JPS607729Y2 - 注射液吸入具 - Google Patents

注射液吸入具

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JPS607729Y2
JPS607729Y2 JP1980140945U JP14094580U JPS607729Y2 JP S607729 Y2 JPS607729 Y2 JP S607729Y2 JP 1980140945 U JP1980140945 U JP 1980140945U JP 14094580 U JP14094580 U JP 14094580U JP S607729 Y2 JPS607729 Y2 JP S607729Y2
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injection
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sealing wall
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繁雄 大岩
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は注射器を用いてアンプルから注射液を吸入する
際に、アンプルの口を切断した時に生じたガラス破片が
注射器に混入することを防止する注射液吸入具に関する
アンプルの口を切断したとき、微細なガラスの破片が生
じて5乃至25ミクロンのガラス粒子は平均243Ci
M、100ミクロン以上の粒子は平均6個が注射液中に
混入するという研究報告がなされている。
注射針の内径は100乃至800ミクロンであるから、
これ等ガラス粒子は大部分が注射器に吸入され、その侭
患者の体内へ注射液と一緒に注入されることになる。
体内に注入されたガラス粒子は体循環に入って毛細血管
、臓器に蓄積せられるが、これがどの様な障害をもたら
すかは、現在のところ余り判っていない。
注射液からガラス粒子を濾過して後、注射器に吸入する
様にすれば問題ないが、注射の度に濾過器を使用するこ
とは医療現場では煩雑に過ぎる。
そこで第9図の如く注射針24を余裕のある状態に収容
出来る両端開口の筒状の収容体1の一端側に繊維製の濾
過体18を配備した注射液吸入具が提案されている(実
開昭48−52383号)。
上記吸入具は注射針24の上から嵌めて注射器に取付け
、吸入具の先端をアンプル(図示せず)に漬け、注射器
38に吸引力を作用させることにより、濾過体18、注
射針24を通じて注射器38中に濾過された注射液を吸
上げるものである。
しかし、上記吸入具の場合、注射針24の基部24aと
収容体1の基端内面との嵌合部に隙間が生じれば吸引力
が低下するため、嵌合部の加工に精度が必要であった。
又、注射針は多種類あり、注射針の大きさに合せて収容
体1多種類準備しなければならない問題があった。
本考案は、濾過体を収納体に充填し、収納体には濾過体
の前後において一方には注射液の吸込口を開口し、他方
には注射針の貫通可能な軟質の密閉壁を形成しておくこ
とにより、注射針を密閉壁に突き通し、吸込み操作を行
なえば、従来の注射器による吸入と全く同様に注射液の
吸入が出来、しかも同時に注射液の濾過が行なわれて、
ガラス粒子を含まない注射液を注射器に吸込み出来る注
射液吸入具を提供するものである。
第2図乃至第8図は本考案に係る吸入具の各実施例を示
すものである。
第2図の吸入具は、濾過部12と吸込部14とに分れて
、濾過器12は、ゴム、軟質プラスチックの如き軟質材
料を成形加工して形成される。
濾過部12の先端は開口して濾過体装填室16を具え、
ガラス繊維を束ねた繊維濾過体、ポリウレタン多孔質濾
過体、その他ガラス粒子を濾過する濾過体18を充填し
、濾過体装填室16の後方には負圧室20を形成し、該
室20の後端を密閉壁22によって閉塞している。
密閉壁22は軟質材料で出来ているから、注射針24を
突き通すことが容易に出来る。
濾過体装填室16の外周壁は先細テーパのついた円錐状
であって、周面には複数条の突起条26.28を周設し
ている。
吸込部14は合成樹脂の成形によって形成され、濾過体
装填室16の外周壁に嵌合するキャップ30と、キャッ
プ30の端面から突出し先端に吸込口を開口した吸上管
32を具えている。
吸込部14のキャップ30を濾過部12の濾過体装填室
16に着脱可能に嵌め、或いは一体に接着して組合せ、
濾過体18を内蔵せる収納体10を形成することにより
、濾過体18の後方は密閉壁22によって気密に閉ざさ
れ、前方は吸上管32を通じて外気に連通している。
従って第1図の如く注射器34に取付けた注射針24の
先端を密閉壁22に突き通し、負圧室20中に置させて
、吸上管32の先端を、口を切ったアンプル36の注射
液中に挿入するだけで通常の注射液吸入操作と全く同様
に注射液の吸入が出来る。
即ち、ピストン38を引いて収納体10の負圧室20中
を減圧状態にすると、注射液は吸上管32を上昇し、濾
過体1Bを通過して負圧室20に流入するから、液中の
ガラス粒子は濾過体18に濾過されて、ガラス粒子の混
入しない注射液が注射器34に吸入出来る。
収納体10を注射針24から抜き去って注射を行なう。
収納体10は数回使用することは可能だが、濾過体18
中にガラス粒子が増えてくるから、1回の使用毎に捨て
去る方が望ましい。
第3図の実施例は、吸上管40を軟質或いは硬質の合成
樹脂によって作られた成形チューブ或いは金属製管によ
って形成したものであって、この吸上管40の一端をキ
ャップ42の端面に開設した貫通孔44へ挿し通して濾
過体18と連通させ、接着剤46によってキャップ42
の端面へ一体に固定したものである。
濾過部48は第2図の濾過部12と同一構成であるから
、濾過部48に上記キャップ42を嵌めれば濾過体18
は気密に収納されるから、吸上管40の先端の吸込口か
ら注射液を吸入し、濾過出来る。
第4図の吸入具はガラス、金属、硬質合成樹脂、軟質合
成樹脂、ゴム等の非通気性材料で作られた細長いチュー
ブ状の収納体50中へ、ガラス繊維の如き繊維濾過体5
2を充填し、或いは収納体50のチューブを成形する際
、同時に充填し、収納体50の一端には吸込口54を設
け、他端には密閉壁56を嵌めて気密に閉塞したもので
ある。
密閉壁56は軟質合戒樹脂或いはゴムの如き軟質材料を
成形加工して、収納体50の端部外形に適合する円筒状
の筒部57と、筒部57の先端を塞ぐ薄い壁部58とを
具え、筒部57を収納体50の一端へ着脱可能に嵌め、
或いは接着剤を用いて一体化させたものである。
注射針24を一点鎖線で示す如く壁部58を貫通して収
納体50との間の空間或いは濾過体52中に位置させ、
注射器(図示せず)により吸込操作を行なえば、収納体
50中は負圧化して、先端の吸込口54には吸入作用が
起り、注射液は濾過体52中を通過して吸い上げられ、
ガラス粒子は収納体全長に等しい長い濾過体52によっ
て濾過され、注射針24には濾過されてガラス粒子を含
まない注射液が吸入される。
第5図の吸入具は、第4図の収納体50と全く同−構成
のチューブ状収納体60の一端へ、浸漬等の方法によっ
て軟質合戊樹脂或いはゴム液を付着させ固化させること
によって、収納体60の端部を気密に塞ぐ壁部62と収
納体端部に密着する付着部64を具えた密閉壁66を形
成している。
注射針24を壁部62へ突き通して濾過体68中に位置
させることにより、濾過体68中に負圧を起してチュー
ブ先端の吸込ロア0から注射液の吸入が出来る。
第6図の吸入具は、収納体72を軟質合戒樹脂或いはゴ
ム等の軟質材料によってチューブ状に形成し、収納体7
2中へ濾過体74を充填し或いは収納体72のチューブ
底形と同時に充填している。
濾過体74の一端は開口し、他端は濾過体74を端面か
ら少し内部へ押込んで加熱し、端部の収納体材料を溶融
させ端部を閉じた密閉壁76を形成している。
注射針24を密閉壁76に貫通して吸入操作を行なうこ
とにより、収納体72先端の吸込ロア8から注射液を吸
入出来る。
第7図の吸入具は、軟質材料で作られたチューブ状の収
納体80に濾過体82を充填し、収納体80の一端には
合成樹脂チューブ或いは金属管で形成した吸上管84の
基端を挿入して濾過体82に連通させ収納体80の端部
を加熱して溶融し或いは接着剤を充填して固着部86を
形成し、吸上管84を固定している。
又収納体80の他端には軟質の密閉壁88を配備して閉
塞している。
該密閉壁88は第4図の如く成形されたキャップ状の密
閉壁56、或いは第5図の如くゴム液、合成樹脂液を付
着させて形成した密閉壁66を設けることも出来るが、
図面の実施例では第6図の密閉壁76と同様に収納体8
0の端部を加熱し溶融させて、収納体材料によって形成
している。
注射針24を密閉壁88に突き通して吸引することによ
り、吸上管84の先端から注射液を吸入出来る。
第8図の吸入具は、濾過体90を装填した収納体92に
対し、濾過体90の前後において一端に注射液の吸込口
94を具え、他端に注射針24先端を挿入して、収納体
92端部と注射針24とを密閉壁96によって連結させ
たものである。
注射針24を注射器へ取付けることにより、直ちに注射
液の吸入が出来、他の実施例の如く使用に際して密閉壁
96へ注射針24を突き通す手数を要しないから使用は
一層便利である。
又、注射液の吸入後は、収納体92を注射針24から抜
き去って捨てる。
収納体92には、第2図乃至第7図の各実施例の収納体
が使用可能である。
図面には第4図の実施例の収納体と密閉壁とを設けた例
を示しているが、この実施例に限定するものではない。
又、注射針24と収納体92とを連結させた侭、気密包
装体98に収納することにより、注射針24及び収納体
92の両方が衛生的に取扱われ、保存される利点がある
本考案は上記の如く、注射針24を密閉壁に突き通し、
収納体の吸込口をアンプルの注射液中に入れることによ
り、通常の注射液吸入操作と全く同様に吸入出来、手軽
に使用出来て便利である。
しかも注射液は濾過体90を通過して注射器に吸入され
るから、液中に混入していたガラス粒子は濾過体によっ
て除去され、ガラス粒子を含まない注射液を注射器に吸
入出来る。
又、1種類の吸入具で如何なる種類の注射針にも対応出
来、従来の様に注射針の種類に合せて多種類の吸入具を
準備する不便はない。
更に、従来の様に注射針の基部と収容体の基部との嵌合
のために加工精度を高める必要もない等、実用上幾多の
効果を有するものである。
本考案は、上記の説明及び図面のものに限定されない。
当技術分野において通常の知識を有する者であれば、考
案の範囲内において多くの変形を容易になし得ることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状況を示す断面図、第2図乃至第
8図は本考案の吸入具の各実施例の断面図、第9図に従
来例の断面図である。 12.48・・・・・・濾過部、14・・・・・・吸入
部、18.52.6B、74,82,90・・・・・・
濾過体、22.56,66.76.88,96・・・・
・・密閉壁、24・・・・・・注射針、32,40.8
4・・曲吸上管、50,60,72,80,92・曲・
収納体、54、70.78.94・・・・・・吸込口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 非通気性の収容体の中へガラス、粒子を濾過する濾
    過体を充填した注射液吸入具に於て該濾過体の前後にお
    いて収納体の一端は注射液の吸入口を有し収納体他端は
    注射針の貫通可能な軟質の密閉壁で閉塞した注射液吸入
    具。 ■ 収納体は濾過体の内孔の全長或は一部に充填した細
    長いチューブであって、チューブの一端は開口し、チュ
    ーブの他端は軟質の密閉壁で閉塞した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の注射液吸入具。 ■ 密閉壁は軟質材料の成形加工によって形成され、チ
    ューブ端部に嵌合している筒部の一端を閉塞する壁部を
    具えている実用新案登録請求の範囲第2項記載の注射液
    吸入具。 ■ 密閉壁はチューブの一端へ軟質材料の溶液を付着さ
    せ固化させて形成した実用新案登録請求の範囲第2項記
    載の注射液吸入具。 ■ チューブは軟質材料によって形成され、密閉壁はチ
    ューブの一端を溶融して閉塞しチューブ材料によって形
    成した実用新案登録請求の範囲第2項記載の注射液吸入
    具。 ■ 吸入口は収納体上に形成した吸上管の先端に設けら
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の注射液吸
    入具。 ■ 収納体は、軟質材料の成形加工によって形成され一
    端に濾過体を装填し他端に濾過体を外気に対し閉塞する
    密閉壁を具えた濾過体と、該濾過部の濾過体装填部に嵌
    合し先端に注射液吸上管を突設した吸込部とから構成し
    た実用新案登録請求の範囲第6項記載の注射液吸入具。 ■ 吸入部は合成樹脂の成形によって形成され、濾過体
    装填部に嵌るキャップと注射液吸上管とを一体に形成し
    た実用新案登録請求の範囲第7項記載の注射液吸入具。 ■ 注射液吸込管はプラスチック製チューブであって、
    キャップの先端に取付けられた実用新案登録請求の範囲
    第7項記載の注射液吸入具。 [相] 注射液吸上管は金属製管であって、キャップの
    先端に取付けられた実用新案登録請求の範囲第7項記載
    の注射液吸入具。 0 濾過部は軟質材料で形成したチューブであって、内
    孔に濾過体を収納し、濾過部の一端には密閉壁を配備し
    て閉塞しており、他端には注射液吸上管の基端を挿入し
    濾過体に固定している実用新案登録請求の範囲第6項記
    載の注射液吸入具。 0 密閉壁には予め注射針が貫通配備されている実用新
    案登録請求の範囲第1項乃至第11項の何れかに記載の
    注射液吸入具。
JP1980140945U 1980-10-01 1980-10-01 注射液吸入具 Expired JPS607729Y2 (ja)

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JPS5659036U JPS5659036U (ja) 1981-05-20
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JPS5150388Y2 (ja) * 1971-11-04 1976-12-03

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