JPS6072712A - 装飾モ−ルの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１例えば自動車車体側面に車体保護を兼ねて装
着される装飾モールの製造装置に関する従来技術 （１） 近時、自動車の側面には第１図に示す如く外部衝撃に対
する車体保護を兼ねた装飾モール（１）が取りつけられ
ることが多い。第２図は、その具体例を示し、ゴム材料
、熱可塑性樹脂等高分子材料よりなる基体（２）と、基
体（２）表面に固定されたアルミ、ステンレス等の金属
箔（３）よりなる。従来かかる構造の装飾モール（１）
の製造は、金属箔（３）をインサートして押出成形する
ことにより行われ、押出成形機から押し出された直後に
、シボを形成した圧延ローラ等により表面を押圧するこ
とにより基体（２）表面に梨地表面処理がなされる。こ
のような押出成形により形成された帯状の装飾モール（
１）は、車体取付部位の長さに応じて切断される。第２
図（Ａ）において、　（４）は切断部を示し、この切断
部（４）には、第２図（Ｂ）に示す如く、ゴム、熱可塑
性樹脂等のアウトサート成形により端部（５）が接続さ
れる。

かかる構造の装飾モール（１）にあっては、基体（２）
の押出成形工程及び端部（５）のアウト（２） サート成形工程の２工程が必要であること、基体（２）
の梨地模様と端部（５）の表面とが異なる模様となるこ
と（仮に端部（５）を別途梨地表面処理したとしても１
両者別工程で行われるため両者の模様が不揃いとなるこ
とが多い）、基体（２）と端部（５）の接合部に継目等
の痕跡が現れ美観を損なうこと、基体（２）と端部（５
）を接合するものであるから寸法誤差が生じ易いこと、
さらに深い凹凸模様の梨地表面が得られ難いこと等積々
の問題点がある。

発明の目的 本発明は、上記端部を含めて、金属箔を有する装飾モー
ルを一体成形することができる装飾モールの製造装置を
提供することをその目的とする。

発明の構成 本発明に係る装飾モールの製造装置は、接合されて装飾
モール外形形状の中空領域を形成する少なくとも２つの
金型、上記中空領域壁面適所に配置される金属箔、上記
金型の上記金属箔接触壁面に設けられた小孔群、該小孔
群より上記中空領域（３） の空気を吸引しこれにより上記金属箔を中空領域壁面に
吸着させる吸引手段、上記金型適所に設けられ上記金属
箔を上記中空領域側から壁面に押しつける弾性押圧手段
、上記中空領域にゴム、熱可塑性樹脂等高分子材料を半
流動状態にて充填する材料供給手段を構成要件とするも
のである。

実施例 第３図及び第４図において、　（６）は第１金型、　（
７）は第２金型で１両者重ね合わされ接合されて装飾モ
ール（１）外形形状に一致する中空領域（８）が形成さ
れる。ここで第１金型（６）の中空領域壁面は装飾モー
ル（１）の表面を形成するものであり、他方第２金型（
７）の中空領域壁面は、装飾モール（１）の裏面（車体
取付面）を形成するものである。（９）（９）−は第１
金型（６）の中空領域壁面に多数穿設された小孔で。

例えば約０．５ｍの直径をもち、かつ約ｌ　ｃｍの間隔
で形成されている。（３）は、この小孔（９）（９）−
−−が形成された壁面に当接せしめられるアルミ、ステ
ンレス等の金属箔で、小孔（９）　（９（４） ）−から中空領域（８）内の空気を吸引させ、その際発
生する吸引力にて壁面に当接支持される。

（１０）　（Ｉ　Ｏ）は第２金型（７）に設けられた弾
性押圧ビンで、バネ（１１）　（１１）により中空領域
（８）を介して金属箔（３）を、第１金型（６）の小孔
群形成壁面へ弾性押圧する。この弾性押圧ビン（１０）
　（１０）による金属箔（３）の抑圧は、中空領域（８
）に半流動状態の高分子材料が注入されたとき、その流
動により金属箔（３）の位置がずれることを防止すべく
、金属箔（３）の固定をより強固となすものである。（
１２）は、第２金型（７）に形成された材料注入孔で、
ゴム、熱可塑性樹脂等の高分子材料が、中空領域（８）
内へ注入、充填される。（１３）は材料射出ノズルであ
り、材料注入孔（１２）に金型外部から圧接される。（
１４）は第１金型（６）内に形成された通気孔で、全て
の小孔（９）（９）−がこれに連通ずる。通気孔（１４
）の一端は。

弁（１５）を介して外部に、また他端は真空ポンプ（１
６）を介して外部につながる。尚、弁（１（５） ５）は、小孔（９）（９ｍ−による吸引強度を調整する
作用をなす。

次に上記構成の製造装置を用いて装飾モールが製造され
る過程を説明する。まず第３図に示す如く、第１．第２
金型（６）（７）は開放状態にあり、金属箔（３）が第
１金型（６）の小孔群形成壁面に配置される。このとき
、真空ポンプ（１６）を駆動しておき、小孔（９）（９
ｍ−より空気を吸引しておけば、この金属！　（３）の
壁面への支持は容易である。次いで第１．第２金型（６
）（７）は、第４図に示す如く接合され、かつ図中左右
方向からこれらを挟持する如く数１００トンの圧力をも
って押圧される。このとき弾性押圧ビン（１０）　（１
０）により金属箔（３）は、壁面へより強固に固定され
る。かかる状態において。

材料射出ノズル（１３）及び材料注入孔（１２）を介し
て、加熱され半流動状態とされたゴム、熱可塑性樹脂等
高分子材料が、中空領域（８）内に注入、充填される。

しかる後、第１．第２金型（６）（７）を開いて、成形
体を取り゛出せば、これ（６） が完成された装飾モール（１）となる。

第５図（Ａ）　（Ｂ）は、このようにして成形された装
飾モール（１）を示し、基体（２）及びこの基体（２）
表面に表出された金属箔（３）よりなる。尚、基体（２
）表面を梨地状としたい場合には、第１金型（６）の壁
面を梨地表面加工しておけばよい。

上記例では、一対の金型で一本の装飾モールを形成する
装置につき説明したが、実際には、一対の金型で数本の
装飾モールが同時に成形されるのであり、また装置は、
第３図及び第４図に示す如く縦型構造とすることができ
る。

発明の効果 本発明製造装置によれば以下のような効果が得られる。

■射出成形により金属箔を含む所定形状、長さをもつ装
飾モールが一体成形されるから、−製造工程で済み、前
述した如き複数工程を含む従来例に比し、ｔａ造工程が
簡略化される。

■基体及び端部は同時に同一材料にて形成される（７） から両者の模様（例えば梨地模様）が異なるという虞れ
は全くない。

■同様に従来例に見られた如き基体と端部の間の継目が
発生する余地はないから、美観上の改善を図ることがで
きる。

■形状及び寸法は、金型によって高い精度で制御するこ
とができるから、従来例における如き寸法誤差（特に基
体と端部とを接合する際に発生ずる誤差）を大幅に抑制
することが可能となる。

■装飾モール基体表面を梨地加工せんとした場合、その
凹凸模様は金型内面に形成される。それゆえこの凹凸模
様に応じた梨地表面を得ることができる。これに対し、
従来の圧延ローラを用いた方法では、凹凸の大きい模様
は得ることができないという難点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、装飾モールの使用状態を示す斜視図、第２図
（Ａ）（Ｂ）は、従来例斜視図、第３図は１本発明実施
例に係る装置の開放状態を示す斜視図、第４図は、同側
装置の接合状態を示す断面（８） 図、第５図（Ａ＞は、同側装置により製造された装飾モ
ールの斜視図、同図（１３）は、第５図（Ａ）のＩ−Ｉ
方向断面図である。 （１）−−一装飾モール　（２）−基体（３）−ｍ−金
属箔　（４ｍ−切断部 （５）−−一端部　（６）−第１金型 （７ｍ−一第２金型　（８）−中空領域（９）’　（９
）−−−−−−小孔　（１０）　（１０）　−弾性押圧
ビン　（１２ｍ−材料注入孔 （１３）−材料射出孔　（１４）−通気孔（１５１−弁
　（１６１−真空ポンプ 特許出願人 モルテンゴム工業株式会社 代表者民秋史也 （９） 第２図 （Ｂ） １４開昭ＧＯ−７２７１２（４）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）接合されて装飾モール外形形状の中空領域を形成
   する少な（とも２つの金型、上記中空領域壁面適所に配
   置される金属箔、上記金型の上記金属箔接触壁面に設け
   られた小孔群、該小孔群より上記中空領域の空気を吸引
   しこれにより上記金属箔を中空領域壁面に吸着させる吸
   引手段、上記金型適所に設けられ上記金属箔を上記中空
   領域側から壁面に押しつける弾性押圧手段、上記中空領
   域にゴム、熱可塑性樹脂等高分子材料を半流動状筋にて
   充填する材料供給手段を備えてなる装飾モールの製造装
   置