JPS607639B2 - 有機錫メルカプトジカルボン酸エステル - Google Patents

有機錫メルカプトジカルボン酸エステル

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JPS607639B2
JPS607639B2 JP3147977A JP3147977A JPS607639B2 JP S607639 B2 JPS607639 B2 JP S607639B2 JP 3147977 A JP3147977 A JP 3147977A JP 3147977 A JP3147977 A JP 3147977A JP S607639 B2 JPS607639 B2 JP S607639B2
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Description

【発明の詳細な説明】 ポリ塩化ビニル樹脂等の有機錫安定剤の安定化効果は一
般に有機錫基の構造、高錫含有量及び高い硫黄含有量に
支配される。
最適な安定化効果には3つ全ての特徴が必要条件であり
、その上各々が最適でなければならない。しかしながら
、有機錫、錫と硫黄基が分子中で結合している仕方が、
高い割合の錫及び硫黄よりも重要のように考えられる。
例えば、有機錫サルフアィド類は有機錫基当り最高の錫
、硫黄含有量を有するものであるが、これらは最良の安
定剤ではなく、初期変色に対する抵抗性を有しないため
かつて市販安定剤としての地位を見し、出されたことは
なかった。
比較的低い錫、硫黄、含有量にもかかわらず、現在広範
囲に使用されている最も効果の高い有機錫安定剤であり
、他の有機錫安定剤の判定基準と認められているものは
有機錫メルカプトカルボン酸ェステル類である。しかし
ながら、有機錫メルカプトカルボン酸ェステル類はその
安定化効果にもかかわらずいくつかの大きな欠点を有す
る。有機錫メルカプトカルボン酸ェステル類、特にジア
ルキル錫チオグリコレートェステルにより生ずる第1の
問題はポリ塩化ビニル樹脂安定剤組成物を液体に調製し
たとき結晶化又は沈殿する傾向である。
結晶陸沈殿の生成は有機錫チオグリコレートェステルが
加水分解して系に不溶な環状化合物を生成することによ
る。
環状化合物は有効な安定剤ではなく、それ故、その生成
はたとえ安定剤としての有機錫メルカプトカルボン酸ェ
ステルの効果を破壊しなくてもその価値を下げるもので
ある。この障害を克服するために種々の試みが行なわれ
てきた。1957年4月23日付米国特許第27899
63号におけるHecker及び1972王4月11日
付米国特許第3655703号におけるHochは種々
の添加剤の添加を提案している。
これらは有用であるが、単に遅らせるだけであり、結晶
性沈殿の生成を完全に防ぐものではない。有機錫メルカ
プトカルボン酸ェステル類による次の問題はその臭気で
あり、それははなはだしいとしか言いようがない。
この臭気は全く不愉快であり、加工の際にたとえ換気を
行なっても臭気は除去されず、長時間最終樹脂製品に残
留している。日・VeritySmi仇は「有機錫安定
剤の進歩」と題された論文の19ページにおいて、この
臭気を言及している。
しかし事実は安定化効果のために有機錫メルカプトカル
ボン酸ェステル類に辛抱強く耐えてきたという事である
。このことは部分的には有効な他の有機錫安定剤が厭な
臭気を発するか又は逆〈にあまり効果がないことによる
ものであり、それ故に十分に多量の使用は他の、より困
難な問題を提出した。有機錫メルカプトカルボン酸ェス
テル類による次の問題は激げしい熱劣化が実際に起る前
に生じる樹脂における初期の黄変を完全に防ぐ能力をも
たないことである。
Weisfeldは、1953王8月11日付米国特許
第364895び号‘こおいて、初期の色を改善する試
みにおいてモノアルキルトリス(アルキルチオグリコレ
ート)の使用を提案した。この初期の着色は多くの使用
において都合の悪いものと見なされず、この分野のほと
んどの当業者の努力は混線の際の長時間加熱で始まる激
げしい熱劣化の開始を最小にする方向に向けらてし、た
。しかしながら、この着色及びまたは付随して現われる
不透明さのために、全ての場合においてこれらの安定剤
を使用して、本質的に透明なそして無色のポリ塩化ビニ
ル樹脂組成物を得ることは不可能であつた。ここに全く
初期変色又は黄変のない、そして例えばボトルのような
PVC容器における5〜15分の加工サイクルの間、こ
の初期の黄変のないコンパウンドを与えるPVC安定剤
の必要性がある。
これは加工操直内、加工生成物の1部分のリサイクルを
含む連続加工においてさえ樹脂生成物のある量が残留し
ている平均時間が1筋ご未満であるからである。騒く徴
量の樹脂のみが30分〜1時間又はこれ以上の時間加工
温度にさらされるだけであろう。それ故に、加熱の最初
の15分間における良好な色及び透明性を保持すること
が有機錫メルカプトカルボン酸ェステル類のような長時
間熱安定剤にとっては比較的少量の樹脂の保護よりも困
難であろう。ポリ塩化ビニル樹脂等の安定剤として有機
錫メルカプトカルボン酸ェステル類を使用することは良
く知られており、195&王6月26日付Leis加e
r等の米国特許第2752325号、1953年6月9
日付にistner等の第2641596号及び195
3年8月11日付Wein戊r年等の第264865ぴ
号のようにかなり早い特許に述べられている。
一般に酸素又は硫黄原子を通して結合された錫原子の鎖
を含む有機錫重合体化合物の同様な開示が、1962年
4月15日付米国特許第2597920号、1953王
1月27日付第2626953号、1953年2月10
日付第26288211号、1965年5月18日付第
3184430号及び196世王5月24日付第293
8013号に見られる。
1957年10月15日付米国特許第2809956号
には、一般式:を有する錫についたメルカプトェステル
基を含む有機錫重合体化合物が開示されている。
ここで、SXはメルカプト、メルカプトアルコール又は
ェステル、あるいはメルカプト酸ェステル基であ3る。
これらの化合物は、しかしながら、ジブチル錫ビス(イ
ソオクチルチオグリコレート)のような有機錫メルカプ
トカルボン酸ェステル類と同じ程効果的な安定剤である
ように思われなかった。Wei肋ergとJohnso
nは、19球年4月29日付米国特許第2832752
号で、メルカプトポリカルボン酸及び基:を含むェステ
ルとの縮合生成物である有機錫化合物を開示している。
問題の化合物は式: RnSn(SR′(COOR″))4‐nで示される。
ここでRはメチル、エチル、ブチル、プロピル、フエニ
ル、トリル、ベソジル等のアリール、アルキル又はアル
カリールである。R′は脂肪族炭化水素基であり、R″
は水素、アリール、アルキル、アルカリール又は環式、
飽和又は不飽和であり、mは2未満の整数であり、nは
1、2又は3である。R″が選択され得る基ににはイソ
オクチル、2−プチルオクチル、ブチル、シクoヘキシ
ル、ジヒドロアビエチル、ベンジル、フェニル、クレジ
ル、アリルがある。この発明において用いられ得るポリ
カルボン酸及びそのェステルにはチオリンゴ酸、Qーメ
ルカプトアジピン酸及び適当なこれらのェステルがある
。実施例0にはジブチル錫−S・S′ービス(チオリン
ゴ酸)が与えられており、実施例1にはジブチル錫−S
・S′−ビス〔ジブチル錫−S・S′ービス(ジブチル
チオマレート)〕が与えられている。前者は低融点の固
体であり、後者は粘鋼アメ色液体であり、両者ともにし
かしながら仮定された化合物の理論的な錫及び硫黄含量
と比較して錫及び硫黄はかなり不足していた。明らかに
、その化合物は錫及び硫黄含量が非常に低いのでこの構
造に相当しなかった。本質的に正しい分析を与えるよう
に作られた時でもジブチル錫−S・S′−ビス(チオリ
ンゴ酸)は本発明の配合物の初期の黄変色のない長期間
の熱安定性を与えない。ジブチル錫−S・S′ービス(
ジブチルチオマレート)に対する理論値は15.8%S
n及び8.5%Sであり、この生成物に対してWein
はng等によって見し、出された量はおおまかな所疑わ
しい。この型の有機錫チオマレートェステルは、有機錫
メルカプトカルボン酸ェステルと同様に不快な臭気を有
しており、明らかに進歩は見られない。
これらの化合物は同様に有機錫メルカプトカルボン酸ェ
ステルにおける欠点を克服しておらず、初期の変色に対
する強力な抵抗性を与えるものではない。MackとP
arkerは、195g王11月24日付米国特許第2
914506号において、式:の有機錫メルカプタィド
を与えている。
ここで、R、R′、SX及びZは次の意味を有する。R
及びRは異なった1価の炭化水素基でも良いが、一般に
同一の基である。何故ならば、有機錫メルカプト化合物
の生成の出発物質が一般に市販で入手できるジー(又は
トリ−)炭化水素錫ハロゲン化物又は酸化物であるから
である。これらの基の性質は、ほとんどの場合最終生成
物の特徴に全く又は極めてわずかな影響しかない。R及
びRはメチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、ヘ
キシル、オクチル、ラウリル、アリル、ベンジル、フェ
ニル、トリル、シクロヘキシル等の脂肪族、芳香族又は
脂環式基である。SXは、例えば、メルカプタン、メル
カプトアルコール、又はメルカプトアルコール又はメル
カプト酸ェステルの残基である。
簡単には有効なメルカプト酸ェステルはエチルチオグリ
コレートのようなチオグリコレート酸のェステルであり
、一般に8ーチオプロピオン酸、チオ乳酸、チオ酪酸、
Qーメルカプトラゥリン酸、チオリンゴ酸、チオサリチ
ル酸などのようなモノ及びジ塩基脂肪族及び芳香族メル
カプト酸のエステルである。
ZはSXと同じ組成を有している。
こうして、本式によって定義される広範な化合物には、
特許第2832752号でWein戊r年餅こよって開
示された型の有機錫チオリンゴ酸ェステルが包含される
が、実際には1つの有機錫チオリンゴ酸ェステル類も命
名されたり、実施例に開示されていない。化合物R2S
n(SX)Z(ここでRはnーブチル、SXはジブチル
チオマレートから誘導され、Zはィソオクチルチオグリ
コレートから誘導される)は、米国特許第291450
6号に示されている化合物の例であるが、初期の黄変色
を防ぐ能力に欠けており、また室温で50日以内の貯蔵
で沈殿を生成した。1971年2月23日付Breck
erの米国特許第3565931号及びKauderの
第3565930号で約18から約3の重量%の範囲の
高濃度の錫を有し、約10から約25%の範囲内の高濃
度の硫黄を有する有機錫メルカプトカルボン酸ェステル
サルフアィドを述べている。これらの化合物は有機錫メ
ルカプトカルボン酸ェステルと比較してかなり高い濃度
の錫と硫黄を有しており、加熱の最初の3び分の間樹脂
組成物の初期着色を改善し、また最終黒化前の長期安定
性を改良すると言われている。しかしながら、これらの
組成物の臭気は有機錫メルカプトカルボン酸ェステル以
上の利点を与えていない。Cohenの1971年12
月14日付米国特許第3627716号及びBreck
erの1972王2月15日付第3642677号は、
有機錫メルカブトカルボン酸ェステル、2価の錫(ロ)
塩及び任意のジ有機錫オキサィドから成るポリ塩化ビニ
ル樹脂用の安定剤組成物を述べている。錫(ロ)塩は有
機錫メルカプトカルボン酸ヱステルに高温で加熱された
時初期の変色の進展に対するポリ塩化ビニル樹脂の抵抗
性を改善する能力を与えると言われている。本発明によ
ると、有機錫メルカプトジカルボン酸ェステル及び特に
有機錫チオリンゴ酸ェステルは実際上臭気がなく極めて
少ない臭気しか有せず、高温で加熱された時ポリ塩化ビ
ニル樹脂の初期の変色の進展を防ぐことができるもので
ある。
本発明の有機錫チオリンゴ酸ェステル類はこれらの観点
において有機錫メルカプトカルボン酸ェステルより優れ
ている。加うるに、これらの有機錫チオリンゴ酸ェステ
ルはポリ塩化ビニル樹脂用の液状安定剤組成物中で結晶
化又は沈殿を生ずる傾向を示さない。全ての安定化効果
において、有機錫メルカプトカルボン酸ェステルより優
れている。それ由、これらの有機錫チオリンゴ酸ェステ
ルは通常ポリ塩化ビニル樹脂組成物用の有利な安定剤で
ある。本発明の有機錫メルカプトジカルポン酸ェステル
は次の式を有する。(式中、Rは炭素原子数1なし、し
12のアルキル基を示し、R′はR又はを示し、R,は
炭素原子数1なし、し12のアルキル基又はアラルキル
基あるいは−R3−OHを示し、R2はR,又はを示し
、R3は炭素原子数2なし、し12のアルキレン基を示
し、mは1なし、し10を示す。
)R及びR,のアルキル基にはメチル、エチル、nープ
ロピル、イソプロピル、nーブチル、s−ブチル、t−
ブチル、イソブチル、イソアミル、s−アミル、及びt
ーアミル、nーヘキシル、イソヘキシル、n−へプチル
、nーオクチル、イソオクチル、2ーエチルヘキシル、
n−ノニル、n−デシル「 n−ウンデシル及びn−ド
デシルが含まれる。オクチル錫異性体は、本発明の有機
錫チオリンゴ酸ェステルが食品関係に利用されるとき、
その低善性の故に好ましい。R3で表わされるアルキレ
ン基は例えばエチレングリコール、112−及び1G3
一プロピレングリコール、1・2一、203一、113
一及び1’4ーブチレングリコール、1・2一、2・3
一、2・4−、1・5−及び1・4ーアミレングリコー
ル、116一ヘキシレングリコール、2・4ージメチル
ベンタンジオール、ドデシレングリコール、デシレング
リコール及びオクチレングリコールのように2から約1
2の炭素原子を有するアルキレングリコールから誘導さ
れる。
本発明の有機錫メルカプトジカルボン酸ェステル類は2
つの方法により容易に合成される。
1つの方法は相当する有機錫ハロゲン化物を1価アルコ
ールメルカプトジカルポン酸ェステルと反応させ、つい
で目的のグリコールでヱステル交換させる。
第2は混合1価アルコールグリコールメルカプトジカル
ポン酸ェステルを有機錫酸化物と、又は酸受容体ととも
に有機錫ハロゲン化物と反応させる方法である。
有機錫ハロゲン化物が酸受容体とともに使用される場合
、ハロゲン化物は塩化物、臭化物又は沃化物であり、酸
受容体は水又は非水溶媒中のアンモニウム、ナトリウム
、カリウム、リチウム、カルシウム及びマグネシウムの
水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩である。
非水反応溶液(全くの無溶媒又は適当な有機溶媒)中で
は、副生成物のハロゲン化塩はロ過又はその後の水洗に
より除去される。
ハロゲン化物又は酸化物以外の他の有機錫中間体も使用
でき、アンモニア及び有機アミンとジアルキル錫ジクラ
ィドとの付加物、例えばBu2SnC12・NH3が含
まれ、副生成物の塩化アンモニウムがロ別される有機溶
媒中で良好に使用される。
またジブチル錫ジメトキサイドのようなジアルキル錫ジ
アルコレート(副生成物のアルコールは蒸留又は洗浄さ
れる)又は副生成物の酢酸が蒸留又は洗浄される低分子
量のカルポン酸の有機錫塩、例えばジプチル錫ジアセテ
ート及びテトラブチルジアセトキシジスタノキサンが含
まれる。前記式で表わされる混合物の生成における反応
方向が化学量論の通常の原理に従って反応物の相対的な
モル比によって決められることは明白であろう。目的生
成物に従って化学量論的比率が用いられるとき、その比
率からある程度はずれることが有利になることもある。
過剰のメルカプトジカルポン酸ェステルが使用される場
合、その結果生ずる生成物は化学量論的に期待される有
機錫化合物と過剰のメルカプトジカルボン酸ェステルと
の混合物である。過剰の有機錫化合物は、これに対して
、多種類の生成物を与えることができる。チオリンゴ酸
ェステルと有機錫酸化物又はハラィドとの反応は容易で
あり、溶媒の存在下又はなしで、約25o から150
qoの範囲内の穏やかな温度で、30分から3時間の間
の比較的短い時間で進行する。どのようなハラィドも使
用され得るが、塩化物、臭化物及び沃化物がより容易に
使用され、一般に用いられるであろう。ェステル交換反
応は約750から約200℃の範囲内の昇温で、触媒な
しで、ェステル交換の際にはグリコールで置換される1
価アルコールの除去によって進行する。
蒸留好ましくは真空蒸留による1価アルコールの除去は
ェステル交換反応が完全に進行するのを確実にするもの
である。反応が進行するにつれて反応混合物は通常粘度
が増加する。ェステル交換の速度は、酸又は塩基、例え
ばp−トルェンスルホン酸のようなェステル交換触媒の
存在下で増加する。
次の合成例は本発明に係る有機錫メルカプトカルボン酸
ェステル及びそれらの合成法の好ましい実施態様を示す
ものである。
合成例 1 2モル(5242)のジブチルチオマレート及び1モル
のジメチル錫ジクロライド(220夕)を濠**合し、
それから2モルの10%水酸化ナトリウム溶液をゆっく
り加えた。
反応温度は水酸化ナトリウム溶液の添加が終了した30
分間6000に保持した。反応混合物の最終pH‘ま5
.7である。混合物は分液ロート中6000で容易に分
離された有機部分、下層を乾燥し2000から25脚H
g、最高塔頂温度6000で真空蒸留した。
全ての水を除去した後、生成物をロ過するとジメチル錫
ビス(ジブチルチオマレート)と同定される透明な黄色
の生成物が得られた。それからジメチル錫ビス(ジブチ
ルチオマレート)をジメチル錫ビス(ジブチルチオマレ
ート)のモル当り1モルのエチレングリコールの比率で
下の表一1に記されているエチレングリコールと混合し
、それから混合物を120oから12530で3時間加
熱した。
この反応時間の終りに、エチレングリコールによるェス
テル交換の際に遊離するブタノールを130午○の最高
容器温度で真空蒸留した。反応が進行し、初期には混和
しないエチレングリコールがェステル交換されると、反
応混合物は透明になり、ブタノールの除去後も透明のま
まであった。真空蒸留の際、未反応エチレングリコール
も蟹去され、その結果、ェステル交換反応生成物は未反
応のエチレングリコール及びブタノール両者がないもの
と考えられる。2つの実験がこれらの条件下で行なわれ
、次の結果が得られた。
表−1 合成例 2乃至8 2モル(524夕)のジブチルチオマレート及び1モル
のジプチル錫オキサイド(249夕)(合成例3におい
て、ジブチル錫オオキサイド及びモノプチル錫オキサィ
ドの1:1の混合物が代りに使用された。
)を混合し、酸化物の添加が終了した後、反応混合物を
30分間60午0に保持した。反応混合物を乾燥し20
から25側Hg、最高容器温度90℃で真空蒸留した。
全反応生成水が除去されたとき、生成物をロ過すると、
ジブチル錫ビス(ジブチルチオマレート)(又は、合成
例3においては、これとモノブチル錫トリス(ジブチル
チオマレート)との1:1混合物)と同定される透明な
淡色の生成物が得られた。ジブチル錫ビス(ジブチルチ
オマレート)又は、合成例3ではこれとモノブチル錫ト
リス(ジブチルチオマレート)との1:1混合物は、そ
れから「ジブチル錫ビス(ジブチルチオマレート)(又
は、合成例3において、これとモノブチル錫トリス(ジ
ブチルチオマレート)との1:1混合物)のモル当りア
ルキレングリコールの記載された比率で下の表−2に記
されたアルキレングリコールと混合し、それから、該混
合物を1200から125ooで3時間加熱した。
この反応時間の終りに、アルキレングリコールによるェ
ステル交換反応の際に遊離されるプタノールを130午
○の最高容器温度で真空蒸留することにより除去した。
反応が進行し、初期には混和しないアルキレン*グリコ
ールが反応すると、反応混合物は透明になり、そしてブ
タノール除去後も透明であった。真空蒸留の際に禾反応
アルキレングリコールもまた留去され、その結果、ェス
テル交換反応生成物は未反応アルキレングリコール及び
ブタノールの両者のないものと考えられる。6つの有機
錫チオマレートェステルが表−2に記されているアルキ
レングリコールとこれらの条件下で行なわれ、次の結果
を得た。
表−2 合成例 14 2モル(524夕)のジブチルチオマレート及び1モル
のジメチル錫ジクロライド(220夕)を混合し、それ
から2モルの10%水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添
加した。
反応温度を水酸化ナトリウム溶液の添加を終了した後6
0o○、3び分間保持した。反応混合物の最終pHは5
.7である。この混合物は分液ロート中6000で容易
に分離された。有機部分、下層、を乾燥し20から25
肋Hg及び6000の最高容器温度で真空蒸留した。全
ての水が除去された後、生成物をロ遇するとジメチル錫
ビス(ジブチルチオマレート)と同定される透明な淡色
の生成物が得られた。このジメチル錫ピス(ジブチルチ
オマレート)を、それから、ジメチル錫ビス(ジブチル
チオマレート)のモル当り1モルのアルキレングリコー
ルの比率で1・4−ブチレングリコールと混合し、そし
てそれから1200から1260で3時間加熱した。
この反応時間の終りにアルキレングリコールによるヱス
テル交換反応の際に遊離するブタノールを130qoの
最高容器温度で真空蒸留した。反応が進行すると初期に
は混和しないァルキレングリコールが反応混合物に溶解
し、そして生成物はブタノールの除去後も透明のままで
あった。真空蒸留の際に、未反応1・4ーブチレングリ
コールも又留去され、そしてその結果、ェステル交換反
応生成物は未反応ァルキレングリコール及びブタノール
両者がないものと考えられる。次の結果を得た。
表−3 合成例1から14のデータからこのェステル交換反応で
反応するァルキレングリコールの最大量がジアルキル錫
ビス(ジブチルチオマレート)のモZル当りの約2モル
のグリコールであり、ェステル交換で遊離されるブタノ
ールの最大収量がグリコール反応物のモル当り約1.8
モルであることが示される。
これはグリコールがヒドロキシアルキル基(例えば、エ
チレングリコールが使用されるとZき2ーヒドロキシェ
チル)を導入するための1官能基試薬として、及び同じ
チオマレート基の別つのカルボン酸基か又は異なるチオ
マレート基に結合された2のブチル基の置換によって2
価アルキレン基を導入するための2官能基試薬として反
応2していることを立証している。上記ェステル交換反
応生成物の全ての赤外吸収における特徴的なヒドロキシ
基振動が見られることにより、ヒドロキシアルキル基の
存在が確認される。
2合成例 161モ
ルのエチレングリコール、2.5モルのチオリンゴ酸及
び3.5モルのnーブタノ−ルを還流冷却器及び分水器
を取り付けた反応器中で反応させた。
p−トルェンスルホン酸3.5夕をヱステル化3触媒と
して使用した。反応の際、斑夕の水相が分水器中に回収
され、そして真空蒸留の際に9夕のおおよそブタノール
(屈折率1.3993)とエチレングリコール(屈折率
1.4318)の混合物に相当する屈折率1.4076
の蒸留物が得られた。反応生成物は3595のこなり、
次の特性を有する。密度2500
1.108屈折率
1.4717ガードナ−粘度
A−4%SH
13・2841モルのジブチル錫オキサィド
(249夕)及び筏H−当量の上記ブチルーェチレング
リコールチオマレート(4斑夕)を混合しジプチル錫オ
キサィドがなくなるまで三口フラスコ中で鷹梓及び真空
蒸留しながら120つ0で加熱した。
これには30分を要し、35私の蒸留物を得る。これは
二相に分離し、水及びブタノールとエチレングリコール
を含む濁った液状物の両者を含んでいる。残査生成物は
実質上ブタノールがなく、ジブチル錫ビス(ブチルーエ
チレングリコールチオマレート)であると思われる。錫
含量は16.2%である。比較保存試験がこの生成物及
び通常の有機錫安定剤を用いて22から2が0(室温)
で次のごとく行なわれた。生成物 沈殿の現わ
れる時間合成例16 360日後
なしジーn−ブチル錫ビス(ィソオクチルチオグリコレ
ート) 20日同、2ー
ェチルヘキシル酸カルシウム5%添加40日同、ジィソ
アミルホスフェート5%添加 40日この極めて長期
間にわたる沈殿の禾発生は長期保存の問題の解答を示す
ものであり、重要な販売利点である。
合成例 17 コンデンサー、蝿梓器、温度計及び冷却受器を取り付け
た4つ口フラスコに2モルのジメチルチオマレート、3
00ccのベンゼン及び1モルのエチレングリコールを
仕込んだ。
反応混合物を71ccのメタノール、これはェスステル
交換が実際上完全であることを示しているが得られるま
で激げしく蝿拝、蒸留しながら100〜125こ0に加
熱した。その結果生じた反応混合物を冷却し、それから
ここに2モルのジブチル錫オキサイドと2モルのジメチ
ルチオマレートを110〜125ooで反応させること
により合成されたジブチル錫モノジメチルチオマレート
の2モルを添加した。反応混合物を蝿拝しながら1時間
還流させ、溶媒を取り除くために減圧にした。粘鋼な黄
色の生成物が得られた。この生成物は対理論値21.4
4%Sn、11.53%Sで20.9%Sn、11。7
%Sを有するものと分析された。
この生成物は次の式を有する。合成例 18 有機錫チオリンゴ酸ヱステルはジメチルチオマレートの
代りにジブチルチオマレートを用いること以外合成例1
7に述べられているのと同じ方法に**より合成された
生成物は淡黄色の紙稲液体であり、対理論値17.4%
Sn、9.40%Sで16.6%Sn、8.9%Sと分
析された。この生成物は次の式を有する。
合成例 19 合成例18に述べられている反応がジブチル錫オキサィ
ドの代りにジオクチル錫オキサィドを用い※てジブチル
チオリンゴ酸ェステルとで繰り返された。
最終生成物はおおよそ次の式を有する粘欄液体である。
合成例 20 合成例18の方法がエチレングリコールの代りに★プロ
ピレングリコールを使用して行われた。
得られた生成物は次の式に相当する。合成例 21 合成例20の方法がジブチル錫オキサィドの代りにジオ
クチル錫オキサイドを用いて繰り返された。
合成例 22 0.75夕のトルェンスルホン酸を含む新たに合成され
たジブチルチオマレート(約96%純度の265夕、1
モル)をネオベンチルグリコール(52夕、0.5モル
)及び100の‘のベンゼンと混合した。
混合物を還流下7.虫時間(容器温度11600)額梓
、加熱し、それからベンゼン及びェステル交換で生じた
ブタノールを除くために125qoの容器温度及び3肋
Hgで真空蒸留した。除去された生成物を159の粉末
脱色用カーボンとともに1時間100℃で燈拝し、そし
てロ遇して、25qoで密度1.076、n2蔓。CI
.4455及び11.6%SH、実測密度及び屈折率か
ら計算された分子屈折118.8を有する2斑夕のネオ
ベンチレンビス(ブチルチオマレート)を得た。これに
よる生成物は次の式によって表わされる。これに対して
計算された%SHは13.3であり、分子屈折116.
7である。
このネオベンチレンビス(ブチルチオマレート)の45
夕をジブチルチオマレートとジーnーフチル錫オキサィ
ドの1:1モル比反応物の100夕と13yoで48分
間反応させた。
この結果生ずるジブチル錫ネオベンチレンビス(ブチル
チオマレート)は次の式につて表わされる。
合成例 26 ‘a} ジブチルチオマレートの合成 このェステルは6000のチオリンゴ酸、9000夕2
ブタノール、166叫ベンゼン及び66.6タpートル
ェンスルホン酸触媒を反応させることにより96.7%
の収率で得られる。
このジブチルチオマレートの特性は次の通りである。屈
折率 1.45703密
度 1.015粘度(ガ
ードナー) A−5以下%SH(理論値%
SH=12.6) 12.2512.34収 量
10.545夕回収ブタノール
量 3040夕3{b’ェステル交
換反応2モルのジブチルチオマレート、1モルのエチレ
ングリコール及び3夕のテトラブチルチタネート触媒を
1290で3時間蝿梓、加熱した。
それから真空にして、135℃、18肋で揮発物を留去
して次の特性を有するブチルェチレンチオマレートを得
た。重 量 503夕屈
折率 1.4632密 度
1.063粘度(ガー
ドナー) A−4%SH
12.424のモノブチル錫
安定剤は44%のモノブチル錫トリクロライド水溶液及
び15%の水酸化ナトリウム水溶液と75〜80午0で
反応させることによりこのブチルェチレンチオマレート
から合成された。
生成物はシクロヘキサンとの乳濁反応混合物の抽出、ロ
週及び抽出物の蒸発により分離された。使用された試薬
(乾燥基準で)及び得られた生成物の性質は表−6に示
されている。表−6合成例 27 ジブチルチオマレートのエチレングリコール及び種々の
触媒によるェステル交換反応が下の表−7に示された条
件下で約1モル(約96%純度の*270多)のジブチ
ルチオマレート、0.5モル(32夕)のエチレングリ
コール及び触媒の割合で実施された。
表−7 ジブチル錫安定剤は次のようにして上記のブチルェチレ
ンチオリンゴ酸塩から合成された。
ジブチルチオマレート140夕(93%純度)を903
℃に加温し、ジブチル錫オキサィド125夕を蝿拝しな
がらゆっくり添加し加熱を続けた。ジブチル錫オキサィ
ドは混合物が130q0に達する時間には溶解し、粘稲
液体ジブチル錫モノ(ジブチルチオマレ−ト)を与えた
。 3上記合成のブチルェチレン
チオマレートの各50夕を12500に加温し、上記の
ようにして合成されたジプチル錫モノ(ジブチルチオマ
レート)の106夕を燭拝しながら添加すると合成例1
8の式で表わされる均一な液状生成物が得られた。
4本発明による代表的な有機錫チオリンゴ酸ェステル
の臭気特性は次の試験により評価された。実験−A20
0夕のポリ塩化ビニルホモポリマー及び5夕の試験され
る有機錫チオリンゴ酸ェステルの混合物を10秒間隔で
○sterizer高速ミキサー中2の砂間5回ブレン
ドした。
この結果生ずる配合物を金属ネジ込みキャップを取り付
けたガラスジャー(gassPr)にいれ、空気循環オ
ーブン中150qoで30分間加熱し、それから密封し
たガラスジャーを室温まで冷却し次の日に鼻で試験した
。下に述べられている有機錫チオリンゴ酸ェステルがこ
の方法により試験され、実質的に臭気のないブレンド物
を与えることが見し、出された。
合成例16 ジプチル錫ビス(プチルェチレンチオマレ
ート)合成例1 ジメチル錫ビス(プチルェチレンチオ
マレート)本発明でない次の有機錫化合物はィソオクチ
ルチオグリコレートの特徴と思われる臭気をもつブレン
ド物になった。
市販ブチル錫安定剤、ジブチル錫ビス(ィソオクチルチ
オグリコレート)市販オクチル錫安定剤、ジーn−オク
チル錫ビス(イソオクチルチオグリコレート)未知組成
物の市販低臭気有機錫安定剤 本発明の有機錫チオリンゴ酸ェステルの優秀特性はプラ
スチックが配合時及び加工時に臭気を発する傾向を測定
するというこの試験の結果から明らかである。
異なった種類及び割合のグリコールを有する本発明の有
機錫アルキルグリコールチオリンゴ酸ェステルの優秀性
は、プラスチックが保存及び使用時に臭気を発する額向
を測定するこの試験の結果から明白である。
本発明のハロゲン化有機錫チオリンゴ酸ェステルはどの
ようなポリ塩化ピニル樹脂に対しても安定剤として使用
することができる。
ここで使用されている「ポリ塩化ビニル」という用語に
は少なくとも繰り返し基の部分において形成され、40
%以上の塩素含量を有するあらゆる種類の重合体が包含
される。
この基において、×基は各々水素原子か又は塩素原であ
る。ポリ塩化ビニルホモポリマーでは、各々のX基は水
素原子である。而して、該用語にはポリ塩化ビニルホモ
ポリマーばかりでなく、英国特許第893288号に開
始されているような後塩素化ポリ塩化ビニル及び主成分
である塩化ビニルと副成分である他の共重合可能な単量
体との共重合体、例えば塩化ビニルと酢酸ビニルの共重
合体、塩化ビニルとマレィン酸又はフマール酸又はェス
テルとの共重合体及び塩化ビニルとスチレン、プロピレ
ン及びエチレンとの共重合体がある。本発明はまた主成
分であるポリ塩化ビニルと塩素化ポリエチレン又はアク
リロニトリル、ブタジェン及びスチレンの共重合体のよ
うな他の合成樹脂との混合にも適用できる。安定化され
るポリ塩化ビニルにはlsaksen等の米国特許第2
984593号に記されている一触延伸配向ポリ塩化ビ
ニル、即ち、アタクチック及びアィソタクチックポリ塩
化ビニルと同様にシンジオタクチツクポIJ塩化ビニル
も含まれる。本発明の有機錫メルカプトジカルボン酸ェ
ステルは補助安定剤の存在にかかわらず可塑化及び非可
塑化ポリ塩化ビニル樹脂用の優れた安定剤である。
可塑剤が用いられるとき、安定剤は通常の方法によりポ
リ塩化ビニル樹脂中に配合される。ジオクチルフタレー
ト、ジオクチルセバケート及びトリクレンジルホスフェ
ート等の通常の可塑剤が使用できる。可塑剤を用いる場
合、樹脂に対して0からnoの重量部の範囲内の量で使
用できる。特に有用な可塑剤は約20から約150の炭
素原子を有するヱポキシ高級脂肪酸ェステルである。該
ェステルははじめ分子のアルコール又は酸部分にェポキ
シ基の生成により封鎖される不飽和を有している。典型
的な不飽和酸は、オレィン酸、リノレィン酸、ェルカ酸
、リシノレィン酸及びブラシジン酸類があり、これらは
有機1価又は多価アルコールでェステル化されるが、酸
とアルコールの全炭素数は述べられた範囲内にある。
典型的な1価アルコールにはブチルアルコール、2−エ
チルヘキシルアルコール、ラウリルアルコール、インオ
クチルアルコール、ステアリルアルコール及びオレイル
アルコールが含まれる。オクチルアルコ−ルが好ましい
。典型的な多価アルコールにはペンタェリスリトール、
グリセリン、エチレングリコール、112−プロピレン
グリコール、114−フチレングリコール、ネオベンチ
ルグリコール、リシノレイルアルコール、ヱリスリトー
ル、マンニトール及びソルピトールが含まれる。グリセ
リンが好ましい。これらのアルコール類はェポキシ化酸
により完全に又は部分的にェステル化される。また、ェ
ポキシ化大豆油、ェポキシ化オリーブ油、ェポキシ化綿
実油、ェポキシ化タル油脂肪酸ェステル、ェポキシ化ア
マニ油及びェポキシ化牛脂等の天然に生ずるオイル中に
見し、出される高級脂肪酸のェポキシ化混合物も有効で
ある。これらの内でヱポキシ化大豆油が好ましい。アル
コールはェポキシ基を含むことができ、長い又は短い鎖
を有することができ、また酸はェボキシステアリルアセ
テート、エポキシステアリルステレ山ト、グリシジルス
テアレート及びグリシジルメタアクリレート重合体のよ
うに短い又は長し、鎖を有することができる。
少量の通常1.5%を越えない量の離型剤又は糟剤も含
有される。
代表的な離型剤はステアリン酸、ラワリン酸、パルミチ
ン酸及びミリスチン酸、リチウムステアレート及びカル
シウムパルミテート、無機潤滑油、ポリビニルステアレ
ート、ポリエチレン及びパラフィンワックス等の12か
ら24の炭素原子を有する高級脂肪酸及び塩である。末
可塑化樹脂のタフネスあるし、は耐衝撃性を改善するた
めの強化剤もまた通常10%を越えない小Z量で本発明
によって安定化された樹脂組成物に添加され得る。該衝
撃性改良剤の例には塩素化ポリエチレン、ABS重合体
及びポリアクリレートブタジェェングラフト共重合体が
含まれる。本発明の有機錫チオリンゴ酸ェステルは35
00FZ以上の作業温度で熱劣化に対する目的の抵抗性
を与えるに有効な量で使用される。
時間が長くなるほど、また樹脂が加工及び混練の際に受
ける条件が激げしくなるほどより多くの量が必要とされ
る。一般に樹脂の重量に対して全量0.25%程度の有
機錫チオリンゴ酸ェステルで熱劣化に対する抵抗性を向
上させる。添加量に関しては厳密な意味での上限はない
が、樹脂の重量に対して約10%以上の量は更に使用し
た量に相応する安定化効果の増加を与えない。好ましく
は該量は樹脂の重量に対して約0.5%から約5%であ
る。本発明の有機錫チオリンゴ酸ェステルは単独で使用
されるとき非常に有効であるが、しかしながらもし特殊
な効果を望むならば、非メルカプタィド有機錫化合物、
特に有機錫マレェートハーフェステルを含む他のポリ塩
化ビニル樹脂安定剤と併用することもできる。
この場合には本発明の有機錫チオリンゴ酸ェステルが主
安定剤であり、追加の安定剤は前者の安定化作用を補う
ものである。有機錫チオリンゴ酸ェステルの量は100
部の樹脂に対して約0.25から約10重量部の範囲内
であり、追加安定剤は樹脂に対して約0.05から約1
碇都の量である。追加の金属安定剤には中程度の及び高
分子量の脂肪酸及びフェノールの多価金属塩が含まれる
金属にはカルシウム、錫、バリウム、亜鉛、マグネシウ
ム及びストロンチウムがある。非金属安定剤はホスフア
ィト、ェポキシ化合物、フェノール系抗酸化剤、多価ア
ルコール等を含んでいる。ェポキシ化合物が特に有用で
あり、典型的な化合物は米国特許第2997454号に
記載されている。本発明の安定剤組成物は、有機錫チオ
リンゴ酸ェステルと不活性な希釈剤又はある種の液状滑
剤あるいは可塑剤とを適当な濃度に混合することにより
市販用に配合され、いつでも樹脂中に適切な安定剤及び
糟剤又は可塑剤濃度を与えるように樹脂組成物に加える
ことができる。他の安定剤及び安定剤添加物は同様に混
和される。ポリ塩化ビニル樹脂組成物の調製は通常の方
法により容易に達成される。
選ばれた安定剤組成物を上述のようにして作り、それか
らポリ塩化ピニル樹脂と例えば2又は3本のロールミル
を用いて、コンパウンドが液状化し、完全なブレンドを
促進する温度で、可塑剤を含む樹脂組成物を250から
3750Fで均一な物質を形成するに十分な時間、通常
5分間濃練することによりブレンドを行なうか、又は代
り}こ成分を個別にブレンドする。該物質が均一になっ
た後、普通の方法によりシートとする。硬質ポリ塩化ビ
ニルの工業的加工には、安定剤組成物は重合体の全部又
は一部と都合よく混合され、安定剤が重合体が十分に吸
収され乾燥した流動性の粉体を生ずるような時間及び温
度条件下で強力な縄拝で安定化される。
良く知られたへンシェルミキサー(Henschelm
ixer)はこの操作に良く適している。発明者によれ
ば次の実施例は本発明に従い有機錫チオジカルボン酸ェ
ステルをその安定剤として配合されているポリ塩化ビニ
ル樹脂組成物の好ましい実施態様を示す。
実施例 1乃至3本発明に従い多くの有機錫チオマレー
トェステルのポリ塩化ビニル樹脂に対する安定剤として
の有効性が205qo(4000F)オーブン熱安定性
試験で評価された。
用いられたボリ塩化ピニル樹脂の試験配合は次の通りで
ある。(組 成) (重量部) 塩化ビニルポモポリマー(Diamond40) 1
00アクリル酸系衝撃改良剤(KurehaBTA−3
)10アクリル酸系加工助剤(AcryloidK−1
20N)3糟剤(WaxE)
0.3安定剤
2配合物を2本ロールミル上で約3750Fで泥練した
3分間混合した後、組成物を−トにし、そのシートを試
験片に切断し、そしてそれから205℃に加熱したオー
ブン中におき、2時間、もし試験片がこの時間前に黒化
する場合にはこれよりも少ない時間そこに保持した。
試料をストリップから取り5分間隅でカードに付け、樹
脂の熱劣化の進行具合を調べた。次の有機錫チオリンゴ
酸ェステルがこの試験に使用された。
‘aー 合成例1、実験No.4のジメチル錫(ブチル
エチレンチオマレート){b’合成例4のジブチル錫(
プチルェチレンチオマレート)熱劣化の程度は生成する
色の量、即ち、変色の程度によって、ジメチル錫ビス(
ィソオクチルチオグリコレート)を含有する試験配合で
ある比較例A及びジメチル錫ビス(ジーnーブチルチオ
マレート)の比較例Bと比較して評価された。
色発生の量を特徴づけるために使用される尺度は下の表
一9のように示される。この尺度は無色から黄色を経て
そして澄色から赤褐色の範囲の色にわたっており、0−
無色から9−黒褐色の数字で分類されている。表−9 0 透明かつ無色 1 極微黄色 2 微黄色 3 淡黄色 4 黄色 5 黄褐色(端) 6 淡燈褐色 7 澄褐色 8 赤褐色 9 黒褐色 この試験によって評価された試料の外観は表−10に示
されている。
表−10 試料の混練の際、比較例Aから強いメルカプトェステル
臭が、比較例Bからは、硫化水素臭が発生したが、実施
例1、及び2の熱安定性は明らかに比較例A及びBより
優れている。
実施例 7乃至10 配合物はジブチル錫モノ(ジブチルチオマレート)と合
成例27のA、B、C及びDのブチルェチレンチオマレ
ートとの反応混合物を用いて次の配合で調製された。
(配 合) (重量部) ポリ塩化ビニルホモポリマ‐(欧rden VC−95
) 100アクリ
ル酸系衝撃改良剤 10アクリル酸
系加工助剤 3ワックスE 滑
剤 0.3安定剤
2.0配合物を2本ロール約
3750Fで混練した。
3分間混合した後、この組成物をシートにし、このシー
トを試験片に切断し、これを4000Fに加熱されたオ
ーブン中にいれた。
次ぎの結果が得られた。表 −12全ての試料は良好な
初期着色性、及びかなり長時間の熱安定性を有した。実
施例 11 この実施例においては、合成例3のブチル錫ブチルェチ
レンチオマレート生成物がWein皮rgの米国特許第
2832752号のジブチル錫チオリンゴ酸と次の配合
で比較された。
(配 合) (重量部) *ポリ塩化ビニルホモポリマー(Diamond40)
100カルシウムステアレート(糟剤) 1
アクリル酸系加工助剤 2安定剤
2.0この配合物
を2本ロール約37ずFで露練した。
3分間混合した後、この組成物をシートにし、試験片に
切断し、3750F〜4000Fに加熱されオーブンに
いれた。
次の結果が得られた。表−13 明らかに実施例11の生成物は低い含有率にもかかわら
ずより優れた安定化を与える。
実施例 21乃至25 合成例16のジブチル錫ブチルェチレンチオマレートが
次の樹脂配合でモノブチル錫成分の効果を調べるために
合成例3の種々の量の混合ジブチル錫ーモノブチル錫エ
チレンチオマレートとブレンドされた。
重量部 ※Diamond40(ポリ塩化ビニルホモポリマー)
100アクリル酸系衝撃改良剤 1
0アクリル酸系加工助剤 3ワッ
クスE滑剤 0.3配合物を
2本ロールミル上約3750Fで混綾した。
3分間混合した後、この組成物をシートにし、このシー
トを試験片に切断し、そして4000Fに加熱されたオ
ーブンに込れた。
次の結果が得られた。表−17 本発明の安定剤で安定化された全ての試料はモノブチル
錫成分が存在するしないにかかわらずジブチル錫ビスィ
ソオクチルチオグリコレートよりも優れた初期着色性を
有した。
実施例21から25を含む全ての配合はメルカプトェス
テル臭がなく、一方ジブチル錫ビスイソオクチルチオグ
リコレ−トは加工の際及び続いて行なった密閉容器中で
の貯蔵試験の際に著しいメルカプトェステル臭を発散し
た。実施例 26 本実施例においては、合成例16のジブチル錫ブ**チ
ルェチレンチオマレートを柔軟な可塑化ポリビニルクロ
ラィドホモポリマー組成物で試験した。
配 合 重量部ゼオン10班P(ポリ塩化
ビニルホモポリマ−)1〇〇ジオクチルフタレート
37安定剤
1配合物を2本ロールミル上約3750F
で混練した。
3分間の混合後、この組成物をシートにし、このシート
を試験片に切断し、37500に加熱されたオーブン中
にいれた。
次の結果が得られた。表−183500Fでは両試料は
2時間無色のままであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の式を有する有機錫メルカプトジカルボン酸エス
    テル▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素原子数1ないし12のアルキル基を示
    し、R′はR又は▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R_1は炭素原子数1ないし12のアルキル基
    又はアラルキル基あるいは−R_3−OHを示し、R_
    2はR_1又は▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R_3は炭素原子数2ないし12のアルキレン
    基を示し、mは1ないし10を示す。 )。2 次の式を有する有機錫メルカプトジカルボン酸
    エステルからなるポリ塩化ビニル用安定剤▲数式、化学
    式、表等があります▼(式中、Rは炭素原子数1ないし
    12のアルキル基を示し、R′はR又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ を示し、R_1は炭素原子数1ないし12のアルキル基
    又はアラルキル基あるいは−R_3−OHを示し、R_
    2はR_1又は▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R_3は炭素原子数2ないし12のアルキレン
    基を示し、mは1ないし10を示す。 )。
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