
とができる。
また吸水体1の噴霧面5への当接部6近傍では密度を大
きくして含水量を減らしているため、噴霧始動時超音波
振動子4の噴霧面5に集まる最大液体量は少なく、始動
に要する電力も小さくて済む。
さらに噴霧量は通常貯液タンク2の液面から超音波振動
子4の噴霧面5までの吸い上げ高さが高くなると低下す
るが、吸水体1の挿入部分7の密度は小さいので含水量
を増加させることができ、超音波振動子4の噴霧面5へ
の当接部6近傍への給水量を多くすることができること
から噴霧量を増大させることができるだけでなく、噴霧
によって貯液タンク2の液面が低下し、吸い上げ高さが
高くなっても噴霧量をほとんど変化させないようにでき
る。
第7図は本考案の他の実施例を示しており、この実施例
ではニードルフェルトからなる吸水体1を金属製の二枚
の保護シート26で挟み、上下に溶着部27を設けこの
溶着部に固定用穴28を設け、一方の固定用穴28をハ
ウジング9に設けて取付台29の固定用ピン30に嵌め
込んで吸水体1と超音波振動子4の噴霧面5との当接状
態を確実なものとしている。
この実施例においては吸水体1の一端部1aの当接部6
近傍および他端部1bの貯液タンク2に挿入した挿入部
分7の先端31の密度を大とすると共にそれら以外の部
分の密度を小としている。
したがってこの吸水体1は固定用穴28の変形が生じて
も上下入れ換えて使用できることから商品寿命が伸びる
なお図中36は顔面の局所に当てて使用するための噴霧
マスクであり、37はアクセントリング、38は気密O
−リング、39は中枠、40はプリント板、41は底蓋
、42はスイッチ釦である。
以上説明したように本考案の液体噴霧器においては吸水
体を繊維集合体にて形威し、吸水体の超音波振動子の噴
霧面への当接部近傍の密度を大としているので、貯液タ
ンク内の液面から距離が大きくて吸い上げスピードの低
下する超音波振動子の噴霧面への当接部近傍においても
毛細管現象が強く働くため吸い上げスピードは早く、噴
霧始動に要する時間を短かくすることができ、しかもこ
の密度の大きな当接部近傍は含水量が小さいため噴霧始
動時に超音波振動子の噴霧面に供給する液体量は比較的
少ないことから噴霧始動に要する電力は小さくてすみ、
また吸水体の貯液タンク内への挿入部分に密度の小さな
部分を設けていることにより、この密度の小さな部分の
含水量は大きく吸い上げ能力も大きいので吸水体の当接
部近傍への給水量を多くすることができることから噴霧
量を増加させることもできる。
このように本考案にあっては、吸水体の毛細管現象によ
り貯液タンク内の液体を超音波振動子の噴霧面に供給し
、供給した液体を超音波振動子の振動により微粒子の霧
化して噴霧する液体噴霧器にあって、噴霧開始時間を短
かくし、噴霧始動性を安定させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は液体噴霧器の原理を示す説明図、第2図aは従
来例を示す断面図、第2図すは同上において採用する吸
水体を示す正面図、第3図a、 bは噴霧状態の説明図
、第4図は本考案の一実施例を示す全体斜視図、第5図
は第4図のX−X線断面図、第6図は第4図に示す実施
例における吸水体と超音波振動子との当接状態を示す概
略断面図、第7図aは本考案の他の実施例における吸水
体と超音波振動子の当接状態を示す正面図、第7図すは
同図aのY−Y線断面図であり、1は吸水体、2は貯液
タンク、3は液体、4は超音波振動子、5は噴霧面、6
は吸水体の噴霧面への当接部、7は吸水体の挿入部、8
は吸水体の挿入部の密度の小さな部分、31は吸水体の
挿入部分の先端である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 吸水体の毛細管現象により貯液タンク内の液体を超
    音波振動子の噴霧面に供給し、供給した液体を超音波振
    動子の振動により微粒子の霧化して噴霧する液体噴霧器
    において、吸水体を繊維集合体にて形威し、吸水体の一
    端部を超音波振動子の噴霧面に当接させると共に吸水体
    の他端部を貯液タンク内に挿入し、吸水体の一端部の超
    音波振動子の噴霧面への当接部近傍の密度を大とすると
    共に吸水体の他端部の貯液タンクへの挿入部分に密度の
    小さな部分を設けたことを特徴とする液体噴霧器。 2 吸水体の他端部の貯液タンクへの挿入部分の先端の
    密度を大としたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の液体噴霧器。
JP8623082U 1982-06-10 1982-06-10 液体噴霧器 Expired JPS607732Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8623082U JPS607732Y2 (ja) 1982-06-10 1982-06-10 液体噴霧器

Applications Claiming Priority (1)

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JP8623082U JPS607732Y2 (ja) 1982-06-10 1982-06-10 液体噴霧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58188041U JPS58188041U (ja) 1983-12-14
JPS607732Y2 true JPS607732Y2 (ja) 1985-03-15

Family

ID=30095055

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JP8623082U Expired JPS607732Y2 (ja) 1982-06-10 1982-06-10 液体噴霧器

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