JPS607429B2 - 固体撮像素子の駆動方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ｛１１ 発明の利用分野 本発明は、ＭＯＳ形固体撮像素子の走査回路の駆動方法
に関するものである。

｛２１ 従来技術 ＭＯＳ形固形撮像素子は第１図に示すように、マトリク
ス状に配列したフオトダイオード１の蓄積電荷を水平シ
フトレジスタ２、垂直シフトレジスタ３および水平切換
スイッチ４１，４２，．・・．・・４ｎ、垂直切換スイ
ッチ５１，５２，・・・・・・５ｍで走査し、抵抗６お
よび電源７で構成される負荷回路で時系列の電圧信号と
して出力端子２０よりとりだすようになっている。

水平シフト２は周知のごとく映像の水平同期信号に同期
したスタートパルスと２相の水平クロツクパルスで駆動
され、スイッチ４１，４２，・．・…４ｎを順次閉関し
てゆき１水平走査時間内ですべてのスイッチを動作させ
るようになっている。

一方垂直シフトレジスタ３も第２図に示すように、映像
の垂直同期信号に同期したスタートパルス８を垂直シフ
トレジスタに加え、それを水平同期信号に同期した２相
の垂直クロツクパルス９，１０で順次伝送させ、そのシ
フトレジスタの出力パルス１１でスイッチ５１，５２，
…・・・５ｍを１垂直走査時間内で順次閉開するように
なっている。しかし、第２図に示される垂直シフトレジ
スタの駆動方法は下記のような欠点を持っている。

すなわち２相のクロツクパルス９，１０のうちの１相の
パルス９のスパイク性雑音が映像信号にとびこみ、画面
上にたてのすじとなってあらわれることである。これは
固体撮像素子内の浮遊容量に起因しておこる問題であり
ＭＯＳ形撮像素子の最大の欠点の１つになっている。｛
３１ 発明の目的 本発明の目的は上述のような欠点のないＭＯＳ形固体撮
像素子の垂直シフトレジスタの駆動方法を提供すること
である。

■ 発明の総括説明 ＭＯＳ形固体撮像素子の走査回路から発生するスパイク
性雑音を完全になくすことは不可能である。

しかし、妨害波の発生する時間を映像信号の帰線期間に
おさめることにより実質的に妨害をなくすことは可能で
あり、本発明の主旨もそこにある。‘５ー 実施例 以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明する。

第３図は本発明のＭＯＳ形固体撮像素子の垂直シフトレ
ジスタの駆動パルスの位相関係を示す図である。なお、
ＭＯＳ形鹿体撮像装置は、第１図に示すものと全く同じ
であるので、省略する。第２図と同様、垂直同期信号に
同期したスタートパルス８を水平同期信号に同期した２
相のクロツクパルス１２でシフトレジスタ内を順次伝送
させるわけであるが、このとき２相のクロツクパルス１
２のいずれのパルスも映像信号の水平クランキングパル
ス１３内で発生するように設定する。クロックパルスの
信号出力線への影響を少〈することはむずかしいが、上
述のように設定した本発明の駆動方法では、クロックパ
ルスの妨害が映像信号のない時間に集中するので、画面
上に悪影響をおよぼすことはない。第４図は本発明の２
相の垂直クロックパルスを発生させる回路の１例である
。

同期信号発生回路１４からえられる水平同期信号を遅延
回路１５，１６で各々パルスの位相を変え、パルス幅調
整回路１７，１８でパルス幅を調整するだけの簡単な方
法で実現できる。第４図の方法は水平同期信号を用いた
例であるが、同期信号発生回路からえられる水平フラン
キング信号、複合同期信号等を遅０延させたパルスを用
いても良い。また固体撮像素子の水平シフトレジスタの
出力パルスを遅延させても良いことは言うまでもない。
■まとめ 以上、本発明のＭＯＳ形固体撮像素子の垂直シフトレジ
スタの駆動方法は、画面上に現われるたてじま防筈をな
くすことができるのでその効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図はＭＯＳ形固体撮像装置の原理図、第２図はＭＯ
Ｓ形固体撮像装置の垂直シフトレジスタの従来の駆動波
形を示す図、第３図は本発明の垂直シフトレジスタの駆
動波形図、第４図は本発明の駆動パルスを発生させる回
路の一例を示す図である。 多Ｚ図 努’図 第６図 努ム図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数のクロツクパルスで駆動する垂直シフトレジス
   タを備えた固体撮像板において、上記垂直シフトレジス
   タを駆動する上記複数のクロツクパルスを映像信号の水
   平ブランキング期間内で発生させるようになされている
   ことを特徴とする固体撮像素子の駆動方式。