JPS6075612A - 改質ポリエステル繊維の製造方法 - Google Patents

改質ポリエステル繊維の製造方法

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JPS6075612A
JPS6075612A JP18124783A JP18124783A JPS6075612A JP S6075612 A JPS6075612 A JP S6075612A JP 18124783 A JP18124783 A JP 18124783A JP 18124783 A JP18124783 A JP 18124783A JP S6075612 A JPS6075612 A JP S6075612A
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JP
Japan
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chips
polyester
diethylene glycol
intrinsic viscosity
chip
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JP18124783A
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Inventor
Hideo Ishibashi
石橋 秀雄
Kazuo Uchida
和夫 内田
Takehiko Okada
武彦 岡田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は金属スルボネート基を有するイソフクル酸成分
(以後S成分と略す)を共重合した塩基性染旧常圧可染
性ポリエステルの製造方法に関するものである。さらに
詳しくは、本発明は特定量の13成分を共重合して塩基
性染料常圧可染性ポリエステル繊維を製造する際に、硫
黄含有率(S重量%)、ジエチレングリコール含有率(
D重量%〕および極限粘度(〔η〕)が特定の範囲以内
にある2種以上のポリエステルチップを混合して、特定
の範囲内の混合ポリエステルチップとなし、次いで製糸
することによって、得られる繊維を染色した際に繊組ロ
ット間の色調差(染着)変動が少ない塩基染料常圧可染
性ポリエステル繊維の製造法に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
ポリエステル繊維、特tこポリエチレンテレフタレート
繊維は高融点、高強度、高ヤング率、良好な電気的性質
、耐薬品性等の優れた物性を有し、衣料用、工業用とし
て広く使用されている。しかし、染色性が不十分てあり
、そのため高温染色を要し、 また分散染料、アゾイッ
ク染料でしか染色できないため角Y明がっ深みのある色
相が得にくい欠点を有している。
これらを解決する手段として特公昭34−10497号
公報に代表される各イ11■塩基性染料可染型ポリエス
テルが提案され、その結果、鮮明性を有する塩基性染料
の使用が可能となっており、なかでもポリエステルに5
−ナトリウムスルホインフタル酸成分を2〜3モルチ共
重合する方法が塩基性染料に01染にする好ましい方法
として知られている。しかしながら、かかる方法によっ
て得られるポリエステル繊維もその染色性は十分でなく
、110〜140℃の高温、高圧で染色するか、又は常
圧ではキャリアーを使用する必要があるため染色コスト
が高くなる等の欠点を有している。
木発明者らはキャリアーを使用しないで100℃以下の
染色温度で十分濃色に染色するには得られるポリエステ
ルQこ対して3.3モル係以上の5−スルホインフタル
酸成分を添加共重合せしめる必要があることがわかった
このような改質ポリエステル自体は前述した特公昭34
−10497号公報ですでに公知ではあるが、かかる多
量の5−スルホインフタル酸成分を含む改質ポリエステ
ルは通常の方法で製造すると、得られるポリエステル繊
維中のS重量%、9重量%、〔η〕が微妙に変動し、得
られる繊維のロット間による染着変動が太きかった。そ
のため、たとえば製造時期の異なる繊維を同一布帛の中
で使用する場合、布帛内で色目が変わり商品価値の極め
て低いものが得られることがしばしば起ると云う問題点
があった。このため、従来技術では2種以上のチップを
混合して使用する場合、S重量%、9重量%等を個別に
管理するため、必然的にきびしく管理せざるを得なくな
り、格外チップ(染着が大ぎいため製糸して製品を作る
ことかできないチップ)発生率が太きくなると云う問題
点があった。この格外チップは目的とするポリエステル
繊維を製造できないため、解重合して原料にもどし、重
合しなおす必要があるため必然的に得られる繊維のコス
トアンプにつながる。
〔発明の目的〕
本発明者らは前記した問題点tこ鑑み、特にポリエステ
ルチップの混合法に注目して鋭意検討した結果、本発明
tこ到達したものである。
すなわち、本発明の目的は、従来技術では全〈実施され
ていなかった特殊なポリエステルチップ混合方法をとる
ことにより、従来は格外チップとし、目的とする繊維製
造には使用できなかったチップをも使用可能とし、かつ
染着変動の少ない塩基性染料常圧可染性ポリエステル繊
維の製造方法を提供するにある。
〔発明の構成〕
本発明は、テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導
体、エチレングリコールおよび3.3〜6.0モル係の
金属スルホネ−1・基金有するイソフタル酸成分を重合
してジエチレングリコール含有イ′1.0〜25重量楚
、極限粘! 0.56〜0.50である改質ポリエステ
ルチップを製造したのち製糸するに際し、金属スルホネ
−1・基を有するイソフタル酸成分の硫黄、ジエチレン
グリコールおよび極限粘度の値が下記(1)〜(6)式
の少なくとも1つを満足し、かつ(7)式で示されるZ
の絶対値が1を越える少なくとも1柚のポリエステルチ
ップを含む2種以上のグーツブを混合して2の絶対値を
1以下としたのち紡糸することを特徴とする改質ポリエ
ステル繊維の製造方法である。
0.95So≦S≦0.994So・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)1
.0068o≦S≦1.05So・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)0.
7 OL’1o−0,50≦D≦0.96D。−0,0
4・−・−・・−・・−+311.04 D。+0.0
4≦■)≦tsoDo+o、3o −−−−・−−−−
−−−(41〔η)o−o、o4≦〔η〕≦〔η〕o 
−o、o 08 ・−・・−−−−−−−+5)〔η〕
。+0.008≦〔η〕≦〔η〕。+0.04 ・・・
・・・・・・・・・(6)Z=/)0(So−8)+1
.5(Do−D)−15((η〕。−〔η〕)・・・・
・・・・・・・・(7) 〔ただし式中S、O,(η〕はポリエステルチップ中の
硫黄含有率(重量%)、ジエチレングリコール含有率(
重量係)、極限粘度をそれぞれ表わし、So、lっ。、
〔η〕。は混合チップの硫黄含有率(重量%)、ジエチ
レ本発明のポリエステルはテレフタル酸またはそのエス
テル形成性誘導体を主成分とするジカルボン酸成分とし
、エチレングリコールを主たるグリコール成分とするポ
リエステルを対象とする。
なお、テレフタル酸の一部をp〜β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、イソフタル酸、
 4.4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、 4.
4’−ジフェニルメタンジカルボン酸、 4.4’−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、 4.4’−ジフェニ
ルジカルボン酸、1.2−ジフェノキシエタン−p 、
 p’−ジカルボン酸、 2.6−ナフタリンジカルボ
ン酸。
アジピン酸、セパ7ン酸などの二官能性カルボン酸等の
エステル形成性誘導体で置換えるか、またはグリコール
成分の一部をトリメチレングリコール、テトラメチレン
クリコール。
ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1.
4−シクロヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサン
ジメタノール。
1.4−ビス−β−ヒドロキシエトキシベンゼン、ビス
フェノールAなどの脂肪族、脂環族、芳香族のジオキシ
化合物またはそのエステル形成性誘導体で置換えた主鎖
の繰返し単位の70モルチ以上がエチレンテレフタレー
ト単位である共重合ポリエステルであってもよい。
特に発色性向上の面からポリアルキレングリコールおよ
びアルカリ金属スルホネート基を有するイソフタル酸成
分で置ぎ換えることがより好ましい。
また、本発明のポリエステルには、さらにペンタエリス
リトール、トリメチロールプロパン、トリメリット酸、
トリメチン酸などの鎖分岐剤やモノハイドリンクポリア
ルギレンオキザイド、フェニル酢酸などの重合停止剤を
少割合使用することも可能である。
更に、本発明でポリニスデルを合成する際、当業界周知
の触媒、着色防止剤、エーテル結合副生防止剤、抗酸化
剤、難燃剤などを適宜使用することができる。
本発明における共重合成分であるS成分の具体例にはジ
メチル(5−ナトリウムスルホ)インフタレート、ビス
−2−ヒドロキシエチル(5−ナトリウムスルホ)イン
フタレート。
ビス−4−ヒドロキシブチル(5−ナトリウムスルホ)
インフタレート、ジメチル(5−リチウムスルホ)イン
フタレート、ビス−2−ヒドロキシエチル(5−リチウ
ムスルホ)インフタレート、ジメチル(5−カリウムス
ルホ)インフタレート、ビス−2−ヒドロキシエチル(
5−カリウムスルホ)インフタレート等があり、一般式
で示せば、次式のものである。
So、M 前記したS成分の共重合量は得られるポリエステルに対
して33モル%〜6モル係とする必要があり、好ましく
は4.0モルチル5.0モル係とする。S成分の共重合
量が36モル係未満であると100℃の染色温度ではキ
ャリアを使用しなければ十分濃染に染色することができ
ず、また6モル係を越えると溶融時の増粘効果が大きく
なるため高重合度のポリマが得に<<、また仮に固相重
合法などで高重合度化しても、溶融粘度が高すぎるため
紡糸が困難となる。
S成分の添加時期は重縮合反応が完結するまでであれば
いつでもよいが、特に好ましい添加時期はビス−2−ヒ
ドロキシエチル(5−fトリウムスルホ)イソフタレー
トの如きビスグリコールエステルの場合はエステル交換
反応終了後、またはエステル化反応終了後から重縮合反
応開始以前の工程であり、ジメチル(5−ナトリウムス
ルホ)イノフタレートの如ぎ低級アルキルエステルの場
合はエステル交換反応開始以前の工程である。
本発明における改質ポリニスデルのジエチレングリコー
ル含有率は1.0〜2.5重旦楚とする必要があり、1
.4〜2.1!i%が好ましい。ジエチレングリコール
含有率が1.0重量係未満では安定した生産が困難(発
生jjXを1重量%以下に抑制することが困難)であり
、重合した際格外チップが頻発し、一方含有率が2.5
重i%を越えると生成ポリエステルの軟化点の低下が犬
ぎくなるため好ましくない。
前記したジエチレングリコール含有率とは、生成したポ
リエステルを解重合して得られるジエチレングリコール
重承%(対ポリエステル)を云う。
本発明における改質ポリエステルの極限粘度は0.36
〜0.50とする必要があり、0.39〜0.45が好
ましい。
極限粘度が0.36未満では得られるポリエステル繊維
の強度が低下し、一方゛05oを越えると溶融粘度が強
加するため紡糸が困難になる。
なお、前記したS成分含有率、ジエチレングリコール含
有率および極限粘度はいずれも混合したチップの値を云
う。
本発明におけるポリエステルチップの混合は染着コント
ロールのために必須である。S成分共重合ポリエステル
をバッチ重合で製造する場合、S成分含有率は普通原料
の仕込み量の変動により変動し、またジエチレングリコ
ールは重合時に発生するものであるが、普通のポリエス
テルの重合に比べてジエチレングリコールが発生しやす
く、かつその含有率も変動しやすい。さらに、その極限
粘度も各製造バッチによって微妙に変動する。そのため
、この様tこそれぞれの要因が変動したチップを1バツ
チごとに製糸してポリエステル繊維を製造すると、各バ
ッチごとに染色性が変動し、同浴染色した際色目が微妙
に異なるため商品価値の極めて低いものしかrIられな
かった。このような場合、各重合バッチごとに製糸して
得た繊維を完全tこロット区分して使用し、同一繊維製
品(たとえばスラックス等)に異々るロットのものを入
れない様にすれば使用できるが、その様な使用方法は非
常に繁雑であり、工業生産的規模では実質的に実施が困
難である。そのため通常は2バツチ以」二のポリエステ
ルチップを染着変動が問題ないレベルになる様な組合せ
で混合して使用するが、S成分、ジエチレングリコール
、極限粘度の各特性と染着との関係が不明のため必然的
にそれぞれきびしい管理幅を設定せざるを得なかった。
本発明者らはこの点に着目し、S成分、ジエチレングリ
コール、極限粘度の各特性が特に染着変動に対する要因
効果が大きく、これらを単独に管理すると極めて小さな
変動範囲におさえる必要があるが、三つを総合的Eこ判
断すれば、管j」幅をひろげることができるので格外チ
ップの発生を減少できることを見出したものである。
本発明において混合すべぎポリエステル繊維%)のいず
れかを満足する必要がある。Sg、、 N %が0.9
5 F30重量重量溝または1.058゜重量係を越え
るチップは、染着変動を目標とする範囲内とするために
混合すべき相手のチップが極端に限定されるため好まし
くな(、また8重量%がo、99弘S。重量%〜1.0
06So重量係の場合は染着変動が少ないため従来技術
で十分染着管理ができるため本発明の対象としない。
本発明において混合すべぎポリエステルチップの少くと
も一種のチップのジエチレングリコール含有”J(0重
量%)は0.701)。−〇、30重量%〜0.96 
D。−0,04重量%または1.04 Do+0.04
重量係〜1.30 Do+〇、300重量%のいずれか
を満足する必要がある。10重量%が0.70 Do−
0,30重量悌未渦または1、30 Do十0.30重
量%を越えるチップは、染着変動を目標とする範囲内と
するために混合すべき相手のチップが極端に限定される
ので好ましくない。一方、9141%が0.96D。
−0,04重量%〜1.0 d Do+0.04重量1
%の場合は染着変動が少ないため従来技術で十分染着、
管理ができるため本発明の対象としない。
本発明シこおいて混合すべぎポリエステルチップの少な
くとも1種のチップの極限粘度〔η〕は、〔η)o o
、04〜〔η〕。−o、ooaまたは〔η〕。+o、o
oa〜〔η〕。+0.04のいずれかを満足する必要が
ある。〔η〕の値が〔η〕。−0,04未満または〔η
〕。十〇、04を越えるチップは、染着変動を目標とす
る範囲内とするために混合すべき相手のチップが極端シ
こ制限されるので好ましくない。混合すべきチップの極
限粘度〔η〕の差が非常に大きい場合製糸性が悪化する
ことがある。
また〔η〕。が〔η〕。−0008〜〔η)o+o、o
oaの場合は染着変動が少ないため従来技術で十分染着
管理ができるため本発明の対象としない。
本発明における混合したチップのZ値は絶対値として1
.0以下とする必要があり、0.5以下が好ましい。Z
値の絶対値が1.0を越える混合チップでは得られるポ
リエステル繊維の染着変動が大きく好ましくない。
さらに本発明においては混合すべきチップの少くとも1
fIのZ値の絶対値は1.0を越えるものを使用する。
混合すべきチップの全てが2値の絶対値10以下の場合
は、従来技術でも対応できるので本発明を適用する必要
はない。
本発明における改質ポリエステル繊維の製造方法の一例
を挙げると次のとおりである。
すなわち、テレフタル酸ジメチル、金属スルホネート基
を有するインフタル酸ジメチル。
エチレングリコールおよびエステル交換触媒の各所定量
をエステル交換化に仕込み、140℃から徐々に反応さ
せて副生ずるメタノールを系外しこ留出させながら23
0℃にJA温させる。反応終了後重合触媒として三酸化
アンチモン、安定剤としてリン化合物および必要に応じ
て艶消剤の各所定量を添加後重合色に移行する。次いで
常法に従って重合し、改質ポリエステルチップを得る。
得られたポリエステルチップの硫黄含有率(S重量%)
、ジエチレングリコール含有率(0重量%)、極限粘度
およびその他必要なポリマ特性を分析する。以上の操作
をくり返して実施し、複数バッチの改質ポリエステルチ
ップを製造した後、これらの複数のチップの中からS重
量%、0重量%および〔η〕の値が前記した(1)〜(
6)式の少なくとも1つを満足し、かつ前記(7)式の
2の絶対値が1を越える少なくとも1種のチップを含む
数パンチのチップを選択しブレンダーで混合する。次い
て常法?こしたがって真空乾燥した後、紡糸、延伸を行
なって目的の改質ポリエステル繊維を得る。
〔発明の効果〕
木発明による改質ポリエステル繊維の製造方法の特徴は
、l[!i定の範囲のS成分含有率、ジエチレングリコ
ール含有率および極限粘度を有する2種以上のポリエス
テルチップを混合した後製糸することにあり、次の様な
優れた効果を有する。
(1) 塩基性染料常圧可染性ポリエステル繊維製造e
こ供するポリエステルチップにおいて、得られるポリエ
ステル繊維の染着変動に対するポリマ特性の要因効果を
定量的に明確にしたので、従来技術では染着変動幅が太
きいため使用できず、格外チップとして解重合等の屑処
分をしなければならない様なチップも使用できる様にな
り格外チップ発生率を大幅に減少できる。
(2) ポリマ特性と染着変動の関係を定量的に明確に
したので展開すべき用途によって染着変動の許容幅が異
なる場合、任意にポリマ特性の管理幅を設定できる。従
って木発明の改質ポリエステル繊維の製造法は塩基性染
料常圧可染性ポリエステル繊維製造の際の染着変動の管
理に好ましく用いることができる。
以下実施例を挙げて木発明を具体的tこ説明する。
なお、実施例中の部は重量部を、係は重量部を意味する
。また本発明における各種測定、評価方法は次の通りで
ある。
〔極限粘度〔η〕〕 ポリエステル繊維7”1i−0−クロルフエ/ −ルに
溶解し、25℃で測定した値で表示する。
〔融点〕
Perkin−E1mer社製Dsc(Dsc−IB型
)を使用して常法で測定する。
〔硫黄含有率〕
常法にしたがって螢光X+@分析で行なった。
〔ジエチレングリコール含有率〕
ポリエステルチップをエクノールアミン中で解重合し、
常法にしたがってガスクロマトグラフで分析してめる。
〔筒編の作成方法〕 評価すべきフィラメント糸を27ゲージの靴下編機(小
池機械製作所(株制)により、筒編地を編成する。
〔染色性〕
筒編を常法で精練し、次いでマラカイトグリーン(商標
名、関東化学制)5%owf 、酢酸0.5g/j’s
酢酸ソーダ0.2 g/J 1浴比1:100、温度1
00℃、染色時間1時間、溶媒水なる東件の下での染色
による染色吸尽率(以後MG吸尽率と略す)tこよって
める。
〔染着〕
マラカイトグリーンの濃度を1.0%owfとした以外
は染色性評価と同じ方法で染色し、次いて水洗、乾燥す
る。なお比較布(ブランク)も同浴で染色する。得られ
た染色布を肉眼で観察し、ブランクと比較し次の基準で
判定する。
5級ニブランクとの染着はほとんどなく非常に良好であ
る。
4級ニブランクとの染着はかなり小さく良好である。
3級ニブランクとの染着は若干あるものの一般的な衣料
用途での使用は可能で ある。
2級ニブランクとの染着はかなりあり、一般的な衣料用
途での使用は困難であ る。
1級ニブランクとの染着は非常に大きく、染着は極端に
悪い。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
2部、酢酸リチウム2水和物0.3部、酢酸マンガン4
水和物0.01部、三酸化アンチセフ004部、5−す
トリウムスルホイソフタル酸ジメチル(S成分)を80
3部(5,00モル%)エステル交換缶に仕込み、大気
王下で140℃から230℃まで攪拌しながら4時間か
けて副生ずるメタノールを系外に留出させながら昇温し
て反応させた。次いでリン酸トリメチルを0.045部
加え、200〜76 ONH,gの範囲で減圧下エチレ
ングリコールを追い出し、エチレングリコール成分/テ
レフタル酸成分のモル比約1.6の低重合体を得た。
この低重合体を重合缶に移行後、二酸化チタンを13%
含有したエチレングリコールスラリを0.58部加えた
後、15時間かけて240℃から285℃tこ昇温し、
かつ1時間かけて7601mHgから1顛ll已まで減
圧し、更に1aHg以下の減圧を維持して285℃で2
時間重縮合反応させた。得られたポリマの特性を第1表
A I fこ示した。また上記重合方法において5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸ジメチル添加魚、エステル
交換反応終了後の加熱時間、重縮合初期の温度、1調H
g到達までの時間および重合時間を適宜変更した以外は
同様にして重合し第1表に示した様なポリマを得た。次
いでこれらのポリエステルを第1表に示した組合せで重
JIl比1:1で混合した後、160℃で5時間減圧乾
燥後30メツシユ1005’/60メツシユ100vの
七ランダムサンドを用いたp過面f/l 44 c+t
fのパックおよび0.25眉φの丸孔口金を用いて吐出
量619/分、紡糸速度1400 m 7分、紡糸温度
300℃で溶融紡糸した。得られた各未延伸糸を延伸倍
率2.4倍、延伸速度600 m 7分、延伸温度92
℃で延伸し、75デニール36フイラメ′ントのポリエ
ステルフィラメントを製造した後、これらのポリエステ
ルフィラメントを用いて筒編地を編成した。次いで各筒
編地の染色性および実験扁1をブランクとした染着を評
価し、その結果を第1表に表示した。
第1表から明らかなように、本発明の式(1)〜式(7
)を満足する実験煮2.3.4 (So、 D、01C
η〕。
は実験扁1のブランクのS、D、(η〕の値を採用した
)は染着が小さく良好である。一方、本発明の効果を明
確にするための実験例であり、式(1)〜式(7)を満
足しない実験扁5.6は染着が大きく、本発明の目的は
達成できない。なお、実験A2.3.4において使用し
た重合バッチA2.3.4.5.6は従来技術では!3
重足係、Daft%ともブランクから大きくずれている
ため格外チップとして処分せざるを得ないものであった
が本発明により好ましく使用できるようtこなった。
実施例2 実施例1において5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジ
メチルの目標共重合率を3.4モル係とした以外は実施
例1と同様に重合、製糸した。
得られたポリマおよび糸の評価結果を第2表に示した。
第2表から明らかなようtこ、木発明の式(1)〜(7
)を漏示する実験A、2.3.4の染着は小さく問題は
認められない。これに対して、木発明の式(1)〜(7
)を満足しない実験煮5.6は染着が太ぎく、木発明の
目的は達成できない。また重合バッチ扁4.6等は従来
技術では!〕重量%、I)重量%ともブランクから大き
くはず」しているため格外チップとして処分せざるを1
41ないものであったが木発明により好ましく使用てぎ
る様になった。
実施例3 木実流側は混合チップの8成分の種類、S成分の共重合
率、ジエチレングリコール含イ〕率および〔η〕に関す
る実験例である。(ただし木実流側では混合しない1バ
ツチのポリマで実験を行なった。)すなわち、S成分の
種類、b成分の共重合率、エステル交換反応終了後の加
熱時間、重合初期の温度、 IMHg到達までの時間お
よび重合時間を適宜変更して重合した以外は実施例1と
同様にして重合、製糸を行なった。ただしS成分がエチ
レングリコールエステルの場合はエステル交換後ンこ添
加した。得られたポリマおよび糸の評価を第3表に示し
た。
第3表中実験A1.4.8.9および11は本発明の効
果を明部シこするだめの比較例である。
特fi′l出入り1人 東し株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) テレフタル酸またはそのエステル形成性訪導体
    、エチレングリコールおよび3.3〜6.0モル襲の金
    属スルホネート基を有するイソフタル酸成分を重合して
    ジエチレングリコール含有率1.0〜2.5重量%、極
    限粘度0.36〜0.50である改質ポリエステルチッ
    プを製造したのち製糸するに際し、金属スルホネート基
    を有するインフタル酸成分の硫黄、ジエチレングリコー
    ルおよび極限粘度の値が下記(1)〜(6)式の少なく
    とも1つを満足し、かつ(7)式で示されるZの絶対値
    が1を越える少なくとも1種のポリエステルチップを含
    む2種以上のチップを混合して2の絶対値を1以下とし
    たのち紡糸することを特徴とする改質ポリエステル繊維
    の製造方法。 0.958o≦S≦0.9948゜ ・・・・・・・川
    ・・・・・・・・・・・・・・ fill、0063o
    ≦S≦1.05so ・・・・・・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)0.7
    0 Do−030≦D≦0.96DO−0,04−−−
    −−−−=・−−−−−・−・−+311.04Do+
    0.04≦D≦j、30D。+0.30・−・−−−−
    −−−−−−・−−−−−−−F41〔η〕。−0,0
    4≦〔η〕≦〔η〕。−0,008・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・ (51〔η〕。+o、o 
    o s≦〔η〕≦〔η〕。+0.04 ・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・ (6)z==6o(s
    o−S)+1.5(Do−I))−15([η〕。−〔
    η〕)・・・ (7)〔ただし式中S% Ds Cη〕
    はポリエステルチップ中の硫黄含有率(重量%)、ジエ
    チレングリコール含有率(重量%)、極限粘度をそれぞ
    れ表わし、So%Do1〔η〕。は混合チップの硫黄含
    有率(重量%)、ジエチレングリコール含有率(重量%
    )、極限粘度のそれぞれの目標値を表わす。〕
  2. (2) 混合チップの2の絶対値が0.5以下である特
    許請求の範囲第(1)項記載の改質ポリエステル繊維の
    製造方法。
  3. (3)金属スルホネート基を有するインフタル酸成分の
    共重合率が4.0〜5.0モル襲である特許請求の範囲
    第(1)項または第(2)項記載の改質ポリエステル繊
    維の製造方法。
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